性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

広辞苑に内緒で決めた言葉だけ話せるイタリアンレストラン

最近の休みの日は、近所のカフェで本を読んで、ブログに意味不明な文章を書き溜めて謎の拘りで予約投稿設定をし、映画館かアマプラで映画を観るくらいしかしていない。
あとはスーパーに行くか家事をしているか。
余りにも目新しさがないので万博で人気を博したイタリア館の展示が観られる「天空のアトラス イタリア館の秘宝」を大阪市立美術館へ見に行った。
平日のチケットしか買えなかったが、悲しいかな有り余る振替休日があるので問題ナシ。つまり直近の繁忙期により労務環境は問題アリなんだが、ここでは不幸中の幸いとして機能したと言えるので今日のところは泣き言を飲み込みたい。
急拵えでキュレーションの外側(ていうかそういう企画ではない)という感じを含めて色んな方々が機会を設けようと奔走してくれたんだろうなと感じ、万博で入る事を諦めた勢として大変有り難かった。こんなに美しいものや壮大な事を遥か前に形造った人がいるという事実は現物を前にすると超強力でガツンとやられた気がする。
そしてツヤツヤの尻。
転売が殺到して荒らす程の分厚い企画ではないが特別な企画ではあったので、どっちにしろ転売ヤーは滅してくれて良い。ふざけんなよ、その金でお前らが誰かを大事にしてたとしても踏みつけられた側はずっと許せないんだよ、と思うなどした。
大阪市立美術館を初めて訪れ、どーんとした出立に似合わず真新しい故に妙な軽さがあるというか、角が取れていない雰囲気が新鮮だった。
こういう建物が真新しく目の前に登場するの、人生で初めてかも知れないと思うとそれも面白かった。(中之島のはちょっと毛色が違うので)
勝手な予定で市役所との梯子になったので役所特有の永遠とも思える待ち時間にクタクタになってしまっていたが、無事に癒されて達成感も得られた。
役所って自分より賢くてちゃんとした大人の職員さん達が懸命に働かれて行き来されているのに自分は座って待つばかりなので普通に列で順番待ちしているよりも時間が長く感じてしまう。ソワソワしちゃうし。
いくら税金を納めても不思議な空間であるという認識が抜けない。


それはそうとPK shampooのヤマトパンクスさんのオールナイトニッポン0を聴いて、PK shampooの内向的でありながら射程が宇宙規模の名曲とヤマトパンクスさんの最強かつ最低エピソードのバターコーン事件が同居する構成に笑うと共に何してんのという気持ちになった。
ヤマトさんも口にしていたがオールナイトニッポンというラジオの頂き故の傲慢さ(例えばZeppを埋めるアーティストをネタ的に無名扱いする感じとか。お前らの大好きな星野源だって昔はコンセプトが掴みにくい商業施設のイベントホールでライブしてたんやぞ)は割と感じてきたが、それが懐の深さに繋がっていたのだと思い知らされる時間だった。
僕らのヤマトパンクスの面白さを信じて、また受け入れてくれて本当にありがとう、沢山の人のそばにいるメディアで大好きな「旧世界紀行」や「東京外環道心中未遂膻」が聴けたこと、あまりに今なのかと思うスギムさんの話など頂上でなければ許容されない内容で、これはもう上りでも下りでもダメだと思われるのでオールナイトニッポンは凄い番組なのだなと感じた。
それと同時にヤマトパンクスさんにしろ吉住さんにしろ普段とは多少違う、フォームを崩した状態にさせてしまうところからもオールナイトニッポンの頂たる凄みをリスナーとして味あわされたように思う。普段のパーソナリティーの方々が鍛え上げられた猛者だとよく解る。
それはそうと最近、PK shampooでは「ひとつのバンドが出来るまで」の徐々に熱とテンポが上がっていく曲の構成と歌詞の素晴らしさに心のフローリングの上でびったんびったんとのたうち回っている。
「嘘じゃなかったろ 広辞苑に内緒で決めた言葉だけ話せる地下室 世界中の首都に星の爆弾落としたら 次の夜を待とう 振り向かないで」って何をどうしたら思いつくんだ。夜に聴いたら普通に泣いてしまう。
感情と宇宙って親和性というか繋がっているからしっくり来るんだろうなと毎回感動してしまう謎の説得力があるから凄いし、それを生み出しているのが下ネタと終わらない軽音サークルノリの震源地から発せられているという現実がマジでアンビリーバボー。


またー。