性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

思いついた事を思いついた順に書く。

大阪生まれ大阪育ち、実に北摂らしい個性の薄さで生きてきた弊害か、関西弁が下手くそと言うレッテルを貼られる人生を送っている。

ネイティブなのに大阪府民にも府外の民にも幾度も言われてきている。
「え、私の関西弁、下手過ぎ!?」と諦めを通り越して最早ネタとして付き合う事にしている。
就活していた頃、短所は長所に成りうるみたいな事を講座か何かで言われて意味が理解出来ず、この人はこの調子で僕をおだてて高い壺でも買わせようとしているのかなと警戒した思い出があるのだけれど、こういう事かと。
短所はネタにしやすいのである意味長所、成程って感じ。
そんな訳で正しい関西弁を習得しようと言う意識もとうに消え失せ、自分が関西人であることも曖昧で、どこで生まれ育ったんでしたっけ?みたいな感じで郷土愛まで見事にゼロ。
根無し草っぷりでは並み居る強豪を押しのけて地元民として初めて日本代表を狙える位置まで来たとも言われている僕ですが、ここにきて郷土愛を秘めている可能性が浮上し、代表入りに暗雲が立ち込めて焦っている。
それは京都をブラブラ歩いて、たまたまお好み焼き屋の前を通った時に発覚した。
奥さんが「お好み焼き食べたい」と何となく言ったのに対し、僕は無意識に「大阪で食べればいいじゃん」と切り捨てる様に言い放ったのだ。
それに対して奥さんが「普段そんなことない風な癖に、意外とそういう大阪のプライド出すよね。ムッツリだよね。」
僕の主張としては「大阪在住なのだから大阪名物はわざわざ今食べなくても大阪で食べれば良いんじゃないの」くらいのつもりだったのだけれど、まさかのムッツリ郷土愛の称号を冠されてしまった。
何だよ郷土愛のムッツリって。字面から漂う性質の悪さが凄いわ。すごい面倒臭い感じするもん。普通の3倍恥ずかしい。
しかし、言われてみればそれもそうだなと納得してしまって、僕にも郷土愛があったんだ、これが郷土愛か…みたいな気持ちになった。
もう代表は目指せない。
「近所のインド人の方が上手い」と言われた関西弁を、一から学び直す所から始め、ムッツリ郷土愛のムッツリ部分を返上出来る様に励むべきかも知れない。
そんな風にも思ったんだけど超面倒なのでムッツリで良いッス。自分ムッツリで良いッス。

 

歩いて美味しいものを飲み食いし、歩いて美味しいものを飲み食いし、歩いて美味しいものを飲み食いした1日で、その全てがカフェと名のつく店で完結した土曜日を過ごした。

ノマドかよ。ウケる。
それにより平日の5日間のランチに匹敵する金額を1日で使った。食費が凄いよ。
でもまあライブ行ってお酒飲んで椅子もないから隅っこで壁にもたれて転換中ずっとスマホ眺めてるみたいなのより金額的には安上がりなんだよな。金額的には。
朝からカフェで何となくオレンジ味のコーヒーみたいなものを飲んでいたら、ライブを減らせないうちはタバコを減らせない人や運動が続かない人を笑えないのではという考えが顔を出した。唐突に。お前一体、どこから来たんだい。
いや、減らす事が良いとは思わないんだけど、減らそうと思えば減らせるというか、コントロールが利く所にライブがあって欲しい気がする。まあ感情が突き抜ける場をコントロール下に置きたいとか文字にすると何かちょっとヤバイ性癖みたいな気もするけど。
今日は鋼の錬金術師の話とかして、タブーなのか何なのかみたいな、等価交換って本当に等価なのかなとかぼんやり考えた。
 

ところで、僕はカフェでリラックスした事が殆ど無い。
カフェは美味しいしお洒落な事が多く、行くと楽しいのだけれど、リラックスした事は殆ど無い。
今回、3件回ったカフェの1店で、生まれて初めて物凄く心落ち着いて癒され尽くした。
何が作用したのか解らないものの、とにかく生まれて初めてカフェで心底リラックスしたのだ。
自費出版で自伝を書いたら確実に収録されるエピソードというくらい衝撃的だった。
じゃあ今までカフェで過ごしてきた時間はどうだったのかを考えると、楽しんではいたもののリラックスはしていなかったと思う。
お洒落なカフェはボードゲームと言うよりもスポーツの試合に近い独特の緊張感を楽しむ場だと思っていた。
この打席で決める!みたいなよくわからないスリルが常に漂う感覚。
一方、街の格安カフェチェーン店は椅子に座る為にドリンク代がかかる場所くらいに思っていた。
ライブハウスのドリンク代に若干近いシステムとして享受していた。
日本国民全員がこういう気持ちで、それを楽しみと認識してカフェに通うのだと勝手に思っていたけど、どうやら違ったらしい。
皆、こんな癒しを貪っていたのである、この僕に黙ったままで。
本当のカフェの意義を知らずにドヤ顔をかましていた僕を見て、皆心の中で笑っていたのだろう。
念能力に気付かないゴンにはヒソカやウイングがヒントをくれたぞ。
それなのにこれまで教えてくれなかったお前らにはガッカリだし、僕にとってのヒソカやウイングになれるチャンスを逃している訳だからね、本当に勿体ないよお前ら。
いやなに、別に僕が偉人になってその師匠とチヤホヤされるとかそんな展開は確かに無いよ。でも、誰かの師匠ポジションになれるって結構それだけで人生に深みが出ませんかねって事だよ。
今からでも僕に色々教えてあげようという人はご連絡下さい。履歴書を持参して貰って、面談しますから。
などとマジ何様なの小皇帝かなみたいな戯言ほざいてますが、それくらい癒されてビックリした。
えーこれがカフェで癒されるって事かーマジかこりゃ凄いわそりゃムック本とかでカフェの特集組みたがる訳だわーみたいな感じで半ば溶けかかりつつのんびり過ごした。
そのカフェは現在の居住地から多少面倒な場所に建っていて頻繁に通う訳にもいかないけれど、今後もポツポツと通えたらと願っている。


またー。