川面に浮かんだ蜘蛛の糸はランドマークまで伸びて
随分と前だけど、阪神タイガースのパレードを観たついでに前職でたまに訪れていたお店でランチを食べた。同行してくれたのは前職が大嫌いで辞めてしまった阪神ファンの元同僚で、店を決めてくれたのもその同僚だったので「情緒どないなってんねん、ほぼチェンソーマンのレゼ編やないか」となったが否定的な響きに受け取られても困るので言えなかった。
俺たちロシアの地下施設で育てられた兵器みたいだよなと思わなくもないが、久々に食べた馴染みのランチは美味しかった。いいものを食べながら必死こいて働いていたのだなと思う。
離れて初めて解ることがある。
元同僚には優し過ぎ、またそれにより己を兎に角下げる癖をマジでどうにかせえとお叱りを受けた。
子供じゃなくても大切だからと叱られる事もあるのだなと思うと、何らか自分が物事を納めてきたという自覚に繋がり素直に有難いと思ったし、とは言えもう少し優しい言葉を選んで欲しいなと思った。
それにしてもしれっと12月になっていた。
あまりに忙し過ぎて師走の助走どころか完全にフライングでずっと全力疾走しており、季節感がまるでない。気温が寒いかぬるいか、晴れか曇りか雨かしか基準のない日々をずっとこなし続けている。結局季節感を除した楽曲がヒットする時代なので、労働もそんな感じなのかも知れない。
涙はとうに枯れ果てた。もうボーナスしか勝たん。
そんな感じではあるが、容赦なく届く忘年会、送別会の誘い。本当に忘れたいほど労いたいことがお前らにあんのか?とか、数合わせの別れに愛はあるのか?などとかなり捻くれた感情を向けてしまうグズグズ加減で自己嫌悪が凄まじく、その中で部下が誘ってくれて食事に行き、あまりの救われっぷりに蜘蛛の糸を垣間見た気がする。君が芥川、じゃあ僕は?という感じである。
問題山積で結果終電を逃し、謎に河川敷を散歩などして時間を潰しながら弱り細ったメンタルを何とか奮い立たせ、始発で帰った。
川面に映るビルの飛行機衝突防止の赤い光の点滅をぼんやりと眺めて、心拍を感じた。
割と限界がきているという自覚はあり、それも仕事とかじゃなくてオンもオフもずっっっと頑張り続けた自己犠牲の精神が最終コーナー回った様な状況で、ボートレースなら福留光帆さんは僕に賭けてくれるかなとか考えちゃうレベルである。
いや、きっと賭けないな。毒島選手とかにいきそう(同じレースに出られるとも思えんが)
何にしてもダセェところを見せ過ぎなのでシャンとしなければならない。がんばるます!(がんばるます???)
福留さんとラランドのニシダさんのコンビが好き過ぎるのでこれからも観られるように日々やりくりしたい。これが推し活の一丁目か?
それでは聴いてください、東京事変で「遭難」
またー。