性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

短歌みたいなの詠んだりしてる。何故ならニンジャだからさ。

道端によつ葉バターの箱が落ちていたのを見かけ、思わず「四葉みーつけた!」と口走ったものの、その無意識とは裏腹に「エンゲル係数高いものポイ捨てするなよ、太れ」と思ってしまった自分の歪みが妙に気になる。春だからネジがちょっと緩んでいるんだろうか。車検間近?何だろう、ストロング系よりもエビスビールの空き缶がポイ捨てされている時の方が腹が立つ的な、勝手に「これを買う人はやりそう」みたいな偏見が出来上がっていて良くないなぁと思うけど、捨てられていたのがネオソフトの箱とかなら風景として素通りしていた自信があるのでまあ自分自身の育ちも知れるブーメラン作用があるなと。良い様に言えば怒りの侘び寂び。良い様に言えてるんかという疑問はさて置き。
同じようなもので飲み屋の多い繁華街や下町っぽい所でワンカップを持って歩いているお爺ちゃんを見かけても風景の一部過ぎてフラフラしてない限り何とも思わないけど、坂の上にありがちな高級住宅地で同じシチュエーションの爺ちゃんを見かけると「おい!不良のお爺ちゃん!標高高いから酔い回るぞ!大丈夫か!?」となってしまう。
気落ちしているタイミングで考えてしまうと、善良な人ならばどちらにも同じだけの反応をする事があるんだろうなと、自分はどこでそうなれなかったんだろうという様な所まで及んでしまうので本当に損な性格をしている。
それにしてもよつ葉バターの中身はどうなったんだろう。気温の高さに溶けてしまったんだとしたら、勿体ないけれど季語みがある。
「キラキラと溶け出すバター養分に箱の中からパンケーキの芽」
空き箱に季語の荷は重過ぎるな。


怠惰に過ごしたい休日、マクドナルドへ行って朝マックを食べる。
とことん怠惰を突き詰めようとセットにマフィン単品を追加したものの、帰りに寄ろうと思ったスーパーの開店時間まで30分もあり、延々公園等を散歩して過ごしてしまい実に健康的な結果に。
怠惰とは本来どうあるべきか、そもそもスーパーに寄るなんて建設的な事をする時点で資格なしなのではないか、スーパーの開店時間までマクドナルドでTwitterを眺めて過ごし、面倒だなと結局買い物に行かずに帰って寝るくらいが丁度良いんじゃなかろうかと思いつつ、その期待に沿う様な活躍?が出来そうもない事を悟ったので大人しく買い物をし、購入したブロッコリーを茹で、ゴミを片し、ジムに行って身体を動かし、朝食がファストフードだったのでランチに野菜をしっかり摂り、そこそこ用事を済ませるなどしっかり目の休日を過ごしてしまう。
己の才能の無さ、貧乏性とも言える「いやーこれくらいやっとかないと」的な義務感に中指突き立ててやりたく、反面お陰で平日の自分が救われもする事実を無下にする訳にもいかず、只々、生きるということの難しさに打ちひしがれて昼寝を試みるもコーヒーを飲み過ぎて30分も眠れず。この世は地獄か。
せめてもの反抗、爪痕を外注でもいいから残してやろうと言う一心でアマゾンプライムで「必殺!恐竜神父」という映画を観る。
恐竜に変身する能力を身に付けた神父が娼婦と組んで悪人を食い殺していくというストーリーなんだけど、絵に描いたようなB級作品で、無根拠にこっちを信頼してツッコミを丸投げしてくるスタイルの為、変な連帯感が生まれる70分。
小学生の頃、面白さに全てを賭けるタイプの鬱陶しいクラスメイトが憎めなかった人には向いている様な気がした。
VFXがまさかの字幕、ネットが存在しなかった時代の勘違い中国とそこにどうせ一緒でしょと混ぜられたニンジャ、就活でヤバい会社踏んだ時に見せられがちな仲の良さ自慢の自社紹介画面9分割スライド風のラブシーン、突然のスクワラ、突然の武田観柳、全く関係のない血の因縁、家系に伝わる伝説の武器、ニンジャが叫ぶゴリアテ、なのに何だかんだハウスシャークよりも随分と面白かったせいで文句の言えない感じ。
2回クラウドファンディングに失敗し、親の知り合いに資金を援助して貰ったという事実に相応しい謎の愛すべき感がある映画だった。
自分が欲し、しかし1日かけて手に入れられなかった怠惰さをたった70分で大幅に上回るこの作品をタツキ先生とそのファンに勧めたい。

何の話をしているんだろう。


またー。