性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

2017.07.15 SuiseiNoboAzなどを観てきました。(@十三ファンダンゴ)

プライムビデオに追加されていたアニメ「鋼の錬金術師」を見始める。実写版公開へのプロモーションなのかな、とても有難い。

前評判が銀魂と比べて悪過ぎて応援したい気持ちで一杯。逆に銀魂はどんだけ受け入れられてるんだという。どちらも普通に観たい。

しかし、当方「コードギアス反逆のルルーシュ」にどハマリした挙句にルルーシュと結婚したいなどと供述していたので同じ展開になる可能性があり、暫くは泳がせておくというか経過観察すべきだと我ながら思っている。ちなみに未だにルルーシュは凄く好きだ。ゲス顔の賢いイケメン。古くはブラックジャック、そして夜神月、終点はルルーシュである。

それにしても何だかんだプライムビデオをかなり使い倒している自分がいる。正直意外である。

今期はメイドインアビスがかなり面白い。主人公の女の子がとことん腹立つのがたまらなく良い。

 

 漫画、「恋と嘘」を発売されている最新刊まで揃えるも気恥ずかしさが日毎に強まって段々億劫になっている。テーマのシリアスさに対して物語の展開が浅過ぎる気がするのだけれど、こんなもの言い訳である。気恥ずかしいからアレコレ理由をつけたいんだと思う。解っていますよ、もー。

したくはない言い方であるけれど年相応にダサくなっている。家族の団欒に投下される金曜ロードショーのラブシーンへの親が醸し出す空気みたいな。そういう所は是非どうにかぶっ飛ばしていきたいものですね。

 

音楽番組をボンヤリ眺めている中でディーン・フジオカの楽曲の湿度の低さに感心した。完全に洋楽だった。マルチなイケメンはダメージ加工されたジージャンを着ていた。ジージャンのお洒落な言い方が解らない。デニムのジャケット?日本語が長えよ。

普段なかなか聴かないアーティストの曲が沢山聴けて新鮮だった。AKB系のグループが総出演しており、その中では乃木坂が一番好きだと改めて思った。高山一実さんが相変わらず可愛かった。欅坂は世間の昼間から完全に浮いていた。二人セゾンしか知らないので本来の欅坂にとてもビックリした。

 

インドア決め込む一方、外は容赦なく夏の日差しで、ただ生活するだけで立派に競技として採用されそうなくらい人間としての強度を試されている気がした。歩いているだけで応援されたい気持ちになる。

暑さが和らいだ頃に隙を見てバタバタと外出して、ライブ。

 

2017.07.15 @十三ファンダンゴ

SuiseiNoboAzのセトリバレを含むので知りたくない方はご注意下さい。

 

ライブハウスらしいライブハウスは随分久し振りな気がする。(BIG CATはデカ過ぎてライブハウスって気がしない)

 

GEZAN

とてもロマンチックなバンドだった。

キラキラした少年性をぶん回す様が眩しくて目を細めてしまう。

 

KING BROTHERS

ロックンロールの無邪気さと美学と色気がある。

ライブを観る度に武骨ながらキャッチーな曲が多くて意外な気持ちになるんだけど、いつも門扉を開けっ放しにして飛び込んで来るのを待っててくれる感覚をくれるので楽しくなってしまう。

フロアに降り立ってからというもの、マーヤさんは客の上を三周もサーフしながら格好良さを惜しげもなく降らせてくれた。とんでもねえ。西宮の狂犬。

 

 SuiseiNoboAz

石原さんを目の前にすると松本大洋のピンポンのペコ覚醒時の気分になる。

反応・反射・音速・光速、もっと速く!もっと!!感情の制御装置みたいなものがブチ抜かれる。圧倒的ファズなのであります。

冒頭の「ultra」「PIKA」でここ数ヶ月出せなかった感情が剥き出しにされてしまって汗だくになって飛び跳ねていた。

僕が大好きなスーパーファミコンギタリスト高野メルドー氏は、ボアズにおいてはスーパーファミコンギタリストではなく完全に石原さんの良きパートナーであった。

コーノさんのベースもアリトさんのドラムも語彙力が溶けてしまうくらいズドンとしたものでヤバイヤバイとうわごとの様に呟きながら目が乾いて痛くなるくらいガン見していた。正直何がどうしてそんな鈍器みたいな音がするのか解らないけれど、解らないからこそ目が離せないという事はあると思う。

ライブ中の石原さんはもし自分の先輩だったら確実に「大仏」とか「文豪」ってアダ名を心の中でつけて呼ぶ(声には出せない。確実に可愛がりにあう)くらいのデカさで、不良特有の、文豪特有の甘えた部分そのままに山の様なスケールを感じる。

「tokimekinisisu」「rock'n roll」から特にそれをバチバチに感じる。

そこに全員が釘付けになり、少なからず心の何処かに棲む少年性が呼応するのだと思う。

それは、例えば自分で追記したWikipediaをオカズにシコッてそうなおっさんも、高野メルドーの機材の写真を嬉々として撮ってる軽音サークルの優しげな兄ちゃんも、そして何かに疲れている事を隠さなくなった輪郭の線がボンヤリした僕も同じで、皆、単純にブン殴られ、あっという間に14歳にされてしまう轟音が石原さんから、SuiseiNoboAzから放たれているのだと思う。

そんな全員を汗かき働こうと歌う「liqiud rainbow」がやって来て助けてくれて本編終了。テンションをぶち上げたまま少年を大人に戻して終わるなんて本当にズルい。

かと思えばアンコールは「E.O.W」を盛大に炸裂させる。そういう所な、そういう所だ。ズルい。

拳を突き上げ、喉が枯れる程の絶叫などいつぶりだろうと一滴も泣いてなどいないのに泣き腫らした様な清々しい気分で呆然と余韻を味わった。

出し尽くしたら結局お腹が減るのでカリトロでたこ焼きなどをガツガツと食し、仕上げはローソンのメガアイスカフェラテで。メガである事に大変意義がある。

大きなものに満たされるあっけらかんとしたバカっぷりが自分の中に残っていることを嬉しく思いながら、こんだけスッキリしたのだから、まーまた色んなことを強いられても折れない程度にやり遂げようという気持ちになった。

スゲー楽しかった。

 

ボアズの感想を書くと「俺が考えた石原節」がちょいちょい出てくるのウケる。好き過ぎだろ。ふふふ。

 

またー。