性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

受動的な幸せと主体的な不幸せ、ニャン♪

何だかんだで「趣味は肌荒れです」と街コンで宣言出来るステータス異常に陥ってしまったので人生初の休日出勤の代休で皮膚科に行った。休日出勤で代休が本当に貰えるパターンは初めてで、前日本当に休んで良いのか聞いたら上司に可哀想なものを見る様な目を向けられた。視線が五月蝿え。

それはそうと、当たり前っちゃそうなんだろうけど皮膚科と美容皮膚科が併設されてるパターンが多く、何となく緊張してしまう。

そんな事は無いと解っているものの、美容皮膚科を勧められたらどうリアクションを取ればいいのか解らない。

電話してみると受付担当の方の声がかなりサバサバしていて、この人を雇っているであろう先生は気に喰わない患者の頬にメスをペチペチ当てながら「サンプル採取しましょうかね、無麻酔で」とか言い出しそうだぞ、と怯えながらも他に探すのも面倒なので行ってみたら衝撃的に穏やかでタマゴボーロみたいな女性だった。

異常に接しやすい。何らかの妖術を使っている可能性すらある、油断していると保健適用外の治療を勧めてくるぞ、と歪んだ一面を露呈しているコチラの警戒を全く無駄なものにするテキパキとした診察であった。

僕はいつからこんなに疑り深くなってしまったんだろうと少し悲しくなった。先生、ごめんなさい。これからは医療従事者をもっと信じて生きるよ、という気分だった。

 

その後、猫カフェ

好きな猫カフェが京都の、如何にも京都って感じの立地にあるので片道1時間半かけて行った。

道中、パンツを2枚重ね履きしている幼稚園児と同じバスとなり、何故かそれに気付いた母親がビックリする程に狼狽えていたのが印象的だった。忙しくて洗濯が追っつかない中で貴重なパンツを2枚同時に消費されてショックだったのかも知れない。

僕も洗濯が滞ってその手の窮地は経験しているので気持ちは痛い程解る。お疲れ様でございます。

などと言っている間に到着。

単独潜入は二度目。待ち時間は1時間。

平日とは言え、人気のお店なのでもう少し待つのを覚悟していたものの案外あっさり入れた。

同じ時間帯に来店していた恋敵(ライバル)こと他のお客さんは女性の2〜3人組がメインで、他は夫婦が1組、僕と同じく単独で特攻かましてきたおじさんとおばさんが1人ずつ。

俺たちは戦場でばかり顔を合わせる傭兵みたいなものだよ、孤独ではあるが決して独りじゃない、戦場(ココ)に来れば信念で繋がったお前らに逢えるんだからな…という視線は送らなかったものの、おひとり様が自分の他にもいると心強い。ほんのり連帯感。

そもそも、猫と向き合う時間というのは人間とコミュニケートする為のものではない。

個で猫に向き合う事が猫に対する礼儀である、とまでは思わないし僕だって可能なら2人とか3人で来たいわ。正直、待ち時間とか普通に寂しいし。

1人で待ってると無駄にイメージトレーニングとかするからな。猫がもしこう来たら、こう!みたいな。活かせた経験?ねえよ。

今回は1人でジャンケンしてたからな。右をひたすら勝たせるというルールで、壁に向かって延々やってた。脳トレ通り越して修行、若しくはちょっとした拷問だった。

さて、僕の猫カフェにおける基本姿勢は「猫に構って貰えなくても良いから姿を側で眺めていたい」なので、猫が寄って来ない限りお触り禁止を謳うこのお店は最高。他のお客さんもガツガツしておらず、大らかで良い。

桜ノ宮の地獄絵図と化す川沿いで花見するより、入園料250円を払って万博公園で250円を惜しまない大人な客層の中で花見をしたいという性格の人なんかには最適なお店だと思われる。

そんなただでさえ素敵なお店なのに、今回はたまたまお誕生日の猫様がいらしたので「きなこちゃん、お誕生日おめでとうございます!」と言うとポストカードが貰えると言うサービスっぷりで、まあ言ったよね、きなこちゃんお誕生日おめでとうございます!って。

だっておめでたいもん。何でお祝い述べた側がプレゼント貰ってんだって感じで恐縮しちゃうけど。

そのお誕生日の猫様に本棚に移る為の踏み台にして貰えて心底光栄だった。往路だけでなく復路にも僕を踏みつけるルートを採用してくれて嬉しかった。

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一番好きな猫は8歳になるペルシャの女の子で、顔が凄く険しいのだけれど可愛くて仕方ない。動きがのっそりしているし、寝ていることも多い、それでもその子が好き過ぎて、寝ている姿を滞在時間の1/3費やして眺めていた。優しい時間だ。

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いつまでも元気で、お店に出勤して来てね、また会いに来るね、と一方的に話しかけてお店を後にした。父の日、母の日、敬老の日でしか聞かない様なセリフだ。敬っているんだから仕方がない。

自分でも猫を飼いたいという気持ちもあるけれど、この猫カフェに来ると色んな猫に会えるのでまだ良いかという気持ちになる。

また必ず推しの猫様に会いに来るぞという決意と共に1時間半かけて帰宅した。

 

本当はヒトカラでも行こうと思っていたのだけれど、洗濯しないと行きのバスで乗り合わせた母親の如く下着が枯渇して狼狽する羽目になりそうだった為に泣く泣く帰宅し家事をこなす。

自分はしっかりしているのではないか、と思っていたけど、そもそもしっかりしていればヒトカラに行ける様に家事を片付けているハズなので希望的観測が過ぎると後々切なくなるのだなと思いながら、行けたら歌おうと何故か決めていたindigo la endを口ずさみながら食器を洗うなどして過ごした。

 

最近、独り遊びに慣れ過ぎて周囲の視線も大抵は跳ね返せる様になってきた気がする。

とは言え、時々何してるんだろうなと感じることもあるので我こそはと言う方は何かしらの手段でコンタクトを取って欲しい。

なんかして遊ぼうぜ。

 

振替休日らしくこれから飲みに行くし、明日も明後日も頑張れたらいいなと思っている。

週末は、埼玉スーパーアリーナで結婚したい男性No.1が筋トレしながら僕を待ってる。

 

またー。