性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

高速バスでルーマニアに行こう。

道を歩いていたら木曽路の送迎バスとすれ違ったんだけど、その瞬間にBUMP OF CHICKENの「乗車権」が脳内で再生された。

排気ガスを吐いて腹ぺこ(の客を乗せた)バスが来る夢の先(木曽路)に連れてってくれんだどうだろう?

木曽路バスは一族が離散している(絶滅ではなく不仲が原因で大体ピンピン生きているはず。死んだら流石に連絡が来るシステムなので今のところ生きてるという事になっている)のでもう何年も乗っていない。俺には乗車権がねぇ。俺のために停まってくれるはずもねぇ。自分の中に藤原基央の才能が完全に無いことが判ってしまって辛い。あんなにBUMP OF CHICKEN聴いてきたのに。何を受け取った気になっていたんだ。のうのうと生きてる場合じゃなかった。いや、そこそこ頑張ってきたつもりなんだけどな。

辛くなってきた(その事実及びこの話題において話が半歩も進行出来ないということが)から木曽路の話に戻す。

木曽路木曽路な。いいよなぁ。

この先に人生、法事なんかでその木曽路に行くことはないのかも知れないと思うと寂しく感じる。なんて事を書きながら頭の中で「別に木曽路自体は普通に行けばいいだけは?」と気付いてしまった。これではただバスに乗りたいだけの人に成り下がってしまっている。だが事実でもある。認めるのも虚しいがそういう面も多少はある。多少は。

しかし何のバスでも良いという訳ではなく、木曽路のバスという点を評価して頂きたい。

数多のバスの中で、僕はあくまで木曽路のバスに乗りたいんである。知らんけど。

叶わぬ願いを抱いた途端、何だか物語の主人公になった気がするから不思議だ。照れるぜ。

次回「自動車教習所の送迎バスにも乗ってみたかった」デュエル、スタンバイ!

 

先日、万博公園にある民族博物館へ「ルーマニア近代の知識人と民衆」というテーマの講義をルーマニアモンテビデオ以外のルーマニアに関する知識を持ち合わせていない身でありながら受けに行った。厳密に言えばルーマニアモンテビデオルーマニアの近代は愚か歴史に特に関与していない。厳密に言わなくても関与していない。ルーマニアモンテビデオルーマニア近代の知識人も民衆もいない。そういう曲もない。要するに何に興味があるかも自分で解らない状態でありながら、ルーマニアというこれまで知らなかった国のことを教えて貰えるなら行ってみようかな、くらいのノリで行った。

ただこの講義(みんぱくゼミナールというイベント名がついている)の凄い所は、先生の話が滅茶苦茶分かりやすいのでそんな状態で参加しても大変に勉強になって楽しいんである。

月一で開催されているので興味のあるテーマの回に行ってみることをオススメしたい。

この講義、参加するとポイントカードにスタンプが捺印され、10個貯めると10毎に講義前に壇上で表彰されるということで毎月参加してスタンプを貯めている人も沢山おられる。

お年寄りの方なんか290回とか参加して表彰されている猛者もおり、それは通い始めてから皆勤賞でも24年かかる偉業で、その凄さを身を以て知っている他の参加者からどよめきが起こる。羨望なのか憧れなのかはたまたちょっと引いているのか。何にしても素晴らしいことである。ドラッグストアの様にポイントを界王拳が如く倍増させたりしないシビアなルールで積み重ねたとんでもなく高い名誉ある塔である。

まぁ受賞者の中には講義中爆睡している方も稀におり、どっちが目的になっているのか若干怪しいランカーがいるのも事実ではあるものの、行ってから興味があるかどうか判断するという知識への飛び込み方はかなり正しいと思うので見習いたい。(タイトルやちょっと調べただけで興味があるかどうかなんて正直判断がつかないので)

知識人と民衆の立ち位置、関係性、線引きなどを通してルーマニアの移り変わりを通して自分たちの国のことなんかも考えたりして楽しかった。

そもそも民族博物館は展示物の量が凄まじく、建物も最高なので大阪府民はもとより関西在住の皆さんには絶対に行って欲しい。ワクワクしてしまう。施設の重要性からして無いとは思うが、万が一、財政難で何だかんだなどという事になったら困るので切にお願いしたい。

ただ情報の濁流過ぎるのでデートなどには向かないと思う。そういう人たちはエキスポシティーの観覧車に乗れ。回れ。

 

またー。