性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

どちらのホライズンがよりホライズンでしょうか?

友人から懐かしの英語の教科書シリーズ、ニューホライズンがヤバい販促動画を公開しているという情報を得て、まあまあ学校で使う教材を売ろうって出版社がそんなヤバい動画を投稿している訳ないでしょ?と思って観てみたら確かにヤバかった。

【東京書籍】NEW HORIZON 英語の広場 水平線の彼方に 僕たちの新しい教科書
ニューホライズンエレメンタリーシリーズの狂信者という夫婦が、同じ熱量で互いとニューホライズンへの愛の惚気を炸裂させる連続短編ドラマが10話に渡って展開されていた。
英語の教科書なのに当人たちが英語を口にするのが4話まで待たされたり、日本や世界の観光名所や名物を英語で学べるという面白い機能に感化されて日本一周旅行に繰り出したりと中々面白い。
こんな2人の間に生まれるニューホライズン2世はどうなってしまうのか、今村夏子さんの「星の子」を思い出した。
宗教2世として生まれ育った主人公が社会との差や家族関係に葛藤する作品で、何というか物語が現実に生じて続いたら重なる部分がありそうだなぁと思った。
雰囲気は映画版に近いが、価値観は明るさ故の裏面の重たさ的に原作に近いのではとドキドキしてしまう。

何にしてもこれを導入側がどう受け取るんだろうという感じだけど、作り手としては大変楽しそうで何より過ぎる。

これまでの信頼と実績の歴史が土台にあるから投げ込めるぞ、というのは色んな人気商品のCMであるので教材業界もこういう攻め方をしている商品が他にもあるのかも知れない。

新規参入でバズりたいでは到達できない自由さである、という前提を認識した方が面白いのは、大御所芸人さんが異常に体を張ってる時の面白さに似ている様な気がした。
僕個人はニューホライズンで学んだ訳ではなかった気がするが、メイリンという中国出身のキャラクターがお気に入りだった記憶がある。
メイリンも同い年だとしたら、今どこでも良いから幸せに暮らしていてくれたらと願う。


ニューホライズンエレメンタリーの話を聞いた翌日、サマーソニックの大阪1日目の大トリでブリング・ミー・ザ・ホライズンを観た。ホライズンめいている。もうこれほぼ神話だろと自身の境遇を思って感極まったが、どう考えてもただの茶番だった。
BMTHのライブはニセプレステのニセFFっぽい世界観で展開されていて、AIやハッキングやオープンワールドめいた世界観でオーディエンス登壇型ミニゲーム要素まで含めて滅茶苦茶面白かった。
映像に効果的に客席を取り込んで一緒にゲームをプレイしているような気持ちになり、映像を駆使してセトリ自体の物語を更にバーストさせる方法はサントラがヒット曲ばかりのハリウッド映画みたいな迫力があって凄く楽しかった。
激しめの曲においては好きな曲も大体聴けたし、まさかここまで視覚的にも楽しませて貰えると思っていなかったので大満足だった。
初日はCreepy Nuts、TYLA、Auroraなどのんびり観る中で沖縄のバンド、HOMEが破格に良かった。
パビリオンステージというドラムセット組めないけどサイケな格好良さのあるステージにどハマりする存在感があってライブハウスにも観に行きたいなと心底思った。自分のタイムテーブルを考える際にこれは好きだろうなとリストに入れておいて本当に良かった。自分の好きなものを逃さない嗅覚がまだ自分に残っていたことを褒めてあげたい。
TYLAとAuroraもラインナップに加わった頃から楽しみにしていたので何だかんだ初日から忙しかった。
2日目は弁天ランドを観に早起きしたおかげでアンダーワールドのリハーサルを観られるという幸運に恵まれる。良い日になるだろうと思ったけど本当に素敵な1日になった。
弁天ランドの「記憶に溶けて」でちょっと泣き、RIIZEのアイドルとしてのカッコ良さと曲と同じくらいMCがファンへのキラーチューンとなっている文化に感心した。フルで韓国のアイドルのライブを観られる機会なんて普段ないので感動して元気になってしまった。
STEPHEN SANCHEZのレトロかつ大変に若々しいライブとMADISON BEERのバチバチに格好良い歌姫っぷりを堪能する間に最悪レベルに音被りする2つのステージを逆手に2組の転換中にanoちゃんのライブを丸々聴く事が出来た。
anoちゃんも格好良かった。演奏を目で見られていたらもっと良かったんだろう。
Vaundyは想像以上に煽ってくる割に優しい曲が多くて好きな曲!また好きな曲!という楽しさが勝った。
やっぱり周りに住宅や病院がある関係上、メインステージの音が滅茶苦茶小さくて、後方で見るとリハと本番の区別もつかないくらいの音量なので、好きなアーティストは頑張って半分より前で観た方が良いと気付きになった。
ただ大阪会場のロケーション、交通の便は最高。
非常に過ごしやすく、大変かも知れないけど今後も続いてくれたらいいなと思った。
Vaundyの学びを活かして前方で観たマネスキンは本当に素晴らしかった。
開演予定時間より早く始まったステージはほぼワンマン。前日のBMTHと対照的に何の演出もない、カメラもモノクロのままという無骨なスタイルで、それでも出し惜しみなくぶちかましていて本当にロックスターだった。
このために頑張って働いて来たんだよなと泣けてしまった。
次の日からの仕事も割と大らかに頑張れてる気がする(暑さが蓄積して疲れてるけど)のでこの調子で8月を乗り切っていきたい。


またー。