性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

因習村で祠のスケッチ大会

部下に今度の休みに予定がないと言ったら「おばあちゃん家一緒に行きます?」と冗談で誘ってくれたんだけど幼馴染or大学の学友ムーブ過ぎて原作小説の漫画化ですか?となってしまった。

誘われるまま夏休みに着いて行ったら相手の地元が因習村だった、みたいな展開を思い描いてしまう。
祠壊す系が初手で行き過ぎだろと気付いて最近では祠を訪れた系が主流みたいなところもあって一安心、いくらなんでも初めて訪れた土地にある祠なんて壊す勇気もないし、なんなら実家の庭にあったとしても無理なので訪れるぐらいがギリだなと皆も思ってるんだなと、昔からあるとされるハズの因習村がオタクたちの共通認識で少しずつブラッシュアップされているの、シムシティみたいで随分と現代的だなと思う。
そもそも部下は因習村なんて言葉すら知らなさそうなので、そんな話を出来る訳もなく場をやり過ごした。休みにリフレッシュ出来るといいね、と送り出すごく普通のどこにでもいる上司として通せた。
社会人生活をしているとオタクしか因習村で盛り上がってないと肌で感じるので我ながら気をつけた方がいいと感じている。
大体の人は例え外野から因習村と呼ばれてしまう地元だったとしても、多少の違和感があったとて普通に適合して暮らしていると思うので、そんな大問題みたいに感じてないと思うし。
結局、相互監視で悪目立たないだけの同調する能力の有無をまざまざと見せつけられて発狂してしまうこちらこそ「狂っちゃったんだなぁ」と心配そうな目で見られてしまうだろうし、自身の地元が巨大なベッドタウンで良かったなぁ、とこんなフィクションからでも安心してしまう。
何て貧弱なんだ僕は。


3巻ほどまで単行本を買っていたにも関わらず、気付けば10冊を超え、アニメ化までしていた「ダンジョン飯」を電子書籍で一気買いしてようやく読み終わった。マジで冒険したかと思うほど後半過酷だった。思えばずっっっと欲望の話をしていたはずなのに、終盤のど直球の欲望にも関わらずエゲツない難易度は何なんだろう。
ダンジョンが指す先も、飯が指す先もかなり変わってしまうくらい考えさせられる展開でマルシルの可愛さに縋って息も絶え絶え完走した。
難解さで頭を抱えてしまったけど、面白さが目減りしないのは凄いなと思う。
これを最後までアニメ化するの随分とまあ難しいのではと思いつつ、とか言いながら進撃の巨人もちゃんとアニメで素晴らしい終わり方をした訳なので、アニメの方もこの冒険を終わりまで堪能出来ればいいなと思う。

 

またー。