性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

年末調整は季語なのか、四字熟語なのか。

年末調整の書類を提出した。

毎年始まると早めに片付ける様にしていて、何故かというと総務の担当者の方が早めの方が優しく不備があれば教えてくれる余裕があるから、という何とも他力本願な理由である。

毎年やっているはずなのに全然覚えられない不思議な書類であるが、上司の方々も毎年似たようなことを言っているので果てしない迷宮、複雑に絡み合いつつ少しずつ姿を変えていく様は九龍城砦を彷彿とさせる。少なくとも意味を理解しようとしない甘えた人間からすると、だけれど。

とは言えWEB上で処理出来る会社も増え、弊社も元から印字されている欄が少しずつ増え、記入する量は年々確実に減っていて難易度が下がっている様に感じる。有難い。

九龍城砦が取り壊されて公園になった様に、年末調整も上手いこと何か別の手段でサラッと済んでしまうか、そもそもそんな制度が必要のない世界になれば良いな、なんて事を考えている怠惰な人間は来年もあたふた書くことになるんだろう。

書いているともう今年も残り僅かなのだな・・・となるので年末調整はきっと季語なんだろう。

風情はないけど季節を感じる不思議な言葉。

遥か未来に言葉だけが残り、季語から四字熟語と姿を変え、テストに出題される日を妄想するなどした。

どうか古代人のせかせかした生活を垣間見、過去を憂うような意味合いで使われていなかったら良いなと思う。

 

それはそうと先日、蚊の研究の各分野の権威である女性三人が結成された「蚊の姉妹」が蚊の魅力と誤解を語ると共にどれだけ身近な存在なのかを教えてくれる番組を観た。

何かをキーワード録画した際に登録したワードに引っ掛かったお陰で偶然観れたのだけれど、世の中というのはどこまでも密接で、何気ない日常がどんどん深掘り出来ていくのだなと感心すると共に、義務教育で習った生態系や自然を維持するのに不必要な生き物はいないという原点を振り返る良い機会になった。

蚊という存在は、血を吸われてそこが痒くなるとか、病気を媒介するというイメージ(事実その側面もある故に沢山の研究者の方々が調べ続けてくれているのだけれど)で嫌ってしまう訳だけど、色んな側面が紹介されていて、番組の趣旨通り少しイメージが変わった気はする。

自分に置き換えた時に第一印象というか、さして知りもしない人を浅い段階で嫌になったりする事があるのを思い出し、何というか悪いことをしてしまったなぁと蚊を通して反省するに至り、その人と夏場に遭遇した際に「蚊に滅茶苦茶刺されたらいいのに」と呪ってしまいがちだったので、その意味で反省の念は単純に倍なので申し訳ない、申し訳ないと思いながらも楽しく番組を観た。

番組の中でハンター×ハンターの水見式のような演出があり、まさか蚊のキメラアントと蚊の姉妹を結びつけているのかなとハラハラしたものの、単純に皆さんがそれぞれ別の分野のトップランナーだから同じ世界の中でも能力がこんなに違うんですよという表現だったんだろうなとの結論に至った。

タモリ倶楽部などを楽しみに観ているとBGM一曲ごとに意図が仕込まれているのだろうという思考になりがちなので邪推癖がついてしまっている。

メインでない部分で喜んで遊んでいるなんて、玩具でなくそれが入っていたビニール袋にハッスルしている猫の様で可愛かろう?愛でても構いませんよ。調子に乗ってすいませんでした。

 

またー。