性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

揺れるファーム戦。

先日の地震震源が実家の真下と言っても過言でないエリアだった。

離れて暮らす自分でさえも交通網が麻痺してしまい出社を諦めたので大変なことになってやしないかと連絡したら「地震?大丈夫。あんたからこんな早く連絡きたことにビックリした」的な事を言われて息子とか親子の絆みたいな世の中的に標準装備してますよって顔した関係性が成り立ってない気がする。いや、成り立ってはいるんだろうけど、皆が持ってるのと違う。確かにハーモニカと名はついているが皆が鍵盤ハーモニカで僕は普通のハーモニカで音楽の授業に挑むみたいな気持ちになった。

優秀さを求められたことはないけれど、善良であるようにとは常に期待されていたのが振り返ってみると印象的である。だから何だって話だけどふと思っただけ。

ともかく親も自分も無事で良かったのだけれど、自分のよくわからないポイントでのドライさは親が授けたものな気がして仕方がなかった。

暑い中を30分歩いて家に帰りながら、もっと長いこと電車に閉じ込められたりして、そこからもっと長い時間を掛けて大変な思いをしながら帰った人、出社した人、その人たちを守ろうと必死に動いてくれた駅員さんを筆頭とする沢山の人たちのことを考えた。偽善でも何でもなく、そんな人たちの今日が自分よりちょっと幸せだったらいいのになと思った。

急にどうしたんだよって感じだけど思ったんだからしゃーないよなー。

 

さて、休日出勤のストレス発散に公式戦のチケットを3試合分購入してしまうくらいには生活に浸透してきている阪神タイガースなのだけれど、多忙さから独りでボンヤリしたいという気持ちもあって甲子園開催の二軍の試合を観に行った。

お気に入りの選手が軒並み二軍にいるという諸事情もあり、中々テレビの野球中継で見掛けないという選抜入りを逃したアイドルが推しのファンの様な気持ちでヤキモキしていたので行った。

甲子園開催のファーム戦(二軍戦)は入場料1000円で試合が観られるという事前知識で行ったのだけれど、普段売り切れてたり高いから手を出さないバックネット裏の良い席に1000円で座れる素敵な環境で驚いた。

僕が座ったのは普段年間シートとして販売されている席で、恐らく20〜30万円はするであろう代物である。観やすいし座りやすいし肘掛けにテーブルまでついている。普段の外野指定席が子供用か若しくは椅子として開発されたものではない何かを充てがわれているのではないかという気持ちになる。普通にこのエリアの年間シートが欲しくなったけれど、残念ながらそこまでの経済的余裕と、それ以上に阪神さえいれば他は何もいらないという状態にまで高いステージにいる訳でもないので外野の年間シートが関の山である。まあ外野指定席は外野指定席で楽しいのだけれど、椅子だけ比べた話である。

そんなこんなで推しの選手さえいれば最高としか言いようがない。少ないながらも売店も営業してくれているし、ビールの売り子さんもいて完璧である。

強いて問題点を挙げるとすれば鳴り物の応援がないので応援がマイペースになり、ついつい時間を持て余してアルコール摂取量が増えることと、選手のアベレージや前打席の成績などが表示されないことだろうか。

前者は自制心の無さが浮き彫りとなる普段の倍の飲酒量で完全に一軍の公式戦に来た時よりも散財しまくる結果となった。

これまで見落としていた選手は球団のホームページなどで確認しながらの観戦となった。まだまだファンとは言えない知識量だなーと思い知る。

夕方から一軍の試合があったせいか客席は良い具合に空いていて、普段は来れないだろうなーという小さな子供を連れた家族だったり、一心不乱にスコアをつけているお爺さんだったり、試合そっちのけでパンチが効いた近況報告をするギャルママコンビなど、一体感が無いかわりに各々がのんびりと過ごしながら野球を楽しんでいてとても良い雰囲気だった。

今後の甲子園開催のファーム戦の日程をスケジュール帳にメモる程度には気に入ったので予定が無ければ、というか予定を入れずにまた行きたいと思った。

 

またー。