日傘を購入した。
振替休暇で京都に猫カフェ及び映画観賞に出掛けた際、38度とも39度とも言われる化け物じみた気温と京都特有の熱が篭る様な気候に日中当てられ過ぎ、ジリジリと焼かれるわしゃケバブかとウンザリしてしまい、もうこれは日傘を買うしかないと思って購入に至った。
とは言え、当方これまでそんなものを持ち歩いた事もないケバブのベイビーちゃんなので東急ハンズと百貨店の紳士服売場で色々開いたり閉じたりしてみた結果、2500円程度の安いものを購入し、ようやく人間にカムバックを果たす準備を整えた。
この日傘をさす習慣が続くなら性能の良い、お洒落なものを買おう、という貧乏性丸出しの魂胆である。
手先の不器用な成人男性による日傘選択時の感想は以下の通りだった。
・買うなら雨天時にも使えるものが良い
・柄がダサいので選択肢が狭まる
・女性ものと違って高い
・遮熱効果のある生地を裏地に使っているものはマジで畳にくい上に嵩張る
こんな所だろうか。
最後の遮熱効果のある生地を選べれば最高だなと触りながら思ったものだけれど、日傘の生地の雨傘との違い(柔らかいので摩擦が大きく非常にたたみにくい)が不器用さ故に上手く扱える気がせず、そこで億劫になっては意味がないと今回は選択肢から外すに至った。
で、早速日傘をさした感想は以下の通り。
・日陰が延々とついてくるボーナス
・日に直に当たっていないせいか暑いは暑いんだけど身体が熱を持つという感じではないので汗がすぐ引く
・雨と違い風の方向で向きを変えると日に当たってしまうので雨傘と同じ癖で持っては効果が下がる
・これで遮熱効果あるやつ使ったらどんだけ快適なんだよ
・人目はそんなに気にならない
・荷物が増える
また使い続ければ別の感想もあるのかも知れないけれど、素直に買って良かったと感じている。
会社の女性事務員に「男性用日傘をさしてる人がイケメンじゃなかった」と言うクソみたいな評を述べられて女性だって別に美人じゃなくてもさしてるじゃないですかって話なんだけど、こう、高齢者と色白イケメンにしか理解がないというか想定出来てない人が沢山いるのだなと思って躊躇もあったのだけれど、そんなことよりもっと早く自身の快適さを優先すべきだったという気持ちが今は強いので買って良かったと思っている。
ただまあ、不精な性格でもあるのでいつまでちゃんと使い続けるかはまだまだ不透明なのだけれど。
映画「カメラを止めるな」を観る。
最近本当に映画の敷居が低い。ライブハウスにポンポン飛び込んでた行動力が全て映画に向いている。そういう周期なんだと思う。
どっちが優れているなんて話ではなく、どちらも受け取るものが違うのでライブのソレが空っぽになったらまたそっちに振り切れてしまうんだと思う。
「カメラを止めるな」は全国で6館しか上映していない作品だそうで、それが滅茶苦茶面白いとヨッピーさんという大好きなライターさんが述べていたので観たくて京都の桂川のイオンまで行った。(後に指原さん筆頭に色んな方が面白いと仰ってたと知る)
映画が公開されていなければ人生で一度も来る事はなかったであろう巨大なイオンは広大な面積の割にマップが非常に少なく普段使いして覚えやがれ的な空気を感じた。イオンは大体どこでもそんな気がする。
ど平日のレイトショーで京都の住宅街なのにそこそこお客さんがいて驚いた。
全部がネタバレになっちゃいそうで触れない様に言えるか心配なのでちょっと間を置いてから続きを書きますね。ネタバレ無理勢はスクロールしない様に気をつけて下さい。
間
間
間
間
間
間
最初の30分くらいの長回し演出だったり、何これ?って部分だったり、普通にゾンビ映画として面白かったりな疑問とシリアス満載な前半を後半でバーッと笑える方向でバンバン種明かししまくってて「だからか!!!」と滅茶苦茶笑ってしまった。
ホラーをホラーとして一旦受け取っていたのでコメディーパートの威力が格段に上がって観客全員爆笑してたのが印象的だった。
素人からすると在り来たりな内容のものを組み合わせて二段構えにしたことでこんなに新鮮で面白いのかという衝撃に、映画の撮り方を知れるという社会見学もオマケにくっついてくる内容で本当に楽しんだ!という気持ちになれた。
凄く良い映画だと思う。
序盤はカメラ酔いしそうな部分もあるので弱い方は注意しておいた方が良いと思うけれど、それ以外はもう何の障害もなく全員に勧めたい作品。
その他、甲子園に阪神タイガースのファーム戦を観戦しに行くなどしてボンヤリする時間を捻出する。
たまたま隣だったおじさんと色々話し込んだけれどおじさんの声が尋常じゃなく掠れていたのでキャッチボールが完全に成り立っていたかは不明。目を瞑って差し出したグローブに上手いこと球が収まっていて良かった、みたいなのの繰り返し。
試合も勝って嬉しかった。
あとは東京在住で何となく長いこと気になっていた人が京都に来ているというので会いに行った。変なものでほぼ初対面なのだけれど2時間近く話した気がする。
コレと言って話したいことがあった訳でなく、単純に会ってみたかったので目的は果たせたし、色々話していると会いたかった理由が何となく解った気がした。
またどこかで会えたらいいなと思う。
100年ぶりに阪急そばに入ったらおじいさんが気怠い所作で厨房に水を撒いていて最高だった。
またー。