性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

思いついた事を思いついた順に書く。

○○らしからぬ、を自分から主張するタイプはセルフプロデュースを露呈しているので詰めが甘くて可愛いけど、結局本当にらしからぬ人やセルフプロデュースを完遂した人には及ばないらしい。
お前らドジっ子好きな癖に手厳しいなーと思った。

中学1年生の頃、地元の市が妖魔大戦的なのに巻き込まれて壊滅するみたいな黒歴史小説と各話の間に謎の解説コーナー挟んだ作品を夏休みの宿題そっちのけで書いたという事実があって、引っ越しの時にそのノートを捨てたのを今更悔やんでいる。
実家は同じ市内で適当に引っ越しを繰り返す謎の種族で、その度にそういった作品を捨て、また書き上げて、また引っ越しで捨てるという事を繰り返していた。
恥ずかしい思いをするのは解っていても残しておけば良かったとの後悔している。
その類で一番後悔しているのは、高校生の頃に眼鏡をかけている知り合いにどこで買ったのかを質問し、眼鏡そのものに名前と数値を割り振ったポケモン図鑑みたいなものをせっせと作っていたその名も「眼鏡名鑑」というものだ。
今思えば周囲のシェアが解ったりして学力とメーカーに傾向があるのかとか何か見えるものがあったのではないかと言う意味でも、高校生にもなって「この眼鏡は素早さ3で防御力が5、属性は色的に草、特殊能力は光合成」みたいな事を延々書いていたという意味でも、過去に縋りたいモードに陥った際に己を精神的にビンタして突き放してくれる資質に満ちた名著。惜しい事をしたとマジで思っている。
何かを成した証が欲しい、とか突然思い出す周期は現実逃避を拗らせたロクなモードではないと個人的には思うので現実に立ち返るという意味でも決して捨ててはならないし、案外恥ずかしい思いをした後に自分のことを好きになっていたりするので自虐スキルばっか磨きをかけてる人も一度この手の黒歴史を探してみることを僕はオススメしたい。是非。


そんな風に拗らせたものを全てゲーゲーやりながら高野京介と1997年という高野さんのソロのバンド形態の音源を聴いている。うみのてのメンバーだけに高野お前もか状態ではあったものの、ソロには出せないスケールが最高に泣けてとんでもなく良い。
擦れる様な夕焼けに染まった電車、逆光になって見えない向かいの席に座るのは14歳の頃の自分、みたいなまんまEVAかよな情景がぶわーっと思い浮かぶのは、高野さんが通ってきた様な20歳前後に対して僕がリアリティーを感じてないからだと思うんだけど、その分生で高野さんの吐き出しっぷりをその身に受ける訳で回避方法もわかんねーしとりあえず泣いておくか、という具合。
沢山の人にはオススメ出来ないけれど、振り返れない過去ばかり増えてしまった人や、いつの間にか大声の出し方も忘れてしまった人に漏れなく聴いて欲しいと思う。
僕のヒーローを、君にもあげるよ。
The End Of Youth、はじまるよ。


高野京介が夕焼けを泣きそうに見上げている皆の涙腺を結界させに大森靖子&THEピンクトカレフとして京都にやってくるボロフェスタ2014に僕の中で彼と重なる部分をいくつか見出せる門田がやってくる。それもBURGER NUDSとして。リアル世代で好きで好きで完全に拗らせて下北沢文系ロック四天王(当時の)で最初にハマったバンドで、ここからG.D.H.M以降の音楽家門田に至るまで面倒なくらい好きで、そのせいで編成が崩れてからはもう聴けなくなってしまうくらいに変に夢を託してしまっていた過去。今更神格化してやんや盛り上がる輩を端から順にどうにかしたい現実なんて腐るまで拒否して、観れる事が嬉しいよ。
ありがとう世界。世界一の笑顔で。
あんまり人気ないけどこの曲の美しさキツ過ぎる。


あの日投影した憧れに辿り着いた、という言い方は野暮過ぎる。
峯田さんが凄くて、大森さんも凄くて、会社の非常階段で二度読み直した。
峯田さんの言う「生き残った」という言葉の衝撃も、大森さんが担ってくれると信じてる。
負けるな、お若いの。大森さんがメジャーまで来たよ、一緒に行こう。


またー。