性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

2014.08.17 大森靖子さんのワンマンを観てきました。(@ロフトプラスワンウエスト)

お盆休みが終わってしまう、とぼんやりセンチな気分になりながら翌日から持っていくお弁当の下ごしらえをしたり、日程がめちゃくちゃになっている高校野球を眺めながらお盆休みも雨になった分持ち越しになってくれないかな、などと考えながら今年のお盆何してたっけ?と振り返るも別に言うことないぜ!という現実あわわ。
それでもライブの思い出は素晴らしいと胸を張れる集大成に行ってきました。

2014.08.17 大森靖子ワンマン @ロフトプラスワンウエスト
f:id:oka_p:20140817231048j:plain

新宿ロフトが雑貨とか売ってるロフトの中にある訳では無いことを僕に教えてくれたのは今年1月1日の年越し直後の大森靖子&THEピンクトカレフで、ロフトプラスワンウエストもまた雑貨と関係ない場所にあると教えてくれたのもやっぱり大森さんだった。

入場して60分も何しようと思ってたけど、大森さんがずーっとお客さんから好きなアーティストを吸い上げてカバーしたりしてくれていて、お客さんの狙いと大森さんの射程の図り合いみたいなのが和気藹々としていて楽しかった。
60分もあっという間だった。

本編はMCほぼ無しの1時間10分くらい。アンコールも含めて1時間半くらいな気がする。濃密な90分。
最後に長い尺で観たのは後藤まりこさんとのライブ以来なので待望過ぎて一曲一曲が染み渡る感覚。

凄まじい緊張感と歌に感情が乗っ取られるというか入り込んでしまう。大森さんが一息つく度に会場全体が息継ぎする様で、本当のライブの一体感ってこういうものなんだなって思った。
全部良かったのだけど、「少女3号」のロマンチックで気怠げな切ない歌がグッときた。
背中に書いてる、みたいな歌から背中を見せた所もドラマチックでカッコ良かった。皆、それぞれ大森さんの背中に何か見えたんじゃないだろうか、何て書いてあったか知りたいけど秘密だよなーみたいな事を考えた。
「呪いは水色」は何回聴いても泣けてきてグッと歯を食いしばって入り込んでしまうので顎が疲れてしまう。
良い曲、良い歌、ギターの鳴らし方と使い方がここまで多彩で感情が乗りまくるアーティストを僕は他に知らない気がする。
とにかく素晴らしいワンマンだった。
また大阪でワンマンして欲しいなーと思いつつ物販でリリース記念ライブ@キネマのチケットを購入。休めるかは解らないけど、いざとなったらズル休みでも早退でもして行こうと思う。
次のライブまで頑張ろう、とか色々励まされるワンマン公演で幸せ。
その後の握手会の列に並びながらこれを書いている。もう1時間半くらい大森さんはファンの皆さんに握手したり写真撮ったりとファンサービスしていて、凄すぎる。

ついでに大森さんについて、リスナーの感覚として面白いなと思った事が最近2点あったのを書いておく。
1つは、高校時代の僕にGOING STEADYを貸してくれた人が自力で大森さんに辿り着いていた事。大森さんは銀杏BOYZが、峯田さんがとても好きだと公言していて、それを知らない彼が峯田さんを通過した感性で大森さんに辿り着いたという事が何だか嬉しかった。
2つ目は、大森さんを好きな事を知っている僕の両親がCDを聴いてみたいと言ってきたので聴かせた所「中島みゆき忌野清志郎の様に感じた事を自由に発信する方だね」との感想を寄せてくれた事。
両親の趣味が意外と尖ってる(親世代の中島みゆきは随分尖っていたと聞いている)のが心配になるけれど、何か嬉しかった。
別にこれを色々考察して何かを書きたい訳ではなくて、大森さんの作品には強烈な「大森靖子の声」が込められていて、これまでの活動も何も知らない人にだってガツンと届くんだと思って凄く嬉しかったと言いたいだけ。

最後に、そんな大森靖子さんのライブが長崎であって、縁あってお手伝いさせて貰うので告知を書きます。

2014.09.14
大森靖子ワンマンライブ
「海へ行こうよ」
f:id:oka_p:20140817231030j:plain

僕は地元に対して愛着心も反抗心も特に無いし比較的都会に生まれ育ったので「地元の同じ様な顔して生きてる人に届けたい」みたいな願望を正しく理解出来る自信はないのですが、それが素人を奮い立たせ、手探りで会場を押さえたり、音響設備が無いので貸してくれる業者を探したり、と全て自分で突き動かしていく様を眺めていると頑張ってんなーと思います。
かと言って偉いかと言われると全然NOだし、結局長崎で大森さんが観たいと思ってくれるお客さんがマストで偉いというか。サッカーでもパスを出す人ばかりが人気の日本ですが、ゴールを決めるのが大事で、それが出来るのがお客さんで、だからお客さんが一番凄いです。だって長崎だよ?(と言うと長崎だけでなく大森さんにまで失礼かも知れませんが)人だけは沢山いる大阪でも当日券がある中で初公演の土地というのは心配してしまいます。心の底から余計なお世話でしょうが。
でも、このキラーパスが通ってくれると信じて主催者はパスを出したんだと思います。
だからこそ、九州でずっと大森さんを待っていた全ての人と、全国何処に住んでいてもこの日の大森さんを観たいと感じてくれた全ての人に観て欲しいです。
皆さんの大切な3000円と1日と大森さんへの想いをゴールに蹴り込んでください。
大森さんのライブは絶対に心に届くはずです。
僕は当日、皆さんの邪魔にならないよう精一杯身体を小さくして息を殺して皆さんのサポーターになれるよう努めます。
長崎でお会いしましょう。(大森さんと)

ご予約はこちらのサイトから↓

「性格の悪そうなブログを見て予約した」とメールに書いてくれた方には何も特典はありません。長ったらしいの読まされたのにごめんなさい。

もうすぐ握手会の順番が回ってきます。
もう2時間近く大森さんファンサービスされてて本当に凄い。凄いしか言えないし、ていうか握手して貰う時に何を言ったらいいのか解らない。どうしようどうしようどうしよう。
ヤバイ。
ダラダラ文字は打てるのに大事な一言が出てこない。
考えないと。

またー。