性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

何の変哲もない年末年始の日記(2025-26)

12/27起床。スーパーで買い物。大掃除。読書。筋トレ。
スーパーがお正月仕様の品揃えに全振りしており、普段買わないもので溢れている。普段買わないものはこんな時も買わないが、こんなに沢山華やいだ色の食べ物があるだなんてと感心する。
買い溜めが目立ち、混雑するレジに並びながら、これを通常の時給で店員さんに捌いて貰うのは忍びないなと思う。レジを通し、詰めやすいようにカゴに整頓してくれるそのスピード感、最寄の技術って感じで憧れる。自分も鍛錬すれば習得出来るんだろうか。高い山を見上げている様な感覚。
俺、休みになったら絶対に本をたくさん読むんだと、おっ立てたフラグをビーチフラッグスの要領で飛び込んで勝ち取り、砂場とかじゃなく砂利道なんで肘から腹を含めて膝までボロボロだけど喜びで痛みも感じませんみたいな状態であり、そんな調子なので複数冊買って楽しみにしていた本を一気に一冊読み切ってしまう。
キム・ドンシクさんの「世界で一番弱い妖怪」は妖怪、化け物、悪魔などに振り回される人間ども(人間ども???となるが読むとしっくりくる)の愚かしさをショートショートで描いており、優しい星新一さんの様な雰囲気があった。韓国では妖怪よりも悪魔の方が身近なのかなという登場割合で興味深かった。


12/28
起床。大掃除。読書。筋トレ。
所用で粗品を贈る為、脳死的にハンドクリームをSABONで購入した際にボディースクラブのサンプルを貰ったんだけど、使うタイミングが無くてずっと枕元に置いて毎晩添い寝している事にようやく気付いた。
放置するにしても洗面所だろうと思ったものの、そうしてしまうとずっと使わないのではと思い、この休みに使うつもりで視界に入る様に添い寝を続ける事にする。
坂本湾さんの「BOXBOXBOXBOX」を一気読み。貧して視野が狭まる事で自主的に環境に囚われてしまう様だったり、身勝手に正当化してしまう様だったりがボンヤリと、でも確実に書かれていてソワソワ居心地悪く読んだ。


12/29
起床。大掃除。読書。筋トレ。
姪っ子と親へのお年玉をおろしにATMに行ったら長蛇の列で怯んでしまった。
QR決済の送金で済ませたら風情がないと叱られたりするんだろうか、などと考えつつ並んでいると皆同じ用途で並んでいたのか回転が早く、思いの外スムーズに現金を手に入れる事が出来た。
皆仲間!連帯感!
せっかく外に出たのでコーヒーでも飲むかと店を覗くと格安カフェ特有の狭い席間の店内は高齢者で鮨詰め状態。
皆朗らかな表情で正月の話をしており、自分は30年先までそこに居場所も無さそうなので諦めて缶コーヒーを買って公園の池のそばのベンチで日向ぼっこをした。
後輩に水辺はいいぞと今年教えて貰ったんだけど、どんな経緯があってその局地に至ったのか気になるが、聞くのも野暮な気がする。
人付き合いとは最早何を言わないか、聞かないかなのではと最近思っているんだけど、どうなんだろう。来年に持ち越し。
金原ひとみさんの「YABUNONAKA」を読み始める。


12/30
起床。スーパーで買い物。読書。筋トレ。
本を読んで、寝て、食べて、何らかの運動をするのを繰り返している。
こんなにのんびり過ごす事になるなら、大掃除をもっと細分化して日替わりでこなせば良かったかも知れない。もうシャツのアイロン掛けしか仕事が残っていない。
「YABUNONAKA」を読み終わる。
視点を変えればそれぞれに怒る理由や根拠もあるが、社会的な立場が一方的な正当性を成り立たせて存在しないはずのルールが生まれてジャンケンの様になってしまう。
結局、何をやっても自分の為なんだなと思うと映画「エゴイスト」で感じた「愛って押し付けが相手に許されてるかどうか」という見解に帰結する。自分の願望の先に相手を思う構図の見事なまでの失敗っぷりが凡ゆる角度からかき集められていて蠱毒感がある。
この連鎖から逃れられてそうなキャラが1人いる訳だけど、結局これも時限爆弾みたいなもので、当時自分が振りかざした正当性が物を知らない若さ以外にないと知った時に苦しんでしまうんだろうと思う。
人生って面倒臭く、でもやってかなきゃいけないんだなと読んでいて思い知らされてしまった。
ちょっと落ち込んで早寝。


12/31
起床。筋トレ。
やる事もないので何となく映画「ターミナル」を初鑑賞。
劇中、ラブロマンス的にピークのシーンがあり、そこで終わると思っていたので「ここで終わらんのかい!!」と普通にツッコミが声に出てしまった。とは言え、とても良い映画だった。
今まで何故観なかったんだろうか、解らないが気まぐれに観て本当に良かった。
他にも、こたけ正義感さんがYouTubeで無料公開されている「弁論」が素晴らし過ぎて感動した。
生活保護について考えるキッカケに全国民が視聴するべきだと思う。滅茶苦茶面白いし。
仕事納めを26日にして以降、お酒も飲まず夜更かしもしていない。
長期休みにやってもいい事を何もやってないのがヤバい。確実に狂っている。ピザポテトとかハーゲンダッツとか食べなきゃなと思いながら紅白を米津玄師まで観て寝る。
年越しとか知らん。


1/1
起床。録画消費。
街行く一般人を呼び止め、抜き打ちで FRUITS ZIPPERの「わたしの一番かわいいところ」の歌詞を書いて貰うという年末で終わっとけよというロケを遠巻きに眺めるという初夢をみる。
夢の中でさえもモブ。
せめて挑戦者に仕立て上げられて欲しかった。
人生の暗示のつもりだろうか。だとすればある種頑固で恐ろしい。いつまで裏方でいるつもりなのだろう。
録画しておいた「おもしろ荘」「フットンダ王決定戦」を観る。フットンダ王で真空ジェシカとラランドが全員活躍していて凄く嬉しかったし、面白かった。
放送事故のようなサドンデスでエバースの佐々木さん他、錚々たるメンツが苦しんでいるのを目の当たりにして生放送のお笑いのえげつなさを垣間見る。
ドキュメント72時間」の年間ランキングも録画していたので、本編以外のトークや中継のシーンだけ観る。本編は放送当時に録画して視聴済みなものが多く、心が求めた際に見返そうと思っている。
夜は何故か「フォールガイ」を観た。
派手で主張が強く美しい人たちが沢山出て来てワイワイした映画だった。


1/2
実家に顔を出し、体調を崩して早寝。
家にずっといると気が滅入ってくるので長期休みの才能がないのかも知れない。旅行とかしてれば良かった。


1/3
起床。ずっとゴロゴロ。
体調は戻っているがベッドから出る気にならず、タンブラーに水を汲んで寝たままポッドキャストをあれこれ聴いて時間を潰した。


1/4
起床。スーパーで買い物。筋トレ。
何をとち狂ったのか1/2に放送されていた「ジュマンジ」の録画を観る。ギリギリクリスマス映画と認識していたジュマンジを1/2に、そもそも何映画なのか解らないジュマンジ2を1/3に放送する意味は一体何だったんだろうか。
ボードゲームやらテレビゲームやりたいけど出来ないまま深夜まで起きている誰かを救う為だったんだろうか。
その勢いで「ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン」をアマプラで観た。
とんでもないタイトルだなぁと思ったが嘘偽りなくそういう映画だった。
人を殺したくないが血を吸わなければ死んでしまう吸血鬼が自殺志願者の青年と出会い、血を手に入れられるか…という話で虚しさと切なさが愛おしく、中高生で観ていたら設定にどハマりしていたと思う。ちっさいセカイ系、俺でなきゃ見逃しちゃうね。
劇中歌のBrenda Leeの「emotions」がとても良かったのでSpotifyでお気に入り登録をしたが、あのシーンの2人の恥じらう表情を聴く度に思い出すんだろうなと思う。良い作品だった。
労働に向けてゆっくりお風呂に入って早めに寝たいところ。


またー。

紅白眺めながらベストバイ的なアレコレ。

滑り込みのアレコレのまとめ!
いつかの自分が2025年の自分を見て何て言うかなーというメモとしての!


【音楽】
今年は完全にPK shampooに助けられた。
楽曲も良いが歌詞があまりに良い。歌集として出版して欲しいし壁に張り出したい。
学生時代のバンプを超えるレベルで歌詞が好き過ぎる。
その他、米津玄師と礼賛やtele、elle teresa、はしメロにかなりお世話になった。
中でもelle teresaはちゃんみなと並ぶ程のインパクトある出会いでとりあえず聴いてみっかを繰り返した自分を褒めてあげたい有り難さだった。
楽曲単位で言うとサカナクションの「怪獣」と川田十夢の「水脈」にも元気を貰いながら過ごしました。


ポッドキャスト
真空ジェシカのラジオ父ちゃん」「聞かん坊な煩悩ガール(吉住)」「ラランドの声溜めラジオ」「トキトケトーク(ダウ90000蓮見)」「上坂あゆ美の私より先に丁寧に暮らすな」を毎週楽しみに聴いた。他にも色々聴いているが、特に5本だけは絶対に逃さないぞ!とTVをあまり観なくなった代わりにポッドキャスト、ラジオに彩られた一年だった。


【書籍】
相変わらずつづ井さんに救われつつ、金原ひとみ先生、キム・チョヨプ先生にかなり刺激を貰う一年だった。石垣りん先生の言葉にもハッとさせられたのも強く印象に残っている。


【ベストバイ的な逸品】
カモ柄のスウェットパンツ(adidas)オーバーサイズ気味、ルーズフィット、スウェットパンツと普段買わない要素3点盛りの上にカモ柄まで追加で買わない要素四天王だったんだけど、一目見て何故か金原ひとみさんの「ナチュラルボーンチキン」を思い出して購入した。
案外派手過ぎず、サイズに対して裾が長過ぎるので若干ハイウエスト気味に履いている以外はお気に入りの一着となっておりベストバイと言えそう。

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ゴマすり用のミルを買ったら便利過ぎたのでそっちこそベストバイな気もするんだけど、あまりに皆持っているので勧めるレベルにないと判断。
ゴマなんか家で擦るのかなぁと思って買わなかったけど、あると毎日使ってしまう。
だから皆の家に当たり前にあったんだな!!今更!!とは思うけどまだまだ自分の家事力に伸び代があるとすれば凄いよな。天賦の才かも知れん。(んなわけー)


またー。

2025年に観た映画をざっと並べるだけの日記。

では、早速やらせていただく!(誰に断ってんの?)


【敵】
時代に押し出されて舞台を降りた人間は敵を見出しちゃうんだろうなぁ


機動戦士ガンダム ジークアクス】
すっっごい純度のファンアートなんだろうなと感動した


【セプテンバー5】
結局メディアも客観性に欠いてますよね、と思い知らされる


【死に損なった男】
マジ普通にコントだった


ヒプノシスマイク:ディヴィジョン・ラップ・バトル】
投票システム向いてなかったけど面白かったです!


【プレゼンス-存在-】
幽霊視点で家族を定点観測できる映画


【ロングレックス】
正体解った後の方が皆おかしくなってってこっっっっわ!!


教皇選挙】
権力者たちの密談にハラハラする珍しい映画


【ミッキー17】
底辺社畜のカウンター巨編


【終わりの鳥】
寿命が如何に世界のバランスを取っているのかユーモラスに教えてくれる


名探偵コナン-隻眼の残像(フラッシュバック)-】
ド派手に最高!珍しくタイトルのまんま!


【異端者の家】
宗教の齟齬を突くただの狂った人間の話


【ミステリアス・スキン】
特別が搾取だと思い知るキツさがキラキラ照らされて際立ってしまう


【国宝】
血で護られるか実力でぶん殴るか


【MAXXXINE】
新曲「私が私であることを否定する奴は許さない」のMV


チェンソーマン-レゼ篇-】
レゼって本当に最高ですねぇ


【THE MONKEY】
死がエンタメであると再確認出来る


【BOY KILLS WORLD】
格ゲーとアクションゲームへの憧れの全て!!!


【ONE BATTLE AFTER ANOTHER】
思想とか信念が単なる執念にブチ抜かれ、愛情も愛憎も立派な執念だなと


【さよならはスローボールで】
下手な草野球を眺め、おじさん同士の辛辣な皮肉をガムのように味がなくなるまで噛む


【エディントンへようこそ】セカイ系主人公たちによるスマブラ大会


劇場で観た作品のみで21本(多分これで全部のはず)で、予想よりも足を運んでいた。
刻々とチケット代が値上がりしている為、ムビチケを買う様になり、買ったら行かないとねが定着してこの本数になったんではと思っている。


一番面白かったのは「BOY KILLS WORLD」だった。凄い良かった。
ゲーム的な演出、単純なストーリー(でも視点が大きく覆る瞬間がある)、個性的なビジュアル、派手なアクション、延々とユーモア。
わははは!となる映画を普段あまり観ていないのもあって最高だった。
派手な映画って素晴らしい。
2026年はマーベルとかワイスピとか観てみようと思う。(キングスマン好きだから向いているのではと思う)


個人的な変化として「プレゼンス」「さよならはスローボールで」という、割と定点観測的な、大盛り上がり!みたいな要素がない淡々とした作品を楽しく観られる様になっているのが成長なのか何なのか解らんが面白く感じている。
「ミッキー17」の疲れ果ててどんどん間違った選択をして最下層に転がり落ちる様や「敵」の時代と加齢にステージを降ろされた人間がしがみつく事を拒否された事で何を敵対視するのかなど、大抵のことは考えられない、もしくは考え過ぎでとんでもない方向へ進んでしまうんだろうと思うと、じゃあどの程度が良い塩梅なんだよ、誰も教えてくれてないけど???と考えさせられた。
「エディントンへようこそ」は本当に素晴らしく勘違いした使命感や名誉欲やコスパタイパっぷりが凝縮されており、終わってる人間全員集合の大スマブラ大会で笑ってしまう。自分はどのポジションが一番近いんだろうなぁと考えながら眺めていた。
かと言って「教皇選挙」や「セプテンバー5」など、きちんと能力も立場もある人間が選択を誤ってしまったり寄り集まってうんうん思い悩んだり、結果に茫然自失としている様を見せられると割と運命的というか、偶然性みたいなものの前には最終無力なのかもな、とか思ったりもした。
性格的には「国宝」と「MAXXXINE」の様に、あるいは「チェンソーマン-レゼ篇-」のデンジやレゼの様に何としても自分が自分である為に踠く、自分の邪魔する奴は全員蹴散らすくらいのメンタリティー(国宝はもっと繊細で相互の愛おしさもあったが)が欠如しており、事なかれ主義というか、サポート役みたいな気質なので憧れが積もる作品とよく出会った一年だった気がしている。パワーちゃんとか最高だもんな。出番ほぼなかったけど。
そういう全てから少しずつ何かを吸収して、補強して、一年必死こいて生きていければ、まぁ、また年末にこうやってダラダラと的外れな感想が書けるんだろうと思う。
外から見たら的外れかも知れなくとも、こっちの真ん中に的を移動させてるんだから仕方ないですよね、くらいの感じでやっていきたい。


本もちょっとは読んだし、アマプラでも沢山映画を観たんだけどまとまらないので仕方がない。


来年は何本観るんだろう。(1本だったりして)
自分がどんな選択をするのか、そこから楽しみです。


またー。

ライブの感想をオジで挟む地獄サンドをご提供

西九条で小腹が空いたのでカフェでも行くかと探したものの、まさかの飲み屋しか見つからずにひとり昼飲みを催したんだけど、いかにも大阪のオッチャンというノリの男性が2人で「キャバクラの女の子に教えてもらった」らしいラブタイプ診断を試みて設問一つひとつに大盛り上がりしており、それがあまりに楽しそうだったので自分もこっそり真似してしまった。自分の方がさっさと回答出来てしまった上に予定の兼ね合いもあり2人がどの様な結果だったのか残念ながら知る由もないが、微笑ましかった。

おっちゃん、ありがとうね。

僕の結果は「最後の恋人」だったよ。

 


12月になってT.M.Revolutionオワリカラのライブを観た。

西川貴教氏は益々パワフルに、そして歌唱もテクニカルになり、トークに至っては口を開けば絶対にひと笑いは獲ってやるという意味不明な気概に満ち、存在自体が頂の超絶な突出具合で最高だった。

オワリカラはサイケやオルタナっぽさが年齢による色気や余裕みたいなもので強靭に補強されており、ツアーに帯同していた頃よりも今の方が世界観が似合っており眩しかった。

どちらも感動して幸せな気持ちになったものの、10年前くらいの感覚に引き戻された事により自分自身の感情のピークがそこらへんだったんではという疑念が生じて若干凹んでしまった。

あまりに沢山、我慢してしまったし我慢出来てきてしまったんだと思う。

自由にしてあげられる手立てというのはあるのかな、なんて年末年始の休みに入ってからずっとぼんやりと考えている。

 


それはそうと仕事納めの日に地下鉄のホームで電車を待っていたら無料求人誌みたいな冊子を持ってフラフラ歩いてきたおじいさんに突然それを眼前に広げられ、大声で喚かれるという事案に遭遇してしまって控えめな地獄だった。

不幸中の幸いなのか不明瞭過ぎて何を言われているのが全然聞き取れなかったので驚き以外の実害もなく、こちらが目を丸くしているだけなのでおじいさんも物足りなかったのか去っていったのだが、仕事納めの人間に別の仕事を勧めるなんて闇落ちした野良の転職エージェントか何かだったんだろうか。

エージェントとして最果てまで辿り着いてしまった彼には、仕事納めをしてようやく働く事から解放された人間に仕事を思い出させるという禁忌が理解出来なくなっているんだろう、その欠落っぷりがあまりに不幸過ぎて今以上に深みに嵌って欲しくないとは思いつつ、普通にドッと疲れてしまった責任くらいは取って欲しいなぁ、などと思いながら到着した電車に乗って家に帰り、さっさと寝た。

疲れ過ぎて悪夢すら見なかったよ。

 


またー。

メリーメロメロチェンソーエッジ

グーテン、十二月を過ぎると十三には吐瀉物が落ちている、啄むカラスが低く飛んでいる、仕事の用事で彼の地を訪れる度にそんな事を思う訳だが若干のポエミーを含んだフレーズをケンゴマツモト構文に仕立て上げたいなどというこの願望の浅ましさ草超えて蔦、コンクリートに根を張りボロボロにしてしまうその力強さが年々恐ろしく、手を変え品を変え僕らを絡め取ろうとする世間を重ねる始末、通勤電車でチョモランマトマトを聴き直す年末、これがチェンソーマンの劇中で流れて欲しいと願う自分は何の悪魔を最も恐れるんだろう、はたまた自身は何の悪魔なのだろう、などと。


謎のプレイはさておき、公開初日に「エディントンへようこそ」を観たんだけど感想を書き残す気力が本日までなかったので少しだけ書いておきたい。

コロナ禍でロックダウンしてしまった閉鎖的な田舎で巻き起こる私怨発端の選挙戦及びそんな場末すらも飲み込んでしまう情報化社会の荒波を皮肉とユーモアたっぷりに描いたこの作品は、面白かったと思うんだけど「ヒットする要素がどこにあるんだろう」とも思ってしまう生々しい痛々しさ。

自分の主張は聞いて欲しいが人の話は聞きたくない社会がコロナ禍で明確になったよね、と思い出話をしているみたいな映画だった。

真実そっちのけの言葉選びでバズるタイミング次第で狡い奴こそが正解者になれる現実を嫌味を大盛りトッピングして味わえたんだけど、難解な味でレイトショー向きだなと思いながら観た。

過激な主張の大半は陰謀論みたいなものだなと感じつつ、真面目に生きててもそういうのに流されたり撥ね飛ばされてしまったりするし、自分の都合で怒ってるだけなのに代弁者ぶってる人ってやっぱロクでもないなぁと痛感する映画だった。

「私たちは」とか「社会が」「有権者が」じゃなく「私は怒っています、皆さんはどうですか」でせめてあってくれというか。そんな事を延々と考えさせられてクタクタになった。

それにしても最近の映画はグッズにTシャツがよく売っており、ついつい購入してしまうんだけど、価格もサイズもオーバーサイズ気味で高い代金を支払って大きなサイズを当てがわれてきた中高の制服を思い出してしまう。どうせ大きくなるんだから、と言う親や店員さんの声が聞こえる。もうならないと言うのに。


映画の話どこに行った?


またー。

推しも推さぬも魂をカロリーに変えて

ブログで日記を書くことが数少ない趣味だった癖に忙しさに疲弊し、それすら放棄してしまい、仕事納めをもってようやく書くに至る12月27日。

決算の関係上、現職の節目が3月末なので「何が仕事納めだ」「納会なんていらん」と常々思っているが、一時休戦もしくは仮釈放に近いこの短いようで長い休みを今回に関しては待ち遠しく暮らしていた。そんな忙しさは健全ではないので普通にゴメン被るが、所詮1人の社員が大きい声を出した所でどうこうなる問題でもないので気怠い表情でビールなどチビチビ飲みつつ、のんびり本など読みながら過ごしたい。

どちらかと言うとオフの方にこそ苦しみがあるが、世に沢山いる素晴らしい小説家の先生方のお陰でそこを見ないように暮らせていること、大変に有り難く思っております。

こんな調子なのでドンデコルテのMー1のネタがただの社会問題にしか思えず、全然笑えなかった。不健全な視聴者で申し訳ない。ただ、社会の暗部が割と平場まで広がっているのがデフォルトな世界になっているのだなと踝までそれに浸かった当事者としてあまりに感じさせられ、ネタの面白さとは別の受け取り方を自然としてしまったんだと思う。

大好きな真空ジェシカやヨネダ2000に幸せな気持ちにして貰えた上にヤーレンズ、たくろうやエバースも大笑いしたものの、今大会でダントツで好きだったのは敗退してしまった空前メテオの駅のキオスクのネタだった。あまりに面白過ぎて優勝だと思っている。

それにしてもヨネダ2000を失格にし、たくろうの優勝を剥奪しようとした司会者の今田さんのポジションは面白いし難しいのだろうなとボンヤリと思った。

出場者だけでなく審査員も大半が年下になり、とは言え司会者から支配者へ鞍替えする訳にもいかず。絶対にそんなことを考えていないだろうが、ドラマなんかにある先輩方が退けば会社が手に入ると思っていた古株役員みたいな今田さんを妄想しながら大会を振り返っていた。

 


それはそうと忙殺に忙殺を重ね、ゲームばりに複数回退場を繰り返したんだろうという意識の中でも細々と読み続けた朝井リョウ先生の「イン・ザ・メガチャーチ」を読み終えた。

ファンダム経済を仕掛ける側、消費する側それぞれの狂騒っぷりを残酷なまでにスラスラと書き切っており、朝井先生って人間の道理が通るようで通らない超然的な冷静さが本当に怖いですね、と思ってしまったが面白かった。

そもそもファンダムに対して感じていた没入っぷりへの漠然とした羨ましさと戸惑いがそのまま言語化されていて驚いたし、それよりも視野を狭めて物語に飲み込まれたい、自分を使い果たしたいという願望から伝わるクライシス感がとても恐ろしかった。

自身も誰かを応援することで自分を使い果たすことで充実感を得られる人間であると長年思っていたけれど、この数年は全然そんな事ないからふらっと旅行なんかする方が向いているかも知れないと考えている。腰が激重なので外出すら中々しないが。

多く見かける本気の推し活勢と自身の距離感を、この本を通して冷静に測れる様になった気がしている。これすらある種の自己消費なのかも知れないけども。

 


またー。

川面に浮かんだ蜘蛛の糸はランドマークまで伸びて

随分と前だけど、阪神タイガースのパレードを観たついでに前職でたまに訪れていたお店でランチを食べた。同行してくれたのは前職が大嫌いで辞めてしまった阪神ファンの元同僚で、店を決めてくれたのもその同僚だったので「情緒どないなってんねん、ほぼチェンソーマンのレゼ編やないか」となったが否定的な響きに受け取られても困るので言えなかった。
俺たちロシアの地下施設で育てられた兵器みたいだよなと思わなくもないが、久々に食べた馴染みのランチは美味しかった。いいものを食べながら必死こいて働いていたのだなと思う。
離れて初めて解ることがある。
元同僚には優し過ぎ、またそれにより己を兎に角下げる癖をマジでどうにかせえとお叱りを受けた。
子供じゃなくても大切だからと叱られる事もあるのだなと思うと、何らか自分が物事を納めてきたという自覚に繋がり素直に有難いと思ったし、とは言えもう少し優しい言葉を選んで欲しいなと思った。


それにしてもしれっと12月になっていた。
あまりに忙し過ぎて師走の助走どころか完全にフライングでずっと全力疾走しており、季節感がまるでない。気温が寒いかぬるいか、晴れか曇りか雨かしか基準のない日々をずっとこなし続けている。結局季節感を除した楽曲がヒットする時代なので、労働もそんな感じなのかも知れない。
涙はとうに枯れ果てた。もうボーナスしか勝たん。
そんな感じではあるが、容赦なく届く忘年会、送別会の誘い。本当に忘れたいほど労いたいことがお前らにあんのか?とか、数合わせの別れに愛はあるのか?などとかなり捻くれた感情を向けてしまうグズグズ加減で自己嫌悪が凄まじく、その中で部下が誘ってくれて食事に行き、あまりの救われっぷりに蜘蛛の糸を垣間見た気がする。君が芥川、じゃあ僕は?という感じである。
問題山積で結果終電を逃し、謎に河川敷を散歩などして時間を潰しながら弱り細ったメンタルを何とか奮い立たせ、始発で帰った。
川面に映るビルの飛行機衝突防止の赤い光の点滅をぼんやりと眺めて、心拍を感じた。
割と限界がきているという自覚はあり、それも仕事とかじゃなくてオンもオフもずっっっと頑張り続けた自己犠牲の精神が最終コーナー回った様な状況で、ボートレースなら福留光帆さんは僕に賭けてくれるかなとか考えちゃうレベルである。
いや、きっと賭けないな。毒島選手とかにいきそう(同じレースに出られるとも思えんが)
何にしてもダセェところを見せ過ぎなのでシャンとしなければならない。がんばるます!(がんばるます???)
福留さんとラランドのニシダさんのコンビが好き過ぎるのでこれからも観られるように日々やりくりしたい。これが推し活の一丁目か?
それでは聴いてください、東京事変で「遭難」


またー。