性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

一丁前にサラダ。

武尊選手のカミングアウトに触れ、次元が違い過ぎるのだけれど「勝って当たり前」に晒されまくる管理職、自分が倒れたら終わりという生活そのものからの何重ものプレッシャー受ける自分が言えないしんどさを「そう思っても良いんだ」と思えた事でとても感動しているし、感謝しています。


弁当屋さんで出来上がりを待っていたら、後からやって来た男の子が弁当を注文し、友人と談笑している中で「この前、親の前でサラダ注文したら『一丁前にサラダ食べる様になったんやなぁ』言われて何か腹立ったわ」と言っていて、それは食生活に気を遣えるまでに成長した息子を喜びながらも素直に言えず照れて茶化しているだけなのではと思いつつ、「一丁前にサラダ」というフレーズの語感がとてもよくて「一丁前にサラダ、サラダ、サラダ…」と心の中で延々と呟いてしまった。OGRE YOU ASSHOLEはラムダ・ラムダ・ラムダ、レヴュースタァライトはロンド・ロンド・ロンド。
成長した息子は一丁前にサラダ、サラダ、サラダ。
当人に意味が通じるまでにまだまだ時間を要するのも含めて良い話だなと思いつつ、でも普通に褒めてあげた方が健康的な生活を送れるのになと思ったりもした。


気温が一気に上がって梅雨を実感する前に夏めいており、近所の田んぼのカエルも大変元気でよろしい。(得意ではないけど鳴いてないカエルが大量にいる方が映画のようで不気味な為)先日、買い物帰りに田んぼの前を通った際、田んぼのカエルの声を聞きながら話している親子がおり、「あぁ、生き物が好きな子供なのかな」と思いながら通り過ぎようとしたら、子供が「お母さん、知ってる?カエルの肉って食べれるねんで!」とワクワクした感じでまさかのグルメ路線で熱弁しており、母親は母親で「食べなくても済む様に頑張って働くわ…」とまさかのいざという時はカエルを狩って食いつなぐというニュアンスでイメージが完全共有出来ているのにテンションと機会の質が完全に食い違って交わりようがなく笑ってしまった。
全然交わらないのにちゃんと親子の会話として成り立っているように外野から聞こえるので素敵だなと思ったと同時に母親ってカエルを食べる可能性まで考慮しなければいけなくて大変だなと思うなどした。


そう言えば京都に行った際、京セラ美術館でポンペイ展を鑑賞した。
火山灰に埋まった(沈んだ)街から発掘された生活様式や美術の歴史に触れ、同時に自然の恐ろしさを感じると共に「自然災害の研究をする事で次に備える事が出来る」と人類の歴史そのものだけではない観点での大切さを研究者の方が語ってくれる映像を観て、その観点でこれまで展示を鑑賞した事がなかったなと新たな考え方を授けて貰えた気がして嬉しくなってしまい、Tシャツを物販で購入してしまった。加えて展示物にあった炭化したパンをモチーフにしたポーチに「こげぱんの始祖じゃん」という気持ちが拭えずこれも購入。最近の展示はどこもグッズが凝っていて面白いが、財布の紐が緩むので恐ろしい。
こげぱんの始祖はサイズが微妙(絶妙?)過ぎて何を入れて良いか解らず、とりあえず枕元で毎日炭化っぷりを見せてくれている。


雨の日、道路に出来た水溜りに初心者マークが水没しているのを見かけて入社してきたけど一瞬で辞めてしまった新卒の顔が過ぎった。
名前も覚えられなかったけど、まあ沈んでしまわない様に去ったのだと考えれば決断が早いほど良いとも思える。
無事浮上出来ていますように。


またー。