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性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

2014.11.02 昆虫キッズを観てきました。(@ハードレイン)

映画「悪童日記」の残酷さと重たさを的確に捉えまくった表現と視線と息遣いの重たさにノックアウトされてサイゼリヤで英気を養う。
サイゼリヤサイゼリアって発音しがちなんだけど文字にするとサイゼリアじゃねえよなとちゃんと思うのに口に出すとサイゼリアになる不思議を噛みしめる。
奥さんがお勧めしてくれた卵入りのオニオングラタンスープ美味しかった。
ライブ行ってきました。

2014.11.02@梅田ハードレイン

DJ肉棒
ホモと宗教の歌が八割。
トラックに乗せて歌うスタイルなんだけど、トラックがシンプルなのに非常に良くて、ロシアの広大な土地でホモが出逢う奇跡みたいな曲があって、ロシア民謡を完全に消化したトラックでめちゃくちゃ賢そうだったのに全部最高に淡々とゲスでめちゃくちゃ笑った。
しきりにギャランドゥいじりながら歌ってて不穏だった。
この後にやってたバンドによりチッツの人であると知る。あー。

花泥棒
曲がめちゃくちゃ良いのに困難もありつつ、でも飄々と立ち向かってる感じがして凄いなーと思う。
曲が本当に良い。スピッツを聴いたりした時「あーやっぱいい曲作る人たちだなー」と思う感覚に似てるな、と花泥棒を観る度に感じる。
活動が地に足つく感じに早くなりますようお祈り申し上げるとともに、何かちょいちょい妙に腹立つ瞬間があるんだけど何故なんだろう。自分でも解らない。
めちゃくちゃ良い曲でしょ。

昆虫キッズ
ライブは前作「こおったゆめをとかすように」の最後、溶けた夢が広がっていく様にキラキラしつつも幻想的な「BIRDS」からスタート。京都はライブCDでは「Alan Delon」から始まってて、最初の曲が違うだけで随分印象が違うな、と。
そこから大阪も京都も「Metropolis」に流れ込むのでより印象的というか。昆虫キッズは僕の中でインディーポップでもシティーポップでもなくて、完全にロックバンドなんだけど、そのヒリヒリした感覚とそれと折り合いを付けるが疾走する「ブルーブルー」「ASTRA」と続いたのは完全に僕得。
「Night Blow」ののもとさんの重たいベースと深夜都市っぽいギターと歌い方の息遣いのシリアスさを経由して「変だ、変だ、変だ」という完璧っぷり。
アーバンで無機質な空気感に妙に頭が痛む様なモヤモヤさがあって素敵。のもとさんのコーラスがさーっと入ってきて一気に展開が変わる所は本当に気持ち良い。
そこから「冥王星」の光が射す超常的な肯定っぷりとぐわーっと開けていく明るさはBLUE GHOSTの中でも転換点としてかなり効いてるなーと京都公演以降思っていたのでこのライブでよりそう思った。
「COMA」の「10年後に全てに収まりがつく」というフレーズが凄く好きだ。先を臨んでるのに妙にノスタルジックなのが不思議。
新曲「象の街」はシリアスで不穏な曲で、どうしても「かわいそうなぞう」が過るんだけど、音源で解釈が変わると思うのでそれまで待つ。
「主人公」の軽やかさから鋭いギターと吐き出す様な高橋さんの歌、リインカーネーション。身近な手触りでいちいちスケールがデカいのが高橋さんの素敵なところ。
「そして踊る」のまったりした夕方みたいなギター、絡まったイヤホンのコード。
初めて聴いた「WIDE」から「FULL COLOR」辺りは急に関西で観れるの最後かーと思ってしまってあんまり覚えてない。しっかりしろ。
Alan Delon」の爽やかな疾走感と溢れ出す宿命というフレーズ。「まちのひかり」のサビが好き。何度も何度も何度でも、からリオデジャネイロ、サンバ飛びたして小籠包食べようぜだよ?楽しくね?
「GOOD LUCK」を聴くともうライブも終わりだなって気になる。この曲が良過ぎて胸がグッと苦しくなる。歌詞も曲も素晴らし過ぎて、「去年の今頃は台風がきていた」ってフレーズが台風を呼ぶんじゃないかと用事に合わせて台風が来ない様に聴かなくなる次元で勝手に思い入れがある。「生まれた日ちょっと思い出します」という歌詞。
↑この弾き語りも本当に素敵。
本編最後は「恋人たち」で何て楽しい終わり方なんだ!と、うわーとなってたらtextというアルバムが素晴らし過ぎて(大阪では全然収録曲やらなかったけど)新宿motionまで観に行ったらクリスマス前で、世界一酷いんじゃないかってくらいグズグズのジョンレノンを聴かされて、その後のライブが上り調子にぐわーって勢いを増していって本気で堕ちたのを思い出して、その時も「恋人たち」やってた気がする、とか思い出していたら高橋さんにギター掛けられて、返そうとしたらステージに上げて貰えて、頭真っ白になった。
何かコード押さえないとって思ったけど、真っ白過ぎて今どういう状況なんだろうとか、思い出してるうちにぶっ倒れててこれ夢なんじゃないかとか色々考えてるうちにギタースタンドみたいになってた。誰かの思い出の汚点になってないかだけが非常に心配で、物凄い汗出た。
思考が追いついたあたりでアンコール「街は水飴」の鍵盤の軽やかさは音源のエコーとか打ち込みっぽい感触と違ってドラムのダイナミックさがドーンときて良かった。新曲を経て「シンデレラ」の冷牟田さんの高橋さんと違うタイプの気怠さがある歌を久し振りに生で聴いた気がする。どうなんだろう。楽しい!楽しい!
ダブルアンコールで個人的最高傑作「裸足の兵隊」。この曲に対する思い入れは京都公演のMCで聞いて、より好きになったのだけど、この曲に「太陽さん」が内包されてる気がしてだから太陽さんを演奏しなくなったのかな?とか邪推したりして、好きなんだけどちょっと切ない気持ちにも勝手になったりして。
終盤のベース、ギターの印象的なソロからのもとさんコーラス、ドラムから高橋さんボーカルが良い。「海にいこう 何か大きなものをみにいこう」という言葉に大抵の事は何とかなりそうだなーと妙なポジティブな気持ちになる不思議をこの日も噛み締めて終演。

京都公演とガラっとセトリが違って感触も違って、どちらも本当に長い尺で、京都のイベンターの人とか今回の花泥棒に本当に感謝したい。
どちらもワンマン規模の厚みで世界観がガッツリ体感出来る愛おしい時間だった。

何というか京都で感じた淋しさみたいなのが不思議と大阪公演では感じなくて、後からジワジワ来るのかも知れないけど、本当に出逢えて良かったなーという気持ちが普通に勝ってて幸せだった。
年明けのクアトロは、中々仕事初め直前とかでバタバタして難しいのだけれど、もし何とかなったらお別れしに行きたいなーと思っている。
でもこんなに長いステージを続けて観れた幸運にかなり満足してるのも事実で、どうなることやらそんな先の事解んないわ。

またー。