性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

行列の出来るコイン精米所から爆音でファズ。

近所に行列の出来るコイン精米所がある。

大行列ではないが、通りかかると2、3台の車が順番待ちの為に路駐されているのを頻繁に見かける。

僕は農家の親戚もいなければ、親が米を送ってくれる様な環境にもなく、何なら面倒なので無洗米を購入するくらいコイン精米所と縁の無い生活をしているので、精米が流行っているのか、親に玄米を送って貰うのが流行っているのか解らない。それにしたって、流行り過ぎだと思うのである。

用事もなく、自分が見掛けるタイミングでは常に誰かいるので中を見たことが無い。その為、この人気には何らかの秘密があるのではと妄想してしまう始末である。

精米すると何グラムか米をプレゼントしてくるのか、楽天ポイントが貯まる精米機が設置されているのか、近所の農作物が安く無人販売されているのか、ホグワーツ及びナルニア国にでも繋がっているのか、オーナーが在中しておりその占いが異常に当たるだとか、精米通り越して炊いた状態で提供してくれるんではとか、色々想像するんである。

しかし先日、職質覚悟で夜の散歩に出た際に精米所に車が一台も停まっておらず、中を見る事が出来る機会が訪れた。千載一遇のチャンスである。千も待ってないので盛りに盛って十くらいのものなのだけれど。

中にはドーンと精米機が1台据え置かれているだけであった。心なし狭苦しそうな精米機がただそこにあるだけ。擬音を当てるならば「ギチギチ」といった感じか。精米せぬ者には察知できない何かがソコにあるのやも知れないけれど、何の変哲もない施設で、それが当然なのに少しガッカリして帰った。

結局、精米が流行っているのか玄米を実家から貰い受けるのがポピュラーなのかすらも解らず仕舞いであるが、前者であれば便利な世の中になればなるほどそう言う手間のかかる工程に愛情を見出したくなる気持ちが理解出来るし、後者ならばお盆休みに帰ってせっせと感謝の意を述べて欲しいという気持ちになる。

どちらでも良いけれど、我が家の近所に人気のコイン精米所があるのは確かであり、人気があるらしくリニューアルや自販機設置など徐々に拡大傾向にあるので、このままコイン精米所からコイン精米城と呼ばれる規模まで是非とも成長して欲しい。

いつか、ガイアの夜明けアド街ック天国か何かで取り上げられる日を楽しみに待つ。

 

 

高校野球が開幕してしまったので、圧倒的に夏である。なので、僕にとって夏の象徴みたいなアルバムについて端的に書く。

そのアルバムはSuiseiNoboAzの「THE (OVERUSED) END OF THE WORLD」という作品である。元来、the end of genesis T.M.R.evolution turbo type Dより長い名前やタイトルが一切覚えられない僕からすると黄色信号点滅か、くらいに危険な長さのタイトルであるが、このアルバムがマジ圧倒的に夏なのでセミが鳴き始めると自然とこちらもエンドレスリピートに突入するんである。

SuiseiNoboAzについては、ライブを観てしまうと東で大仏が動き、南で海が割れ、西で西川貴教がイナズマロックを開催し、北で地殻変動で山が生まれるかの如き迫力で細胞が活性化し客の肌がツヤツヤになってしまう程にロックンロールの衝撃が凄まじく、夏だのなんだの言ってる場合じゃなくなってしまうので音源の話をする気分は場外満塁ホームランよろしく弾き返され彼方へ消えてしまう。

逆にそれだけ大きな躍動と歓喜によって気付けない繊細さであったり、ロマンチックさが詰まっているのがCDであり、特にこの作品はそんな感じなんである。

全曲つらつらと夏感を解説しても良いのだけれど、夏休みに出会い夢中になってしまった小説の様にロマンチックで想像を掻き立てるフレーズを並べることでその勢いをどうにか伝えたい。

手垢にまみれた世界の終わりを歌いながら、あの子はそんなもの興味ない。(E.O.W)

己の内に押し込めた10代が歓喜してしまう存在こと冷めた感じのあの子…。

風が吹いて 八月の

爪先が躊躇している

届きそうなハルダウン

飲みかけのコーラ捨てる(ultra)

頭の2節が最高に夏なんだけれど、その後の「届きそうなハルダウン」から「飲みかけのコーラ捨てる」のニュアンスが非常に想像を掻き立てるので滅茶苦茶好き。長くなるのでまた今度。

いつも背は世界の屋根にもう2センチ足りない(kingdom come)

わかる。

 

しっかり聴いていると世界観がブレない所か地続きで、非常に愛らしくささくれ立った10代の様な瑞々しさである。

1フレーズで情景を抱かせる詩のロマンチックさが凄まじい。

 SuiseiNoboAz - ultra (live at Taipei APA mini, 2017) - YouTube

ライブだとどうしてもこの様に、あまりにロックンロールのスケールがデカ過ぎて歌詞が聴き取れないので、SuiseiNoboAzについてはライブと音源、両方からのアプローチが必須であるし、副読資料としてボーカル石原氏の日記を読まれることを推奨する。

 石原のNIKKI

読書感想文の課題図書の3倍感想が湧いてくる素晴らしいバンドである。まだ聴いた事がないという方は是非是非聴いてみて欲しい。勿論ライブと、音源で。

改めてダラダラ好きなポイントを延々と書き倒したいバンドだけれど今回はこの辺で。

 

またー。