読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

2016.11.10 大森靖子さんを観てきました。(@BIG CAT)

大森さん関連 ライブ雑感

 「トランプさんが大統領になるってニュースに凄い悲観的な事を言う人いるじゃないですか、もう本当にゆとりがあるんだなーと思っちゃうんですよ。別にどっちが大統領になってもそのお陰で彼氏が出来る訳でも無いし、よその国の偉い人の勝ち負けとかどうでも良過ぎて笑っちゃう」

「へーそう言えば僕、今日結婚記念日なんだ」

「え!おめでとうございます!ていうか、そう言う幸せな話を普通にするタイプだったんですね。」

「どういう意味だよ」

「幸せって何ですかね」

「結婚記念日を無事に迎えることかな」

「参考になりません」

これは僕と後輩によるランチミーティングでの言葉のキャッチボールだ。豪速球だな。

 幸せって何だろうね。知らんけど、結婚して丸4年が経った。自分が不幸だとは思わないし幸せだと思うけど、幸せって何とか言われてもよく解らない。

 

記念日というのはどうしようもなく節目であり、ボンヤリと過去のことを振り返りながら1日を過ごした。ボンヤリ考えながらも手が自然と仕事をこなすのが気持ち悪かった。奥さんにたくさん感謝したし、逆に感謝されて来た気もするのでそこそこ良い月日の流れ方だったんではないだろうか。決して垂れ流しではないハズ。

翌日が健康診断ということでバタバタと退社し、サイゼリヤで炭水化物ばかり食べる。

お腹いっぱいを通り越して少し気持ち悪いくらいの状態でライブに行った。

 

2016.11.10@BIG CAT

大森靖子

 

ネタバレしてるし、ネタ以外がクソ長いので文句言いそうな人は読まないでください。 怒るのにもエネルギーが必要な様に、こっちも申し訳ない気持ちになるのにもエネルギーがいる。そしてあなたの痒いところに手が届いてないんだとしたらそれは僕とあなたが別の人間だという何よりの証拠。素晴らしい。

 

開場前の列に並んでいる時に、地元に好きなアーティストが来てくれるという事の嬉しさがムクムク大きくなる。最近は開演に合わせて行ったりする事が多くて、まだかまだかと思いながら待つという事も無かったし、周りも皆そうみたいな場にあまり居合わせ無かったからかも知れない。

その土地の人がずっとアーティストを待っていて、それが叶う日に勝る尊さは無いと思う。尊さって言葉をあてがうと消費感も出てきてうんざりするんだけど、どう表現したらいいんだろう解らない。

だからホームタウンで好きなアーティストを迎えるという事に心から幸せを感じる、という話。

余談に次ぐ余談だけれど、ここ1ヶ月程は仕事中に聴くロックキッズ802のCMでよく流れる大森さんの肉声ライブ告知を支えに残業を片付けてきた。地味に滅茶苦茶楽しみにし続け、心の支えにしていた。

 

そんな感じなのでワクワクしっぱなしのまま入場。

客入れBGMが大森さんというよりもバンドメンバーセレクトな気がしてならない。

入った時はBOOM BOOM SATELLITESが鳴っていて、確かPILLだったと思うんだけどやっぱり格好良くて家に帰ったらCDを聴こうと思った。あとはミスチルのフェイクが流れていて、結婚してからの4年に留まらず社会人になった頃のこととか思い出してて、奇跡的に社会人1年目の社員旅行の帰りのバスで疲れてしまい人と話したくなくて2時間に渡ってイヤホンからフェイクを流しっぱなしにして寝たふりしてたのを思い出していたので感動を通り越してゾッとした。シングル盤はアウトロが凄い長くてそこがおどろおどろしいというか、ミスチルの妙な幸の薄さとメンタル的な重さをインストにぶち込んで水分がなくなるまで熱した様なサイケなものになっていて凄く好きだった。その辺全部ブチ切られてたからアルバムバージョン的なやつだったのかな。何百回、何千回と高校1年生から聴き続けていた天体観測を聴きながら思春期の方が人間として完成されていた気がし始めて気持ち悪くなった頃、ライブが始まってホッとした。

 

PINKの弾き語りから始まったライブ。こんなに静かなBIG CATは初めてかもしれないというくらいにギンギンに集中して、皆が大森さんを見ている。ピリピリというよりは今目の前にいるんだという確認と、あまりにガツンとした挨拶に幸せの両替機みたいなものがぶっ壊れてザーザー出てくる感覚というか。こんなにたくさん頑張りつぎ込んでませんけど大丈夫ですか。長崎と大分で観てきたのにこんだけメンタル的に飛ばして無事に最後まで観れるんだろうかと若干不安になる。

バンドメンバーを呼び込んでのミッドナイト清純異性交遊。音が完全にバンド。サポートならではの完璧な技術という前編成絶対少女バンドに対して、ツアーで叩き上げた最初からバンドとして活動してきたというニュアンスのバンドの音がする。

H MOUNTAINS、きのこ帝国、そしてオワリカラ。全部H MOUNTAINSは同時期くらい、残り2組は大森さんに出会う前から好きで聴いていて、そのメンバーが大森さんに繋がってバンドの音を出しているとうのが、予想以上に自分の好きな音で足し算っていうよりは掛け算で胸いっぱいになった。

特にキーボードのカメダくんは軽く100本以上のライブを馬鹿みたいに観てきて、奥野さんという化け物のパートを担当する事に対してこういうのマジクソダサいと解っていながら勝手に心配していたんだけど、とても良かった。ハイパー担当のサクライさんが効果音やノイズを担当していたのもあって主線パートをカメダくんが担っていた。奥野さんが流暢にえげつない弾き方をするバージョンに無い激しさと音の多さでたまんなかった。

 バンドとして最初にミッドナイト、そしてイミテーションガールというセットリストの楽しさに加えて前の編成とこんだけ違うんだぞ、ライブハウスへようこそという勢いが凄く気持ちよかった。

私は面白い絶対面白いたぶんのダイナミックさからサビのわちゃわちゃ大騒ぎっぷりとサクライさんとベースえらさん、カメダくんの制服コスプレから学祭っぽいなーとスーツなのに汗だくになってしまった。

絶対少女バンドでもピントカでも来来来チームでも表現しなかった一面が頭の3曲で押し寄せて、笑い過ぎて頬が痛い。

非国民的ヒーローの畠山さんのギターとえらさんのベースがとんでもなく恰好良くて釘付け。サクライさんのコーラスの入れ方が普段腹から声出さないひとの発声っぷりなのにスルスルと入ってくるから妙な人だなと思った。ハイパーな人だ。

ピエール中野さんのスパンと歯切れの良いドラムをこんなガツガツしたバンドに乗せて聴くというのも新鮮だった。(時雨と大森さん以外のピエールさんを星野源でしか知らないので)

超新世代カステラスタンダードMAGICマジKISSは歌詞も曲も好きで行くライブではあまり聴けないので変な声出た。「なんでも幸せになれるなら僕の音楽とらないで」に持っていかれるモードだった。

ピンクメトセラはただ逃げるだけじゃなくて、ギリギリまですり減らしても向かってボロボロになった状態からセーブポイントへ連れて行ってくれる曲だと思っていて、スーツを着てるサラリーマンとしての自分を重ねてしまって音源はあまり聴けなかったんだけど、ライブで聴くと不思議と肯定されてる気持ちになるから不思議。(音源でもそう受け取れるはずなのにこの差は何なんだ。この時代にも営業がわざわざ出向いて顔を合わせる意味を垣間見た気がする)

絶対彼女のソロ争奪不幸エピソード披露大会で一番ぶっ刺さったのは「化粧ポーチをトイレに落とした」というもので、まぁ持ってないんでそれ故に勝手にどんどん悲惨なイメージになっていくというか、例えば厳選を重ねて組んだ遊戯王デッキを落とすみたいな、日々に対する防御力を上げてくれる最強装備を落とす感覚になって後味がどんどん濃くなった。結局ソロは二宮さんが歌っていた。

さっちゃんのセクシーカレーの表面の穏やかさに対する刺激のジャワカレー度。

オリオン座は合唱で。歌詞を読みながら声に出すと涙腺にくる。色んなところに張り出したい。歌詞がとんでもなく好きなので上手く言及出来ない。載せて良いのか解らないのでネットを探して欲しい。こんな長文を読んでくれる人は乗りかかった船という事で探してでも読んで欲しい。よろしくお願いします。

給食当番制反対、少女漫少年漫画のドラマチックさから一転、弾き語りでのSHINPINは凄まじくソリッドだった。サクライさんもいるのに敢えての弾き語りというのも面白かったし、元がポリリズムで都市型の複雑な間合いなのに弾き語りにすると歌詞が強くなる。弾き語りのギターの展開がジャキジャキしてて格好良い。

 あーちゃんの「あまい」のギターを聴いてこんな波紋みたいに静かに広がるギター弾けるのやっぱりあーちゃんならではだよな!!と思った。静と動は別に早弾きも変拍子も関係が無いと教えてくれたきのこ帝国でリードギターを弾くあーちゃんの魅力がこのバンドでも発揮されていてゾクゾクした。

あまいからの本編ラスト3曲で特に感じたのは、えらさんがベースをしっかり弾く人だなという事だった。股下89は何度かYOUTUBEで観た事がある程度の認識だったのだけれど、その飄々とした荒っぽさとは違う印象だった。HOMMヨと親交のあるバンドの様で、一度ライブを観たいなと思った。

あと初めて観たんだけど僕をジャンプの角で思い切り殴った元カノに凄く似ていて(衝撃も度を過ぎるとちょっと笑ってしまう事を学んだし、何なら相手もちょっと笑ってた)、結婚記念日に記憶が立ちはだかるというクソ展開に陥り、えらさんに本当に申し訳ないという気持ちになった。

TOKYO BLACK HOLEを絶対少女バンド編成で聴いた時はいつも何故かTHE CORALを思い出すんだけど、この編成だとThe Libertinesが連想された。何かギターの冷たい渇きっぷりがUKっぽさを連想させるのかも知れない。その中でハイパー担当のサクライさんは、ハイパー担当という事でありとあらゆる音をブチ鳴らしていて飛び道具屋さんって感じで、ライブハウスのライブバンド然とした今回の編成においてはアクセントだったりと存在そのものも効いていて観ててとても面白かった。個人的にはもう少しギターのボリュームが出ていても良かったかなーとは思うんだけど、次は何を鳴らすんだろうとワクワクしながら観ていた。

あーちゃんのコーラスとサクライさんのハイパー担当はこれまでのバンドに無かった要素なのもあって新鮮だった。

音楽を捨てよ、そして音楽へのダイナミックな感情大爆発に嫌なものが全部ぶち壊されてパーッと明るくなる様な快感を味わう。いっそ神々しい。

アンコールのマジックミラーは自己肯定の鏡だった。あっという間に終演。でも20曲近く演奏してくれてお腹いっぱい胸いっぱい。

 

セットリストを振り返ると、やっぱりライブバンドっぽい曲に偏って組んである気がして、わちゃわちゃした曲も多くて、

 何となく色んな嫌な事がバーッと汗になって出た気がする。スッキリした。

次のセーブポイントまで生活が続くことかも知れないなと思ったし、次のセーブポイントでもこの編成で観られたら嬉しいなと思った。

このバンドの名前カッコ良すぎませんか。

新⚫️z(シン・ブラックホールズ)って。

バイよね。

 

翌日の健康診断の結果はきっと良いハズ。

楽しいライブで最高の結婚記念日になりました、と小学生の作文のオチみたいな事を書いてしまうくらいに楽しかった。

 

またー。