性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

2014.12.31〜2015.01.01 大森靖子&THEピンクトカレフを観てきました。(ロフトプラスワン、新宿LOFT、晴れたら空に豆まいて)

大掃除を早めにしたら早過ぎたのか散らかってしまい結局年末にまた掃除する事になった。
オレンジページは読み物として非常に面白いのだけれど、使いこなす側の技量が伴わなければただ面白い雑誌に成り下がってしまうという事実。
オレンジページの読者投稿欄の小ネタ及びイラストのガチ勢は主婦となって尚迸る妙にソワソワする感覚が愛おしい。他人事なのだけれど勝手に照れ臭くなってしまう。母親が習い事を始めて地元の祭りのステージでキラキラ発表しているのを眺める思春期の子供の気分を味わえる。いつか投稿する側に回りたい。ささやかな夢だ。

そんなこんなでバタバタしたけど、大晦日東京に行ってきました。
2014.12.31〜2015.01.01にかけて全部、大森靖子&THEピンクトカレフを観てきました。

「ピントカウントダウン」
ピンクトカレフのメンバーが各自で何かを発表し、カメラマン兼スタッフの二宮さんが映像で大森靖子さんの2014年を振り返り、大森さんの弾き語りで締めるという趣旨のイベント。
高野さんは「特攻の拓」の天羽時貞のロックスピリットをプレゼン。高野さんの演奏を初めて観た時からコレだよな、と思っていたのがまさか本当にコレに倣っているものだとは、と笑うしかなかった。カッコイイぜ天羽時貞、カッコイイぜ高野京介。
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ウシさんは故郷の話、マッサージの話、修行先でのロマンス未遂(本人談)の紹介。話と話の結びつき方の難易度に小宇宙を感じる。隔たりを感じているのは己の修行が足りないからだという妙な説得力が彼の言葉にはある。安眠方法として動物の一生を動画で観るとよく眠れるという方法を紹介しており、帰りの新幹線で実践するも全然寝付けませんでコレを書いておりますが、これもまた己の修行がた(以下略)
大内ライダー氏は、喪中の為に明けましておめでとうと言えないので、代わりに何か色々1/1に起こった記念的な出来事を挙げてそれを祝おうというプレゼン。アトムの放送日とかガンダム1年戦争終戦日とか発表しておめでとう、と。
最終的には安定のライダー変身ポーズ講座。普通に楽しかったです。
小森さんはエフェクター講座。
コレを使うとこうなる、とかではなくエフェクターを女性に例えてどうこう、恋愛感情が不確かな幼馴染だとか、気が強いけど気になるあの子とか、使うといつものあの子が普段よりちょっと綺麗になって...いつもより可愛いね、化粧した?みたいな、などと恍惚とした表情でエフェクターを見つめながら供述しており、その幸せそうな顔を眺めているとどのエフェクターがどういう特性なのか全く頭に入って来ないものの小森さんがとても幸せそうでエフェクターという存在に感謝するに至る振り返ると最もカオティックな15分。
二宮さんの映像で振り返る大森さんの2014年はご意見番に大森さんを迎えて色々映像を観ながら。基本的に二宮さんと大森さんの微笑ましくも頑固で譲らない喧嘩を見せられる時間ではあったものの、二人のやり取りを見て幸せな気持ちになる人しか居ないディープなイベントであった為にとても有意義だった。
映像沢山流れてどれもこれも面白かった。
大森さんの弾き語りはナンバタタンに提供したガールズレテルトークから始まって聴いた事が無かったのでとても嬉しかった。I love you、高円寺、PSと最近ピントカ編成を観る機会が多かったので久しぶりに聴いた曲が多くてとても嬉しかった。マイクを倒してからはマイクレスで歌い続ける大森さんにグッとくる。
マイクを直して貰ってもそのまま、直接。

ハロプロ中心のDJを経て大森さん。ちなみにキノコホテル前は歌謡曲や昭和ポップ中心のDJと非常に世界観のバトンが上手く繋がれている様で凄く楽しかった。
ライブは絶対絶望絶好調からスタート。ジャキジャキした鋭く暴力的な音で圧倒。コショージさんとNDGのユキちゃんさんがPV同様に踊り狂い、客席にダイブ。コショージさんのダイブ慣れっぷり、ユキちゃんさんのインパクトある所作の慣れっぷり、お互い違う個性をもっていて凄かった。
over the partyの絶叫、絶対少女の高野さんギターの良さ、新宿で聴く新宿の無敵感などなど再確認するというか全部ガツンと再提示された。
最終公演のギターの切なげな絡みがとても好きで、はー、となっていたら呪いは水色をフロアをゆっくり進みながらのアカペラ。後ろから観ているとお客さんとアイコンタクトなど取りながら歩く姿が見えてとても素敵だった。

行ってみたかったハコに行けてしかもピントカが観れるという2015年いきなり大吉引いてしまった感のあるお年玉アクト。
ワンダフルワールドエンドの儚げで綺麗な世界観からKITTY'S BULESズンと重たいベースと言葉。
少女3号は絶対少女バンドとピントカの違いが鮮烈に飛び込んでくる楽曲で、メランコリックさよりもガツガツとした強い感情が広がる様な演奏で楽しかった。どちらが好きかこの曲に関しては決められない。
あまいのノスタルジックか流れからまさかの仮面ライダーアマゾン変身ポーズの後にカウントダウン、轟音の祝砲は最強のイントロhayatochiriからきゅるきゅるという凄まじい勢い。きゅるきゅるのプログレギターっぷりは何度聴いてもぶっ飛ぶ。大森さんの圧巻の歌い回しもとてもパワフルで素敵だった。
あたし天使の堪忍袋の合唱から歌謡曲の力強い物語に放心。
アンコール前にマネージャーと二宮さんを含めた全メンバーからのプレゼントが当たる抽選会。
そしてアンコールは新宿LOFTで演奏した曲を全部(実際は一部変更あり)という宣言で会場のテンションが凄い事になっていた。圧巻の演奏の中、コショージさんボーカルによるエンドレスダンスはたどたどしさがあるもののコショージさんが歌っているというのが意味深い気がしてとても良かった。
背中のジッパーのめまぐるしいジェットコースターの様な展開から最終公演。
再びのアンコールは大森さんによるくじ引きで当たった人のリクエストを演奏。
ハンドメイドホーム、赤い部屋、イミテーションガール、秘めごとという、当選者の方のリクエストしっかり考えられていて偉いな、万が一当たってたら何も思いつかなかったろうな、と思いながら。
特にイミテーションガールの弾き語りが聴けたのがとても嬉しかった。音源のアレンジでよりイミテーションに装飾された葛藤やら切々とした願望がサラサラと流れ込んでくる印象で、所々弾き語りでは難しそうな部分がある様子だったけど本当に聴けて嬉しかった。

1日に3本も大森靖子&THEピンクトカレフに触れる年越しの贅沢さのせいか全く年越しを果たした実感がなく、朝まで居酒屋とマクドナルドをハシゴしている間も皆実感が乏しい様で何だか変に楽しかった。
実家に帰る新幹線で寝付けなくて書いてる。実家に帰ったら多分、お正月っぽい気分になるんだろうか。この感覚が薄まってしまうのが少し淋しいのだけど、また新しいものを上塗りしていけるのがもう今から楽しみです。
何かいくら目標立ててもめげちゃうだろうし、忘れてってしまうかも知れないけど、頑張ろうと思える理由を沢山用意してくれてる人たちに便乗して一年また頑張りたいな、などと器も志も小さな事を思いながら、とりあえずお風呂入りたいなー。

またー。