性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

ニンテンドークラシックミニスーパーファミコン収録タイトルの追憶日記。

ニンテンドークラシックミニスーパーファミコン」というゲーム機を予約したのは9/16の土曜日だった。

朝の8時55分からヨドバシ.comに張り付いて、9時の予約開始に喰らい付いて幾多の接続切れを乗り越え整理番号を貰い(それでも700番くらいだった。戦友の多さよ)、届いた購入者用に届くURLすらひたすら落ちまくるというダンジョンというより運ゲースーパーロボット大戦で命中率2%のライフルをボスに当てようと繰り返しリセットしまくった中学一年生の頃を思い出し完全に意地になって挑むこと1時間半、無事に予約出来たのであった。

この時点でゲーム性高過ぎ。暫くゲームはいいかなと思ってしまうレベルでのドタバタ劇であった。

とは言え、プレステどころかソシャゲすら全くやらないというのに何で急にここまで欲しくなってしまったんだろうと考えると、なんていうか懐かしさに縋って現実をどうこうしたいんじゃないかという暗い気持ちに足首掴まれそうになってしまうので、今回は収録タイトルに対する記憶を振り返る事で届くまでに膿を出し切り、前向きな気持ちに転化しておこうというよく分からない趣旨の日記を書こうと思う。

普段の記事よりはよっぽど趣旨が明確な気もするんだけど、よく分からないってことにしておかないと日々の薄さが透けてしまうのでよく分からない趣旨ということにしておきたい。

 

題して「ニンテンドークラシックミニスーパーファミコン収録タイトルの追憶日記」略して「スーファミ追憶編」、暇な方はどうぞ。

 

スーパーマリオワールド

僕の家は「お正月にお年玉で自力でソフトを買うこと、ただし予算は1万円」という厳格なルールがあった為、皆が持っているソフトというのは友人宅で出来る可能性が高いとして購入対象から基本的に除外していたのだけれど、それの最たる例がスーパーマリオワールドだった。

スーパーファミコンのソフトは当時1本で1万円以上するものがあるくらい高価なものだったので「予算1万円」とはつまり「年に1本しかソフトが買えない」という非情な通告に他ならない。ここで変に慎重で妙に打たれ強い性格が培われた可能性がある。

なので友人宅でプレイさせて貰うソフトという思い出になるのだけど、周りの友人と違い自力で色んなステージをクリアしてきた訳ではないのでマントで空を飛ぶ方法も未だに知らず、入った事もないエリアが数多く存在する。

皆が会得し出来た事が自分には全く出来なかったという思い出にケリをつけるべくプレイしたいものの、思い入れがその程度なので優先度が低く、最悪プレイせずに飽きてしまう可能性を秘めたタイトルである。

 

F-ZERO

これは年に1本というルールを僕に課していた父親が秘密裏に購入し夜な夜なプレイしていた忌まわしきソフトである。(その他にもウルトラマンスターフォックス、なんかのカーレースなど、大人の財力に密かにモノを言わせ購入していたソフトが数々ある。勿論名探偵コナンばりの洞察力と嗅覚で持ち出しては勝手にプレイしていた)

サイバーさと電流デスマッチのレース版みたいな世界観がとても格好良かったものの、肝心の車体が琴線に触れなかったのもあり(その癖滅茶苦茶プレイしてたけど)、大人はこういう渋いキャラが好きなんだなとパッケージを見ては思ったものである。

対戦したことはないが、間違いなく僕の方が親より上手かったと思う。

 

がんばれゴエモンゆき姫救出絵巻

全く記憶にない。がんばれゴエモン2は滅茶苦茶遊んだ。

 

超魔界村

これは自力で購入したタイトルであり、非常に思い出深い作品である。主人公が髭面のおっさんである事以外はマジ最高という感じで、おどろおどろしい世界で魔物を倒しまくるという構図にどハマりしたものの、難易度が高く、幾度も投げ出そうとし、その度に「年1本のソフトだぞ!!」と呪いのように繰り返し己を鼓舞してやり続けていた。

そんな僕を尻目に父親があっという間に全クリしてしまい、いや僕の買ったソフトを勝手にやった挙句に先にクリアすんなよ!!!という気持ちになり心が完全に折れてしまい、結局やらなくなった作品である。

これを書いててまた「子供を厳しく律しながら自分はソフト買うし、更に子供のソフトを勝手に全クリする」という悪行を犯した父親に対する怒りが復活してきたのでクリアした暁には「あの時勝手に全クリされてやらなくなった超魔界村、遂にクリアしたわ」と連絡してやろうと思っている。絶対覚えてないだろうけどな。

 

ゼルダの伝説-神々のトライフォース-

主人公の顔が好きじゃなかったのと、ゼルダをプレイしているクラスメイトの知能指数が高くてあんまり接する機会がなく、そいつらは大体塾も忙しく、中学からは私立に進学してしまったので結局接点のないまま別れてしまった。

ソフトの思い出ですらないけれど、正直僕の中ではそれくらいの存在である。

 

・スーパーフォーメーションサッカー

これは全然運動出来ないクラスメイトが「ゲームでは凄いんだぜ」みたいな感じでやり込んでいた記憶しかない。鬼気迫っており、近寄り難かった。

 

魂斗羅スピリッツ

初見です!!!

 

スーパーマリオカート

これはマリオワールドに続く「人の家でやらせてもらうゲーム」であった。

対戦が醍醐味のゲームであるが、我が家は共働きで、親不在時は友達を家にあげてはいけないという家庭だったのでそういう意味でも持っていても楽しみ尽くせないソフトだった為に購入対象から外れた記憶がある。

しかし、ワイワイガヤガヤと滅茶苦茶楽しかった記憶もある。64版を一番プレイした気もするけれど、とてもお世話になったソフトなのでまた出来る日が来るというのが素直に嬉しい作品である。

 

スターフォックス

先述の通り、親がこっそり買って隠し持っていたソフトなので印象が悪い。

ディズニーやらジブリのお世話に散々なっていた癖に「動物が喋りやがって」という気持ちでプレイしていた。嫌な子供である。

 

聖剣伝説2

パッケージが通っぽかったので購入を見送った作品で、殆ど内容も知らないが幾度となく「聖剣伝説ごっこ」に付き合わされた記憶がある。

先述の親共働きによるルールにより、基本的に他所様の家で遊ばせて頂く機会が多かった為、郷に入っては郷に従えというか、何をして遊ぶかは場を提供してくれた相手に委ねる癖がついていた。感覚的には阪神タイガース夏の高校野球の期間中、地獄のロードと称して本拠地以外を転々として試合する様が延々続くという感じである。ほぼアウェー戦で年間スケジュールが埋まっているので、聖剣伝説ごっこをしたいと言われれば未プレイでもやるしかないんである。

聖剣伝説ごっこを提案していたクラスメイトとは中学生になってからというもの疎遠になり、以後会ってもいない。当時のごっこ遊びが如何程の再現度であったのか、記憶を掘り返しながらそのうちプレイしたい。

 

ロックマンX

自腹購入ソフトである。めっちゃプレイしたし、Xが格好良過ぎて自由帳にめっちゃ描いていた。漫画版の掲載誌がコロコロでなくボンボンであったことからも解る様に、「存在は知ってるけどメインストリームから外れた存在」としてクラスで目立つタイプの子供は誰もプレイしていなかったが、ちょっと大人しいヤツは大体やっていたという思い出深い作品。

大人になった今も社会のパワーバランスは変わっていない気がするので世の中そんなもんだかと思う。

三角飛びを真似しようとして歯を折った友人もいたし、僕も擦り傷を作った。「良い子は真似しないでね」と言われていないことの中にも危険な事があるのだなと思い知った。

 

ファイアーエンブレム紋章の謎

友人の当時高校生の兄ちゃんが不登校になり、今で言う引きこもり状態でプレイしているという話を聞いて子供心に「これは手を出したらアカンやつや」と思った作品。

 

スーパーメトロイド

スマブラでしか見た事ない。

 

ファイナルファンタジー6

4と5はやったのだけれど6は購入を見送ってしまい、友人に借りた。

ちなみに我が家はソフトの貸し借りを禁じられており(高価なものなのでトラブルになると困るとの事で)、秘密裏に借りてコソコソプレイしていたものの親の検閲行為で発覚してしまいかなり序盤の状態で返却を余儀なくされた作品である。自分の親は口癖の様に「成績は悪くても良いから元気でいてくれ」みたいな事を言うタイプだったのできっと英数字が読めないだろうと高を括っていたが、当然それくらいは読めた為にバレてしまった。大人を舐めると痛い目に遭うとここから学んだ気がする。

シャドウとエドガーが好きだった。どんな活躍をするか定かではないが、必ずプレイしたい作品である。

 

スーパーストリートファイター2 ザ・ニューチャレンジャーズ

格闘ゲームは完全に対戦ありきなので購入対象外であるものの、大変な人気だったのでやる機会も多く、所持していないので技も上手く出せずにボコボコにされがちだった為かあまり良い印象がない。2だのターボだのニューチャレンジャーズだのの区別もついておらず、皆同じソフトでそんなに長く遊べてスゲーなと普通に思っていた。

格ゲー自体を購入対象から外して思春期を過ごしてしまったので単純に苦手なジャンルと化してしまっている。恐らくプレイしないと思われる。

 

スーパードンキーコング

 同じマンションに住んでいた年下の子の面倒をみる事が多く、その子が持っていたのでよく一緒にプレイした思い出深いソフト。

内容もだけど、ゴリラ=バナナという発想のドストレートさがツボにハマってしまいウホウホ言いながらバナナを食べて親に叱られた記憶がある。今でも朝食を食べ損ねた際にはコンビニでバナナを買う程に好きなのはその名残なのかも知れない。

とても面白かったのでドンキーコング2は僕が購入し、その子と一緒にたくさんプレイした。

とんだほのぼのエピソードが登場し、我ながら驚いている。

 

スーパーマリオヨッシーアイランド

友人がどハマりしていたのだけれど、僕はその友人が所持していた地獄先生ぬ〜べ〜にどハマりしておりプレイしている様を一切見ず、コントローラーが回ってきても見てるだけで楽しいから!(ぬ〜べ〜に夢中で見てすらない)と遠慮しまくった記憶しかない。

そいつは高校入学まで親交があったのだけれど、急に先輩から送られてきたエロ画像を自慢する様になり気持ち悪くて疎遠になってしまった。思えばあれは高校デビューに失敗したキョロ充だったのかも知れない。

敗れはしたけれど、挑んだ事に意義があると今なら思える。優しく出来なくてごめんな。

 

パネルでポン

これ好きな人頭良さそう!!!という頭悪そうな印象しかない。

 

スーパーマリオRPG

自腹購入したソフトの中で一番面白かった気がする。音楽、グラフィック、システム、ストーリー、全部最高で、レベル30までしかない所とか隠しステージ、ミニゲームまで含めて楽しかった記憶がある。

絶対今やっても楽しい気しかしないので真っ先にやりたいソフトである。

書いているだけでワクワクしてきて語彙が溶けてしまい、特に言うことがなくなってしまった。わーい楽しみだな!!!

 

星のカービィスーパーデラックス

購入対象から外してしまったのだけれど、本当に憧れのソフトだった。

音楽が凄く好きなのと、能力をコピーするという所がロックマンに通じており、人がやってるのを見るのですら物凄く楽しかった。

貸し借り禁止の我が家のルールの上にセーブデータの消えやすさというリスクからか借りる訳にもいかず、カービィが痛い目に遭うのも見たくないので上手い人のプレイを鑑賞することがとても好きという思い遣りに溢れた神童の様なエピソードがある。(単に頭が悪かったという可能性も高い)

流石にセーブデータの消えやすさまで再現されていないだろうから思い切り楽しみたい所存である。

 

スターフォックス2

あったの知らなかった。

 

以上、思ったよりエピソードがあって5000字に届かんとするボリュームになってしまった。

後は予約ミス(入金確認までメールが来ているので大丈夫なハズ)や配達ミスなどのトラブルがなく手元に無事届いて欲しい気持ちで一杯である。

まだ発売していないのにこんだけ長々と書いてしまう程に楽しみなので、その他の心労は死に直結するんである。どうかどうか、宜しくお願いしたい。

また既にネットオークションなどに高額転売目的の悪質な購入者がウヨウヨしているけれど、そういう人達を駆逐すべく、任天堂には早めに次回出荷日の発表などの措置をお願いしたい。

何にしても楽しみだなぁ…この歳になってゲームの発売日を待ち遠しく思うことになるとは考えてもいなかったし、ゲームをまたやりたいと思える人間性が残っていた事が驚きですらある。

発売日まで色々頑張るぞー。

 

またー。