性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

地元の美容室に凱旋した渋谷のカリスマ。

大阪の梅田で美味しい洋食屋さんに行くとメニューが結構な確率でこのバインダーに収められている。

メニューブック 8ページ A4サイズ 中綴じ PRO-MA4-8 (黒)

メニューブック 8ページ A4サイズ 中綴じ PRO-MA4-8 (黒)

 

別にアフィリエイトしてないので容赦なくリンクを踏み倒し、その中で1人だけでもわかるって思ってくれたら幸いである。

しかもこのサンプルの様に洗練された記載でなく、こうだ。

f:id:oka_p:20180716101559j:image

解りやすいけどダサいし可愛い。

フォントが接しやすいダサさなのが良い。身近な印象がビンビンである。料理上手な親戚の寡黙で優しい叔父さんくらい親しみやすい。親しみやすいけどそんな叔父さん実在するんだろうか。僕の親戚は大体セクハラかパワハラに片足突っ込んでて酒飲まずとも声が大きいので、先述の親しみやすい叔父さんは「ちびまる子ちゃんにおけるさくらももこ先生が生み出した理想の祖父像こと友蔵」みたいな存在なのではないかと思うと胸が苦しくなる、が、完全に話が逸れているので割愛する。気が重くなるから。

ともかく、梅田周辺で僕程度でも知っている人気洋食店は大体こんな感じのメニューであり、姉妹店か師弟関係なのではないかと思ってしまう。

何の関係性も無いのだとしたら、美味しい洋食屋さんが無意識にたどり着くゴールがこのスタイルなのだろうか。

写真があると頼む前からこれが来るのかとワクワクするし、待っている間もアレが来るのかと待ち遠しいしで楽しい。

個人的に美味しい洋食屋さんはどんどんこのスタイルに到達して欲しい。めっちゃ入りやすいから。

以上、突然始まった美味しい洋食屋さんのメニューの話でした。

 

それはそうと映画「ガザの美容室」を鑑賞した。

もっとこう、宗教とか政治とか男とか面倒臭いけど明るく頑張ってこうな!みたいな映画だと思って何も構えず観たら鬼のようにエネルギー吸い取られる映画でそんなボス戦想定して装備組んでねえわという気持ちになると共に、よくこんな良い映画にまとめてくれたなという感想だった。

ガザ地区の宗教的、政治的な混迷はダブルパンチというより合わせ技のでっけえワンパンチと化しているっていうのは漫画パレスチナ問題なる新書だったり先日の民族博物館での講演会で頭に入っていたのだけれど、それを生活感どころか実生活の一幕に全部ブチ込んだ作品で、その中で特に女性がいかに背負わされて強いられているかがよく解った。

よく解ったんだけど、上記を興味あって触れる程度の知識だと細部まで意味を理解することは不可能だと思う。何語を話しているかは解るけれど意味が読み取れない。地名は解れど雰囲気が当然の様には解らない様な感じ。御堂筋線の中百舌鳥って聞いたことあるけどどんなとこ?みたいな。ちなみに中百舌鳥は駅前のマンションが堺で一番暮らしやすそうなとこだよ。家賃も比較的安いし学生も多いから単身向けが多い、みたいなことが解らない。当然なんだけど。

信仰を軸に主義主張の違いで分かり合えない人たちが同じ美容室で同じ体験をする時、ひとつになれる部分とそれでも無理だとなってしまう部分が残酷だったし、彼女たちの誰も悪くない感があり切なかった。

ひとつになれた時の共感の中に拭い去れない「でもこの人は違うから」は日本で暮らしていると体感することがない切なさで苦しかった。苦しさと痛みばかりが共感の対象になりやすいのも当然だけど目の前に突きつけられるとキツいものがある。

この映画で彼女たちが奪われた美容室での小さなワクワクや喜びは僕が簡単に得られるそれと違うかも知れないんだけど、違うって言っちゃうのは違うと思っていて、何を言ってるのか解らなくなっているんだけど、程度は違えど同じものであって欲しいというか、要するに日常に暴力と戦争がある世界が無くなれば良いのにということだった。

こんな受け取り方でいいのかすら解らないけどそう感じる映画だった。

 

ガザの美容室」があんまりに重たかったので翌日に同じ映画館で放映されていた「バーフバリ〜王の凱旋〜」を鑑賞にいく。

ネットに転がるテンションが凄まじいという情報を加味し、振り落とされない様にするにはこれしかないと思い至り平日たまに行く立ち飲み屋さんでクラフトビールをキメてから向かった。

160分超えの作品である為、尿意との闘いになる可能性についても考えたのだけれど、テンションが本当に凄まじいのなら160分程度は我慢出来るだろうと踏んだ。

結果としては尿意の尿の字が頭をよぎる隙もなくマジでハイテンションで駆け抜けられてあっという間で時間泥棒映画だった。体感としては100分あったかも怪しいんだけど、イベントの数的にどうしたって160分はあるという感覚だった。

今作は続編というか前編後編の後編に当たるという事を映画が始まってから知るというバカっぷりを発揮するも前回までのあらすじコーナーで捲し立てられる情報が非常に解りやすいのですんなり入る事が出来た。あらすじと言いオープニングの歌と言い覇気があり過ぎでヤバいこれずっと牛丼が続くぞと覚悟していたら本当にずーっと牛丼みたいな破壊力で、すき家で人気の牛丼が次々出てくるみたいな作品だった。

正統派の牛丼、変わり種の牛丼、季節を感じる牛丼。

全員が主人公体質で自信満々のキャラ揃いでムキムキでムチムチで価値観が全く自分と合わないでもめっちゃ面白い。この世界で生きられる気が微塵もしないでもめっちゃ面白い。モブですらない兵士がとんでもない動きをする癖に呆気なく普通に戦死する矛盾でもめっちゃ面白い。頭を使った戦術の大半が結局主人公バーフバリの身体能力頼みでもめっちゃ面白い。もうめっちゃ面白いで大体片付いちゃう。

悪役がとても魅力的な執念の燃やし方をしていて主人公より全然理解出来る感じも良かった。

音楽も格闘シーンも常に過剰に格好良くて、思っていたよりインド映画って感じもしなくて(歌と踊りの割合がもっと多いと思ったらストーリーパートが殆どだった)観やすい作品だった。

これは前編も観なければならないと思った。

 

次は「BLEACH」か「ボリジョイ・バレエ〜2人のスワン〜」が観たい。前者は石田雨竜が格好良いから、後者は予告のロシアの街並みが美しかったのとユーリオンアイスのロシアンヤンキーユリオに通じる所がある気がしたからである。

ミーハーではあるけれど、色々映画を観る習慣がついているのは悪くはないよなーと思う。

 

またー。