性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

似合う食べ物を持っているかどうか、という才能。

AマッソとKID FRESINOのライブを観ていて、FRESINOさんが「ワンタンスープ」と言うシーンにおいて彼本人の実際の好みはさて置き、似合い過ぎていて眩しかった。中華料理においてどころか食べ物全域に射程を広げても「この食べ物が似合う」みたいなものが自分に無い気がして彼に圧倒的に勝てない、という気持ちになってしまった。そもそも勝負を挑んでいるのも何様なのだと思うしそのステージを勝手に用意した上に勝手に負けているのも我ながら凄い。間違ってもラップで挑まないのも小物だし、重ね重ねある意味では自分も圧倒的である気がする。
幼少期より食い意地という意味では一目置かれてきた自信があるのだけれど、故に手広く何でも食べ過ぎてキャラとして洗練されていないのか「自分と言えばコレ」みたいなのが薄い。食事にまでキャラ求めんなよという気もするが、無い者が叫んだ所でlike a 渇いた叫び(FIELD OF VIEW)である。
米が好きと豪語しているが、そういう自主的なアピールではなく、僕と食べ物が合わさった時に周囲を「似合う」と納得させる事がこのケースにおいては重要なのである。
その才能が秘められているのか、そもそも持ち合わせていないのか、努力のしようがあるのか無いのか、何やら色々解らないことばかりではあるが、やはり憧れっていうのは眩しいぜ、と強く感じた次第だ。


それはそうと「映画大好きポンポさん」がとても面白かった。映画制作、配給会社に勤める男性を軸に映画制作を通して夢を叶えるためのチャレンジと成長を描くという内容だった。
dアニはチャプター分けしてくれているので「適度な部分まで観て続きは今度」という気持ちで再生したのに最後まで食い入る様に観てしまった。
親切にチャプター切ってくれた配信側の手間をぶっ飛ばしてしまったのだけれど、それについてはこちらの意思が弱いというよりも良過ぎる映画を作った製作陣が悪いと思うのでこちらの過失は実質ゼロである。
かのBUMP OF CHICKENがCDの帯で言った「情熱は約束を守る」と「執念は未来を作る」のハイブリッドという印象でとても良かった。
あと性格の悪いキャラが銀行にしかいなくて銀行のパブリックイメージそんなもんなのかなと思ってしまった。
まあ重役の大抵も数字に固執しているだけで根っからの性悪という感じもないけど、THE外資の肩叩きしてた1人だけは許せないなぁ、定年前に失脚しろと思ってしまうほどに皆素敵なキャラで優しい世界だった。
まあこれもそれぞれが取捨選択で特化していく中でジャンル違えど前に進んでる人たちが集まってくる故に誰かを貶める様なキャラが極端にいないからなのだろう。
1人で僕からのヘイトを集めた重役の方には申し訳ないし、こんな優しい世界を観てそう思ってしまう自分への反省も必要だなと感じる。
人って簡単に怒るけど許すのって難しいし、それを知るのは許されない事へ苦しんで初めてみたいな所もあるもんなと大分筋からズレた事をぼんやり考えるに至った。
何が良かった、みたいな話は長くなるのでまたどこかで書けたらいいな。
とりあえず今週中にもう一度観ることにしたい。


またー。