性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

貴教が起こした革命についての思い出話。

年末だし、そろそろT.M.Rを。
T.M.Revolutionについて書いておこうと思うのだけれど。
T.M.Revolutionは「貴教が革命を起こす」って意味なんですけど、これについてはIOCとかWHOの正式名よりも国民に浸透してるから最早社会科のテストにすら出題されない常識だと思うんですけど、何故T.M.Revolutionという表記だけ太文字かと言われると、もうそこに西川貴教が息付いているからとしか言えないんですけど。
故に上手くまとめられたサイトは幾らでもある訳で今更僕なんかが書かずとも、ではあるんですが好きなんだもん仕方ない。

という訳でしっかりした解説はそういうしっかりしたサイトに任せるとして僕は僕の記憶と主観のみを総動員して貴教が起こした革命について書いていこうと思います。
それに伴い先に断言しておきたいのが、僕にとってのT.M.Revolutionは現状で「初期西川」に集約されており、これが今の僕の全てなので、今回書くのも初期西川に限定しています。
初期西川とは何ぞ、という問いに対しては各々線引きがあるかと思いますが、僕の中ではデビュー曲の「独裁」から「WILD RUSH」までを指します。
個人的にthe end of genesis T.M.R. evolution turbo type Dという長ったらしい名前になる以前のシングル類を初期西川と認定しています。ご了承下さい。

独裁-monopolize-
96年に田舎の元ヤン看護婦級の美貌をもってして彼の革命は始まった訳なんですが、ここから既に伝家の宝刀「女々しさ」こと西川節が炸裂しているので、そろそろ辞書は女々しいを西川節に変更して欲して掲載されて欲しい。ゴールデンボンバーより先にここまでの女々しさでもって世の中に革命を振りかざしたという点をもっと皆さんに評価して頂きたい。
ちなみに、後に爆誕するシングル「蒼い霹靂」のカップリングに独裁のライブ版が収録されており発狂するほどカッコイイので是非聴くように。

臍淑女-ヴィーナス-
初めて聴いた時、この曲が大人っぽく感じてしまいドキドキしたせいか未だにこの曲を聴くと家族で囲んだ食卓に洋画のガッツリラブシーン流れる様な気分になる。
僕もこの曲の様に流れてないハズのラテンの血が騒ぐ感じで肉食感のある恋をしたかったけど片想いする相手はアニメの中にしかいなかったよね泣きたい。

HEART OF SOWORD〜夜明け前〜
ハートオブソードが剣心だと認知するのに10年を要したんだけど、チャキーン!という音とるろ剣っぽい歌詞がたまらなく好きですし西川くんが声優と言えばガンダムだとかほざく腐り気味の女子たちがおりますが、時系列的に考えて声優デビューはどう考えてもこっちだろ、と言いたいんだけど登場回は見事に見逃していた。どうかしてるぜ。

LEVEL4
僕の中で西川くんが西川No.1になったのはこの曲から。
欲望に割と忠実だけど?みたいなスタンスを崩さなかったT.M.Revolutionが欲望そのものに開き直りを見せて完全に手懐けた瞬間がここに!と興奮し過ぎて大変だった。
ハーレムを作りたいとかそういや昔思ってたっけなー!!!と風呂場で歌うアニメ好きの息子について家族がどう感じていたか聞くに聞けない。
曲がお手本の様なドラマチックさでシンプルなメロディがしっかり軸にいてたまらない。

HIGH PRESSURE
カラダを夏にシテ!ともうちょっと意味が解らない事を言い出してるけど、いいんだよ。だってこれ革命でしょ?ウッカリ貴教の期待の楽園とか歌っちゃうくらい本気な訳なんだから。
跳ねる爽やかなシンセにぶっといギターという組み合わせ以上にクラップ音の魔力に完全に取り憑かれた中学生は「クラップ音さえ入っていれば最先端」というよくわからない幻想を抱く程にこの曲を聴き込んだ。
あとこの辺から衣装本気出し始めてるのも面白い。

あまりにも寒そうな衣装とネクタイを引っ張るポージングが鮮烈過ぎて日本全土を震撼させ、そら寒いだろとツッコませる事に成功した間違いなく最大のヒット曲。録画したMステのビデオをアホ程見まくり、歌詞をノートに書き写す事で西川貴教の女性感というか好みの女性のビッチっぷりに感銘を受けた。
バンプとかラッドのゆったりした曲の歌詞をノートに書きがちな女子高生達には是非とも辿り着いて頂きたいステージですね。

蒼い霹靂-JOG edit-
アルバムからのシングルカットで原付きのCMソングになっており、西川くんがバシっと決めているのに紹介されるのは原付きという苦笑いを禁じ得ないCMではあったけれど、原付きの免許が取れる年齢に達してない事と、ガンダムの足みたいなメタリックなスニーカーが当たるキャンペーンに応募出来ない悔しさで反抗期に陥るというクズっぷりを披露するも、未だに一番好きな曲。未だにYOUTUBEの動画ですら黄色い声を挙げがち。
間違いなく己の黒歴史を象徴する一曲。

確か撮影許可が降りなかったとかでわざわざアメリカまでこの衣装で外人達のギョッとした視線の中撮影されたという話が鮮烈な曲。その辺の証拠映像があったのでリンクはそちらを貼っておく。
この曲を撮ったビデオを真夏に観ながら延々踊り狂っていたら5キロ痩せた思い出があるが、それが強烈過ぎて他の思い出が残っていない曲。
ダイスケ的にもオールOK!」という神のフレーズをぶち込んできた事で僕を中心とする日本中のダイスケを昇天させた。
セルフカバーではヤスヒロ的にもに差し替えられている。父親らしい。息子さんにはいつもお世話になってまーす!

初期T.M.Revolutionの中で唯一落ち着いたシングルであるものの、プロモは豪雨に打たれ、西川貴教濡れ鼠の様相を呈している。雨に打たれてしまった時などは勿論、温泉の打たせ湯でも脳内を駆け巡るこの曲は何と言っても圧巻の歌唱力が堪能出来る素晴らしい作品で、世に西川貴教がただの飛び道具ではないことを知らしめたハズなんだけど、世界不思議発見のテーマ曲だった為、黒柳徹子板東英二がトップ賞を取った直後にこれを聴くとなんとも言えない気分になった。

Burnin'X'max
サンダーバードから半月のスパンで投入された史上最強に情けないクリスマスソング。歴代最重量級の衣装で露出度低くても忘れない飛び道具っぷりを炸裂させる曲。
元々クリスマスに明るい思い出がなかったんだけど、これを以てクリスマスが僕の中でゲスなものであると確定されてしまったのだけれど、割と年中聴いているので最早行事としての認識すら危うい。
お気に入りのパティスリーが限定のケーキ(何か気持ち割高の)を出すイベントに成り下がっている。
大体、毎作カップリングが別ミックスなんだけど、このシングルに至っては四曲全てがこの情けないクリスマスソングで占められており、尋常じゃない空気を醸し出している。
この動画が本当にお気に入りなので曲が始まるまでの1分程度、しっかり目に焼き付けて欲しい。

WILD RUSH
個人的にT.M.Revolution史上二番目に好きな曲。
掛け違えてちょいキツめのチョーカー、と猿の格好してガニ股で歌う西川くんに興奮は開始30秒でピーク。
シャンプー何使ってるのかサビで聞いてしまう奔放さもまた胸キュンである。
ここまで来ればもう彼は何をやっても許される、と当時僕の中で話題に。
ちなみにセルフカバーの方は史上稀に見る改悪だと思うのでオススメしない。

以上が西川貴教が起こした革命の初期の軌跡である。
ほぼ思い出話に終始してしまい、西川くんの足を引っ張ってやいないか、と心配にもなるが、よく考えて欲しい。
T.M.Revolutionとは、良い歳した成人男子がこんなに好きな男性アーティストなのである。
それが悪いハズはない。
是非とも聴いてみて欲しい。
ここまで読んでしまったあなたならそれが出来るハズだ、お願いしますね。
ちなみにこの辺りの楽曲は全て「B☆E☆S☆T」という尋常じゃなくダサ...率直なタイトルのベストアルバムに収録されているので気になった方は購入をオススメしたい。