性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

(自分にとって)新しい箱をバンバン開けているだけの日記。

年末にアマゾンプライムミュージックがプライム会員でも基本ランダム再生のみになるという改変を行った影響で、狙ったように催されていたキャンペーンを利用してSpotifyに加入するという典型的な消費者のムーブを見せて以降、これまで何となく距離を置いていた音楽を聴くと言う行為が日常に戻ってきた。

1番大きな直近の目的としてはずっとライブを観てみたいと思っていたarch  enemyの来日の予習と言うものがあって、もっぱら通勤はオフラインでごっつい荘厳かつ強烈なメタルを聴いているのだけれど、この度、新しくfuture  coreというジャンルに属するアーティストにハマっている。

検索したところ、future  bassというフワフワ系の音楽にhard  coreのゴリゴリ系の音楽を掛け合わせたものという事で、古事成語「矛盾」みたいな妄想に発展しそうな調合っぷりだけど、まぁ要するに良いたこ焼きの表現「外カリ中フワ」「外カリ中トロ」みたいな異なる要素を持ち合わせてる的な話なのだと自分の想像が及ぶ範囲で置き換えて、言葉的な知識よりも聴いて納得しようと少しずつ聴いている。

その中でもkabanaguさんの楽曲がどれもとても良くて、そのフワフワっぷりがドリーミンというよりもあくまで生活圏内での浮遊感で切なさというか、夕方から夜になる仕事の帰り道に聞きながらボンヤリ歩いていたい様な世界観で凄く好きだ。

ボーカルが優しいのに言葉選びが妙に鋭いのも好みで、自分の聴いてきたアーティストの中だとgroup _inouに近いかも知れないなと思いながら聴いている。

他にもMomさんというシンガーソングライター兼トラックメイカーの作品もお気に入りで聴いている。

シンガーソングライターと言えばギターやピアノだと思っていたので(勿論その要素もしっかりあるんだけど)しっかりとトラックまで絡み合う楽曲たちに表現のハイブリットや!と興奮している。暫く興味が低下している間に面白い表現が沢山、こんなに手軽に聴ける世界になっていた。

30年以上生きて、特に何かあった訳でもなく自然と音楽に浸る生活から遠のいていたのに、それでもまだこんな些細なキッカケで自分が知らなかったジャンルの音楽に興味がドバドバ湧いて好きなアーティストが出来るというのに正直驚いている。

数年ぶりに一定期間に良く聴いた曲を集めてプレイリストをも作り出してしまって、何となく気恥ずかしいけれど有難い息抜きとして機能している。

そのうちこのブログにも貼り付けたりしようかな、などと企んでいる。

あとは「老人ホームで死ぬほどモテたい」という上坂あゆ美さんの短歌の本を読んで短歌にも興味が湧いた。

上坂さんの作品は素人には理解という意味では敷居の高い自由律全開なのだけれど、短歌と詩の合いの子的なニュアンスで読めるのと各章のテーマに沿ってエッセイ読み出来るように纏まっているのでスルスルと入ってきて良かった。

強い言葉で思いを吐き出したかった過去へ向けた歌が強烈だったのに引っ張られて、中学校の授業以来に短歌を考えたりした。

・特別なアイスですらも呆気なく 溶けて解けるよ贅沢な魔法

・「太った」と何食わぬ顔でスパチキを買ったお前が罹った呪い

・意味がわかると怖い言葉に頑なに京言葉を入れる母

続けていけばもう少し楽しく詠める様になるのかな、と思うと継続していきたい。

毎日バタバタすることに慣れてしまっているので、それと全然違うことを考える時間を楽しめたら素敵だと思う。

 

またー。