アメリカのオモチャのテンションで押し切る感じ、2WAY、3WAYを匂わせながら完全にこじ付けな専用器具みたいなオモチャは今なら笑って聞き流せるものの、小学校低学年ともなると、まだ合体とか変形とか進化とかに対する熱量が半端ない訳でどれもこれもキラキラして見えた訳です。
連れて来て買わないのもみたいな感じで、親が一つ買ってやるよって言ってくれて、めちゃくちゃ考えて選んだのが強力なゴム紐がついたサッカー大のボールでした。ゴム紐の端のバンドを足につけると一人でサッカーやボールを投げる練習が出来るというものでした。
小学生時代の昼休みの楽しみはドッヂボール、サッカー、キックベースだった僕にとっては、その全てを一人で練習出来る夢の器具でした。
別に練習する友達がいなかった訳でも、運動神経が悪かった訳でもなく、単純にしれっと上手くなっているというのがカッコイイのではと思い込んでいる年相応にイタい小学生だったのです。
僕は当時マンションに住んでおり、マンションの壁に当てて練習すると管理人さんに注意されるのもあって、壁に当てずとも練習出来るこのオモチャはうってつけの相棒でした。
暫くするとマジで効果があり、サッカーで思ったコースに蹴れる様になり、友人の一人に聞かれたのです。
「なんか急に上手くなってない?何か練習してんの?」
黙っておけば良いのに、その効果が評価された事がとても嬉しくて友達に教えてあげたくなり、その器具を装着し、ドリブルの練習をしながら彼の家まで行きました。
BSの再放送で見たキャプテン翼が脳裏に蘇り、そう繰り返し口にしながら友人宅へ向かう道中、犬の散歩をしている老人とすれ違い、ボールは友達なのだからボールをペット的に散歩させている演出もアリではないかと閃きました。
今なら傍から見れば足枷された頭のイカれた囚人にしか思えませんが、当時の僕は混じり気なくマジでそれをイケてると思っていました。何故ならばこのオモチャ=友達のお陰でサッカーが上手くなったと評価されたからです。
そして辿り着いた友人宅ではバカな僕に相応しくバカな友人なのもあり「スッゲー!これマジスッゲー!!」と大盛り上がり、気を良くして僕はその友達に一週間だけ貸してあげることにして帰って来ました。
その日の夜、ある友人の母親に「ボールは友達!」と言いながらボールを引きずって歩いているのを見られ、何かあったのではないかと心配したその人が母に電話をかけてくるという事態に発展し、夕飯の席で心配とも説教とも取れる妙なテンションでもってこっぴどくお叱りを受け、最終的に「虐められてるの!?」と聞かれて全く虐められてないのに自分のとった行動が虐められてる様に見えてしまうというショックで泣いてしまい、それを肯定と勘違いした母が泣きながら問い詰めてくるという地獄絵図に発展した思い出があります。
何故こんな事を書いているかと言うと、それ以来で物を買いにインテックス大阪に行く予定が出来たからです。
コチラをご覧下さい。
いよいよ3/27インテックス大阪🐹6号館カ64b🐹
— イソ(ベ)マスヲ️︎3/27手売りの会 (@isobemaswo) 2016年3月21日
サークル名はハッピーメンヘラガールズだよ🐹!
🐟メンバー🐟
釈迦郡ぴょん @pppyonnn_11
ちょめこ @chomeninja pic.twitter.com/YdcpqCmWgq
か、かわいい!
このブログを普通に読んでいる異常な皆さんにはお馴染み、イソ(ベ)マスヲさんのグッズが3/27(日)にインテックス大阪で開催されるコミックシティーに降臨します。
ハッピーメンヘラガールズという理解のマークを呆気なく外して走ってくるサークルの一員としての参加となる模様(尚、他の御二方については不勉強の為、コメントを控えさせて頂きます)
皆、同人誌のついでに買いにいこうぜ。
と、健康食品のCMとかで感動的なドラマパートが突然健康食品の宣伝に切り替わるクソみたいな構成のものがあるんですが、そのイメージを自分なりに表現してみました。
まーこんな所で宣伝する必要もないんですが、このイソ(ベ)マスヲさんという人は、単純に好きな作品を生み出し続けてくれてる人だし、企画のフライヤーを快く描いてくれたりする人だし、何か身体にそんな良くなさそうなものを一緒に食べてくれる仲だし、あと単純にマスヲさんがインテックスに繰り出すと聞いたその日からこの悪しき思い出、ある種トラウマであり人生のタブーみたいなものが地獄の淵から蘇ってきたので、もうここまで来たら書き散らかして成仏させてしまいたいという気持ちとか、色んな条件が重なって書きました。
以上、現場からお届けしましま。
またー。