性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

2014.10.25・26:ボロフェスタ2014に行ってきました。

凄い忙しくしてて疲れ果てて行ったボロフェスタ2014は、いらないもの沢山吐き出せた凄く楽しいフェスでしたとさ。

<10/25>
○Amia calva
何故か二日連続出演の1日目。
素敵なアンダーグラウンドステージの装飾の中で。
扉開けっ放しで声や音が響かなかったりと相性は良いとは言えないけど、その分普段そんなに感じない原始的なオルタナ感だったりポップさが剥き出しで新鮮だった。
深くて重たい曲の不思議な高揚感とノスタルジックさは久々に聴けたけど好きだ。
京都のバンドが二日連続で大型なイベントを突き上げるというのは凄く意味がある事に思える。
凄いアーティストが出ていても、地元にこんな凄い奴がいるんだぜ?みたいなのは滾るものがある。
翌日にも期待。

○Baa Baa Blacksheeps
初めて観た。
京都のバンドとのこと。
曲めちゃくちゃ良くて声も伸びやかでメジャー以降のシネマとかスリーピー好きな人にオススメしたい感じの。
MCが難しかったんだけど、真摯に言葉を伝えてくれる感じで、また演奏も曲もそういう暖かい感じで。
京都ってホント何でもありだなーと改めて思った。かっこ良かったからCD買った。

○天才バンド
ステージにサンデーカミデさんがいて、奇妙礼太郎さんがいて、え?という。全然知らなかった。
当たり前に最高だった。当たり前に最高って凄い雑な言葉だけど、常に最高って素晴らしいな。
天王寺ガール、ロッケンロールベイベー。カミデさんのポップさで歌われるそれよりも奇妙さんのはエネルギッシュでそれぞれの良さがあった。しかしカミデさんが基本コーラスってどんだけ贅沢なバンドなんだよ。すっげえ。

○envy
音圧ヤバイ。
神々しいまでの荘厳さで挙句ステンドグラス開放されて天地創造感あるスケールで口をポカーンと開けて観てた。めっちゃ喉乾いた。

犬と猫!ジュビリー!キャノンボール!何か100sから入った僕ですら知ってる曲ばかりでビックリした。エンターテナーだなー。楽しかった。

じっくり観るの初めてかも知れん。
とんでもなくシンプルなのにとんでもなく空想が捗る音楽でマジで怖かったし心底ドキドキした。
めちゃくちゃよく喋ってめちゃくちゃ長いことやってた気がするんだけど、一瞬だった様な気もする。

物販いつ始まるのかと右往左往にネット鬼検索しまくってたせいでバッテリー始まる前から死にかけ。
高校時代のライブハウスに慣れて無い頃みたいになってて誰ともなく恥ずかしかった。
隣に来た男の子が物販全部買っててカバン入らなくてそれも高校生の頃の自分の様でお節介で捨てようと思ってた袋をあげたら使ってくれてホッとした。
転換中に空気清浄機。うおーい!でも確かに本編でやりそうな曲ではないよなーと思い直す。
本編スタートがミナソコ〜BRAVE GIRL IN HELLでガチ勢が皆ちゃんと息出来てたかマジで心配になった。僕は結構ギリギリだった。
あの絶妙と微妙を快感になるまで混ぜ合わせたコーラスやパリっとしてる訳でも無いのに最高にスリリングな溜め方などなど進化とかじゃなく続きとしてそこにあるって感じで最高だった。普段ヘラヘラと門田乙〜バーガーナッズバーガーナッズ〜とかほざいてる癖にいざ三人が目の前に立ってると近い近い近い無理死ぬもう死ぬちょっとマジで息苦しいんだけど、みたいになった。ドン引き。
AM4:00の闇夜の終わりっぷり、エコーのイントロで悲鳴をあげそうになった。
新曲が2曲もあって、しかもそれが地続きのバーガーナッズで完璧にバーガーナッズな新曲だった。「皆同じ歌を歌ってて気持ち悪い」的な事を言ってのけるレッスンと、立体的な絡みが気持ちよかった記号か(NONONO)。どっちも嬉しいが先に立ってあんまり覚えてない。
逆光で完全に記憶のキャパ限界で真っ白になって最後何やって終わったか覚えてなかった。
心優しい方にセトリの写真を撮らせて貰って曲名を見ても全然それをやってた記憶がない。やばい。
全部終わってホッとしたら何かちょっと泣けた。顔見知りにそんな所に限って観られてめちゃくちゃ恥ずかしかった。
ドッと疲れて難波さん観たかったけどそのまま帰った。凄い疲労感と達成感。
ありがとうボロフェスタ初日。
帰り道、撮らせて貰ったセトリに倣いプレイリストを作って聴きながら帰った。幸せ。


<10/26>
星野珈琲でスフレパンケーキを食べてたら一部見逃したけど美味しかった。
20分かけて焼き上げて貰ったものを10分で食べてしまった。
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ステージにいるよりお客さんの上を転がってる時間の方が長かった。
これがロックンロールか!と観る度に思い知らされる。
ただただヤバイと思うし痺れる。
ニ・シ・ノ・ミ・ヤー!!!

大森靖子&THEピンクトカレフ
後方からギターを持って走ってくる大森さん。
キンブラの余韻に乗っかる所か完全に蹴散らして背中のジッパー。
全部持っていくかのような気合に満ちたピントカと大森さんの挨拶代わりの一撃の強烈さ。
そこから圧巻のイントロhayatochiriで何だこれスッゲー!みたいな事を言ってる人が周りに割といて凄く嬉しかった。
over the partyの進化する豚の大合唱という名の絶叫がホールに響き渡るのが気持ち良かった。
小森くんがロックンロールと言える曲を、との事でセトリの順番を入れ替えてミッドナイト清純異性交遊。
東京アンダーグラウンドからやってきた去年のボロフェスタを経て、駆け上っていった大森さんの追いかけた背中への愛がステージで炸裂していてたまらなかった。
きゅるきゅるは高野さんまさかのチューニング狂いでプログレ感がナード方向に振り切れていてこれはこれで目茶苦茶面白かった。
高野さんの様なタイプの細やかなギターでチューニング狂っても全然カッコイイと思えたのは凄く嬉しかった。
そしてやっぱりギターが凄い耳に残る絶対彼女。振り付きで一言一言願うみたいに歌う大森さんと何と無くスマホのバックライトみたいな、ホワッした人工的なキラキラ感あるギターの絡みが好きだ。
新宿はきゃりーの事務所から歌詞を注意されてしまった様だけど結局普通にきゃりーぱみゅぱみゅと熱唱していた。いいと思うんだけどな、別に。谷川俊太郎の夜のミッキーマウスみたいなもので。
お客さんからポケットティッシュを貰ったりティッシュを散らすなど勢力的に活動。
謡曲は驚愕の渦巻くエネルギー。スピーカーによじ登って会場を見渡す大森さん、息止まるくらいカッコ良かった。
最後のアカペラは呪いは水色。
生の実感と肯定。この曲がアカペラで聴けるなんて、と感動した。
もっともっと大きなステージで大森さんを観たいと思ったし、必ず残らず連れていってくれると思う。
大森さんが好き過ぎて頭おかしくなっている人たちと幾らかお話させて頂いて自分の正常っぷりを再認識出来たし、それをまだ大丈夫と取るか伸び代として今後に期待するかは置いといて、皆頭おかしいのに良い人ばかりでウケる。

○八十八ヶ所巡礼
もっとディープにサイケなバンドだと思ってたんだけど、ゴリゴリ突撃してくるしドラムの硬質さ凄い。あれ至近距離で食らったら殴られたと錯覚しそうだな。
開放弦の演出での使い方がキマり過ぎていてゾクゾクした。
親孝行を自称する妖しく攻撃的な音で楽しかった。

サイケでプログレでハードボイルド。
聞きしに勝る曲の良さと全力投球っぷりでグイグイ引き込まれた。
可愛い通り越してかっこ良かった。
衣装に浮力でもあんのかってくらい飛び回っていて真っ黒なのにキラキラ綺麗だった。ファンの人たちも何かフィジカル強そうで頼もしかった。
アイドルっていうか舞台観てる様な感覚。

○Amia calva
2日連続の後編は昨日よりも音の鳴りが良くて素晴らしかった。
歴代屈指の好アクトっぷりでホント行って良かった。
鳴り響く潮騒、レトロ、ノスタルジーが通り抜けてった。

○髭
皆の愛と平和の明るいカルト宗教だよ!
観る度に須藤さんのニヒルなのに陽に振り切れたカリスマ性というか発せられる前へ前へのオーラが同じ人間とは思えないと思う。

今年のボロフェスタ中村一義といい、アラサーサブカル厨の思い出を浄化して昇華しようとしているとしか思えないツボの押さえ方。
DNAとやきそばぱんやったのがめちゃくちゃ嬉しかった。

何回観てもやっぱいいバンドだなーと思うし、何回観てもtheバンギャが凄くてバンドも客の皆もタフだな、と。
言い飽きてる節もあるんだけど、クリープハイプと高校生の頃に出逢いたかったし、同時に出逢わなくて良かったとも思っていて、今回も良いライブをしてくれる彼等を観ながらそう思った。
ドップリ持っていかれる世界観と、しっかりした演奏。どっちか欠けてればどうでもいいのにどっちも揃ってるから、怖い。
オレンジ超いい曲だよなー。
ボロフェスタ2014の最後がクリープハイプで僕は本当に良かった。

まぁ、外出たら日本一笑顔と涙とエネルギーをくれるハゲがまだライブやってたんですけど。
クリトリック・リスも最高です。
生きる。

またー。