性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

QLIPと阿弥陀を観に行ってきました。2014.1.4@神戸slope

帰省のUターンラッシュが凄かったんですよ。普通に自由席1時間待ち(しかも座れるかは運次第)でホームどころか駅構内に列が伸びていて全員漏れなく目が死んでるという。移民の歌脳内再生余裕でした。
正月のまったりしたピースフルな雰囲気から現実に引き戻された挙句冷水ぶっかけられた空気感に気が引き締まる思い。金曜日の朝、自分もこんな顔してるよなーと思いながら修羅の国福岡を旅立つ。
しかし僕の場合、指定席の空きが無かったけど確実に座りたいという貧弱な理由で無い金積んでグリーン車というキワキワの優雅さ。自由席の通路にまで人が溢れる中、グリーン車には立ち客は通さないというVIPさに、何度も切符が間違っていないか確認してしまう程緊張してしまった。
おしぼりまで配られる中、思わず「おしぼりまでくれなんて頼んでないです...」と申告しそうになった。
貧乏性もここまでくると惨め。キッカケは何であれ人よりお金を出してサービスを受けているのだから胸を張りたい所。

新神戸に着地してそこから急いでタクシー。
グリーン車にまで乗って目当てのライブに間に合わなかったらお金を払った日の自分に顔向け出来ないという謎の気負いで膨れ上がる交通費。2014年の僕が2013年の自分への責任感で経済を回す感動の一瞬。
結果的に走っても、もしかしたら歩いても間に合う程に押していたのだけれど、オンタイム進行していたら間に合わなかったので正しい判断だと思う。
タクシーの運転手に「ライブハウス?お兄ちゃん喧嘩とか弱そうなのにライブハウスなんか行くんか?」と言われ、挙句「ライブハウスってクスリとか売ってるの?」となかなかパンキッシュな先入観で話しかけられ続けるという完全にblog用に神様が与えたとしか思えないクソ展開ありがとうございます!ありがとうございます!お前の一人娘文系鬱ロックにハマれ!遠征とかしろ!

そんな訳で喧嘩も弱そうだしクスリとか薬局でしか買わないであろうバンドたちを観に行ってきました。

2014.1.4@神戸slope(旧ウインターランド)/阿弥陀企画「新春昇天祭」

QLIP
<セトリ>
スーパーネコパンチ→スキップ→ライトアップ→ゲームボーイ→ヘイ!→強いられている→都革命

2014年の幕開けは序盤変化球固めの面白セトリ。
スキップはどこに入ってもライブの潤滑に一役買うと思っていたけれど、一曲だけでもなかなか面白い。
ゲームボーイのオモチャ箱ひっくり返した様な情報量の多さについてはmeguさんという個人イベンター(主催企画の情報はコチラ。サンガツオススメします。)と話していて目まぐるしさ故に初見の人にその奥行きが伝わるのか興味が湧いた。聴けば聴くほど新しい発見がある。
強いられている、は二度目なのでようやく落ち着いて聴けたけれど、絶妙な明るさと捻くれ具合とガツンとした破壊力があって都革命やヘイ!に匹敵するキラーチューンだという結論。
新曲の中でも頭一つ抜けるインパクトがあるので今後もっと化けて行くだろうし期待が高まる。
段々物販Tシャツ着てるメンバーが減ってきているのも落ち着きが出て良い気がする。

まさかの親鸞様遅刻設定という緩い降臨の仕方でライブスタート。
相変わらずの仏教meetsメタルっぷりで存在感抜群。
男女共々全員可愛らしいのに音がしっかり重たくて素晴らしい。
メタルの安定感は演奏もボーカルもまだまだ伸び代があるけれど、鋭いけど重い極楽浄土のキレを目の当たりにする度に必ずまた観たい!と思わせる素敵なバンド。
可愛い女の子が和装でメタルやってる、という文字だけでおっさんが興奮する程度の存在で終わらない良さが阿弥陀にはあるハズ。
皆も木魚を叩きにライブハウスに行こう!
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夜の神戸は大阪や京都よりも暴力に直結していそうな不穏さがあって怖い。
そして大人っぽい分単純にドスが利いている。それでも新宿に比べれば子供みたいなものだから、新宿のライブハウスに中学生の頃から通ったりしている子はどこへでも行ける強い子になりそうな気がする。

オマケ。
神戸slopeの店長は阿部寛説。
メニューの少なさも公式HPのシンプルさを目の当たりにすれば納得だね!
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またー。