性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

2014.03.15QLIPを観てきました。(@渋谷LUSH/サンガツ)

職場に三月生まれが異常に多い。交友関係にも三月生まれが異常に多い。
三月生まれには暗黙の連帯感がある気がする。それは幼児期の劣等感からくるものなんじゃないかと推測している。
個人差はあるけれど、大にして幼児期の一年の身体の大きさや出来る事の差はなかなか明確で、四月に生まれた人と己の成長の差が何かこう色々あって互いに響き合って身を寄せ合う様に集まってくるのかも知れない。
僕の場合は三月生まれへの劣等感など実際抱いた事もなく、お前らより微かに若いラッキーなどと考えていた訳だけれど、実はどこかで劣等感があるのかも知れないと最近は思う。
マイナスからのスタートでこの会社に集う。秋葉原におけるでんぱ組.incみたいなモンだろうか。やるならえいたそパートを希望するが、こんなダウナー気質な黄色に元気だなぁと声を掛けてくれるねむきゅんは雇わない限りいない気がする。
それともBECKで書いてあったドラマー同士の連帯感が凄い!的な事が三月生まれにもあるのだろうか。ドラマーじゃないから定かではないけれど。

そんな訳で渋谷にサンガツvol.7を観に行ってきました。
全国飛び回り、良かった音楽を東京に連れてきてくれる小さいけれどパワフル極まりないmeguさんの企画。
全くそんな人だと知らずに出会っていたせいか、いまだに毎度毎度驚かされる。
何というか大企業の先輩エース社員みたいな憧れがある。
色々彼女にとっておめでたい事だらけの1日だったのだけれど、それは公式で何か発言されるか解らないので控えます。
凄いお客さん想いの人だと解るブログ貼っておく。

GORAKU the function
初見。鹿児島から来たらしく。テスラと近い、九州らしい根っこが明るい和ロック。テスラを観るといつもフラメンコとかサンバとかタンゴとか連想するんだけど、彼らは高速盆踊りって感じだった。
現象なんかとお祭り騒ぎ対バンしてくれたら汗かき過ぎて倒れるくらい楽しそう。近くまで来てくれたらまた観たいなぁ。

kie
滋賀にこんなバンドいるんか、と只々驚いたピンと糸張る激情と静寂のインストバンド。MCが酔っ払いみたいで緊張感解けて、あれがなきゃ僕には消化出来なかったかも、くらい硬質。

AJYSYTZ
世界観!歌ー!!という。歌。綺麗だった。後に書く卒業式の余韻であまりのめり込めなかったのが悔やまれる。自分の切り替えの悪さが憎い。

uのリズム
実は会場の誰よりも初期に観ておきながら、音源のみの付き合いをしてしまっていた彼女達は、信じられないくらい良いバンドになっていて感動した。
ドラム!コンパクトで縦横無尽なドラム。シンプルな歌詞と息のあった多重ボーカル。オルタナー!でガレージー!で、もう、もう。
ディアフーフとか赤い公園好きな人に一度ライブ観て欲しい。絶対良い。

テスラは泣かない
彼らの初東京ライブがサンガツで、そのサンガツで初めてテスラを観たという思い出がある。
ギターのノイズというか、厚みが増してたし、ドラムや鍵盤の魅せ方も何度も化けてきたんだろうという良さで、その勢いにフォーカスを当てる要因となったであろうベースのテンションは相変わらずで笑ってしまった。ラテンのノリに近いマグマロックは本能的に身体が動いてしまう。踊らずにはおれん!という気になってしまう。凄いな、ほんと。
メジャーデビューシングルの曲がめちゃくちゃ良かった。買わねばならない。

QLIP(2014.03.15@渋谷LUSH)
セットリスト
ルーチンワーカー→スーパーネコパンチ→ゲームボーイ→ヘイ!→強いられている→都革命→モティ嬢卒業式→ライトアップ
ルーチンワーカーの玉岡ギターのアレンジが面白くて、彼のギター愛というか、拘りの細かさが曲に与える多彩さが愛おしい。スーパーネコパンチ、ゲームボーイという変化球での組み立てからヘイ!への速球。ゲームボーイは何十回聴いても新しい発見があって、追いつく前にアレンジも変わって収拾付かない。面白いわ本当。序盤固かったのがゲームボーイで解れる辺りも面白い。
ヘイ!と強いられているという直球ロックからのフジファブリックばりの捻くれライズボール。飽きる程書いたけど、強いられているという曲が今の彼らのハイライトだと思う。
都革命の後というタイミングで鍵盤杉本さんの卒業式。事前に打ち合わせしてたと言いつつも全然ゆるゆるで、感涙している杉本さんが一番しっかりしており残りのメンバーマジしっかりしてくださいとか思ったけれど、本当に仲良しで本当に支えあってきていたのだな、と微笑ましかった。
ライトアップは正に卒業にピッタリの曲で、ベース藤井さんが普段の正確さよりも力強さ先行のコーラス声出まくりな所に杉本さんへの想いを感じてキュンとした。
ファンの方が花を用意してくれたりしてて、とても良い卒業式になったと思う。
杉本さんにはQLIPよりも楽しい事を目指して欲しいし、QLIPにも杉本さんに負けないよう楽しい事をしまくって欲しい。
僕はと言えば、最後に握手してくれて得体の知れないアラサーとしてキモがられていなかったと解ってホッとした。
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杉本モティアーヌ沙耶嬢、卒業おめでとうございます!(写真は僕が好きな杉本さんの名場面)

最後の最後にユースト配信があるらしく、日時がまだ確定していないので詳しくは公式HPをチェックして下さい。

またー。