性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

機種変更するのに滅茶苦茶時間が掛かったという話。

4年以上使っていたiPhone6sからiPhone11に機種変更をした。

バッテリーの持ちが悪いくらいで誤作動も無く、容量が16GBと少ない以外は不便すら無く使えていた。

あればあるだけ放置する性格である故、容量の少なさも中身を定期的に整理する様になるという利点があり、これもまあ丁寧な暮らしとやらにカウントして良いのでは無かろうか?財布のレシートの整理なんかと同じジャンルであるからして、まぁ丁寧な暮らしというよりは倹約への一歩みたいな雰囲気もあるけれど自分くらいボンヤリとそれらを遠目で眺めている人間からすると失礼ながら大差ないと言うか、同ジャンルの話である様に思えるので、こう、俺もやってるぜ、と誰ともなく勝手に控えめであるが胸を張って暮らしてきた。そんな気がする。

 

バッテリーの減りが早かろうと、容量が常にパンパンであろうと機種変更に赴かなかった理由と言えば只一つ、故障してないのにショップに行くのが面倒だからに他ならない。

丁寧な暮らしとかほざいていた口で言う事ではないけれど、スタイルとして確立出来ていないニワカなんてこんな物である。有象無象という言葉が我ながらお似合いである。着こなせているだろうか。

ショップは料金プランの説明や契約の手数(やってくれるのは店員さんだけど)や目を通す書類の煩雑さ(まとめてくれるのは店員さんだけど)でどれだけ店員さんが頑張ってくれていると頭で解っていても混んでいるイメージが拭いされず、故障もしてないのに長時間待つのも何だかなぁという気になり、どうせ行くなら空いてる可能性がある朝一だろう!と思い立ったものの全然起きられないか、起きても朝から運動してしまったりアニメを観てしまったりして動き出しが遅くなったり気力がないとかで自ら機会を遠ざけ続けて丸一年くらいが経ってしまっていた。時の流れは残酷なほどに早い。一年って本当に早いなぁと痛感したトピックが機種変更の先送りであると言っても過言ではない。人生を見直した方が良い気もする。生きるって何なんだろう。

そんなこんなであるが、この冬の僕は一味違った。

冬のボーナスで機種を一括購入することを決め、その枠を何やかんや別の買い物で使うとまた夏のボーナスまで先送りになるぞ、と自分を脅し続けた結果、遂にこの週末に機種変更を果たしたのである。

自信満々に述べているが、そんだけ脅しても支給日から一月以上が経過しており腰の重さたるや岩の如し、あまり褒められたものではない。漬物石の才能がある。未経験かつ現職からすると畑違いの業界ではあるが、転職が必要となったら思い切ってチャレンジしてみるのも手である。

 

ともかく、朝一にショップへ行き、10時オープンだと思い込んでいたら11時オープンで心が折れかけた所で先にカバーを買ってしまうことで「カバーだけ持って帰るのは虚しかろう」と退路を断ち圧をかけるという機転をみせ(本当に自分のことを天才だと思った)、晴れて機種変更した訳であるが、容量は別にしてバッテリーについては感覚が麻痺していた事を思い知った。

使用期間により、バッテリーも少しずつ疲弊し悪くなっていくので、4年以上交換せずに使っていると30%で電源が落ちてしまう事も多かったのだけれど、これを「今日は機嫌悪いんだなー寒いもんなー」と納得してしまったり、逆に20%を割る際に通知されるバッテリー残量が少なくなっていますという表示を見て「今日は頑張ってんなー」と嬉しくなってしまう、オタク特有(ではないかと思っている)の不便さを性格と読み変えて愛着を抱いてしまう八百万の神的な思考になっていた訳であるが、機種変更した今、20%を割り込んでも一向に電源が落ちない本来有るべき姿を目の当たりにして初めて「あ、あれただの替え時だったんだな」と冷静に振り返り、可愛がっていた自分が何となく恥ずかしく思える次第である。冷静に考えて30%で落ちてたら何が30%あったんだろう、という感じである。iPhoneの中の僕への忠誠心だろうか。30%あるならもう少し頑張れよと思うけど、逆の立場で自分が30%しか信じてない相手にちゃんと尽くせるかと言われると自信がない。気持ちが解る。冷静に振り返った癖に全然懲りてない。人間そんな簡単に変われない。だから争いは無くならない。この世に真の平和が訪れる日は来るのだろうか。

適当な事ばかり言っているが、せめてバッテリーの交換くらいしてあげたら4年と言わずもう少しあの機種を使ってあげられたんじゃないかな、何か悪いことしたな、とは思う。物を大切にしなければいけないと単純に反省した。

 

とりあえず随分と時間が掛かったものの機種変更を果たしたので、前回を超える長い付き合いになるといいなぁと思う。

大切に使いたい。

 

またー。