性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

血管の細さを煽られ大臣御用達のネカフェ。

会社の健康診断の採血で看護師さんに血管の見えにくさを徹底的に煽られた。

「全然見えなくないですか?」「(左腕を見ながら)うーん、右も見ていいですか?あ!全然一緒ですね!ない!!」「いつもこんな感じですか?」「結構ガッシリしてるのにねぇ」「たまに血管見えないけど針刺したら凄い勢いで血が採れる人がいるんですけど…お兄さんはそのまんまですね」「予想を裏切らない出なさ」「残念だなー」

痛い思いをして血を抜かれてまで積極的に煽られていくスタイルのドMさに震える。

しかし、これが全然嫌味じゃないから凄い。間を良い感じに繋いで頂いてどうもどうもという印象で明るい性格の人間は本当に凄いなと感心したのだけれど、事をたまたま眺めていた上司に「怒らんかったな」と言われ、ただ鈍かっただけの可能性が浮上して悶々とする。

その可能性には気付かない方が幸せってものなので聞かなかった事にする。

そもそも採血中って、針が刺さってる腕を見たくないタイプとかいるのに頻繁に「あんまり勢いないですよ、ホラ」と素人の中に比較基準などないにも関わらず血が出る様を見るように促してくるプレースタイルでゴリゴリ削りにくるから凄い。自分の血の抜け方がショボいという事だけはこの度判明したので、今後、人様の採血を見守るなどのイベントが生じた際は、その血の抜ける勢いに注目、積極的に「初速に優れている」「追い上げが凄い」「持久力がある」「世界を狙える」など声掛けを行うなどしたいと思う。優れた選手が優れた監督になるとは限らない様に、劣等生が名コーチになる可能性もあるんである。モチベーターとして名を馳せ、献血協会のイメージキャラクターに抜擢され、最終的に不労所得で生活したいので何卒宜しくお願い申し上げます。

 

好きなイラスト、デザインを定期的に投下してくれる友人とサシ飲み。

お互い「ここに行って以来、この店に勝る唐揚げに出会ってない」という事で唐揚げメインのお店を再訪。バリバリのチェーン店なのでそんなに特別感はないものの、店舗数があるという事はポジティブな要素である。味が計算できて気安い。根暗にはたまらないんである。

職場の話、オフの話など基本的にギットリとした重油の様な内容を延々とサクサクした口当たりで前後半構成で話した。そういう話が出来る相手というのが本当に少ないのでとても有り難かったし面白かった。

田舎の高額当選が出た宝くじ売り場は2度と当たらないんではないか、という話が非常にツボだった。1等が出てしまった一番くじを想像した。

唐揚げは美味しかった。また行きたい。

 

その帰りに家のそこそこ近くにあるネカフェに寄る。普通のカラオケと1〜2人用のカラオケがあるらしく、どんなもんじゃいと思ったので寄った。

ダウンロードしたアプリで空席状況が確認出来るのだけれど、普段行きたい時間は他の人も行きたい時間らしく満席続きで「空席状況を確認して一喜一憂するだけのアプリ」と化していたのでようやく活用に至った。

通されたのは1〜2人用のカラオケだったんだけど、1.5畳程度の個室にレコーディング用のマイクみたいなのが設置されている部屋でカラオケするというものだった。ヘッドホンを貸し出してくれるのでそれを使っても良いし、別に使わずに歌っても良いというスタイルだった。(ちなみに使わないと隣の歌が普通のカラオケの2割増しくらいで聴こえる。こちらのバラードターンにお隣さんがパンクチューンを歌うと我慢は全然出来るけど結構気になる、くらいのものである。

ヘッドホンを使うとかなり明確に自分の声が聴こえるので「こんな声で歌ってんのか」という自覚があって面白いんだけど、こう、下手なりに大きい声で発散みたいな気分でカラオケに行く部分もある為、そういう意味では自分の下手さが明確に届く分だけ現実に引き戻されてしまう。その辺りは気分で使い分けするしかないだろう。僕の場合はでっかい声出せればどうでも良いみたいな所があるのでそんなに気にはならなかったんだけれど、一緒に行く人はこんなもん聴かされてんのかと申し訳なさが芽生え、人とカラオケに行きたい欲が普通に半減した。ももも申し訳ない。お互い様なんだけれども。

カラオケはお互い様の支え合いであることを思い知る。そりゃ会社飲み会の二次会で行きがちな訳だわ。測り測られてる。

とりあえず近場にカラオケが無かったのでギリ徒歩圏内みたいなところにヒトカラを公然と推奨する施設があって良かった。

大きい声出したくなったら今後も行きたい。

 

またー。

2000本の生足vs2000年問題。

肘から装填したコッペパンが膝から揚げパンになって出てくるんですけど、これって何なんですかね。

いや、あの、キメてるとかヤッてるとかトンでるとかそう言うのじゃなくて、夢でみたんですけど。夢にまでみたとかそういう切望じゃなくて、なんか見てしまったんだけど何を示唆しているんだろうって意味で気になる。しかも2回みた。何のアンコール放送だよ。NHKか僕は。

夢の話って本当に読み返すとクソつまんないし、夢の内容を記録し続けるとなんかヤバイんでしたっけ?と思うのでこれはこの辺で終わっとこうと思います。それにしても何考えてんのかよくわかんねーな。

 

映画銀魂をレイトショーで見に行く。

レイトショーって何か響きがカッコイイよな、観るの銀魂だけど。the kitty cat swingers'clubという好きなバンドに「late show.ep」というタイトルの作品があって、late showという夜の深い部分が全編にあって上映されてる感があるのにepならではの端的な儚さが共存していて凄い好きでよく聴いていた。

まあ今回観るのは銀魂なんだけれども。

で、レイトショーの前に腹ごしらえと思ってオシャレなハンバーガーが食べれるけどそれ以外にも色々ある屋さんに入ったんだけど、ハンバーグの焼き時間の話から映画を観ることを見抜かれ、更にそれを銀魂だと見抜かれた結果、事あるごとに近寄ってきて「堂本剛の生足」「堂本剛がヒロイン」「山田孝之の生足」「グラブってますか?」などなど良く分からないことを言っては去って行くスタイルの空知先生作品と言うよりは増田こうすけ先生作品の様なエンタメ接客を受けつつ、ボリュームとインスタ映えと味を両立した結果、食べにくさに特化したハンバーガーを食べるという難易度兼強度の高い夕飯をバタバタと済ませた。

美味しかったし楽しかったのだけれど、なんて言うか油断出来ない店であった。気が向いたらまた行きたい。

映画銀魂は、パロディー要素を惜しげもなくぶち込み、テンポが全編通して最高で、程良い、本当に程良い詰め込み具合でとても面白かった。登場人物がちゃんと似てるし、男女共に絶妙に可愛くてたまんなかった。

清潔感ある男女は鼻をほじっているのすら可愛いから凄い。電車で鼻をほじっているおっさん達とは次元が数段階違う。

見始めて、先の店の店員の発言が全て銀魂に込められたパロディーネタであったことが発覚し、最終的に店員の接客の伏線を回収する為に映画を観ている気もした。

何者なんだあの店員。1人で再訪する勇気がないので誰かついてきて欲しい。

しかし、確かに彼が言う通り、この映画のヒロインは堂本剛であった。生足がとても綺麗だった。

 

翌日、阪神vs横浜を観に元同僚と第2回プロ野球観戦の会を開催。

比較的時間があったので1人でケーキを食べようと思って現地入りしたものの、良い感じのカフェが見つからず、どうにも欲を満たす為に教えて貰ったテイクアウト専門店でケーキを購入し、百均で紙皿とフォークを手に入れ、子供が駆け回るららぽーと甲子園の公園で野食いを敢行した。ちょっとした事案である。警察のお世話にはならずに済んで一安心、ほんの少し危ない橋を渡った気がする。

元同僚とケンタッキーで数種類のチキンが入ったパックを購入し、プレイボール。

試合は横浜に先制されたものの、鳥谷選手の2000本安打を皮切りに阪神が得点を重ねて見事勝利。最高であった。

ただ非常にメモリアル感ある2000本安打が放たれたその時、我々はケンタッキーのチキンに夢中になっており誰もその快挙の瞬間を目撃しておらず、何の騒ぎですか?みたいな感じになってしまった。間抜けではあるものの、場の空気が高揚する感覚など素晴らしく楽しくて良い思い出になりそうな気がしている。

鳥谷選手おめでとうございます。

適当に飲み食いし、最寄りの終電を逃したので徒歩45分の道のりを音楽聴きながらのんびり散歩して帰宅。2時半ともなると誰も歩いていなかった。

 

ダラダラと無気力に過ごし、スーパーで買える大雑把な味のミルクレープをドカ食いするなどして休日を過ごす。

深夜のネカフェのカラオケに行ってみたいので眠くなかったらチャレンジしてみたい所存。

 

またー。

肉々しい肉日記。

T.M.RevolutionのライブDVDが発売になり、これを購入した。

元々、余りライブDVDを観ない。

折角CDの初回盤にライブDVDを付属してくれていても、まーかなりの確率で観ない。「折角だし初回盤買おう、こんだけ好きだし観るでしょ!」と思って買っても本当に観ない。宝の持ち腐れである。

これは、まあ単純にCDとしてリリースされているのでCDを目一杯聴こう、DVDはオマケでしょ的な舐めた根性のなせる技だと自負している。どんだけ「DVDも力入ってます!」とか言われても「え?でもCDに付属してるんでしょ?」で終わりである。観たら観たで感動したり買って良かったと思う癖に、全然その基準点から動かない不思議な観点である。

ただ、ライブDVDとしてリリースされた作品についてはよく観る。何が違うんだろう。よく解らない。

今回のT.M.RevolutionのライブDVDは、103本に及ぶ全国ツアーの最終公演として今年の正月に行われた武道館公演を収めたものだ。

熊本の震災を受けて「演出に地域差が出ない手法」を模索した結果、ステージ装飾や派手な演出を抑えた化け物じみたボーカリストと化け物じみたバックバンドによるガツガツに肉弾戦のライブツアーとなっていたものの、映像化である。

中身については最高過ぎてロックが好きな人全員に観て欲しいくらいなのだけれど、書き出すと多分1万字くらい費やす事になるので「めっちゃ良かった」の一言で片付けたい。

そのDVDは同公演のライブCDが付属しており、MCやアンコールは除外されているものの、コレが本当に素晴らしい出来で、素晴らしい販売形態だと思ったのでそれについて端的に書きたい。

ライブDVDを何故あまり観ないのかと言うと、多分「まとめて観たいからそのうち時間を取りたい」が結局そのまま流れてしまうというのがあると思う。今回は「ライブDVDを買った」というのがメインなのでどうしても時間を取って観なければならないという気持ちになったのだと思う。

このまとめて観たいという願望がそもそも自分の生活スタイルに合っていない鑑賞方法なので、そこを変えた方が良い気もしているんだけれど、まあそういう事である。

それで、専らCDを通勤中やジョギング中に聴いているのだけれど、これが非常に良い。

ライブDVDを観る→CDを聴いて復習出来る、新しい感想を得る、時間がなくてもライブに触れていられる→新しい着眼点をもってライブDVDを観る、という楽しさのループが凄まじいのである。オリジナル曲に去年のツアーのDVDも勿論ファンとしては有難いんだけれど、本当の本当に素晴らしいので色んなアーティストに採用して欲しいスタイルである。

因みに、これまでこのスタイルはあったのだろうけど、僕が初めて触れたのはTHE NOVEMBERSクラウドファンディングのリターンで、「美しい日」という周年記念公演のDVD(これも滅茶苦茶良い作品だった)へ出資したオマケで同公演のCDが貰えたのが初体験であった。画面の前でまとまった時間が取れない分、CDがその間を埋めてくれたのがとても嬉しかった。

流行ってくれないかなーと思いながら今日も音源を聴き、次にDVDを観られる日を伺っている。

それにしても西川貴教、美しく、あまりにも強靭な野性味である。本当結婚したい。

 

野性味繋がりで言うなれば、けものフレンズの録画をボチボチ観ている。

しまじろうやディズニー界隈の様な「徳を積んだ動物とそうじゃない動物がいる説」が生じる隙もない優しい世界で、食というパートすら基本的に饅頭で片付けてしまう辺りに潔癖感すら感じる。(劇中、料理パートもあったけれど)

平和で、皆が優しく、頑張り屋で、誤解もあるけど互いに思い遣って生活している様を観ると心が穏やかになる。

これが脳が溶けるというやつだろうか。何となく目を細めて見守ってしまう自分がいる。

最後まで観てないので、どんな結末を迎えるのかとても楽しみにしている。

 

けもの繋がりで、夜にジョギングをしていた際、茂みからタヌキが飛び出してきたので有頂天家族ファンである僕としては当然「矢三郎?」と弁天様口調で問いかけるのが礼儀だと思ってそうした訳です。

そしたら、タヌキは死ぬ気でやるってこういう勢いの事を指すんだなって惚れ惚れするくらいの逃げ足で走り去ってしまいましたね。アイツ、世界狙える脚だなって思った。

まるで不審者扱いである。そりゃ大人の男性が汗だくの癖に高めの撫でる様な声で知らぬ名前を呼ぶなど完全に都市伝説なのでタヌキでなくとも逃げると思い直し、失礼しましたという気持ちで家に帰りましたとさ。

 

そうそうタヌキと言えば肉ですけど、肉屋の肉は高いのではなく、スーパーでは活かしきれない高いものもあるのである。肉屋が高いってのは基本的に間違いである。

しかもその肉がタイムセールなどで半額になったりするのだから肉屋とは恐ろしくも尊い商いである。

肉屋の100グラム120円のウインナーは大変に美味で、70グラム2束でえらい高い流通品などとはえらい違いだった。いや、その流通品がそもそも美味しいと思っていたのだけれど、それを完全に覆されてしまった。

肉は肉屋、野菜は八百屋の様な生活は生まれた時にはもう身近になかったのだけれど、折角美味しかったので今後も積極的に活用したい。

美味しい肉は偉いしエロい。

 

積極的に休日であるからして、ベランダが涼しいので消極的に椅子を出してダラダラと本を読むなどする。

前からやってみたかったのだけれど、そう思うことは案外やらないもんで、ようやく初めて実行に移した。

程々の階数ではあるので虫も殆どおらず、陽も上手いことささず、絶妙に過ごしやすい。

カフカした何らかを敷いてゴロゴロしたいけれど流石にそんな事が出来る程広くもないのでボンヤリしていた。

これを繰り返すと徐々にグレードが上がっていき、毛布に包まりながら朝日を待ち、コーヒーを飲みながら「お空綺麗…」というレベルに到達出来る気がする。若干皮肉を含んでいるのも事実だけれど、結局やってない人間には良さは解らんのである。やってみればハマるかも知れない。ハマったらまた改めてご報告申し上げる。

ただ、残念なのは自身をベランダに駆り立てたのはその様なお洒落な発想ではなく、ベランダをドチャクソに愛でるおっさんが描かれた清野とおる先生の『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!」に寄るものである。非常に残念だけども、しっくり来るので満更でもないのであります。

それにしたってエネルギーは尽きる。どうしたって仕方のないことなのかも知れない。冗談みたいに当たり前に、何も考えず生活出来ればいいのになー。

 

またー。

9/1

涼しくなって/ようやく割れてるって気付いた/吸った汗が冷えて/どうせ泣けないんだって解った/言葉はとっくに選べているけど/つかえたフリのち咳として/何もない何でもない何もかも/明らかにする必要のない/何かのままで/ずっと/AM8:26  3番線/このまま

超超超遠征ガンバ大阪!サガン鳥栖×ユーリ!!!on ICE協賛試合兼聖地巡礼SP!!!

サガン鳥栖がスポンサーであるCygamesの協賛試合で「ユーリ!!!on ICE」とコラボするという情報を教えてくれたのは九州に住む友人だった。しかも対戦相手は我らがガンバ大阪である。

小学生の頃、少年野球チームに所属していたにも関わらず、ガンバ大阪のファンクラブに加入していた僕としては、サッカーとガンバ大阪とユーリ!!!が一度に堪能出来るこの試合、もう誰よりも自分の為に用意された催しなんではないか、ありがとうCygames、課金は愚かゲームすらやった事ないけど今度試してみるねという気持ちである。本当に試すかは解らない。

9/25の金曜日の仕事終わり、スーツにスニーカー、大きなリュックというチグハグな出で立ち(男子高校生のコスプレに見えて吐くほど違和感があった)で新大阪から新幹線に乗り、佐賀へ向かう。家に帰っていると新幹線の終電を逃すので会社に大荷物で行ったら家出かと聞かれる。どっちかと言うと旅行です。

日付が変わる頃に誘ってくれた上に泊めてくれる友達が独り暮らししている家に到着。綺麗だし広いし羨ましい。

スゲー面白い地方局の番組を観て、就寝。

 

翌朝、家に居ながらにして吉野家の大盛り牛丼とドンキで売ってる格安栄養ドリンクを景気付けに提供頂く。マジで実家よりも優しいんですけど。実家は「ご飯どうすんの?」「なんもないよ」すら言われないですからね。もしかしてココが僕の実家なんじゃないかな。

鳥栖に到着したのは8:30。

よく通勤で通る道でたまにハイキューのグッズ発売日に列を形成している人がいて、彼女たちがそれくらいに列を成しているのでそれに倣えばなんとかなるだろうという意味不明な基準を採用した。

結果、90分待ちなのに前に100人近くの列。熱量がスゲーし、あと雨がスゲーし、皆レインコートやグッズ用の大袋を持参していて百戦錬磨感がスゲー。今後真似しようと思った。

列車の運行に支障をきたす程の大雨が降り、さながらユーリ!!!on ICEの名シーン滝行を再現するかの様な事態。流石Cygames、再現度が高くていらっしゃる。普通にそんな感じでひとり沸々とテンションを高めているうちに物販スタート。

欲しかったグッズを買えて満足したので鳥栖を離脱。鞄が滝行で完全に水没してしまっており、ファミマでお爺ちゃんがよく持ってるナイロン袋を購入し、荷物を退避させるなどする。お爺ちゃんがよく持ってるナイロンの袋は想像の倍くらいの値段の高級品だった。ブランド物だよ、大事にしようと思った。

ようやく落ち着いたので、聖地巡礼の為に片道2時間かけて唐津へ向かう。意外と遠いけど鳥栖唐津も駅の割と近くに目的地があるので大変有難い。移動するに従ってガンガン晴れ間が覗きはじめてくれたのも有難い。覗きっていうかグイグイ来る感じでガン晴れなのはちょっと、まあ、でも天気悪いより有難いから最高ということで。

唐津で観光マップを貰うときにJリーグの話をして、窓口の方がサガンじゃなくて他サポだったのが面白かった。僕もどちらかと言うとガンバサポだし、お互い様だなと笑ってしまった。

時間の関係上、鏡山温泉とカツ丼は諦めて(また普通に佐賀に観光で来たい)、駅前、商店街、唐津城、その近くの橋を回る。

どれも劇中に登場したのとそのままでテンション爆アガってしまった。

橋では勇利の真似をして走ってみたり、ユリオの真似して海に向かってヴィクトルを呼んでみたりしたし、長谷津城のモデルの唐津城では勇利の真似をして石段ダッシュ(普通に凹凸や土との境目などが危険だと思う。やっぱりプロだから動体視力が鍛えられてて平気なんだろうか)をしたり、藤棚の近くのベンチで城を見上げるなどした。

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最近身体を動かしているので体力がついてきたのか汗はかけども疲れはなく、昼ごはんを食べる時間もなく唐津をグルグル見て回った。

海にも行って、あんまりに綺麗だから足だけでも入ろうかなと思ったものの、残念ながらタオルをロッカーに預けてしまっていたので断念。夏休みって感じだった。

劇中のアイスキャッスルがある所には高校野球に出場していた早稲田佐賀があって、テレビで見た学校だ!!!こんなに遠い所から皆で甲子園へ応援に来てくれたのだなーと嬉しくなる。何なんだこの感情は。

スタジアムのオープンに合わせて鳥栖へ2時間かけて戻る。移動が往復で4時間、現地滞在は2時間半という感じ。あと1時間あればカツ丼食べて戻ってこれたな…と思うものの無理しても仕方ない。良くやったと自分を褒めたい。

 

鳥栖へ戻ると試合前の祭りムードでワクワクした。座席は友達が手配してくれていたんだけど、滅茶苦茶ピッチに近くて座って、ここで試合するのかと思うだけで鳥肌が立った。

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スタジアムはとても美しくって、時間があったのでグルグルと見て回った。

とても強そうなユーリオタも見かけた。

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頭に乗ってるのはマッカチンティッシュケースである。使い方として非常に参考になったのでユーザーとして幅が広がった思いであります。男性には露骨に手荒で、女性には露骨に優しい生き物だった。

 

友人と合流して、ビール。

友人は車で来ていたので緑茶。申し訳ない気持ちで一杯、とか言いながら普通に飲んでる。ごめんやで。

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日本代表選手が沢山いる試合で、それを表情が認識出来る距離で観戦出来るというのは余りに贅沢な経験だった。

権田選手と井手口選手の尻がめっちゃ格好良かった。遠藤選手は本当に、よくあの体型でそんなに上手い事出来るなと感動してしまった。

試合は遠藤、井手口、今野、倉田選手というちょっと大丈夫?コレまとめて見ていいの?くらいの中盤を誇るガンバが強くて、特に今野選手と井手口選手のボランチが規格外の威力で、井手口選手が物凄い加速でボールを狩りまくるし、そこをどうにかしてもバランスとってた今野選手がしっかり抑えるしで絶望的なエリアと化していた。

鳥栖は右サイドから上手く突破していたけれど中に人が入ってこなかったり、左サイドが上手く抑えられてしまったりでチャンスはあるけどあと少しがずっと出なかった。原川選手のフリーキックからキム選手のとても惜しいヘッドがあって、これが決まっていたら流れはまるで違ったろうなと思うと試合は生き物というかナマ物というか、90分の中に物語があり過ぎて、しかもそれをのんびり反芻することも出来ず進行していくので観ていても集中力を要す。

そうしている内に倉田選手のミドル(守備のスゲー隙間を縫うような)が決まってガンバが先制。

鳥栖も負けじとビクトル(ロシアじゃなくてコロンビア代表歴のある選手。ドリブルのキレが凄かった)が獲得したPKを豊田選手(でかい、つよそう、まもってほしい)が豪快に決めて同点。

お互い惜しいシーンはありつつも、井手口選手のアウトサイドで蹴り込まれ、ゴールから遠ざかるように綺麗な曲線を描いたクロスからガンバが追加点を挙げた。(軌道は座ってるところから解らなかったんだけど、随分思った所と違う場所に落ちたなと思っていてハイライトを確認したら綺麗に曲がっていた)アウトサイドでボールあげるの笑ったし、それがピンポイントにターゲットにあってて更に笑った。

その後、とにかく点がほしい鳥栖がFWを投入してサイドから中へ放り込む流れを増やしたところ、逆にガンバはそこを利用して追加点、という(これも井手口選手を起点に始まって、最後はサイドバックの藤春選手が「よくこの時間にそこまで走ってきたな」というくらい圧倒的走力でつめてきて押し込んだ)展開で、ガンバの方が一枚上手だったなという印象だった。

でも僕はサガン鳥栖のユニフォームを着ていたし、サガン鳥栖のおかげで一日中楽しかったので喜ぶに喜べないという複雑な胸中だった。ただ一日中滅茶苦茶楽しくて、凄い夏休み感もあって幸せだった。終わって欲しくなかった。

ハーフタイムに花火をみたり、ユーリ・プリセツキー役の内山さん(玉田選手をガリガリ色白にして理系に仕上げたらあんな感じかも知れない。Lに似ていた)も拝めたし楽しかった。

まあ僕はユリオについては中の人などいないと思っているので「声がとても良く似たお兄さん」というニュアンスですけれども。急に電波なことを言い始めて恐縮ですけれどもこの線は譲らないからな。

もっとユリオ的なアプローチで来るかと思いきや普通にサッカー好きな穏やかなお兄さんという印象で可愛かった。

会場のビジョンにもちょくちょくユーリ!!!が登場したり、内山さんが出て来てお話しされてるのを見る度に「あ!これコラボマッチだったわ!」と思い出す程に試合が楽しかった。

サガン鳥栖のサポーターの人たちは関西のサポーターに比べると穏やかで凄く好きになった。(ガンバとセレッソは勢いがあって時々ちょっと怖いんだよな…決して悪くはないんだけれど観戦初心者からするとって話)

ボール位置でチャントのBPMが上がったり下がったりするのに初めて気付いたのも良い経験だった。

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サガン鳥栖ありがとございました!!

その後、温泉に連れて貰い、コーヒー牛乳。

帰宅後居酒屋に行って、お腹いっぱい食べて泥のように眠る。

 

翌朝、昨日の試合のハイライトをDZANで観せてもらって、生観戦プラス振り返りの面白さに頭殴られるくらいの衝撃を受ける。

その後、ワンダーコアをゲラゲラ笑いながら体感させて貰ったり、ランチビッフェで己の盛り付けの才能の無さに打ちひしがれるなどして、新幹線に乗りこれを書いている。友人に感謝しなければならない。

そして会社へのお土産を完全に忘れていたので車内販売で博多通りもんを購入。助かった。博多行ってないけど美味いから何とかなるだろ。

安心感からビールを飲んで、ボンヤリしつつ。

またサガン鳥栖の試合を観たいし、唐津も行きたいし、ていうかガンバの試合も生活圏からそう遠くない場所で催されてるしで必ず行きたい。

コラボグッズは買うも買ったり15000円くらい費やした気がする。お祭りは人のテンションと財布の紐を弾けさせる恐ろしい儀式である。少し節約しないといけないんだけどワンダーコア欲しくなっちゃってる。筋トレが来年まで続いたら検討しようと思う。

 

またー。

焼肉丼定食ください!!!

転職組の後輩と久々に飲みに行った。

生肉を食い、焼いた肉も食い、特に記憶にも残らない話ばかりゲラゲラ笑いながら交わし続けた。2人が揃って前職に勤めていた終盤、もう1人を加えた3人組の仲が非常に良く、そのLINEグループが未だに現役だったので、残りの1人を軽くおちょくって過ごすなどした。辞めた挙句に酷い人達である。

話の中で唯一しっくり来なくてハッキリ覚えているのが「何だかんだ言って素直だし、ストレス無さそうですよね」と言われた事だろうか。

マジでえっ?てなった。

怒った訳でも不快に感じた訳でもなくて「こんなに仲良くてもそう見えるんだ」という衝撃があった。

それは得なのか、損なのか。

社会的に言えば得かも知れないけれど、人付き合い的には損ではないだろうか。「お前は頑丈だもんな」がデフォルトの人生だったので、最終的に今では自分ですらその根拠のない評価に縋って生活している気がするし、そこに果てし無く恐怖を感じる事もある。「僕、頑丈なんで」とか普通言う?漫画とかだと硬度が売りのキャラって大体倒されちゃう。モブかよ。ある日急に無限にダメになっちゃうんじゃないか、という予想が捨てられない。

ここ1年はやたらヒトカラに行ったり、映画館で映画を観たり、猫カフェに行ったり、立ち飲みに挑戦したり、直感的に欲しいものを買ってみたり、運動を始めてみたりと色々やっている。

ストレスは無限に湧いてくるんだから、解消法なんてものは本来1つでは足りないんじゃないか、という思いで楽しいと感じる事柄のチャンネルを増やそうと思いつくことに順番に手を出している感覚である。手を出したもの自体は楽しんでやっているが、そんな動機もあって思い出した様に切なくなることも稀にある。

1つで足りる人が、或いはそんなものが無くてもストレスと折り合いをつけて行ける人が本当の「ストレスが無さそうな人」なのではないか。そんな人いるんだろうか。いや、いるんだろうけど、成り方も、その眼を通した日常も全く想像がつかない。

ちなみに一番歴の浅いストレス解消法は筋トレで、メニューは2日に分かれていてざっとこんな感じである。

【DAY1】

・腹筋 20回

プランク 30秒

・サイドプランク 左右それぞれ30秒

・腕立て伏せ 30回

ダンベル2kg 各腕30回

ダンベル4kg 各腕20回

体幹を立てて腰を回すやつ 右回りと左回り各50回

これを1セットとして3セット行う(40分くらいで終わる)

【DAY2】

・ジョギング 2.5km

・30mダッシュ 10本

(ランニングではなく、のんびりしたジョギングなのでダッシュも入れるとやっぱり40分かかる)

この2つを交互に行ってるんだけど、そんなに縛りもないので飲みに行けばサボるし、仕事であんまりに疲れてもサボる。

無理しないことが続ける秘訣だと信じて結構甘やかしている。

メリットとしては肩凝りが楽になるのと、運動不足が解消されることと、筋肉がつくこと。

デメリットは、細身タイプの私服がガッツリ似合わなくなっており強制断捨離が発動してしまうことである。目に見えてムキムキになるような負荷の高いメニューではないけれど、それでも胸板が若干厚くなったりするせいで、お気に入りの服があまりに身体のラインと合わなくなってしまい手放す事が増えている。自分が繊細な服を好んでいたことに気付かされた。

得るものがあれば失う物もある、ということだろうか。残念である。

まあメリットが優っている気がするので無理に負荷をあげたりせず、細々と続けていきたい。

運動していると限界突破まで食べても「動けばいいんだよ」と思えるので気が楽である。

ただわ、まあその「よーしめっちゃ食べるぞ!デブってしまうけど食べるぞ!ふひひ」みたいな背徳感は薄れてしまったのでこれも一長一短なのかも知れないけれど。

 

食べると言えば、あなたは海鮮丼のご飯がホカホカなの許せる人だろうか。

僕は許せると思っていたのだけれど、あんまりに温かいとダメであると最近気付いた。

多少ネタがぬるくなるくらいなら何とも思わないんだけれど、ネタがご飯の熱を受けて温かくなってしまうのは好きではなかった。

これは僕を大いに落胆させた。海鮮丼にではなく、温かい刺身を受け入れられなかった自分自身に落胆したのである。焼き魚も刺身も好きなのにその中間地点(かどうかは怪しいが)を受け入れてあげられなかったのが辛い。

しかし、そう考えるうちに丼というスタイル自体に疑問が生じるに至った。

大前提として、刺身を温かくせずに食べるには2つの手段が存在する。ご飯を冷たくするか、ご飯とは別に提供するかである。

外食においては皿を洗う手間やそもそもの利益率が関わってくるのでそこまで言及するのは「お客様は神様論」を都合の良い受け取り方をしている残念クソ野郎に成り下がってしまうので触れないが、家で食べる分には答えはただ1つ、「嫌なら丼にするな」である。

刺身定食のスタイルを採用すれば万事解決なんである。これまで海鮮丼という日本語自体にビリビリと魅力を感じていたので盲目的に「刺身はご飯の上に乗せる」となっていたが、お腹が空くとご飯が冷めるのなんて待ってられないのだから別々にして食べるべきだったのである。そもそも論、ここに突然極まれり。

ついでに述べてしまうが、大体、丼でさえ米をおかわりする人間である。まず丼というスタイルが向いていない。「丼でも茶碗でも1杯は1杯、量の問題でなく1杯なのだからおかわりするのが当然」な我々からすると、丼はご飯を追加するのに向いていない。乗っている具材を温存したり、おかわりのご飯の下敷きにならぬ様に避けるのが面倒である。

要するに、米を食べたいなら定食スタイルが最も利便性に優れているのである。

また、食を野球のバッテリーが組み立てる配球の様に戦略的にエンターテイメントに昇華するという意味でも丼のよりも定食は優れている気がするのである。

これはまだ細かく自身を分析した訳ではないのであくまで自論ではなく仮説であるが、ここに記しておきたい。

以前、フードファイターがステーキの大食いの為に敢えて途中でカウントに加味されないサラダを食べていたのをテレビで観たことがある。彼は「サラダを食べることでより肉が食べられる」と言っていた。要するに食感、味、リズムに変化をもたらすとより食自体のエンターテイメント性が増すということである。

米を如何に多く、美味しく食べるかが大切な我々にとっては目先のボリュームを満たす丼よりもストーリー性に優れた定食の方が向いている気がする。

そして、その為に丼に洗い物の観点などからくる面倒さを倒し、定食を美味しく組み立てて食べるプロデュース力を培うべきではなかろうか。

何となくそんなことを思った。結局、米を沢山食べたいという話にすり替わっている気もするけれど、お米は美味しいんで仕方がないんである。

 

またー。

T.M.Revolutionの好きポイントを書き残しておきたい曲ランキング(後編)

タイトルのやつの後編です。

T.M.Revolutionの好きポイントを書き残しておきたい曲ランキング(前編) - 性格の悪そうなBLOG

↑ちなみに前編はコチラ。

コナンの前後編ってとりあえず人が死ぬまでが前編って感じだけど、このエントリーに関しては前編読んでくれた人全員が死んでしまって後編に辿り着かない可能性もあるなーと思ってるんですけど、まあ死んでてもゾンビ化して来てくれるかも知れないし聖水片手に張り切って書こうと思います。

ランキング後編、スタートです。

 

【第9〜4位】

第9位/Fate & Faith(CLOUD NINE収録)

この曲の好きポイントは無機質シンセがズンズンとした打ち込みっぽいベースと淡々と刻まれるドラムに乗っている中、ウィスパーボイスにブレス強めのコーラスが乗るという全作品見渡しても中々珍しい構成にあるんですが、熱血のビブラートが代名詞と言えるサビが多いT.M.Revolutionでが、この曲はサビでも艶っぽい熱さでもって歌い上げてくれておりエッッッロいんですね。好き…ってなる。

楽曲自体はかなりシンプルなトラックという印象なんですけど、リピートを重ねることで高揚感を煽ってくるのがこれまたエロくて良いと思います。

※動画は見つからなかったので、気になる方は是非アルバム「CLOUD NINE」をチェックしてみてください。僕の特にオススメしたいアルバム3傑の中の1枚です!

 

第8位/HEART OF SWORD〜夜明け前〜ESPECIAL"MATT"MIX (restoration LEVEL→3収録)

T.M.Revolutionのシングル曲はアルバムになるとイントロがクソカッコよく50秒から1分近くまで引き延ばされる事が稀にあるんですが、このHEART OF SWORDのアルバムMIXはこの曲のカッコイイ部分をインストばりに1分程度で鳴らしまくってから歌が始まるので気持ちの昂りが半端なくてとても好きです。

ボーカル自体もカセットテープ的な、一枚壁隔てた様なエフェクトが掛かっており原曲と随分違う雰囲気を味わえてお得な気分になれます。

僕がこのイントロ引き伸ばしで双璧を成すくらい好きなのがアルバム「MAKES RAVOLUTION」に収録されている「独裁-monopolize-ESPECIAL D-Miz」ですのでインストやサントラが好きなタイプの方がいらしたら是非に。

T.M.Revolution 『HEART OF SWORD ~夜明け前~』 - YouTube

※動画は原曲PVです。

 

第7位/Wasteland Lost(CLOUD NINE収録)

第7位/Zips(UNDER:COVER収録)

第7位/Pearl in the shell(CLOUD NINE収録)

ラッキー7だし、3曲あっても大丈夫だと思うので3曲ランクインさせました。別にいいですよね?

「Wasteland Lost」はビリビリしたトラックに深みのある単音でアクセントを加えているFFボス戦っぽさのある曲で、非常に短いけれど自然かつ強めにビブラートがかまされている所がたまらなく格好良くて大好きな曲です。

「Zips」は重厚なロックから頭のおかしいベースフレーズでイントロ(音が楽曲の重厚さと全くミスマッチで非常に印象的で、それがとんでもなく重たい本編を連れてくるのが面白い)の、非常にUNDER:COVERというシリーズらしい楽曲に仕上がっています。(オリジナルは「SEVENTH HEAVEN」に収録)

ヘヴィーロックかよというAメロBメロに対してサビが底抜けに明るいのが素晴らしく楽しい曲です。ライブではサビを合唱しがちで、割と長いフレーズを当然の様に西川くんから求められるので嬉々として大声を出しています。

「Pearl in the shell」はこれまたビブラートのぶっ込み方が異常なタイミングかつ異常な完成度なのがとにかく気持ち良く、正直歌詞はあまり好きではないんですが、それを補って余りある曲の良さなのであります。BPMの早いトラックに対してギターと鍵盤が単音でボーカルに沿い、シリアスな楽曲なのにクラップ音が効果的に入っているなどスピード感に加えて奥行きが凄くてその上前述した通りボーカルもエゲツない展開なので聴くのも目まぐるしく楽しい曲です。

T.M.Revolution 『Zips』 - YouTube

※動画は原曲PVです。

 

第6位/Out Of Orbit〜Triple Zerf〜Phase shift mix〜(coordinate収録)

この曲は「乗り込んでいこう 駆け出す運命へ 握り締めてきた夢だけが その瞬間に輝く」という歌詞がまず滅茶苦茶好きなんですね。

「運命に飛び込め」と「駆け出す運命に乗り込もう」って似て非なるものだと思っていて、覚悟の地に足ついた感じというか、「握り締めてきた夢」ということはずっと追い求めてた訳で、ずっと狙ってたんですよね。だから飛び込むんじゃなくて、乗り込むんだと思うんです。心の準備は出来てるから、慌てて飛び込むなんて後先考えないフレーズじゃなくて今だ!乗り込むぞ!であって、そうやって握り締めてきた夢だから、その瞬間にちゃんと輝くんだという解釈をしています。独自解釈なので正誤は不明ですが、そこがとても好きなポイントです。

楽曲としては、シングル曲としてリリースされたバージョンは非常にロック色が強く、それはそれは、それはそれで大変カッコイイ、例えるならば「HIGH PRESSURE」の正当後継者とも呼べるくらいに爽快感のある楽曲なんですが、今回オススメしたいのはアルバム収録版です。

こちらはクラブアレンジっぽく音がバツっと短く切られているので曲の持つテンポ感が伝わるのと、楽曲がシンプルに仕上がっている分だけ西川くんのボーカルが伸びやかに聴こえるという新種の魔球の様なMixとなっています。当社比2割増しと言ったところでしょうか。

爽快感があって、スピード感もあるんだけど、ボーカルが凄く伸びやかに聴こえるテイクとなっているので大変にオススメです。

T.M.Revolution 『Out Of Orbit ~Triple ZERO~』 - YouTube

※動画は原曲PVです。

 

第5位/ Private Storm(progress収録)

この曲の好きポイントはまず、初聴きで「曲の展開が予想外」だと思うんですね。電子音でピコピコ始まったかと思いきや速攻でぶっといUSロックに流れ込んで、サビは遊園地のBGMばりに明るく愉快なテンポに持っていく面白さ。

歌詞にしても井上秋緒先生が描く気の強い女性がちょっと情けない男性を大いに振り回しておりたまらなく可愛らしいんですよね。理不尽なまでにギタギタにされてるんだけど、それでも男性が本当にこの女性が好きなんだなーと「一緒なんだから 機嫌直そう」とか「多少のピンチ プロセスだけど 余裕かましてる 場合じゃなかろう」とか焦っている割に言葉選びにおちゃらけ含める辺りから感じるんですね。勝手に。それすら楽しいみたいな。ドMかよー。好きー。それに「多少のピンチ プロセスだけど」で彼女の難攻不落っぷりに慣れてる感が出てる気がするので良いコンビなんだろうな、微笑ましくなれるのがまた好きなポイントです。

T.M.Revolutionの初期シングル曲の歌詞に登場する男女の傾向を以前独断と偏見でまとめた事があるんですけど、この曲も間違いなくその流れに沿っていると思います。全然違う曲なのに「もーまたかよーご馳走様!」とニヤニヤしてしまえるのもまた、井上秋緒さんによる歌詞の魅力だと僕は思っています。

トライ!夏の自由研究、T.M.Revolutionが歌う僕と君の恋愛考察 - 性格の悪そうなBLOG

何かまとめたやつです。率直に申し上げて禍々しいです。

 

第4位/Naked arms(CLOUD NINE収録)

もうとりあえず格好良すぎて好き。まずコレ観て欲しい。

TMR - Naked arms - YouTube

あーもうカッコイイ。衣装いつも意味分かんないけどカッコイイ。はー。

この曲は戦国BASARA期の最高傑作だと個人的には思っていて、それは歌詞の漢字の多様及び振られた読み仮名の圧倒的厨二感で戦国感を出しながらも楽曲自体は全く和の要素を含まず、ド級のスケールかつ太さで突き進んでいく展開に寄る所かなと。

西川くんの歌も笑ってしまうくらいの熱量。突き進みながらも希望を捨てたり、ネガティヴな事を考えたりしがちな繊細さを備えているのがT.M.Revolution仕様の熱血漢ですが、この曲は断トツで希望しか抱いていないのでその歌の熱量がシンクロしているというか、テンションが限界突破している風でたまんないですね。

 

はー長い。何人脱落しましたかね。感覚としてはハンター試験みたいになってきましたね。

閑話休題、世の中に絶対ってあると思います?

僕は無いと思ってるんですけど、それは例えば「西川貴教ですら離婚する」とか「西川貴教ですら破局する」とか「西川貴教ですら深酒する」という所から来てるんですね。冗談抜きで。

別に神格化してる訳じゃないんですけど、公式から供給される性格だったり人間性の穏やかさや経験値の豊富さをもってしても、結局そういう人間臭い部分がちゃんとあるんだなと思うと、本当に世の中に絶対なんてないんだなって安心します。

絶対があって欲しい気持ちもあるっちゃあるんですけど、絶対が無い方が救いになる気が僕はしています。

何かこのままだとスピリチュアルな話になっちゃいそうなのでここらで引っ込めて、さっさと残りを書きますね。残り3曲。

 

【第3〜1位】 

第3位/ とっておきのおはなし〜新説恋愛進化論(The Force収録)

曲の展開にストーリー性があり、歌詞とあいまって一本のドラマみたいに仕上がっている所が大好きな曲です。枠で言うと木10か、水10かな。

一貫した男女観を歌うT.M.Revolutionですが、詞を提供される方によってかなり毛色が変わるのがよくわかる楽曲です。

この曲の詞は僕の先生、井上秋緒さんではなく麻倉真琴さんなんですが、麻倉さんの描き方は非常にニュアンスでイメージを掻き立てる派で井上さんとまた違う魅力があります。

「King of clothless『素敵な衣装は 通販telでどうぞ!』勇気を試す覚悟なら○も×もチャンス」というフレーズが登場するんですが、麻倉さんは周囲の環境というか社会を皮肉っぽく描いてその中で主人公とヒロインがリアクションを取るという感覚で、井上さんは主人公とヒロインのやり取りがメインにあってその背景に社会があるという印象なんですね。たまたま読んでる人がいたら比べられても困ると思うんですけど、アニメの作画監督違いで同じキャラなのに全然タッチが違うみたいな感じだと思ってくれたら有難いですね。今回の蘭姉ちゃん角長えな、みたいな。

「とっておきのおはなし~新説恋愛進化論」(THE FORCE)-T.M.Revolution- with 浅倉大介 - YouTube

T.M.RevolutionのシングルA面は主に力強さが前面に出た曲が多いんですが、アルバム曲にはそんなに派手じゃないけどポップで凄く良い作品が沢山あると思います。

 

第2位/OH! MY GIRL , OH! MY GOD!(triple joker収録)

まずね、この曲歯磨きしながらの鼻歌で始まるんですよ。凄くないですか?僕は凄く好きなんですね。もうこれ西川くんと同棲してるって捉えても過言じゃないですよね。(※過言です)

加えて、この曲の女性が本当に好きなんですね。可愛過ぎか。漫画でもアニメでも映画でもなく歌詞の中に理想の女性がいるってヤバイですよ。

ただ、ビジュアルが提供されていないので髪型も顔も何にも想像つかないんですよね。理想の女性なんだけどそういうの何を当てはめてもしっくり来ないんですよ。

だから未だに理想の女性がコナンの犯人状態。シルエット状なんですね。当方、終わらない夏休みの宿題を課された気持ちでおります。何を言い始めたんでしょうね。いや、大分前から何を言い始めてるんだ状態でしょうけれども、これが平常運転なんですいませんね。諦めておくれ、ここはね、沼なんだよ、きっと。

しかも、なんていうか歌詞そのものというよりも「歌詞から連想される性格」が好きなんですね。いよいよパトカーと救急車どっちを呼ぼうかなと我ながら考えるんですけれども「時に呆れもするけど やっぱりその笑顔可愛い 僕がカナを振ってあげる 飽きない君といよう」から声が大きくて、良くも悪くも想像を超えてきて、マイペースそうな女性を連想しております。ただし外見はコナンの犯人。

この歌詞ってよく言う「男は自分より馬鹿な異性が好き」みたいな話に繋がっちゃいそうであんまり人に好きって言いにくかったんですけど、そんな意図ないんだからまー書いてもいいかと。別にカナ振りたくないし、バカだなと思いたい訳でもない。感情表現がハッキリしてるのが魅力的だと言いたいだけです。性癖ですよね。

OH! MY GIRL,OH MY GOD! - YouTube

※片袖ないけど衣装です。

曲は90年代のJ-Popっぽいロックがベースで、「Private Storm」や「とっておきのおはなし〜」と近い質感だと思います。好きになりたての頃に「案外、接しやすいな」と思ったのはこの曲のお陰かも知れません。ドカ盛りスタミナメニューしかないと覚悟して入店したら普通のメニューもあるじゃん的な。

そう言う経験もあって好きポイントが滅茶苦茶高い一曲です。

 

第1位/AQUALOVERS〜DEEP into the night(THE FORCE収録)

好き度合いが全楽曲の中でぶっち切りNo.1の曲です。サブタイトルの「DEEP into the night」の通り、深みと妖艶さに満ちた「よく見るT.M.Revolutionと対極にあるT.M.Revolution」が詰まっていると思います。

お互いと、お互いの関係性に酔って深みに嵌っていく様が歌詞からも伝わってきます。ちょっと古臭い印象もあるんですけどご愛嬌。

「ROSY 紅い棘が また熱く腰を咬んで」の息遣いを筆頭にありとあらゆるフレーズとその歌い方がエロくて未だに刺激が強く、参っちゃうなーもうって感じです。

ヒルトンの夜景の見えるバーに一度だけ連れて行って貰った事があるんですけども、入った時に「AQUALOVERSの世界だ!!」って舞い上がってしまったことがあるんですが、それくらい縁のない夜っぽさで、だからこそ疑似体験というか、そういう世界に誘ってくれる気がして好きなのかもなとボンヤリ考えております。

その後、自力でホテルのバーに行くなどした事がないまま歳を重ねまくってるんですが、何故なのかはこの長文から察してくれって感じですね。

楽曲としては「廻る 近付く 気配を失う すべては闇に さらわれて」を表現する様にループするトラックとじっとり滞留する熱さ兼暑さをギターが這う様に沿っているシンプルなもので、サビ前やサビの言葉尻にシンセが宝飾品みたいにキラキラしててムード満点であります。

基本的に全パートがループしているんですけど、間奏とアウトロのギターソロが「君とどこまで」の先を引き継いでて想像を煽る親切設計。

T.M.Revolutionの好きなところに「コーラスもとことん西川貴教で贅沢かつ再現不能」というのがあるんですが、この曲はそれをしっかり堪能出来る上、相手あってのDEEP into the nightっていう感じの絡み方で素晴らしいなと思っています。妄想力が逞しいですね。でもこれはT.M.Revolutionに開発された部分だと思うので、まあ地産地消みたいなものです。見せつけちゃってごめんなさいね。

T.M.Revolution / AQUALOVERS ~ DEEP into the night - YouTube

※当時は振り付けがセットになっていましたが、個人的にはフリ無しの方が好きなので観るたびに笑ってしまいます。

 

 

如何でしたでしょうか?

聞かれても「特に言うことないぜ」な内容であることを自負しているんで、よくもまあここまで読んで下さりましたねって気持ちで一杯です。前後編であわせて1万字以上ですよ?同じ1万字、有意義な使い方もあったでしょうに、お付き合い頂き誠にありがとうございました。

僕はテレビで見るT.M.Revolutionの芸人枠なノリも、熱量豊富なシングル曲も大好きです。そこから遠くない、ていうか真横に地続きで色んなT.M.Revolutionが存在していて、それも好きなので、何らか自己満足でもまとめておきたいと思っていたので書けて大満足です。

冒頭でも述べました通り、押し付けにはしたくないと思っていますが、行き過ぎてそうなってる節がない事だけが気掛かりではあります。そういう意図は無いとだけ改めて断りを入れさせて頂きます。

何かとんでもなく長くなってしまった上に、もう上手い事納める気力もないんで投げっぱなしで終わらせて頂きます。

お疲れした。

 

またー。