比較的暇で定時即退社が見事に決まり、尚且つ見たい映画も放映されていない場合にムズムズする「何かしたい欲」を満たす為にガラガラの喫茶店に入ってカフェオレを一杯飲む、という習慣が出来つつある。
直接家に帰れば生じない出費なので完全に無駄遣いなのだけれど、何となく気持ちが満たされるので行ってしまう。
本末転倒というか間違えたストイックさなのだけれど、仕事中に今日はガラオレ(ガラガラの喫茶店に入ってカフェオレを一杯飲む、の略。真似して使ってもいいですよ)をキメるチャンスがあるなと思ったが最後、それを満喫する為に業務中の間食を控えるというストイックさで、もうワンチャン狙いを隠しもしないWANIMAみたいなスタイルに陥ってしまう。心なシャツがタイダイに変色してくる気がするし髪の毛も複雑なカラーリングでボサボサになって気がする。どっちかと言うとフォーリミの方が好きだ。
そんな訳で時々ガラオレを堪能するのだけれど、僕がガラオレをキメる店はいつも同じで、ガラオレをキメられるということはいつもガラガラである。潰れてしまわないか心配になるので僕が滞在しない時間帯は是非とも満員御礼であって欲しい。でも僕がいる時はガラガラにして欲しい。贅沢な話をしている自覚はあるけど切に願う。
それにしたって初めてストローを噛まずに飲み切れる様になったのって、幾つの頃だっけ。
そんな感じでガラオレしてるとよくお爺ちゃんの集団を見かけるんだけど、まあ集団って言っても3人とか4人規模なんだけど、そのお爺ちゃん達が別れ際に高確率で握手して解散してるのを目撃する。
あれだけ握手して別れるという行為が徹底されてると、年金受給前に全員何らかの講習を受けていて、それに倣って握手してるんじゃないかって気がしてくる。
最早、お互いの言葉も明確には聞き取れないから握手で全てを直接脳内に伝達している可能性すらあるのではと僕は睨んでいる。
で、各自それを受けて「あ、ヤッさんはあの時『阪急そば』って言っていたんだな」とかお互いに答え合わせをして各人のキャラクターなどを補い合っているんじゃないだろうか。
何それスゲー便利、早く僕もそうなりたいし年金受給したい、けどあんまり握手好きじゃないんだよな、緊張しちゃうとすぐ手汗かいちゃうから、受信した相手の意思の冒頭が「うわっ手汗スゴッ…」だったら手を繋ぐことに臆病になっちゃいそう。便利過ぎてもいけない。甘えんなよ、本当、油断も隙もあったもんじゃないよ。
ハヌマーンという何かクソバンドマンエピソードスレ大体俺だよ俺、みたいな噂でもって解散したバンド(しかも本当にどうだかは良く分からない。解散してんだからそこそこ何かしらあったんだろうけど)の音源をよく聴く。
正体が判然としない苛立ちにスゲー寄り添ってくる。緩やかな曲ほど効き目が強くてフワフワする。
ラストワンマンの頃は申し込む程好きでは無かったし、最後のアルバムもボンヤリしてるうちに手に入れ損ねてしまった。
ライブを観てもそこまでハマらなかったので仕方ないんだけど、音源に苛立ちが追いついて来たのかも知れない。
一方で元ハヌマーンの方々の現バンドの作品はどれもこれもピンとこない。
もうこの気持ちはどこにも辿り着けないので、苛立ちの色味も少しずつハヌマーンから離れたものになっていって、徐々にまた彼等の音楽を聴かなくなっていくんだろうなと思う。
Nice to meet youトラベルプランナー幸福のしっぽを探す旅に連れてってくれ'17はーうっせー自意識は比喩で濁る水槽。しっかり掃除しとけ。みたいな。
明日は営業部の飲み会に連れ出されるという試練が待ち受けており気が気でない。
増田こうすけタッチなのに高橋ヒロシ作品にブチ込まれた気分。上手いことなんとかなって欲しい。
またー。