性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

老人に足を踏まれる才能があるニャン。

京都を訪れると毎回老人に足を踏まれる。

1そうだ京都行こうにつき1回老人に足を踏まれている。数え始めて4回連続である。凄い。凄いが、何故なんだ。

京都の老人の目に錯覚を起こさせ、足との距離感を計らせない磁場が碁盤の目の区画内には発生しているんだろうか。

それとも全京都の老人たちはその日足を踏まれていない若輩者を見分ける能力が備わっており(頭上に×などが見える様になっているなど)、バッシュを下ろしたバスケ部員に対する願掛け(出展スラムダンク)よろしく若いのの幸運を祈って踏ん付けてくれるんだろうか。

単純に若者の足を踏むという文句の言い難い細やかな嫌がらせが京都の老人の間で我々でいうモンハン、ポケモンポプテピピックくらい流行っているんだろうか。

もしくは足を踏む老人は全員ユーチューバーで、そのリアクションを動画編集して配信しているんだろうか。

しかしこの話をしても周囲の人たちが全く足を踏まれていないという事実が立ちはだかる。つまり無差別にかましている訳ではないのである。

もうこれは①たまたま僕の運が悪いのか、②京都の老人たちから僕個人がマークされているのか、③1人の人間が異なる老人に変装して執拗に僕の足を狙っているかのいずれかである。

心の底から①であって欲しい。②と③なら僕が一体どんな粗相をしたというのだという話になってくるし、①だってお祓い案件である。前前前世で京都を恐怖のどん底に陥れた連続足踏み魔だった可能性すらある。多くの人の足を踏み続け、人々の記憶に名を残すまでになった執念がマジで怖い。

このまま前人未到の10回を超え、全人類の顔から笑みが消えるまで毎回踏まれ続ける運命なのだろうか。こんなに京都でお金を使っているというのに、そんなのあんまりである。

このよくわからない記録がさっさ潰えることを切に願う。

 

振替休日を利用して髪を切りにいったら担当美容師が今流行りのビットコインで一番ホットなニュースの当事者になっていて申し訳ないものの笑ってしまった。

ただ一方でそう言った新しいものに興味を持ち、利用出来る人たちの好奇心と実行力は単純に尊敬している。気になるもののふるさと納税すら実行出来ず、定期預金すら面倒でデビットカードすら最近まで知らなかったという成人男性10年超えのベテラン選手としてはマジ致命的、来季は合同トライアウトで東山紀之にナレーション当てられるかも知れないという気になっている。

ヘッドスパを担当してくれるスタッフの方に体格がガッシリしてきた気がすると言って貰えて嬉しかった。効果が多少なり出ているのを第三者から言及されるのは励みになる。

その後、冒頭の足踏みを喰らいついでに大好きな猫カフェへ行く。違う逆だ。ていうか逆ですらない。そっちは全く欲してない。これまで足を踏まれて貯めた徳のお陰か初めて空いている時間帯に来店することが出来、待ち時間ゼロで入店となり心の準備が全く出来ずに思わずトイレに行ってワンクッション置くという小心者であった。宅飲みで酔った彼女に迫られた童貞か。

退店前にはそのテンションで猫好きってマジ?何かキメてから来てない?という大学生グループが立て続けにやって来てシングルライダー(ディズニーランド風おひとりさま表記)にとっては圧巻のアウェイとなったけれど、それ以外は物凄くまったり出来て最高であった。猫を前に滅茶苦茶会話出来る新世代の台頭に焦りを感じた。いや、人間となんか言葉交わしてる暇ねえだろスゲーなその余裕、という感じである。パスの出す方向をいちいち確認してようやく繋がる様になって喜んでいたら相手チームがノールックでバンバンパス通してるのを目の当たりにした気分である。

何だかとても楽しそうだったのでそのスタイルに羨ましさを感じるものの、黙々と猫を追っかけ回すスタイルでここまで来てしまったので方向転換するにも曲がり方が急過ぎる気がして躊躇してしまい、結果として「自分らしくあれば良い」と都合よく言い聞かせて現状維持とした。

猫は毎度のことながら可愛かった。

目があったロシアンブルーがそのまま視線を逸らさずに一直線にやって来たかと思うと鼻に鼻を擦り付け、何事もない顔でどこかにいってしまうなどの接客を受ける。高レベル過ぎて意図が全く読めないがあまりの有難さに口から漏れた「ありがとうございます!」が震えてしまうなどした。

ポイントカードが10個貯まり、要するに10回来店したということなのだけれど、初来店から換算するとペース的には月イチを上回っている。

次回これで60分無料の特典が受けられるものの、せっかくスタンプが埋まったポイントカードを手放すのも惜しいという想いと同時に、京都に住んでいたら凄まじい勢いでポイントを貯めていたのではなかろうかという若干の恐怖も抱いた。飼い猫どころか、まさかの他所様の猫で破産という事態も想定され、借金してでもアイドルに注ぎ込む人の気持ちが解る気がしている。程々に遠くて何よりである。どう考えてもまた行くので「また行きたい」とは言わない。

 

先日、生まれて初めてクッションを買った。

理由としてはムーミンの可愛いソレが売られていたからであるが、これまでクッションのある生活を送って来なかったので扱い方が解らず、ソファに置いてあるとなんとなく邪魔で既に床に落ちている。そのうち存在に慣れて当然の様にクッションを扱える日が来るのかも知れないし、延々にクッションは床に落ちているかも知れない。

僕の元へ来てしまったことをクッションが後悔しない様にちゃんとせねばならないが、クッション相手に何をちゃんとすれば良いのか素人なので全く解らない。その道のプロに話を聞くべきかも知れないが、ここはもう手探りでやっていくしかない。情熱は約束を守るってBUMP OF CHICKENも言ってたし、情熱さえあればきっと上手くいくだろう。

クッションとの関係性改善に対してどうすれば情熱を見出せるかについてもまたプロに話を聞くべきかも知れないが、ここはもう手探りでやっ(以下省略)

先は果てし無く長い。

 

またー。

1月に聴いた音楽のまとめ

1月に聴いた音楽(再聴、初聴き問わず。他の記事で取り上げたものは基本的に除外)の超雑感まとめです。

毎月25日〆くらいでやりたいけど来月には早速忘れてそう。

あと、聴いて良かったと感じたものしか取り上げておりませんのでこんなんで怒られても困ります。 

 

BEAT CRUSADERS/popdod

何故か新歓コンパに顔を出し、持ち前の派手さよりも年上の落ち着きを突き通したサークルのOB。

BEAT CRUSADERS OH MY ZEPP WINTERLONG - YouTube

 

ハヌマーン/デッセンクルー

イオンよりもスーパー、スーパーよりも商店街って感じ。

 

藍井エイル/D'AZUR

門限が厳しく、両親の他に大きな犬が2匹とお手伝いさんが1人いる。

藍井エイル 『IGNITE』MV(Short Ver.) - YouTube

 

MONOEYES/Dim The Lights

合コンにタンクトップで来そう。

MONOEYES - Free Throw(Music Video) - YouTube

 

THE VINES/Highly Evolved

合コンにタンクトップで来た。

The Vines - Get Free - YouTube 

 

ROBIN THICKE/BLURRED LINES

家に遊びに行ったら、皮のまま食べれる種無しブドウが自然と出てきそう。

Robin Thicke - Blurred Lines (Unrated Version) ft. T.I., Pharrell - YouTube

 

THE ORAL CIGARETTES/UNOFFICIAL

闇堕ちした漆黒のディッキーズ

 THE ORAL CIGARETTES 「5150」 Music Video - YouTube

 

BOY/MUTUAL FRIENDS

居眠りしてるとバインダーでポンと頭を叩いてくれる素敵な同僚ではあるが、自分も居眠りをかます癖に一切認めない。

BOY - Army (Album: Mutual friends) - YouTube

 

Beyonce/4

ションボリしてるとカシューナッツが入った炒め物が大皿で出て来る。

Beyoncé - 1+1 (Video) - YouTube 

 

向井太一/24

寝癖ですら保護欲掻き立てて恋の谷に突き落とすタイプ。

向井太一 - SLOW DOWN(YouTube Music Foundry) - YouTube

 

あっこゴリラ/GREEN QUEEN

スーパーの屋上でハローキティーのポップコーン喰いながらじゃんけんのコインゲーム爆当てして子供達に主って呼ばれてる。

 あっこゴリラ「ウルトラジェンダー × 永原真夏」 - YouTube

 

King Gnu/Tokyo Rendez-Vous

友達とはバーガーキング、家族とはモスバーガー、異性とはフレッシュネスバーガー、1人ならマクドナルドと決めている。

King Gnu - Vinyl - YouTube

 

 

またー。

真冬のB級グルメ「アイスバーンを滑らせて作った冷しゃぶ」に16ビートの舌鼓をうつ。

ガッツリした寒波により、駅から家の近くまで延々続く長い下り坂が全編アイスバーンと化しており非常にスリリングな帰宅となった。

怪我で済めば良いけれど、転んで後頭部なんか打ち付けた日には死んでしまうかも知れない訳で、まだ頑張って働いた貯金も使い果たしてないし、大好きな猫カフェの推しニャンコ様の生誕祭にも行ってないし、ひとりディズニーも実行出来てないし、我慢しといた方が後々良いだろと思っていたとんでもない無駄遣いのアレコレだって何故我慢したかって最善のタイミングで罪悪にかます為だし、積立NISAもしてないし、ふるさと納税もやったことないし、ていうか久々にサンミー食いたいしで色んなことを加味した結果、ここで死ぬ訳にはいかないので氷上におけるグリップ性がほぼゼロの革靴に全神経を集中させてノロノロと下り、何とか無事に帰宅することが出来た。

道中、同じマンションに住む住人が同じ様に緊迫した面持ちでおっかなびっくり歩いていたので、それを眺めながら「ひとは一歩ずつ、どんなに遅くとも進む限り前進するのである」みたいな事を思った。

ドラマチック私生活。

それにしたってサンミーが食べたい。スーパーで小学生がサンミー買ってるの見ると凄くバカっぽくて幸せな気分になる。バカに潜む幸せ程、身近で確かなものはないのかも知れない。何言ってるかよく解らない。

 

久々にカラオケに行った。

indigo la endの「秘密の金魚」が入っていたのでアニメをよく見て声優の声真似をしていた頃を思い出しつつ語りに感情を全込めしてブチかましてみたら肝心の歌パートがキー高過ぎてロクに歌えないという事態に陥る。悔しいので練習しようかなと思う次第。

そしてマキシマムザホルモンの「アカギ」も普段は歌わないデスボイスパートに挑戦してみたら案外声が出て嬉しかった。お昼寝する幼児すら起こさない程度にソヨソヨとヘロヘロなデスボイスであったけれど、自分の喉からこんな声が出るもんだなーと発見に気分を良くした。

ニゾンスクエアガーデンの「シュガーソングとビターステップ」を歌いながらドラムの格好良さにほーっとなった。ユニゾンにしろ米津玄師にしろ早口で言葉数が多いのに独特の間合いで外したり跳ねたりする歌い方にカラオケで挑戦する度に、くるりの岸田氏が述べていた「どんな歌でも一回歌ってみれば簡単じゃないことがわかる」みたいなことを思い出す。

慣れてくるとその間合いにすら感情が垣間見えるというか妄想を挟み込めたりするから楽しい。

そしてDAMのカラオケMVにカメラマン役で出ている方に最近のナオトインティライミが似てきいるという確信を得たので実に良い機会であった。カラオケMV俳優に寄せてくることで僕からすらも好感を得ようとするナオトインティライミ、本当に油断出来ない。が、悔しいかな少しばかり見直してしまった。僕がティライミ堕ちする日も遠くないかも知れない。

太陽燦々バーベキューにはマテ茶みたいな男の癖に。

 

ここ最近、プライムビデオで「血界戦線」を観ていたんだけれど無事に最終回まで辿り着いた。元々トライガンが好きなのもあって絶対好きだろと思っていたんだけど、その予想を遥かに凌ぐ好きだった。思考も関係も過去も未来もベタベタしてないのにしっかり熱いというのが内藤先生作品の魅力で、アメコミみたいで好きだ。

その後、プライムミュージックであれこれ聴きながらダラダラしていたんだけど、プライムミュージックの邦楽のラインナップが結構謎で、自分の好みからすると結構スカスカなのに突然「何でこんなもん入ってんだよ」というのに出会うから驚く。

ハヌマーンの「デッセンクルー」なんかがそれで、テレビのバランスの良い音質で聴くとちょっと笑ってしまった。ハヌマーンは雑踏というか、人混みの中で、沢山の人が立てる生活音に紛れて聴くのが一番好きだなと改めて感じた。

他にもヒグチアイさんの「三十万人」やらTHE ORAL CIGARETTESの「UNOFFICIAL」などをザッピング感覚で、でも再生したら最後とりあえずアルバムは丸々聴き通すぞとあれこれ聴いた。

ヒグチアイさんはたまに1曲、みたいな感じだったんだけど、こうしてアルバム単位で聴くとストレート系の球種しか持ってない投手みたいなアーティストだなと思った。

オーラルは原曲を聴くよりもカラオケで歌うことの方が多いバンドなので知っている曲でも新鮮だし何より当然だけど自分よりも何千倍も上手いので「あらカッコイイ人たち…」となる。オーラルは激しいのに暑苦しさが無く、それでいて笑ってしまうくらいダサい瞬間があって、それがバリバリにキマッているからとても好きで、自分の世代のリアルタイムでいうところの9mm Parabellum Bulletかなと思うんだけど、彼等よりもスラっとしていて、滅茶苦茶カッコイイ母校の後輩みたいな存在感である。因みに9mmは文庫本読みながらタンクトップで冷しゃぶ食ってる先輩みたな存在感だ。

リコリス」のドラムと「5150」のえっ?この曲で?というシンガロングっぷりとその分厚さが好きじゃ。

外は寒いし、引き続きダラダラして英気を養うぞー。

 

またー。

これはいけませんねぇおじさんの話。

 最近はKing Gnuとあっこゴリラの音源を購入したのでよく聴いている。どちらもとても良いので改めて簡潔に感想を述べたいのだけれど、それらと並行して「以前よく聴いていたのに最近あまり聴いていなかった作品」をいくらか聴きなおしており、とても格好良くて「え?こんな素敵な音楽誰がインポートしてくれたの?僕だ!」という茶番を度々繰り広げているのでそれについてサラっと書いておく。

まずはPsysalia Psysalis Psycheの「#7」と大森靖子さんの「TOKYO BLACK HOLE」である。この2枚はそもそも現時点での「人生の十傑」に普通に入ってくるくらい好きな作品なのだけれど、どちらも少し間が空いてしまったので新鮮さが出てたまらなく素晴らしかった。前者サイサリは不良っぽさとアングラさと美学を艶っぽい粗暴さでもってブチかますバンドでたまらない。文学めいてから一転ギャグかよくらいにユーモラスな舵の切り方をしつつ、美しく苛立ちを表現出来てしまうところが大好きであり、それが極まった最高傑作(だと僕は思っている)がこの「#7」である。音圧とか声量とか技術とは別の、魅せ方が凄まじいバンドで、未だに聴く度に身悶えてしまう。恋をしている。

大森靖子さんの「TOKYO BLACK HOLE」は好きな作品ばかりの大森さんの中でも特別刺さったアルバムで、こちらは魅せ方も歌も演奏も凄まじいというとんでもない作品である。シリアスな曲の希望と、明るい曲の中に混ざっている絶望はその日の気分によって抱き上げる部分が異なるのでその都度自分がどういう状態で、何を欲しているのかが少し解る気がする、純度と情報量が濃いアルバムだと思っている。

その他ではmudy on the昨晩の「pavilion」を聴き返した。歌の必要性を微塵も感じさせないキャッチーさと爆発的な展開力が魅力のトリプルギターのインストバンドで、特にこの作品は冷んやりした質感で難解な絡み合い方をしているのにテンションが無限に上がっていくという楽しい作りとなっていてたまらないんである。好きなパートのギターを弾くメンバーが脱退するという試練を2度味合わされた経験があるのも思い出深く、また観たいので3度目も辞さないくらいの気持ちでいる。観れる日が来ると良いのだけれど。

mol-74の「ルリタテハ」も聴きなおして恍惚とした作品で、これはもう美しくって優しくってヤバい。「3.9」から「待ちわびた音色」へ続いていくところが特別好きなんだけど、細くて還暦迎える頃には聴き取れないんじゃないかという美声がじんわり温かくて、この透明感と深みの両立として「暗さ」を出してこない姿勢が意外と硬派で好きなのだと思う。

逆に暗さを率直に出す事で透明感と深みを悪魔の様に増して天使と化しているのがplentyの「this」だと思っており、こちらも数珠繋ぎ的に聴き返した。plentyは透明感があるのに浮遊感が無い、身近でゴツゴツした感情を切々と鳴らす様が好きだった。掴み所がない風でいて誰の目にも見えていることを歌うという不思議な存在だなといつも感じる。plentyは僕の中では悲しみというよりも憤りで、だからこそ好きなのかも知れない。悲しいで止めるなんて日常でやり尽くしてる感があるので、彼らなりに憤っている部分に触れると心が軽くなるんである。

他にも聴き返しているんだけど、長くなるのでまた別の機会に書きたい。

それにしてもこの、中身が伝わらなさそうな書き方は何なんだろう。

 

それはそうと、東京の雪による交通網の麻痺っぷりをみて大変だなーと他人事の様に思っていたけれど、雪こそ降らないものの大阪も気温がぐっと下がり、氷点下の中を通勤しなければいけない朝を迎えた。

ちなみに氷点下と響きが似ているのが黄天化である。封神演義でお馴染みの彼、そう「仙界伝の方」と口にするだけで当時を知るファンが机を拳で叩き顔を伏せてしまう、存在自体が黒歴史のアニメにおいてキャラソンばかりが先行してしまったあの彼である。どのキャラよりも仙界伝時代の汚名を晴らそうと意気込んでいる可能性があるので、この度の「覇穹 封神演義」でも意気込み過ぎて空回り結果として恥ずかしさで血が止まらねえさとならない様に、特に入りに関しては慎重を期して欲しいと願っている。流れるプールならば漂流者を多々出さんとする濁流の様な展開速度である。前回よりも期待出来ることはまず間違い無いけれど、果てしなく心配である。寒い扱いだけはもう本当にやめてあげて欲しい。ただでさえ他のキャラより布の面積が小さいんだから。

そんな黄天化と響きが似ている氷点下の話に戻るけれど、そんな訳で大阪も朝から大変寒かった。我ながらそんな中でよくもまあキチンと起きて支度して家を出れたなと自画自賛したいレベルだった。

しかし家というのは外よりも暖かいものである。外で生活する過酷さから脱却する為に人は床と壁と屋根がある家を発明するに至ったのだから当然である。何が言いたいのかというと、外よりあまりに暖かい家の中で「頑張って準備した」の頑張りがソレとしてカウントされない程度のものだったことをいざ外に出た瞬間に痛感したのであった。頑張ったつもりだったけどアレ別にウォーミングアップですらなかったな、本当にそれしかしてないけど起きて顔洗って歯を磨いて着替えただけだったな、草彅剛が撮影前に歯を磨いて目を覚ますってインタビュー滅茶苦茶前に読んだけど何でいつまでもこんな些細なこと覚えてんのかな、などと余裕ぶっこいていた己を恥じた。寒い。本当に寒い。

マンションの共用廊下を歩き、エレベーターに乗り、エントランスから外へ出た瞬間に冷たい風が頬を張った。撫でるとかそんな生易しいものじゃなく、完全にぶたれた。出会い頭に暴力ってもうDQNじゃなくてサイコパスだと思うよ。

その一撃があまりに寒くて思わず石田彰が言いそうな優男ニヒリスト風に「これはいけませんねぇ」と呟いたのを知らぬ間に後ろに来ていた同じマンションの小学生集団にバッチリ聞かれてしまい恥ずかしさのあまり競歩で五輪目指せるくらいのスピードでその場を去った。

警戒心の強い僕の背後を取るなんてとんでもない子供たちである。義務教育ではなく忍術学園に通っている可能性がある。忍たま彗星…。

マンションの子供達の間で「これはいけませんねぇおじさん」が都市伝説として流行ったらどうしよう。悪いことをすると背を向けた状態のおじさんが現れ、「これはいけませんねぇ」と呟いてからこちらを振り返る前に本心から謝らないと連れ去られ翌日死体で発見されるみたいなエピソードがどんどん広がって実写化されたらどうしよう。始祖としてはやっぱ最終的には貞子か伽倻子とバトって欲しいところであるし、実現した際には軽く取材も受ける可能性があるので何かしら上手いコメントを用意しておきたいところだ。

独り言を子供達に聞かれてすごい恥ずかしかったということをここまで判りにくく書けるものなのかと焦りを感じている。この焦りを今後に活かしたい。

 

またー。

ムキムキマンの「ササミを喰って寝ろ!」のコーナー

諸事情による12連勤が終わった。

その間、友人とビールを飲んだり、1時間以上もLINE通話をしたりもしたけれど基本的に常にバタバタと働いていた。しょしょしょ消耗、という感じである。ピューと吹くジャガーのポギーの話が印象に残っている。

そして久々に休日を迎え、何をしていいのかよく解らず録画したアニメやアマゾンプライムビデオを延々と観て過ごした。

少女終末旅行変態仮面おそ松さん封神演義ポプテピピックなどを鑑賞した。

変態仮面にずっと既視感を覚えていたのだけれど、銀魂であると気付いて調べると同じ監督だった。全く同じ作りであるし、普通に面白い映画だった。

封神演義についてはシンゴジラばりのバツンと移入ポイントを切る倍速展開で浅瀬を猛ダッシュという感じであるものの、作画が綺麗なのでもうそれで十分ですという気分になる。主題歌の歌詞が全く聴き取れない。ラスベガスは騒々しくも煌びやかな街なのだろうと思う。

ポプテピピックは衝撃であった。若干の変化と声優の入れ替えだけで2回同じものを流すという、音質変えたり繰り返し流すYOUTUBEの違法アップロードを再現するかの様な演出で笑った。散弾銃の様に複数クリエーターがショートアニメというかファストアニメを作っているのも面白かった。あまりに短く、そして一編ごとの打撃力が強いものを見返さなくてももう一度、しかもアレンジ違いで観られるというのは親切なのかも知れないと思いつつ観た。快速東京のアムバムみてえなアニメだな。

星のカービィスーパーデラックスのデータ消えるパロディで滅茶苦茶笑った。

ただこれがあと10回くらい続くのかと思うと、果たしてどんな感じになるんだろうと予想がつかない。ちゃんと終わるんだろうかコレ。それにしても銀魂も恐る恐る渡っていたし、ポプテピピックもかなりおっかなビックリ渡っていたジブリという橋の恐ろしさよ。皆がジブリ好きなのってもしかして吊り橋効果なんじゃない?大丈夫?え?俺?純粋に好きだよ?

 

そんなインドアな休日を送っている一方で、新年のキャンペーンを利用してスポーツジムに入会した。

ジムに通うのは数年前に一度辞めていたのだけれど、「自分の腹筋ってどんな風に割れるんだろう」という興味本位でチマチマ始めた腹筋と腕立て伏せが半年以上継続して続き、年が明けてからも意外としぶとく平然と続くので可笑しな事ではあるのだけれど自身に根負けし、ご褒美的に取り敢えず3ヶ月通う事にした。

前回通った時は単純に運動不足の解消が目的だった。痩せる必要など微塵もなく、時々身体動かせたらいいかなーくらいの気持ちだったので月謝(という表現が正しいのかどうか)が8000円だったのに月に2回行けば良い方という次元で、勿体無くて退会したのだった。

今回もバシっとした目標もなく、相変わらず痩せる必要など微塵もなく、ボンヤリでも週3程度を継続して筋トレしてきたことを褒めてあげ、ついでにこの半年考えていた「自分の腹筋がどんな風に割れるか」を確認する為の効率的なサポートとなればと思っての入会である。すぐに通わなくなりそうなフラグがバッチリ立っている気もするんだけれど、一応対策を立てた。それは「わざわざ行かねばならぬ場所を選ばない」というもので、要するに通勤経路にあるジムに入会すればわざわざジムに遠回りして行く必要もなく、会社帰りに寄ることが出来るというものである。

そもそも運動する為に出向くというのに遠回り程度で頓挫する意欲など意欲の風上にも置けぬと指摘されそうなもんであるが、ハッキリ言ってロクにジム通いが続かない人が沢山いるうちの25%はコレが原因ではないかと思われる。

ジムでの運動には気持ちが入るものの、そこに至るまでの行程をウォーミングアップにカウント出来ないタイプの人は少なくない。それが出来ればジムなど通わなくても良いくらい自己管理が出来そうなものである。何を隠そう僕もそうだ。

そしてもう1つ、シューズやウェアの持ち運びが億劫な点である。コレがジム通いが続かない理由の25%を占めると思う。

僕はこれをそれまで手提げタイプの通勤鞄だったものをビジネスリュックへ移行することにより手に下げる荷物の重みを軽減し、緩和することに成功した。

要するに合わせて50%の続かない理由を前もって潰す事に成功した僕である。これで続かなければ筋金入りのダメ人間であるか前世はジムのマシントラブルに巻き込まれて死んだか汗が冷えて病を患い還らぬ人となったかではなかろうか。

そうして石橋をバシバシ叩きまくっていざ渡り始めたジムである。今のところ週に1日は会社帰りに寄ることが出来ている。

サラリーマンに対するウリなんだろうか、若い女性スタッフばかりが配されていて不満ではあるけれど、サラリーマンが多いだけあって落ち着いた雰囲気で過ごしやすくはある。前回通っていた時は、ジムの男性スタッフさんを身近にいる目標みたいな目で見ていた。ムキムキという訳ではないが、細いながらもしっかりした体格で爽やかで、目標としては頑張れば手が届きそうで励みになった。まあ辞めたんだけど。

しかし今回はどうやらそこが期待出来ない。女性スタッフもまず体幹から弱そうな感じで運動している身体つきではない。スポーツジムのスタッフの制服はスポーツウェアなので姿勢が悪目立ちするんである。

ではストイックに筋トレに励むバリバリ仕事出来そうなムキムキサラリーマンではどうか。目標として程良くなさ過ぎて難しい。マシンの使い方が解らず、スタッフさんに聞こうとした際に隣で同じマシンを使っていたムキムキサラリーマン、略してムキムキマンが使い方を教えてくれた挙句に爽やかな笑顔で「頑張りましょうね!」と言ってくれて大変に嬉しかったのだけれど、笑顔のまま平然と50キロ、60キロを挙げる彼に対してこちらは30キロを早々に諦め25キロに下げた貧弱さである。自分の半分の重量にヒイヒイ言っている男を筋トレ同志として認めてくれる優しさには感動したものの、こちらからすると倍挙げる超人を目指すというのは異次元過ぎるチャレンジで段階を踏みたいという気持ちが明確になってしまった。贅沢な話である。大抵の人の運動が続かない理由が気楽さを求める贅沢さにあるので僕のこの感情はほぼほぼスタンダードなものだと思うけれど、皆と一緒で安心していてはいつまでもこんなままであるので、どうにか頑張れたら良いとも思っている。

ムキムキマンからは自信とゆとりを感じる。自己管理が出来ている人は厳しさと優しさを知っていると思うので、自分の職場にもたくさん居てくれたらいいのにと思ったんだけど、昼ごはんにササミとか食べてそうだし揚げ物とか炭水化物を基本特盛りにして食べている僕は滅茶苦茶注意されそうなので他部署に3人くらい居てくれたらいいなーと願いをトーンダウンするに留めた。とんだ甘ちゃんである。

一先ず3月末までは継続してみたい。何かしらあればまたダラダラ書きたいところ。

 

またー。

流行の最先端へ飛び込んでいく勇者たちを見守る会。

パンデミック系の映画の、度々訪れる絶対感染しただろというピンチを運も発揮して何だかんだ潜り抜ける主人公達を観て「こいつら手を洗ったりしてなくてその小さな積み重ねでウィルスという存在に対して基本的に強くなってるんじゃないか」という疑念を真っ先に抱く為にあまり手に汗握らない展開となってしまい、スリルも感動も自爆的に逃している気がするんだけれど、これはもう僕のせいではなくて男性という生き物があんまりにトイレで手を洗わないところに、そしてそれを気にしてしまう自分自身に起因する。

異性が手を洗ってるのかどうかと問われると解らない。それ観てたらちょっと何かしらの罪を犯してませんかね?でも性別が変わったからといってそう劇的に洗ってない人の割合が減るとは思えないんだよな、僕は。知らないし、そんな知りたい事でもない。女子トイレのドアノブに手を掛ける必要がないからである。

「僕って○○じゃないですか〜」みたいな第一声が本当に苦手なんだけど敢えて踏ませて貰うと、僕は潔癖って訳でもないけど基本的に洗うタイプなんである。

そうやって洗ってるのにトイレのドアに小でも大でも洗わない人の後に触れる事になるので本当に無意味を毎日のように思い知っている。

気のせいかも知れないけど手を洗ってない人ほど自己肯定感に溢れているように感じる。他者が自分を汚いと思うハズがないという根本的な自信、コレが普通でしょという自信。凄い羨ましいんだけどそれが普通なら手洗い石鹸とか常備されてねえからな。花王の提供でお送りされるテレビ番組観たことないのかな。NHKとユーチューバーしか観てないのかな?皆、受信料払ってなさそうだけど。最後のは偏見が過ぎるな、ごめんな。だけどそう思うのも仕方がない。

転職して割と体育会系な職場に潜入を果たしてからというもの、手を洗う人口が本当に減っていて、冒頭のパンデミック系のソレが地味に進行していて手を洗う人が絶滅の危機に瀕しているんじゃないかとハラハラするんだけど、外に出ると手を洗う人も沢山見かけるので単にそういう生活文化圏に突入してしまっただけなのだとそれはそれで切ない気持ちになる。

個室から出てきて手を洗わずにまっすぐ外に出ていく人を見かけた日には「もしかして今、僕の時間だけ止められてた?」とそっちを疑うくらいに衝撃だった。ポーズすら取らないなんてマジか。世界との格の違いを見せつけられた気分である。震えちまうぜ。

なので、いつも結局手を洗って、汚染されたドアに触れて開け、席に戻ってアルコールで再消毒する流れを採用している。もうこの星で俺だけが清潔な気がする。周りに潔癖と思われてたら面倒なんだけど、お前らが不潔なんだよとは流石に言えない。僕にも社会的地位というものがあるからな。あるだけマシ程度の貧相なもんだけれど。

でもまあこんだけ常日頃から鍛えられている対ウィルスに関しては軍隊ばりの屈強な職場である。ノロウィルスやインフルエンザなんて流行らないだろうと虚しいながらも安心していた。

そしたらめっちゃ流行んの。

めっっっっっちゃ流行る。

恋ダンスよりも35億よりもハンドスピナーよりも流行ってんの。もしかして今年の忘年会の出し物インフルエンザじゃね?くらい流行ってる。もう年末のこと考えなきゃならないなんて鬼が笑うわ。

しかも、僕はどちらにもかかってないんである。

待って?おかしくない?

いや、自分の正しさが証明されて大変喜ばしい気持ちもあるんだけどそこは菌に対して抗力を備えとけよ、バッタバッタとなぎ倒されてんじゃねえよ。職業ドミノかお前ら。

さてはアレか、ステータス毒の状態で暮らしてんのか。どこでそんな呪いに掛けられたんだ弊社。見るからにアカン感じの祠を名誉会長がドロップキックで木っ端微塵にしたとかそういうアレでもあるんですか?

沿革に載せとけよな、そういう大事なことは。面接の話題になるからよ。名誉会長のドロップキック高度が全然出てなかったそうですねー。こちらからお祈りメール送り付けたるわ。御社の呪いが1日も早く解けますことを云々、そもそもそんな会社なら受けてないけどな。

そんな訳でささやかながら野戦病院みたいになった社内で諸事情により12連勤をこなし、確実に過疎ったオフィスを眺めては時折溜息をつく日々を過ごしている。親にこんな近況報告したら泣くかも知れないな。

そんなカジュアルダウンした地獄みたいな状況なら流石に皆も手を洗うかと思いきや、生き残りたちは洗わないんだなーこれが。流石精鋭。終わらないチキンレース。洗っとこ?ねえ、もう洗っとこうよ。

そんなに僕ら強くないんだよ、もう少し自分を大切にしよう?と呆れを通り越して全然似合わないハシャギっぷりをしている友人を見る様な気持ちになってしまっている。その二の腕が引き締まりそうなハンドルの自転車めっちゃダサいよ。

それにしても、これで僕がインフルエンザになったら絶対こいつらのせいだと思っている。

そうなったら1人ずつ的確な悪口でもってあだ名をつけてサッカーゲームのエディットモードに落とし込み、攻撃的なフォーメーションを組んで試合をかましてやるからな、と思いながら過ごしている。

何か若干風邪っぽいのでこれがフラグにならないことを切に願っている。

 

皆さんにおきましては適度に清潔にお過ごし下さいませ。折角もうすぐ土日なんだから風邪ひくなよ。

 

またー。

///20180103-20180112///

///エアコンで枯れた喉から忘れたい言葉ばかりが蘇るから、ゾンビ映画は大体寝落ち///

 

///凍った雨が刺さる2月の地面/靴底がすり減って音が変わって/この世界は滅びましたとさ/しぶとく眠りに落ちない団地の窓をタブ譜に落として鳴らせばマイナーコード/チューニングがズレたままの嘘は少しずつ朝に埋もれて/イートインコーナーで突っ伏す誰かが繰り返し唱える/オッケーグーグルこれじゃあまるでルーベンスの絵だよ?///

 

///ひび割れたチョコレートの表面は溶かして固めて元通り/都合の良い生活のように、同じであると装って出荷/どんなに素敵な言葉を貰っても所詮カロリーは0/それでも太り続ける自意識に絶望して胸ヤケ/憂いてばかりの僕は甘ったるく生焼け///

 

///卵が先か鶏が先かは解らないけど、黒猫が横切らなくたってお前の不幸はずっとそこにあったよ///

 

またー。