性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

電子マネーと心の購買意欲。

セブンイレブンで利用する為にナナコを手に入れたのは10月の頭だった。

会社の最寄りのコンビニが徒歩15秒でセブンイレブンだったのと、チケットぴあでの引き取りにセブンイレブンをよく利用していたのでナナコが良いのではないかと思って選んだ。(甘い物や揚げ物はローソンが好きでファミマは看板の配色が好き)

ナナコというのは実に優れものであるらしい。チャージしておけば現金いらずで買い物が出来、しかもポイントが貯まるらしい。同じ商品でもナナコなら幾らと値引きで変えたり、何個買えば1個無料など同じ買い物をするにもかなり優遇されるらしい。

何故全て人伝の様な物言いをしているかと言うと、案外コンビニに行かないまま半月が過ぎてしまったからである。まだチャージすらしてないんである。

大好きなキャラクターのグッズ付きナナコを予約までして手に入れ、意気揚々と電子マネーを導入した癖にコンビニで最後にした買い物がそのグッズとナナコを引き取りという事実。

普段の飲み物をアマゾンで纏め買いしていること、案外頑張ってお弁当を作っていること、職場に何故かたまにお菓子をくれる同僚がいる為に主体的に間食することがほぼ無くなったことなどが要因と思われる。

今のところ僕のナナコは好きなキャラクターが描かれた可愛らしい板でしかない。たまに眺めては可愛さに癒されているが、全く本来の仕事をさせてあげられておらず申し訳なさがある。

世の中、お金以外にも大切なものってあると思うよ、語り掛けてみるものの相手は電子マネーである。アイデンティティの否定ではなかろうか。ハラハラする。僕の元に来たことを嘆いて毎夜深酒していないだろうか。

当方、ここまで使わないといざ使えるチャンスにも持っていることを忘れて普通に現金払いしてしまいそうで危機感を募らせている。

これが昭和生まれの限界かなどとぼんやり考えつつ近くて遠いセブンイレブンを眺めている。

 

先日のバッティングセンターでまぐれ極まりないホームラン賞を放ってからというもの、YouTubeでバットの振り方の動画を見たり休日に素振りをしてそれを少しでも身体に落とし込もうとしたりと完全に味を占めている。

現役時代には全く気にもしなかったテイクバックや軸足のつま先の向き、力を込める指について、あとは目線を切らずに振り切るなど、これは改善したら面白いかも知れないというものを意識して朝も早くからバットを振りまくっている。

通常の筋トレではつかない(と思う)バットを振るに適した筋肉と、そもそも思い通りの軌道にバットを出す技術が少しずつ身についているのを実感する。

そんなこんなでバッティングセンターを再訪して複数のブースを利用してみて気付いたんだけれど、ピッチングマシンは球速以外にもコースの投げ分けの比率が設定出来るという事である。明らかなボール球を120キロで投げ込んでくるマシンと対峙した時、そのボール球の多さに驚愕した。バットを一番長く持ってようやく打てるコース(ただし当たるようになると掬う様なスイングになるのでホームランを狙いやすい)にバンバン投げてくる。

試合だったら連続四球で押し出しで負けがつくくらいに低めのボール球を投げまくる。調子の悪い時の阪神タイガースのドリス投手みたいなマシンで驚いた。だって300円のゲーム料金を支払って25球のうち半分くらい低めのボール球って凄くない?ストライクゾーンの球が一番打ちやすく気持ち良いとすれば難易度の面でゲーム性を立てる代わりに爽快感を犠牲にしている訳で、これは初めて及び久し振りのバッセンと意気込んだ人の気持ちを粉々にしてしまいかねない博打設定である。

低過ぎるボールはまずバットを長く持ち、「バットを振る」で想像する振り方とは随分異なるフォームでバットを出さなけばならない。初心者にそんな慣れていないことをさせ続けるとなると「あ、自分もういいっす」となってしまうのでは無かろうか。

それともその完全ボール球のコースを空振りした事へ悔しさを覚え「絶対ぶっ倒す」と火がつくギャンブラー(カモとも言う)を選りすぐる為のマシンなのだろうか。因みに僕は完全にカモ属性である。300円払ったのに難しいコースに投げられた事への反抗心から「300円の中に相当量のボール球を投げてくるならこっちは元を取るために全部打ち返してやる」と気合が入ってしまう。

勝手にマシンをライバル視して意地になってバットを振るし、難しいコースを綺麗に打ち返した際に「ざまーみろ」って普通に呟いているくらいには闘争心を煽られている。運営側としては打とうが空振りしようが300円は300円なので完全に一方通行な対抗心であるが、まあこういう楽しみ方が出来ればそのうちまたホームランを打てる日も来るだろうと思っている。

今年は身体作りを意識して、来年は年間で10本くらいホームランを打ちたいという謎の目標を立てている。

野球チームに入るとかじゃないんだ、と自分でも思っているので言ってくれなくても大丈夫。間に合ってます。

 

映画「バーバラと心の巨人」をレイトショーで鑑賞。

邦題があんまりに酷い。構成として商品名を連呼しておいて最後に商品名の穴埋めクイズを鑑賞で呼びかけるCMの様なタイトルである。

とは言え、興味が本家に比べて持てないと散々叩かれていた国内版のポスターに関してはどう考えても「映画のイメージを正しく伝える」という意味では国内版に軍配があがると僕は思っている。海外版のポスターはRPG要素だけを過剰に煽り過ぎていて余計なガッカリ感になりかねない。

ネタバレしない程度に内容を書くと、変わり者として煙たがられる主人公が巨人の襲来に備えて奔走し、巨人を倒そうと奮闘するストーリーである。

ここで邦題が如何に酷いかが大抵の人には解ってしまうと思うんだけれど、詳細は是非とも本編を観て確認頂きたい。

巨人の存在が鏡というよりはガラスの様に主人公を追い詰めていくのが印象的だった。

鏡に映るよりもガラスに映る方が見えにくいし鮮明でないし、向こう側にある何かがチラつくことがより現実を思い知らされるという意味でキツいと思っていて、それを上手く描ききった作品だと思った。

ガラガラの映画館でわりと近くに座っていた年上のサラリーマンがLサイズのポップコーン(塩とキャラメル半分ずつのやつ)とクッキーが刺さったソフトクリームを売店で買って持ち込んでいてそのワクワク感が羨ましくて歯軋りしてしまった。完全に分量として夕飯を兼ねていて、そんな罪な夕飯代わりを胃に収めた日には背徳感と達成感と満足感で幸せな気持ちで眠れるに違いない。1人でやっている、というのがポイント5倍デーで本当に羨ましかった。

いつか真似するぞー、真似するに値する派手でゲラゲラ笑えるタイプの普段観ない映画を探すぞーと歪んだことを考えながら帰って寝た。

 

またー。

ブラジルのハードロックバンドによる六甲おろしを聴きながらダイヤモンドを一周。

学生時代、割と長々とハードロックやメタルを聴いていた時期があり、その頃に一番聴いていたANGRAの来日ツアーが大阪でも催されると知って衝動的に行きたくなりチケットを購入した。

後にそれがレコ発と知って慌ててCDを手に入れたのだけれど、洋楽のハードロックやメタルにありがちなアルバムごとの過剰なまでのコンセプトの存在をすっかり忘れており、ライナーノーツに記されたむせ返る濃さにウッともヒッともつかぬ声をあげてしまった。

この手のアーティストは映画の様にアルバムにストーリー性を持たせており、それをインタビューなどまで解説を寝かせることもなくバンバン自分たちから事細かに説明してくる暑苦しさがある。厳つい音に対してその辺の人懐こい印象がどうしても意外と甘えん坊な大型犬を彷彿とさせるんであるが、そのコンセプトの作り込みっぷりが小学生の頃にFF6魔法陣グルグルの影響のみで構成された物語をノートに書いた過去の自分を思い出し気恥ずかしさを思い出してしまうような世界観がそこにはある。

ドラゴン倒すだの伝説のバイキングだの色々あるのだけれどANGRAの今作は「2048年、人類はAIに支配されていた…人間の尊厳を取り戻せ」みたいなコンセプトで作成されていて現代っ子!!!となった。テーマが本当にリアルタイム。2040年代には本当にそんな感じになってるんじゃないかという謎のリアリティーがコンセプトに据えられていて時代が変わったんだなという気持ちである。

ANGRAの僕にとっての最大の魅力はハードロックなのにラテンな空気というか、妙な明るさがあってシリアスになり過ぎないところで、それが今作も発揮されていて聴きやすいし親しみやすいんだけどちゃんとハードロックというバランスの良さに現れていて嬉しくなった。

来日公演まであまり日がないので過去に聴いていた音源まで手が回らない辛さはあるものの、当日までこの新譜だけでもしっかり聴いておきたいと思う。

 

阪神タイガースのホーム最終戦を観戦しに行った。

自分でチケットを買おうと思っていたら、年間シートを譲って頂けてとても嬉しかった。

冷たい弱い雨が降ったり止んだりする中、譲ってくれた方たちが仕事終わりに到着するまでひとりで観ることになるかな、と覚悟していたんだけど、後ろの年間シート勢の老夫婦がずーっと相手をして下さって楽しかった。

前も譲って頂いて来たことがあって、何と無く背中を覚えていたとのことで有難い話だなーと思いつつ、お爺さんのよく当たるボヤきとも予言とも取れる予想と、お婆さんに次々頂いたお菓子を食べながら世間話なんかも色々して、ニッチな自分の職種をご存知で、普通に話してまず理解されないので嬉しくなってしまって完全に懐いた大きな犬の様な状態になってしまった。お恥ずかしい。

試合は先制を許す難しい展開ながらも、投手陣が今シーズンを象徴するかの様にしっかり抑え続け、これまた今シーズンを象徴するかの様に打線が何とか得点を奪って勝つ、という内容だった。

その中でも大山選手、陽川選手、中谷選手という苦しみ続けた若手の主砲候補3人が得点に繋がる活躍を最終戦で見せてくれたのに感動したし、三人の揃い踏みがホーム最終戦に間に合って良かったと思った。

翌日発表された通り、金本監督は最下位の責任を取って辞任されるとのことで、試合後の挨拶を聞いていた身としてはどうしても寂しい気持ちになってしまった。

問題が多い監督ではあったと思うのだけれど、若手育成が蔑ろにされていた(と取られても仕方ない)状況のチームを引き受け、とにかく若手にチャンスを与えまくってくれた(与え方に問題が多々あったとは思う。それによるベテランの扱いや、若手の二軍への落とし方など)結果は今年の北條選手であり、梅野選手であり、糸原選手であると感じていて、ここに大山選手や中谷選手、植田選手、板山選手、江越選手、高山選手などが入って来れたらもう一年あったんじゃないかな、という気持ちになってしまう。(高山選手や中谷選手はチームと一緒に大きく躓いてしまった感があるけど)

何より好きな球団は何と無く阪神タイガースかなーという状態だった僕に大山選手という好きな選手を見つける機会をくれて、ファーム戦を含めて10試合以上も甲子園に足を運ばせてくれたのは監督のお陰でもあるのでとても感謝している。ありがとうございました。

またいつか指揮してくれたらいいのにな。それこそ盛大に蒔きまくってくれた若手選手がベテランや主軸になったタイミングで帰還してくれたらいいのに、などと漫画みたいなことを考えてしまう。

次の監督が誰かはまだ解らないけれど、来シーズンを楽しみにとりあえずドラフトを心待ちにしたい。大好きな下関国際の鶴田投手はプロから声が掛かるかどうかが一番気掛かりで、まー大学や社会人も有りだとは思うんだけどプロ志願してくれてるのが嬉しいからどこかで活躍して欲しいなーと。阪神には誰が来てくれるのかな…万が一にも鶴田投手来てくれたらファーム戦だろうが滅茶苦茶通ってしまいそうで破産の危機だけどそうなってくれないかな…。

 

あとは映画「灰とダイヤモンド」を鑑賞。

第二次世界大戦の末期、ドイツ軍が降伏した後のポーランドが舞台の映画、という事前知識しか無かったんだけど(そもそも誘われ方が「タイトルがカッコイイから」という時点で察するものがある)、反ソ連派の主人公がソ連から帰還した共産党の地区委員長を暗殺する話で中々難しい作品だった。

平和や自由や豊かさはどちら側も欲しかったもので、どちら側もその為に多大な犠牲を払って影を落としていることが演出の節々から観ている側に投げられていて、その投げ方が割と控えめなので気付いて受け取れないと何の映画かよく解らないなんてことになりそうな気がした。

主人公も共産党地区委員長も同じ様に苦しみ、仲間を失い、未来に対する自身の在り方に苦悩していて、こんなに同じなのに立場が違うだけでお互いに命を狙われるなんて悲しい話だなと虚しさで胃が重くなった。

そんな2人が出会って別れるまで、当たり前だけど分かり合う隙も暇もなく過ごした1日の物語だった。

主人公の飄々とした振る舞いの裏にある不安が徐々に表に出てくる様は、観ている間よりも観終わった後でどんどん自分の中でリアルに捉えられ感情移入してしまう。

演出なんかも古い作品故によく解らなくて、あとは物語全体を振り返って「え!?あ、これ1日しか経ってねぇわ!」と驚いてしまうくらい普段観ているものと時間の表現の仕方も違ったので「映画には時代ごとの撮り方がある」ということを教わった気もした。そんな映画だった。

 

またー。

プーと甲子園の魔物に食われた僕。

2018年、野球観戦がマイブームと化した集大成として福井県で催される国体の硬式の高校野球を観たい、と思ったのは大阪桐蔭が夏の大会を制するよりも前だった。

パワー溢れる浦和学院、線は細いけれど組織力が高い近江、バランスの良い日大三、どこを見ても最高な大阪桐蔭、そして守備で圧倒して機動力で勝つ下関国際などなど夏の大会のベスト8が揃う大会となっては観たいとしか思えなかった。フィーバーを起こした金足については凄いと思うものの個人的に好きになれる要素が特になかったので「強くて人気のあるチームが観れたらラッキー」くらいの位置付けだった。

とにかくワクワクしまくっており、全チームが観られる大会1日目と2日目である9/30と10/1に照準を合わせ、10/1の休日を確保し、ホテルを予約するという熱の入れようだった。出場選手と家族の次くらいに本気だった可能性すらあり、お前はどんな立場にいるんだと思ったけれど考えては負けである。会社のイマイチ気の合わない多部署の女性社員に若干退かれたのも含めて気にしないことにした。

そこまでしたのに台風24号である。

9/29の金曜日に情報収集したものの、9/30の特急は全部運休、高速バスはそもそも本数が少なくて空きがなく、そもそも在来線も途中で止まる可能性があった。深夜まで調べ、特急の臨時便に賭けて仮眠をとるも、ようやく確定された特急が11時前の発車とあって悔しいけれどどう足掻いても間に合わないので諦めた。

開幕戦が一番好きな大阪桐蔭と同率くらい好きな下関国際だったので普通にちょっと泣いた。

個人的に下関国際のエース、鶴田投手は大阪桐蔭打線が一番苦手とするタイプのピッチャーだと思っていたので夢の一戦と位置付けていたので台風を本気で恨んだ。

速報でチェックする限り、失投がほぼない鶴田投手が唯一投げてしまった甘い球を大阪桐蔭の芸術品ネオさん(根尾選手をネオさんと呼んでいる)が仕留めたホームランだけが唯一の得点という自分の予想通りの緊迫したゲームだった模様で何だか嬉しくなってしまった。鶴田投手は派手なニュースが多い今年の高校野球では目立たない選手ではあるけれど、本当に素晴らしい選手なのでプロ志願をしてくれたのが大学野球まで追いかけられないミーハーには心底嬉しかった。見失わないで済むというか。阪神に来てくれないかな…と思っているくらいに好きである。阪神はホラ、投手陣だけは定評があるから…。

兎も角、そんなこんなで福井に行くことが叶わなかった腹いせに1日パーッと過ごす事へと切り替えた。

まずは福井と言えば魚介類ではなかろうか、とのことで寿司を食べに行った。発散出来なければ意味が無いので値段を見ずに食べたいものを兎に角オーダーする強気なスタイルで挑んでそこそこのお会計。美味しかった。

続いて観れるタイミングを計っていた「プーと大人になった僕」を鑑賞。

大袈裟な泣きパートがなく、現代人の疲れを的確に突く為に悪魔に魂を売ったのではという構成で泣けた。

足ツボマッサージの様に「ここが痛かったらこの辺りの病気」と各々で泣けるポイントが異なる作品で、自分自身を可哀想であると思って探している人なんかより自身の強いられっぷりや要求過多な現状に気付いていない人に注意を促したい。気付かされてメンタルがガタガタになる可能性がある、と僕は思う。前者はまー適当に感情移入して楽しんだらいいんじゃないですかねーはい、で済むんだけど後者は本当に気を付けて下さいねという感である。

そもそも100エーカーの森のキャラクターは大体凡ゆる理想を穏やかに子供の観点で純粋培養した存在だと思っている。自虐根暗キャラのイーヨーですら一切の空気を読まず常に自虐出来るという自由さを持ち合わせており、徐々に何かを控えることを覚えて大きくなった我々には眩し過ぎる存在である。

そんな眩しい者共が滅茶苦茶可愛く迫ってくる。本当に、本当にしんどい。

なんて映画をわざわざ2018年にロードショーしてくれるんだ、という気分でしたありがとうございます。

最後は阪神タイガースのチケットをお知り合いに譲って頂き野球欲そのものを満たすという手段を打つ。肉を食べたい時に豆腐なんか食っても大したケアにもならない様に、最終的には野球は野球で癒すのが一番良いという発想である。

食べ物もビールも一切我慢しないで観戦したのでチームがグダグダ、怒号が飛び交う地下闘技場っぷり半端ない負け試合でも普通に楽しめた。

「気合を入れろタイガース」という応援が凄く苦手なので(いや絶対気合は客の100倍入ってるだろと思ってしまう)敗戦色が濃くなるとその比率が高まるのだけがしんどかった。

必死に、でも全く上手くいかない様を観ると切ない気持ちになるけれど、少しでも上向いてくれたらいいのにと願いながら観ていると「色んなものを託して背負って貰っているんだな」という気持ちになった。一つでも順位を上げてシーズンを終えてくれたらいいな。

 

振り返ってみると取り憑かれた様に詰め込んで過ごしてしまった感もあるけど楽しかったから良かったのではないでしょうか、と再認識出来て何より。

自己満足の大切さ。

 

またー。

マイクかバットかライムかヒットか。

我が家でヒプノシスマイクという声優が12人のキャラクターを演じてラップするという作品が猛威を奮っている。我が家と言うか奥さんがドが付く程にハマっているんだけれど、まあ自分がユーリ!!!on ICEにハマっていた時はこんな感じだったんだろうなーと思いながら眺めている。

アニメでもなく、ゲームでもなく漫画でもなく(ゲームや漫画への展開は後発であるとのことではあるけれど)設定と数少ないイラストとCDでファンを掴むというのは時代と逆行してるなーと最初は思ったんだけど、サブスクやYouTubeなんかで基本的に聴ける様に間口を広げて最終的にCDへ向かうというのは面白いなと思った。

公式からの情報が少なく、挙動からして全て妄想の余地が残されていて自身の好きを投影しやすいのも憎い構造だと思う。2次元にしか出来ない事だ。

これまでもあった仕組みを別の順序で展開するだけでこんなに盛り上がるのだから世の中面白いものを生み出す仕組みはまだまだ出尽くしていないんじゃないかと思う。

自分自身は曲から入るには好みなトラックも今の所なく、感情移入出来るほどの情報もなく、そもそもラップ自体にそこまでの愛着もないのでハマれずにいるけれど、凄い作品だなーと只々面白く感じている。

 

 

先日のバッティングセンターで納得いく打撃が成せなかった事による悔しさからAmazonにち注文していた金属バットと持ち運び用のバットケースが届く。

順番としては先にバットケースが届いてしまい、頭の中に「打てなかった悔しさで本当にバットを買うなんてどうかしていたのではないか」との思いが湧いてきて、何も入っていないバットケースを肩に掛けながら未だ現物を見ぬバットの到着を憂いていたのだけれど、いざバットが届くと「早速バッティングセンターに行かなくては!」と完全なる張り切りモードに食い気味で切り替わった。

我ながら書いてて単純さが嫌になってくる。

バットにはプチプチと呼ばれがちな包装材がグルグルに巻かれ、伝票をそこに直接貼り付けるという誰がどう見てもバットが届いたと解る逸品として届いた。過剰包装にげんなりしていたけれど、中身が何か完全に解る状態で届くのも何だか微妙な気持ちになる。包装の簡易さは丁度良いし、バットなんて誰に見られても恥ずかしいものでも無いので困らないはずなのに人間とは複雑である。

 

結局、素振りする暇もなくバタバタと働いて土曜日になってしまい、ぶつけ本番でバッティングセンターを再訪した。

打席に備え付けられたバットは若干芯が細身なのは好ましかったのだけれど球数を打つには少し重く、そこを考慮してそれより軽いバットを注文した。

これが功を奏したのか、単純に前回で身体が慣れたのかバットの軌道が前回よりも思い通りに描ける様になっていた。

90キロが遅過ぎて技術のない自分では全く上手く打てず、120キロと110キロを行ったり来たりしていた。思ってる速さしか打てない時点でまだまだこれからという気がするけれど、だからこそ打てる球速を楽しく打つ事が最優先である。身体が120キロに慣れている中で90キロに入ると身体の我慢が効かないで打ちに行ってしまう。これを事前予告なしに緩急織り交ぜて打つ高校野球プロ野球の選手は本当に凄いなと感動してしまった。全野球選手に幸あれ。

そのうち遅い球も打てる様になろうとバットを振っていたら、打てると思ってもみなかったホームランを放ってしまった。(バッティングセンターには当たるとホームラン扱いになるボードが設置されていて、賞品が貰える店舗がある。)

打球のコースどころかホームラン自体狙っていなかったので運でしかないのだけれど、ホームランはホームランである。鳴り響くガサガサとしたノイズ混じりの間抜けなファンファーレをBGMにあまりの嬉しさ、そして思い出される「ホームランを打った方は自己申告して下さい。申告がない場合は無効とします」という掲示が相まって、中のスタッフのおじいさんに向けてぴょんぴょん飛び跳ねながら「ホームランを打ったよ!」とアピールしていたら自分の背後をズバンとボールが通り過ぎていた。

まだゲーム終わってなかったとハッとした頃にはもう一球が投げ込まれており、はしゃぎ過ぎで2球無駄にしてしまった人と化して恥ずかしかった。

後に聞くと中でも同様のホームランを告げるファンファーレが鳴っていたとの事で、本格的にはしゃぎ過ぎてボール損した大人への道を世間的に爆進する結果となった。

少し考えれば解ることだと言うのに完全に舞い上がってしまっていた。恥ずかし過ぎた。

ホームラン賞は1ゲーム無料権だったので、折角だしそれで余分に1ゲームして帰った。当たり前だけど運で打ったホームランに二度目は無かったけれど、とても楽しかった。

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小学6年生以来のホームランだったのでポチ袋は記念にとっておこうと思う。

今度は素振りなどしっかりしてからもう一度行きたい。

 

またー。

三連休に三連続で三振。

三連休の記録。

 

華金と呼ぶにはあまりに遅い時間にようやく仕事が終わり、何故か7.5キロのダンベルを持った状態の酔っ払いと通話して彼の生存を確認するだけの金曜日となってしまった。謎だし癪過ぎて三連休は最近やりたかった事を1つでもやろうと心に決めて眠りについたら友人と2人で揃ってアーティストに殴られるという悪夢をみた。

 

土曜日、朝の10時からカットとヘッドスパ

折角辿り着いた土曜日に何が悲しくて朝の10時に間に合う様に起きて外出しなくてはならないのか、予約したのは自分なのに微塵も納得がいかず、過去の自分に会えたら滅茶苦茶文句を言いたいと思いながらもお店に迷惑掛ける訳にもいかないので無理やり起きてせっせと向かった。

シャンプー及びヘッドスパのスペースへの通路が狭く、そこに向けて足を投げ出す格好となるレイアウトのお店なので毎回自分の足に誰か引っかかったらどうしようという不安に駆られて足を完全に伸ばせないでいるという話を遂にヘッドスパ担当のスタッフさんに打ち明けたところ「思い切り伸ばして大丈夫ですよ!そんなに長くないです!大丈夫ですよ!」と朗らかで明るい口調で足の短さについて指摘を受けた。

ありがとうございます、今後思い切り伸ばしたいと思います。

帰りに冒頭の最近やりたかったことの筆頭であるバッティングセンターへ行くというのを実行しようと立ち寄るも打席が少ない店舗だった為か混み合っており諦めた。

かなりガチめな出で立ちの野球人っぽい大人か、楽しそうな子供及び家族連れしかおらず、ちょっと場違い感があって入り辛かった。

何もしないで帰るのもなと思い、移籍するつもりだったスポーツジムとの契約をしてから帰った。

家事をこなすなどして、夜にそのジムへ行ってみたところ時間帯の問題もあるのか本格的に身体を鍛えている人ばかりが一心不乱にマシンで筋肉をいじめ抜いており、半端者が混ざってすいませんと気圧されながら汗を流した。

夜はさっさと寝た。

 

日曜日、今度こそと思って最寄りのバッティングセンターをいくつか検索したら徒歩30分近い場所に昨日チャレンジした店よりも大きいバッティングセンターがあり、そこへ行く事とした。

現在の家に引っ越して2年が経つものの、日常の通勤や買い物や徒歩で済むので自転車を買うに至らず、車については所持したいとも思っていないせいで徒歩30分は「歩いて行く距離」という認識になってしまっている。麻痺してしまっている気がするんだけれど、まあ運動になるので健康には良さそうな価値観の歪みと評価したい。

ウォーミングアップも兼ねての徒歩30分の最中、長いこと聴いていなかったアーティストのミニアルバムをしっかり聴いたり出来て有意義ではあった。でもやっぱり徒歩30分は当然ながら30分掛かっており時間が勿体無い気がする。

自転車を遂に買うべきなのかも知れないと思いながらバットを振った。

野球を辞めてからの人生の方が長い割に球速120キロでも空振りはしなくて一安心だった。ガラスのドア越しにどこぞの子供が滅茶苦茶見てくるので緊張感が凄い。

しかしながら振り遅れやら思った所に上手くバットが出ていないせいでライト線のファールやボテボテのゴロばかりを量産してしまい、「実戦なら死んでいる…」という戦争映画か何かのワンシーンの様な感想を抱いた。

120キロと言ったら「おおきく振りかぶって」の主人公三橋投手の球速がその辺りだった気がしており、三橋くんのボールに振り遅れていると思うと異常に悔しくなり、バッティングセンターに通おうと思ったし練習の為にバットをamazonで購入するに至った。(帰りにスポーツ用品店に行ったら超本格仕様の高いバットしか置いてなくて「いや、金属の棒に4万は出せないわ」となってしまった。ニワカだから。真剣に取り組んでいる皆様には申し訳ない。)

冷静に考えてライバルが2次元というのは中々に何を言っているのか解らない、精神が錯乱しているのではないかと思わなくもないけれど、目標があってこそ凡人は努力出来るので三橋くんとおお振り読者には悪いが一方的にライバル視させて頂く事とする。頑張るぞー。

夜は映画「帝一の國」を観る。面白かった。

千葉雄大さんが綺麗過ぎ、この美しさを失わない為ならば彼が患う病の類を代わりに引き受けたいなどと意味不明な願望を抱きながら観た。

 

月曜日。

前日のバッティングセンターの名残りか筋肉痛が凄い。右利きなので右打席に入るんだけれど、子供の頃に教わった左手は捻り気味で構えて添えるイメージで右腕の力で球に振り下ろすというのをやり続けたせいか右腕が主に痛い。

前日のフォームを徐に鏡の前で再現してみると腰が落ちておらず、踏み込み方もただ足を出しているだけという感じで見るのとやるのじゃ大違いだなーと思った。

やってるうちは意識して幾ら注ぎ込んだのか数えてなかったけれど、財布から消えたお金で換算すると150球以上も打ったらしく、普段と違う運動を急にこんだけやったら筋肉痛にもなるわなと思いながらアニメを観るなどして身体を休めた。

昼からは甲子園球場阪神タイガース読売ジャイアンツ戦を観戦に行く。今月3回目の甲子園で今月3回目の巨人戦である。去年は自分のスケジュールの都合上、ベイスターズ戦ばかり観ていた時期もあったので6チームしかいないリーグだとそんなものかなと思う。

しかしながら巨人戦は野次が普段よりキツいので疲れる。熱心な阪神ファンは「そういうもの」という風習、文化として巨人を罵る様に出来ている気がする。それの善し悪しを語るには僕は歴が浅過ぎるけれど、全然得意じゃないから聞いてて辛くなる。でも阪神タイガースが好きだし、生で観たいから通いたい。

試合は0が両チーム合わせて24個並んでの引き分けという結果だった。

投手陣の頑張りで何とか引き分けた阪神と、決め手を欠いて引き分けてしまった巨人という印象を受けた。投手戦というよりはどっちも点が取れなかった、というニュアンス。

阪神は不可解な判定に泣かされた部分もあったものの、概ね勝負所で弱さを露呈して得点を奪えなかったと思う。バントに行くべき下位打線にヒッティングを指示したり、逆に1〜2番打者がバントの連続失敗を犯したりと監督も選手も攻撃面でチグハグだった。

そんな試合内容とは関係ないのだけれど、主要な選手には個人別に応援歌があり、打席に立つと歌って応援する。

これのBPMがどの曲も若干上がっている気がする。バンドがライブを重ねるにしたがって音源や初披露時よりテンポが上がっていくというものが野球の応援歌でも起こっているなんてと笑ってしまった。

僕の推しの選手は今シーズン基本的にサードを守る大山選手で、彼の応援歌が他の選手よりも言葉数が多く、息継ぎポイントが少ない曲で、元々そうなのにBPMが上がることによって息継ぎポイントがほぼ消滅してしまい歌い切るにはかなりの肺活量を要する鬼曲と化している。

部分的に飛ばして歌えば良いとは解っているが、いかんせん推しの選手である。苦しくとも気合いで全文歌ってはゼーゼー言っている。肺活量が鍛えられそう。

ポジション争いもある超実力主義の勝負事の世界で、推し選手に応援歌を作って貰えてそれを歌えるというのは凄いことだと思うので肺活量を鍛えるトレーニングだと思いながらテンポの速い応援に喰らい付いていきたいと思う。

 

負けたり引き分けたりした試合の後、ユニフォーム姿で阪神電車で梅田に出て乗り換えようと歩いていると大体見知らぬおっさんに「阪神勝てよ!」「どうにかしてくれや」などと批難される(そんなに悪い気はしない)ので、正直知らんがなという感じではあるのだけれど「はーい次頑張りまーす」「応援ありがとうございまーす」など返して帰る。現地で観戦したファンはこの様な敗戦処理を担うことでよりチームを身近なものに感じる様になるのかも知れない。

 

三連休が終わると当たり前だけど平日。

推しの選手も頑張ってたから自分もそれなりに頑張らないと。

 

またー。

身体測定シニアの部公式スーツ。

今年も何故か鬼門と化している健康診断を迎え、今回もロクなことがないのではないかと思いながら受診したのだけれど、採血で血管が取れないと文句を言う看護士さんも、採血で血液の出の勢いに不平を述べる看護士さんもいなくて久々に平穏無事な健康診断となった。

空いている時間帯だったのか採血担当の看護士さんと話していたんだけど「ご気分はどうですか?」と聞かれて「朝ご飯抜きなんであんま機嫌は良くないですね」と体調でなく機嫌について回答するという自爆を除けばいたって順調だった。

ここ数回、対峙する医療従事者に恵まれなかった分だけ気負ってしまったのかも知れない。自分の間抜けさが強者を隠れ蓑に露呈しなかった訳ではないのだと心の中で言い訳をタラタラと述べた。

自分では気付いてなかったものの、健康診断を身体測定とずっと発声していたのを同僚から指摘され、俺の中の小学生が疼いてしまった。同じものを指す様で圧倒的に違う気もして恥ずかしい思いをしたので身体測定もとい健康診断の神様は今年も地味に試練を与えて来たと結論付けた。

試練は乗り越えられる人にしか課されないなんてポジティブな発想は僕にはないのでやっぱり健康診断が苦手である。

 

散々恐怖で震えていたオーダースーツの採寸に行ってきた。

当日はアポの10分前にお店の近くに到着していたものの緊張のあまりその店舗が入居しているビルの周りをグルグルと回り続けて時間を潰した。どこかでこの構図を読んだ事があると思ったら東村アキコ先生が憧れの人に会う日に同じことをしていた。もしかしたら僕もオーダースーツにどこかで憧れているのかも知れない。いや、どうだろう、などと考えつつ、採寸前に歩いて足腰の筋肉を締めとけば多少スタイルが良く見えるのではないかという後付けかつ効果が微塵も無さそうな言い訳を生み出してギリギリまでグルグルと回っていた。何らかの犯罪の容疑者が写っていたとして監視カメラの映像が国家権力に提供された場合、容疑者よりも怪しいという一点で捜査線上に彗星の如く浮上してしまうレベルで5周し、意を決して入店した。

オーダースーツ屋なのでサンプルを除けば店に並ぶのは全て布でしかなく、時代劇の呉服屋さんを彷彿とさせた。江戸っ子爺さんのツボ。(急に思い出したので書いた。出展は「らんま1/2」)

意外なことに普通のスーツ屋さんよりも気が楽だった。

スーツが完全に出来上がった状態で吊られていると「この中から選ばなくてはならない」という気持ちになって焦る。

既製を売るお店では色味、柄の好みが良くても形が気に食わなかったりその逆であったり。店員さんもその中から選んで貰おうと事細かに説明してくれるので申し訳ないけれど面倒臭い。最終的にどこかを妥協してあるものの中で一番良いものを選ぶというのが僕のこれまでのスーツ購入のパターンであった。

これはもうお店が悪いんでなく、単純に自身の根気の無さが原因なので店員の方々には何の罪もないのだけれど、そんな感じだからスーツ屋がとても苦手なのだろうなと気付く。

オーダースーツはその点楽である。好きな生地さえ選べば形は好みかつ自分の身体に合うように仕立ててくれる。生地さえ選べば何とかなると思えば一気に気が楽になってしまった。

採寸もジャケットの形や袖のボタンの位置まで好みをサンプルを着せてくれた上に全部聞いてくれ、腕の長さや肩の落ち方などで袖の長さを左右で調整してくれたりするなど至れり尽くせりだった。

これが既製のスーツと同じくらいの値段で手に入るというの大丈夫か、もうちょい高くないとまずくないか、全部店員さんと店員さんのお母さんが総出で夜なべして仕立ててるからこの価格なんではないかなどと妄想していた為に複数回説明して貰うパートもあり申し訳なかった。

仕上がりは約一ヶ月後と多少時間は掛かるのと、まだ現物が届いていないのでどれ程既製服とフィット感が違うのかなど肝心な部分はこれからなのだけれど、少なくとも購入時のストレスの無さという意味では僕はオーダースーツに軍配を上げたい。

ただボタン1つから裏地のデザインまで全て選ばせてくれるのでセンスが問われる(勿論尋ねればオススメの組み合わせを提案してくれる)のが試されている感があり変な汗をかいてしまったけれど。

スーツの仕上がりが楽しみなのは初めてなのでこれだけでも試して良かったなと思いながら帰った。

 

またー。

///20180728-20180918///

///心を込めて作ったバグの重みが誰かの心を壊す///

 

///都合良く磨き抜かれた僕たちは、傷んだ宝石の匂いがする///

 

///崩れてしまったぬいぐるみの壁/色とりどりがチカチカ五月蝿いから/ぐるぐる掻き混ぜて灰色にする///

 

///泡立つ心を洗い流す度に、本当に言いたかった気持ちも忘れてしまう///

 

///安売りされたドラマチック/口の中に広がる、熱い砂の味///

 

///勇敢な犬、乾かないシーツに包まって齟齬をきたす/どれだけ生きてもまるで亡霊のようについてくる過去に未来は選ばれる/疲れた部屋で食べ慣れた餌を待つ/ただただ勇敢な犬///

 

///上手く笑う必要がある/減らされた点数ばかり知りたくなる/意地らしい思考回路に悲しんでしまうなら/いっそ最後の夏を捨てる/まるで初めての様な顔して/いっそ最後の夏も捨てる/傷んでしまうその前に///

 

///誰にも見えない、誰にも墜とせない、世論を発するU.F.O///

 

またー。