性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

手紙に書かれたIKEAの攻略法。

宝塚歌劇で007のカジノ・ロワイヤルが上演されているとの事で、せめて映画だけでも観ようとアマゾンプライムのお世話になったらスーツ!半裸!車大破!で配球を組み立てて先発が150球越えの熱投で完投する、みたいな映画だった。

組織や個人の思惑が何層にも巡らされてスリリングなのだけれど、皆同じ物を同じ様に狙っているというストーリーにより先の様な感想がまず出てきてしまった。

しかし、やはり肉体美。

スーツが似合う様にせめて続くうちは身体をほどほど動かしたいなぁと感じた。

 

映画といえば、映画館でエブエブを観た影響か、アジア系アメリカ人の女性から手紙を貰う夢をみた。タイトルを省略してしまうと何年後かに読み返した時、「エブエブとは何だ?」となってしまう可能性が微レ存(これも何だとなりそうなワード)な訳だが、そうなったらそうなったで仕方がない。あれだけ面白がって観た癖に記憶から薄れてさせてしまうのは己の感性がザルの目が荒く、感動が想像より小さい為にすり抜けやすかったのだろうと諦めるほかない。
早速話が逸れたが、貰った手紙は手書きなのに癖がなくて教科書を思い出すほどに読みやすい書体だった。(英語の手紙を貰うような人生ではないので想像力の限界だったのだと思う)
何かに対する感謝を示す文章が綴られており、その中に「PPP」「HHH」と何かのスラングと思われるフレーズが記されていた。
その意味をネットで調べたら「PPP」は大変喜ばしい様を表しており、「HHH」はあなたに多くの幸福が訪れる事を願っている的な意味があると出て来て「ありがてぇな」とほんわかした気持ちになって目が覚めた。
聞き慣れないスラングを検索して意味を知ると言う一連の流れは夢にしては随分と複雑な行為で、これが本当なら凄いなと思って調べてみたら「PPP」は「PPP(Point-to-Point Protocol)、コンピューター同士が1対1の通信を行うための規約を定めたプロトコル」で、「HHH」は「輪るピングドラム キャラクターソングアルバム『TRIPLE H(トリプルH)』」の事とヒットした。
実在する略語ではあるけど全然意味が違った。
大変喜ばしくもなければ多くの幸福が訪れることも別に願われていなかった。お互いを人間コンピュータと定義付け、アニソンの名盤を勧められているだけだった。
ウテナやさらざんまいが面白かったのでピングドラムは観たいと思っていた。早速、TRIPLE Hのアルバムもサブスクでお気に入りに保存しておいた。
折角勧めて貰えたし、聴くのが楽しみである。
どれだけ入り組んでリアリティのある夢がみられても、知らない言葉の意味を当てる程の完成度とはならないのだなと思うと共に、広辞苑なんかを読み漁って知識として定着させれば更に完成度の高い壮大な夢をみられるのではと思うし、となると雑学に異常に詳しい苦手な営業マンが自分にはみることの叶わない高度な夢をみている可能性があると思うと無性に悔しい。
僕の方が絶対に夢を楽しんであげられるのに。(無根拠)
集合知ばりの知識量で演出・構成された夢と、AIに設定を学習させて描いて貰ったストーリーならばどちらの方が面白いんだろう。
将棋やチェスで名人とAIが対決する話は聞いたことがあるが、勝敗の基準が難しいというか、レート的に釣り合っているとも言い切れないものの、これもまた面白そうだなとボンヤリ考えた。


それはそうと車を所有していないので、バスに乗ってIKEAに行った。
大阪駅から210円で40分以上もバスに乗れる、という普段の公共交通機関では考えられないお得なシャトルバスに揺られながら「本来これは損得の話では無いのになぁ」と己の貧乏性を呪うなどした(それだけの猶予がある移動距離なので)
特に家具を買う予定でも無かったが、付き添いとモーニングを兼ねていた。
お得なモーニングメニューもあったが、特に安くはならないサーモンのサラダとクロワッサン、あとはベジタブルメダリオンという格好良い名前の小さなグラタンを円状に押し固めたようなものを食べた。
どれも美味しいけれど、そこにドリンクバーをつけて900円ほどだろうか。
モーニングメニューの倍くらいの値段のアラカルトっぷりだけれども、結局食べたいものを食べるのが外食の楽しみであり、一番美味しいのだと割り切る。
海外の空港のフードコートのような広々と、簡素な作り(アムステルダムの空港しか利用したことがないのでそのイメージのみだけれど)で、カトラリーや食べ物の見た目も何となく機内食を連想させてくれるので滅茶苦茶テンションが上がってしまった。
電車移動の際の駅弁にはあまり上がらないテンションが機内食で爆上がりする事から、自分のテンションはもしかして高度と密接に関係があるのでは、だから上げるだけ上げて落とすジェットコースターを苦手としているのかも知れない。テンションのヒートショックを起こしてしまうと本能が警鐘を鳴らしているのだろうかと考えながらモグモグ食べた。
広大な店内をグルグルと回り、結局ランチも同じレストランで食べた。
今度は分厚いのに柔らかいローストビーフ(もったり滑らかなマッシュポテトもついていた)とパンを食べた。やっぱり美味しい。
何年も前に神戸のIKEAに行った時(この時も家具を買わずにレストランだけ利用した。IKEAをパーキングエリアか何かと勘違いしている可能性がある)は、何だかよく分からないモソモソしたミートボールを食べた気がするが、それと比べると桁違いに美味しい気がする。
IKEAが進化しているのに利用している自分は進化というか老化しただけという妙な寂しさを覚えながら、混みあう時間を避けてさっさと家路についた。
展示フロアを回ってソファに座り、やっぱり次に買い換えるならソファかなぁという優先順位が芽生えたのは収穫だったと思うので、QOLをあげる為に参考にしていきたい。


またー。