性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

覇穹進研ゼミ勧誘漫画

新書のジャンルは人口減少モノと貧困モノが好きですっていうと何か人間として歪んで逸れてしまっている気もするんだけど実際好んで(というか読みたいなと思って)手に取る新書がかなりの確率でこのジャンルであるのであまり言い訳しない方が自分の為なんじゃないかと思う。

ただ知識を得るというよりは眼前に迫りつつある問題をホラーとして処理している向きが強い。心の準備というか、避難訓練的な意味合いで読んでいる気がしてならない。テストで「これ進研ゼミでやった問題だ!」となる進研ゼミ勧誘の漫画におけるキラーフレーズ的な気持ちになれるのが最も望ましい。

それにしても的確に学生時代のみを狙ってベネッセは絵柄を変えて同じストーリーを描き続ける伝統芸能スタイルの漫画を送りつけてきた訳でその情報網たるや恐ろしい、というより個人情報っていくらでも漏れてんだろうなという気になる。保護っていうかただ悪質な使われ方をされにくいだけっていう、な。

進研ゼミの漫画のキャラが時折二次創作的にバズるのは「狙ってない層に狙ってない部分で受け入れられる」という現象だと思うものの、晩婚化が進む日本において進研ゼミのキャラが大人にバズるというのはその大人が子供をもった際に塾通いなどの選択肢として刷り込みが行われている可能性を有している気がする。漫画大国日本だから。

それにしてもあの勧誘漫画は大人になると普通には読むことが叶わなくなるので余計に読みたい気持ちになる。子供の頃にも読みたいけど手を出さないタイプの漫画はあった訳で、結局各年代や性別でいつでもそういう存在があるんだろうなーと思う。

歴代勧誘漫画が読めるカフェとかあったら行きたい。学習システムの移り変わり、憧れの先輩のスペックの移り変わり、所属する部活の移り変わり、絵柄の移り変わりを堪能したい。根本が揺るがないので同じ曲を指揮者違い、オケ違い、会場違いなどで嗜むクラシックオタクの様に美学のある趣味に昇華出来るんではないだろうか知らんけどっていうかこんな話をしたかった訳ではないんだけどな。何だっけ…。

 

最早何をしてもdisられることで有名な覇穹封神演義。覇穹というより破窮というレビューが轟々と流れてくるのを眺めていて何とも切ない気持ちになる。

ここまで全てが裏目に出てしまうならいっそ褒めてあげられるポイントを探してあげたい気持ちにすらなるんだけど作画以外確かに上手く言えない。主題歌が聴き取れないというのも個人的には封神演義の造形感とマッチしていて好きであるが、もっと良い所をきっちり探して褒めたい。「俺だけが知ってるあの子の素敵なところ」という童貞臭い憧れがどうにも抜けきらないのは、思春期真っ只中で触れていた作品だからだろうか。

これまで封印していた個人情報ではあるが、思春期の頃に王天君の血液にて形成される紅水陣に対抗し、崑崙に精液にて形成される白濁陣なるものを使う仙人がいてはどうかと思いノートに事細かに設定を書いたことがある。我ながら気持ち悪すぎて破棄してしまったが、そのまま突っ走り編集部にお便りを出さなくて本当に良かった。

仙人を死に至らしめる強い酸性を誇る紅水陣は王天君の血液で出来ているが、血液の酸があまりに強いというのはどういう状態なのかが疑問だったので保健室の先生に質問に行ったら、先生は質問を宿題として持ち帰って、後日「腎臓が悪いと思われる。血液が酸性に偏り過ぎると脱力感を伴い、更に免疫力が下がり病気になりやすくなる」との回答をくれた。

王天君の気怠さは腎臓が悪いからじゃないだろうか。仙界大戦の前に医者にかかって欲しい。

優し過ぎだろ先生ありがとうございます厨二に付き合わせてごめんな、でも未だに覚えてるから許して欲しい。

誰かに許しを請うてばかりの人生な気がする。虚しくなってきたのでこの辺で。

封神演義にはなんとか持ち直してもらって良い感じで終わって欲しいと切に願っている。

 

またー。