性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

京都の積ん読行為は全て閻魔様がみてる。

京都に行った。

まずは六道珍皇寺へ。丁度秋の特別公開の期間で展示物も多かった模様。有難い。

しっかりと六道と地獄についての知識を得る。

六道について知ると、色々小難しく感じられた部分が割とすんなり理解出来て進研ゼミかと思った。

各地獄の解説を読んでみると、まあ大体の人が地獄を経由しそうなので堕ちたらとりあえず行列に並ぶ事から始まりそうな気がする。罪がそんなに重く無い人には優先レーンやファストパスが配布されそうだなと思いつつ、地獄で順番優遇されても地獄だし複雑な気分だった。

冥土通いの井戸と、黄泉がえりの井戸を見学。黄泉がえりの井戸は特別公開だったのだけれど、クリスマスだからか(んなワケない)電飾でライトアップされていてあぁ年末だな、クリスマス飾り買いに300円均一行こうかなと思ったし、黄泉がえって最初に視界に入ってくるのが賃貸マンションというのも冷静に我に帰れそうで親切設計だな、など色々妄想捗った。

水で文字が浮かび上がるスパイ仕様の御神籤を引いた。

欲張って水に浸し過ぎて逆に読めなくなってしまい、とりあえず大吉だったのだけは確認したけれど、欲に滅ぼされて地獄に堕ちる恐ろしさをつい1分前まで勉強していたハズなのにまったく身に付いていない自分は間違いなく地獄に堕ちるなと思い、その時は宜しくお願い致しますと閻魔様にお賽銭投入してお願いしておいた。

あと閻魔様のクリアファイルを買った。閻魔様もクリアファイルにされるとは思ってなかったろうけど、地味なお守りより余程効き目がありそうな迫力溢れる逸品だった。

まあ確かに地獄ってイメージが若干アレだし、好感度アップに組織の長が駆り出されるのも最近では珍しいことでは無い。怠惰な自分への戒めとして買ってはみたものの、閻魔様も生きてる人間の面倒まで300円で負わされるとは考えていなかったろうに何だか申し訳ない。

それにしても徒歩圏内に閻魔様がいらして、いつでも会いに行けると思うとこの辺りの住人たちは悪いことをしなさそうだし、地獄に落ちるぞ!が妙な説得力を帯びそうだ。

などと、見事に何も学習出来ていない気がするが、地に足つけた生活を心掛けようとは思った。他にも沢山考えたりしたけど、まーそのへんはちゃんと人生に活かそうと思った。ここには書く必要がない。

その近所に清水寺があったのでついでに立ち寄る。大阪に住んでいるのに一度も行ったことが無かった。何ならこち亀両さんの少年時代編で行っていたのを読んだっきり10年程目にしていない気さえするので、折角だし行った。

綺麗だったし、あとチベットのお坊さん(公式か非公式かは不明)がデッキシューズで歩いてて何故もう少し歩きやすい靴をチョイスしなかったんだろうと思ってしまった。確かにデッキシューズ可愛いけどさ。

清水寺はマジ半端ねぇ観光地って感じだった。

そこから「地獄って現世にあるんだ!」でお馴染み京都の市バスに乗りたく無い一心で京都伊勢丹まで歩く。スゲー歩く。天気がよかった。

京都伊勢丹ではびじゅチューンの井上涼さんのサイン会を遠巻きに見ながらグッズを買い漁る。整理券は行くことを決めた段階でもう枯れ果てており、とりあえず生であの朗らかな姿を見て、声を聴けたので満足した。

富士御神火文黒黄羅紗陣羽織のクリアファイルと貴婦人でごめユニコーンのキーホルダー、そして湯呑みを買った。奥さんは風神雷神図屏風デートのキーホルダーを買っていた。ルソー5のシールを貰い、「NHKの人が持ってきた」と店員さんが言っていたザパーンドプーンLOVEの3回スタンプを重ねて押すと絵になるやつ(簡易版画浮世絵的な面白さを味わえるやつ)をさせて貰って会場を後にした。タイトルからしてスゲー好きそうだなと我ながら思う。

ランチはたまたま見かけた店で240gのハンバーグを食べた。ハンバーグは150gくらいで良いと学んだ。また欲張ってしまった。本当に何の反省もしていないと改めて思った。

東本願寺にいたよく分からないゆるキャラと写真を撮った。色々学んだハズなのにダブルピースで写真に収まる僕。

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勤行集という本をスタッフの姉ちゃんが「赤本くん!赤本くん!」と呼んでおり、インドの神様ばりに日本もそこそこ親しみが湧きそうだなとボンヤリ思った。赤本くんって呼んでも良いんだ。

以上、るろうに旅心〜京都風水編〜おしまい。

 

 

自分の知的好奇心が安いのではないかと薄々感じているものの直視出来ずにいる。
興味深い書籍を店頭やネットで見かけた際に「ほーん(本に対する感嘆詞)興味深いやんけ、で、幾らなん???」と価格を確認するのだけれど、それが高いと「さよなら、また今度ね(笑)」とバンド名or大森靖子と来来来チームの曲名を呟きながら本棚に戻してそれ以降出会ったことすら忘れ去っている。
口にするのは「さよなら、また今度ね(笑)」なのだけど脳内ではSURFACEの「それじゃあバイバイ」が鳴っている。口では嘘をつけても心は正直という現象かも知れない。
値段にすると書籍であれば1冊2000〜2500円となると手が出なくなる。中々現金な知的好奇心だ。いやーいい仕事してますねー!と知ったかしながら後ずさる31歳は滑稽。
空腹には本当の空腹と嘘の空腹がある、というネット記事からして、恐らく知的好奇心にも本当の知的好奇心と嘘の知的好奇心があるのではないかと思っている。
2500円が出せないのはただのケチなのではないかと思うのだけれど、図書館の蔵書を検索するなどもしない為、そこまでして得たいものではなかったんだろう=嘘の知的好奇心という判定を下している。
そもそも読書を時間潰しとして活用しているタイプなので何か読みたいを知的好奇心の反応と勘違いしているのかも知れない。週に1〜2冊本を読む生活が何年も続いているものの、全く身に付いていないのはこの片付かない文章からして明らか。ちなみにこの自虐とも取れる文体は富士見ファンタジア文庫のあとがきを読むことで備わったもので、それはもう20年程昔の技能である。進歩の無さが凄い。野生動物だったら絶滅してる。いいないいなにんげんっていいな。
とは言え、嘘の知的好奇心だろうが買った本を売るというフェーズに移行すると何割かは手元に残り、それを再読すると答え合わせ的に満たされるし知識として残る。(もちろん初見からガツンと頭に入ってくる本も沢山あるけど)
一番良いのは全て読んだだけ吸収しようという姿勢を身につけることだと思うのでそこを目指したい。
ただ、こんな体たらくで言うのがそもそもダサイのではあるが、積ん読を公言してマジで読まないでいる人はダサイ。読めよ。
これは買った本は読むだけは辛うじて実行出来ている僕なりの美学だ。そして何だかんだ言いながらダサ仲間が欲しいのだ。仲良くしようぜ。ダサイあなたに乾杯。

 

またー。