性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

思いついた事を思いついた順に書く。

おかえり最高のJ-POP。

ジャンルとか個性とかわざわざ打ち出して狭い所を通ってドヤ顔でこっち見てくる似たり寄ったり感が拭えない世界の中で、大森靖子さんの自由度はズバ抜けて素晴らしいなと聴きながら思った。
黄金期と言われた時代の名盤みたいな多彩さと濃度。シンプルな曲もかなり分厚い音だったり、それでいてアルバム通して聴いても全然バラバラにならないでまとまって炸裂してる。そういう豪華さもあって感動してしまう。
まだまだ曲ごとにズブズブとハマっていく前、どこから潜っていこうかと考えている段階だからこその表面的な感想なのかも知れないけど。
全部正直に叫んできた大森さんがとんでも無いアーティストを引き連れて作り上げたアルバムが「洗脳」だと思っています。今の所は。
アルバム一枚を通してどこへでも行けるし何だって出来るという事をガツンと示された。2014年の真打ちはマジ遅れて登場だわ。
どうなってしまうんだろう。凄いぞこれは。言葉が染み込み始めたら僕はどうなっちゃうんだろ。解んないや。
哲学勉強し過ぎると生きる意味を見出すのが大変なんだよーって塾に通っていた頃にアルバイトの先生が言ってた。僕の目から見ても青白く何かに絶望していたあの先生がまだ生きていたらこのアルバムを貸してあげたいなと漠然と思った。
「子供じゃないもん17」の大好き大好き大好きからの2:09の「傷付いてよ」とか聴かせたいしややこしい誰かを好きになりたくて仕方が無いんでしょって何か爆弾じみたものを植え付けたい。
うずくまる女の子の絵ばっか描いて友達増えた気がしてる「焼肉デート」とか「おまけ〜スーパーフリーポップ〜」の最高っぷりとか執拗に執拗に執拗に執拗に聴かせたいと思った。
ちゃんとした感想はまた今度。お願いだから今日も可愛く生きててね。
 
可愛いってか素敵だったんだけど、ヤマシタトモコさんの漫画の中で紹介されたスカーフを褒められた時の対応が「エルメス様(のスカーフ)ですから...」ですっごいカッコイイなと思って、使いたい欲が凄かった。
自分や持ち物を卑下する訳でも自慢する訳でも無く、只々品質をリスペクトする感覚がスマートで可愛くて良いなぁと思ったのだった。
自分でも使いたいなぁと思っていても中々難しいもので、まず単純に持ち物のランクがそれ相応に高いとか人気があるとかじゃないといけない気がして「お召し物」クラスの持ち物が無いのが痛い。
勝手な価値観で布→服→召し物→お召し物と言う良く解らない評価判定があって、頑張っても僕の手持ちだと召し物が限界なので、まず召し物は褒められるに値するハズだという意識改革が必要だった。
あとは何より褒められても「いやぁでもこれ単体で着るとケバケバしくて」とか「僕が着ると囚人みたいでしょ?」みたいな事を、聞かれても無いのにアラを探してしまう卑屈さをどうにかしないといけない。
これが本当に出来なくて、より先述の対応に憧れが募る。カッコイイなぁ。
いつかサラっと「ズッカ様(僕の最上級)ですから...」って、さながら「ファミ通の攻略本ですから...」みたいにさも当然みたいな感じで言いたい。ファミ通読んだ事ないけど。


カッコイイと言う評価の中に機能美ってあると思う。その評価って難しいなぁとよく感じる。
例えば暖かさ○○%UPとかよく書いてあるけどあれって「暖かいと思う人が増えた」って事なんだろうか。
それとも単純に温度的な意味で上がったんだろうか。
この前70%もUPしたとCMしている製品があって、そこまで上がったらいっそ暑いんじゃないだろうか、と思ってその調査を担当した一般財団法人とやらを調べるに至る。
至った結果、素材や製品としての性能を評価するという感じの会社で、要するに何かして性能が70%も上がってしまったのだという事しか解らなかった。
こうなってくると現状を100%とした時に30%の製品を使っている人の気持ちを考えてしまう。
あんなに重宝していたものより断然良い性能のものが売られている...私の持っている製品は時代遅れの型遅れ...みたいな気持ちになっていやしないだろうか。
気落ちしないで欲しい、その30%をあなたが買い支えたおかげで今年の高性能があるのだとか言いたいけどこれって正しいフォローにはなってない訳で。
だって買い支えたからって別に手持ちの旧式が高性能になる訳じゃないからなぁ。
こんな時、僕にお金があればそっと新製品を差し出せるのに。
でも性能上がり過ぎてちょっとやり過ぎ感を感じている人っていません?僕結構「そこまで求めて無いわ」とかなるタイプなんだけど、これって発展の観点から見れば停滞だから悪者ですよね。
チョイワルオヤジに僕も遂になれたのだと普通に嬉しいですね。


チョイワルオヤジのカラッとした語感と裏腹に性癖がややこしいと衝撃があるな、とふと思った。
と言うのも、社会人2年目以降会っていない衛生設備メーカーに就職した友人がtwitterで「企業訪問の学生の相手をしていると初心に返る」みたいな事を呟いていて、彼と最後に会った時に熱弁していた「女性社員が便器のカタログとか見てるのめっちゃ興奮する」って言ってたのを思い出してこの初心は思い出さないで欲しいなって思った。
人のセックスを笑うな的に人の性癖なんて笑っても何の徳にもならないのだけど、実際問題自分にこれほどネタになる性癖が無いので若干羨ましさがある。
ニッチだろうが王道だろうがどっちでも良く、犯罪ですらなければ性癖がキャッチーであればあるほど何となく愛おしく思ってしまう。
自分の性癖をガツンと言い表せるモノが全然見えない。いつか第三の眼が啓く時が来るのだろうか、その時に到達した性癖がキャッチーである事を心から願うよ僕は。

またー。