性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

2017.11.25 大森靖子さんを観てきました。(@別府 ホテルニューツルタ)

朝、大阪から別府へ。

体調が悪く、昼過ぎに別府に到着しても全然お腹が減らない。道中水すら飲まないくらいお腹が減らない。しかし1泊2日となれば食事の機会は限られる。何らかを食べ逃すのも悔しいので比較的胃に優しそうなだんご汁を駅で食べる。

身体的には大歓迎といった感じではなかったものの、白味噌と溶けてしまいそうな程柔らかい里芋の組み合わせが美味しくて完食出来た。食欲がなくても美味しいものは美味しいから美味しい。今、俺の日本語が危ない。

調子に乗って喫茶店のショーケースに鎮座していて気になったモカパフェも食べる。

子供の頃、熱や風邪でダウンしていてもアイスはスルスルと食べられた感覚を思い出す。その延長で小学4年生の夏休みに毎日2個アイスを食べていたら激太りしてしまったことも思い出してしまいゲンナリする。スイカバーとシュガーコーンで太った。運動しないで食べ過ぎるのは宜しくないと当たり前のことを再認識する。

喫茶店で何を話していたかは忘れた。気怠い。

その後、ホテルの温泉に浸かり、有名らしいジェラード屋さんへ行ってラムレーズンとアーモンドのジェラードを食べる。

温かいだんご汁を食べて冷たいモカパフェを食べて温泉で身体を暖めた挙げ句にジェラードで冷やす。地獄の刑か鍛治の様な工程だなと思いつつ横になり、その後もう一度温泉に浸かってボンヤリする。製鉄繋がりでもののけ姫のタタラ場を思い出したりした。あそこで自分は上手く生きていけるんだろうか、などなど。

朝に比べると随分と復調しており、温泉のパワーを感じた。

その後、ライブ。

 

2017.11.25 大森靖子 @別府 ホテルニューツルタ

宿泊しているホテルニューツルタの宴会場がライブ会場なので浴衣のままライブを観ることが出来た。宴会場の真ん中にマイクスタンドを二台置いて、その周りを360度お客さんが囲む様な配置だった。畳に座ってライブを観るのでどこからでもよく見えるし、単純に配置自体もカッコイイのでとてもワクワクする。いつ大森さんがこちらを向いて歌うか、みたいなのは自分のその曲に対する好きの度合いと絡んで己の引きの力が試されるというか、謎の楽しみがあるなと思いながら開演を待った。あと大森さんが分身してツインボーカルにならねえかなとか考えたりした。アイデアの墓場へようこそ。

基本的に遠征もホームも関係なく知り合いが少ない自分でも多いなと思う程に知ってる人ばかりだった。別府は特別なのかも知れない。

ライブはオケによるミッドナイト清純異性交遊でスタートした。過去にもある初手交遊だけれど、宴会場でかまされると宴会感があって非常に新鮮で、自分もまた浴衣を着ているせいか妙な高揚感があった。慰安旅行っぽい。

TOKYO BLACK HOLE、音楽を捨てよ、そして音楽へ、マジックミラー、PINKと畳み掛ける様に射程の長いキラーチューンが続いて圧倒される。

金沢の貯めたエネルギーを終盤に還元する映画の様な展開とまるで違う見せ方で、同じアーティストなのかと思ってしまうほどビックリした。もちろん同じアーティストなんだけど。

そこからキラキラ、I love youなどの寄り添ってくれる楽曲へシフトしていくのがホロっと来てしまった。個人的にはI love youが特にこのライブで印象に残った。

嵐の様な厳しい現実の中で穏やかで、優しい逃避行の歌。辛いことも苦しいことも無かったことに出来るならもっと楽に生きられるし、そもそもこんな遠くまで音楽を聴きにきたりしない。大森さんの歌は僕にとってこの曲の様な存在なのかも知れないなと思ったらちょっと泣けた。

温かい選曲が多いポカポカしたセットリストが続く中で「わたしみ」と「背中のジッパー」で内からも外からもバレちゃった感があって、ちょっと恥ずかしくなってしまった。「わたしみ」の歌詞は今年聴いたどの曲よりもバレちゃってる感とやらが突き抜けていて聴くのを遠ざけていたレベルなのだけれど、生で歌われてしまうと経験値がない分だけ衝撃的だった。奥歯ガタガタ言わされたというか。

アンコールの、笑いを撒き散らす宴会芸としてのアカペラ「呪いは水色」の最後、スッと本来持っている胸を締め付ける様な切なさに引き戻して歌い終えた瞬間に、超歌手に超歌手っぷりを手渡された。

 

そう言えば弦が引きちぎれるんじゃないかというくらいギリギリとした、攻撃的な弾き方の大森さんを随分観てないなと何故だか急に思った。あの大森さんも好きだったけどこの大森さんも好きだから、だったら楽しそうな大森さんが1秒でも多く見れたらラッキーだなと結論付けてぬるくなって炭酸も抜け気味のコーラを飲んで気持ちを落ち着けた。脳内で刃牙の炭酸抜きコーラの件が再生された。

 勝手に自分なりのセットリストの意味を見出すとすれば、僕にとっては序盤で社会生活をガツンと鼓舞されて生活の垢を指でなぞられつつその地道な愛おしさを説かれるというアレだった。

自分が頑張っていることは自分が一番よく知っていて、結局誰も自分より認めてはくれないので後回しになってそのまま疲れていくみたいなのが多いんだけど、こうして歌ってくれる(そう感じさせてくれる)人がいると「あ、忘れてたけどめっちゃ頑張ってんじゃん自分」という気持ちになれる。僕はスゲー頑張ってる。

次のセーブポイントまで忘れずにいられたらいいのに。良いライブだった。

 

夜は飲み会。

仲の良い人たちと久々にゆっくり話せたり、初めましての人が多かったり、自分のどうぶつの森が局地的にウケていたことを知ったり、自分のブログをたまたま読んでいた人とお目にかかったり出来たりした。最後のはもう、なんていうか書いてみるもんだなって素直に思ったしとても嬉しくて光栄ってこういう事を言うんだなという気持ちになった。

二次会でも変わらず沢山話して、部屋に戻っても遊びに来ていた人と結局朝の4時過ぎまで話していた気がする。

頭がパンパンの状態で寝落ちし、日の出のために懸命に早起きするも見事なまでに曇っており拝めず、頑張って起きただけの人となってしまう。

朝食のバイキングで子供用のスティッチのお茶碗が可愛くてこっそりそれを使った。わたしのお茶碗ちっこいわ。

最後の温泉に浸かり、ギリギリまでウトウトしてチェックアウト。頭がボンヤリする。

たまたま合流した友人の発案で人気店に天丼を食べに行く。安いし美味しかった。

お土産を少しだけ購入して帰る。

 

恐らく今年最後の遠征で、今年最後の旅行だった。別府好きだな。また行きたい。

 

日を跨ぐと皆が大森靖子を襲名しており、大森靖子が大増殖していた。

大森靖子エヴァまどマギメイドインアビスだと思った。

僕はエヴァよりもまどマギの方がより大森さんっぽい気がしていて、でも大森さんの突き進み方と周囲が鼓舞され追い求める姿はメイドインアビスが一番しっくり来ている。まとまったら文章にしたい気がする。

大森さんはビックリすることをどんどんやってくれて、凄い凄いと思い続けて息つく暇もない。酸欠で他界してしまわないように、もっと自分の好きを解放してフィジカルを鍛えたい。

 

またー。