性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

ゴジラは昭和も平成も令和も足音がでっかい。

最近の観たものを淡々と報告するだけの日記なので本当、無理に読まなくて大丈夫です。長いし。

 

映画「ゴジラ〜キング・オブ・モンスター〜」を鑑賞。

繊細というかあまり大きく動かない映画を直近に観たせいか派手願望が高まって計画的残業(時間潰しするなら浪費するより稼ぐかの精神。元気なときにしか出来ない、本来やるべきでない愚行)を経て観にいった。

ネットでいつでも予約が出来て、職場と最寄駅の間に映画館がある生活は本当に便利だと思う。それはそうと映画館のアルバイトの男性は何故かガリガリな人が多く、ご飯をきちんと食べていますか?皆さんが働いてくれるお陰でこんな遅い時間にも映画が楽しめるんですが、どうか遅いからと言って食事を疎かになさらないでくださいという謎目線の気持ちになる。映画館スタッフの健康が気になる。

ゴジラにはその反動か屈強な男が多く登場していた。胸板が厚い科学者たち。アメリカの健康管理もスペックのうちという姿を考えれば実際の科学者たちの胸板も厚いのかも知れない。歯の治療してなかったら採用して貰えない、みたいな話が出るくらいの世界なのだと思えば違和感も消えた。余計なことを考えながら冒頭を観た。

インタビューやら何やらで公式が述べているかも知れないけれど、子供の頃に親がレンタルして来てくれたゴジラの「怪獣総進撃」に似ている気がした。地球怪獣のコントロールと暴走、宇宙怪獣の異質な強さ。

後日、プライムビデオで観たんだけれどマジでその通りっぽくて自分の幼少期の記憶も侮れないなと思った。ただそっちは全然面白くなかった。いやいやいや。技術的とかそんな野暮な話ではなくて(それは浪漫の領域である)物語自体の間が本当にしんどかった。これを僕に付き合って観てくれた親に感謝したいと思った。

ただ、今回の「ゴジラ〜キング・オブ・モンスター〜」は本当に面白かった。そもそも「怪獣総進撃」を観ようと思ったのも今作があまりにも面白かったからで、「怪獣総進撃」に必要以上にガッカリしたのもまた今作があまりにも面白かったからに他ならない。

怪獣を殲滅することも怪獣との共存を図ろうというのも「人間主眼のコントロール」という視点で割と同じくらい傲慢である様な気がしたし、でも生きていく為には身勝手さを押し通すしかないんだよなという気持ちになりながら観た。滅茶苦茶逼迫した展開でもちょいちょい洒落の効いた台詞があって笑ってしまった。テンポが本当に良かったし、ラドンモスラに対する愛情の深さ(特にモスラに関しては小美人に対するオマージュの描き方が現代っぽい発想なのに浪漫があって良かった)し、伊福部昭先生の楽曲に対してもかなりリスペクトを持って徹底的にアレンジしてくれていたのではと僕は感じた。あー面白かった!という感じ。

最近プライムビデオ付いているので前もって前作を観ていたんだけど、それの10倍くらい面白かった。続編もあるだろうし、更に面白さを更新してくれたら幸せだなーと思う。帰りがけ、通路にアニメ映画「FREE!」の水着姿の美少年たちの立て看板が並んでいるゾーンがあって無性にテンションがアガったのも幸せというやつなのかも知れない。知らんけど何か満たされた気がした。

 

そんな訳でプライムビデオ付いているので最近色々観ている。映画は「セブン」「シャイニング」「グエムル」「マッドマックス怒りのデスロード」を観た。セブンは犯人の最終目的がどこまでだったのか、というのを後から悶々と考えたし、シャイニングはカットインする鮮烈なイメージの印象が凄まじくてそりゃg.u.でまでTシャツになりますわなというもので、あと人間の脆さというのは植え付けられるものじゃなくて持っていた悪い部分が進行することで表面化するから怖いんだなって感じだった。

グエムルはたまたまtwitterで「これくらいの大きさの怪獣ってリアリティーが滅茶苦茶怖い」というものを見掛けて「進撃の巨人」でいう小型巨人が異様に怖いみたいなもんかなーと思って観たら怪獣そのものよりガチガチの様でガバガバな社会に対する風刺が凄くってグエムルついでじゃね?韓国風社会風刺の煮込みグエムル添え、みたいな。同情してしまった。

マッドマックスはシリーズの中で確かに1番面白かった。1の世界観に2のネタ要素を全部採点して80点以上の項目だけをブッ込んだ様な感じだった。

アニメもよく観ていて、「どろろ」「さらざんまい」「氷菓」を観ている。どろろは後期がとても良かった。誰かを犠牲にして生きるということの重々しくあるべきことをしっかり重々しく表現してくれていた。あとOPとEDは前期も後期もとても良かった。

さらざんまいは回を重ねるごとにメンタルが不安的になるくらいにしんどい展開に突き進んでいったのが圧巻だった。誰も思ってもない角度とタイミングと深さで戸惑うこちらを他所に凄いスピードで深くまで潜っていく作品だった。完結した今も、正直まだ追い付けていない。

氷菓は違和感が凄まじくてゾワゾワしながらも続きが気になって観ている。ほのぼの日常ミステリー系と言うには全員に生活感がなく、イライラする程に含みを持たせ続ける。有り得ないけれど遊戯王で言えばカードを伏せまくってゲームが動かないのが何週間も続く、みたいな。そういうコミュニケーションを仲良しメインキャラたちが繰り広げていてしんどい。でも観てしまうんだから面白いのだと思う。自分の頭では正しく理解出来なさそうだな…と危惧しながら観ている。

その他では「ハイパーハードボイルドグルメリポート」と「千鳥の相席食堂」を観ている。

どちらも食べ物そのものというより食べている誰かについて取り上げる番組である、んだけど同じジャンルに放り込めないくらいの重さと軽さである。ハイパーハードボイルドグルメレリポートはギャングや元少年兵、難民や宗教の信者がどんなものを食べているか、どんな気持ちで生活しているのかを聞いてくれる番組で、千鳥の相席食堂は素人のテレビ映えしない間を良くも悪くも全部千鳥が拾ってツッコミを入れてくれるのでゲラゲラ笑えるという番組である。どちらも全く別の意味で面白いので好きだ。

そんな感じ。他にも色々観るぞーという感じ。

 

あとは何となく日記に書いたり書かなかったりするんだけど、割と頻繁に甲子園に阪神タイガースの公式戦を観に行っている。

昨年は多分20試合くらい行ってれば良い方(数えていつだったか書いた筈なんだけど思い出せない)だったのが今年はもうそれに迫る勢いである。シーズン折り返しを前にその頻度となるとキャリアハイの更新は確実。

一昨年初めて観戦に行って、その年は片手で足りるくらいしか行かなかったことを考えると随分ハマってしまったものだなと思うし、どハマりしたバンドの全国ツアーの1/3とか通いまくってたことを考えるとそれが野球にシフトしただけな気がする。大学生の頃から思考回路が変わっていない。

昨年からは縁あって知り合った年間シート保有者の方の都合が悪く観戦に行けない際に譲って下さるのもあり、自分がチケットを買ってあるのと合わせると沢山観戦出来ている。

年間シートを譲って頂いた際、その席のご近所さんに応援用のプラカードを持たせて貰ったり、野球に関する色々な話や見方などを聞けたりするのがとても楽しくてワクワクする。

そのシートの周りに座っているご近所さんたちは僕が苦手な野次がキツいタイプではなく、皆さん穏やかで、しっかりした御自身の野球観を持って観戦されていて心穏やかに試合を観ることが出来て本当に有難い。(野次がキツいタイプもそれはそれで野球観の行き着く先なのかも知れないけど、だとしたら意見の不一致なので相容れないのは仕方ない)

2019年、6月末現在の阪神タイガースは先発投手に勝ち星を中々つけてあげられない中でも中継ぎ、抑えを含めて投手陣が昨年に匹敵するくらいに頑張って耐えてくれていて、打線がチャンスにあと一本ヒットが出れば何試合勝てただろうという状態である。感覚的には去年と同じパターンながら去年より良い内容ではないかと思うんだけどデータ的には解らない。

僕の大好きな大山選手は「春の大山」という小学生が書いた素敵な詩でバズり、ホームランも既に二桁に乗せ、打点もチームトップという成績で何とか阪神の四番として成り立とうと必死に頑張ってくれている。それでも結局四番というのはチャンスに打ってこそ四番。逆転が掛かっているなどの緊迫した場面に全然結果が出せず、四番として認めて貰うに至らないのが正直なところである。

加えて、打撃の不調(数字ではチームで1、2を争うくらいのものは残しているけれど四番と考えた場合はこう言う他無い)の苦悩に比例する様に守備でのエラーが目立つ。チームどころかリーグワーストの失策数、これを書いているタイミングでは14個のエラーを記録している。生で観戦していて強く感じるのが「間に合うタイミングなのにわざわざ焦る」という症状が深刻だということで、大山選手の肩をもってすれば焦ることなくアウトに出来る打球に勝手に慌てて突っ込んだり兎に角早く投げようと崩れたまま送球に入るシーンがとても多く、そんなに急がないでも間に合うよ!という場面を落としてしまっている。(これはルーキーのショート木浪選手にも言えるけれど、それよりも木浪選手の場合は打球を見切るタイミングが早過ぎてるのが主原因なのではと生観戦でのエラーでは感じている)

好きな選手が苦しんでいるのを見ると応援に力が入る反面、選手以上に気落ちしてしまう自分がいる。観ている自分なんかより本人がどうにかしたいと強く思い、必死でプレーしているはずなのだから、もっと大らかに見守っていられたらいいなと我ながら思う。

シーズンも折り返し、期待しているし楽しく観られたらなと思う。

 

以上、報告おわり。

 

またー。