性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

アプリ登録でスラムダンクくらい汗をかく。

部下が突然「寮母の『りょう』は良心の『りょう』ですよ」とドヤ顔で言うので、条件反射で「寮母の『りょう』は寮の『りょう』だよ」と返して流れをぶった斬ってしまい、2人で真顔になってしまった。
コミュニケーションって難しいね。
僕ら、お互い同じくらい悪かったと思うよ。
事故の過失割合で8:2の8くらい責められたけども。


それはそうと去年からずっと欲しかった水沢ダウンを購入した。
まだ今年のモデルが発表になっていないブランドも多々ある中で発売されていたのでクソ暑い中で試着しにお店へ出向いた。
個人的には結構頑張った金額の買い物なのでネットでポチっと済ませる事は到底出来なかった。
まぁ無事に想像通りの良さだったので即決したんだけど、アプリを登録する段階で滅茶苦茶汗をかいてしまった。
レジで店員さんを待たせながら操作するという事に勝手にプレッシャーを感じてしまうので普段はインストールを断るものの、今回は保証やお直しなどに登録がいるらしく、仕方なく登録する事になった。
これが普段苦手な店員さんとのコミュニケーションや、試着している時のダウンの高機能故の暑さ、支払いの時の金額でも何にも反応しなかった汗腺をフル稼働させるほどの緊張で、滅茶苦茶汗をかいてしまった。
罰走で外周走ってきたとこ?くらい汗をかいてしまった。
勿論店員さんは当たり前に待ってくれるし、別に登録作業もそんなに手間取った訳ではないのに苦手意識というのは根が深過ぎて恐ろしくなる。
接客を受けたり、商品を自分のペースで見るという部分では割と成長してきたと思っていたけど、閉ざされたドアの向こうにまた新しい何かが待っていてってこういう事か、終わりなき旅過ぎるわ。
無事登録が済んだら汗はピタッと止んだ。
ゲリラ豪雨かと思った。
何にしても試練を超えて待望の防寒着を手に入れたので長く愛用出来たらと思う。
これまで10年近くお世話になったノースフェイスのジャケットは今後は控え選手として汚れてもいい服装が必要な際などに活躍して貰いたい。
服屋さんで最初から最後まで自然に振る舞える日が来るのはいつだ?スラムダンクくらいの汗と緊張感。買い物はドラマチックではあって欲しいけど、行き過ぎも良くはないだろう。


そう言えば、母が人生初の海外旅行でバリ島に行ったらしい。

出発の数日前に突然聞かされ、海外旅行の心構えについてアドバイスを求められ、出国予定日の天候も悪くハラハラさせられたものの、空港に向かうという連絡以降は音信不通となった。
母は長く勤めた仕事を早期退職し、パートをしながら大道芸をはじめ、今では芸名を授けられている行動力の持ち主なので、海外旅行に行くという事も今更感があるというか、え?海外旅行編ってまだ実写化してませんでした?くらいの認識なんだけど、本人からすると異国を旅することに不安もあったのか直前になって家族LINEで大騒ぎしていた。
それなのに出国予定日からは音信不通。
便りがないことは良い事なのかも知れないが、2回しか海外に行ったことのない息子にあれだけ質問を浴びせておいて何の報告もないのはモヤモヤしてしまう。こっちも素人に毛が生えたくらいのものである。その毛を有り難がるので無理やり抜いて移植してあげたくらいの気持ちで知恵を授けたり現地の事を調べてあげたりしたのだ。連絡くらいしてくれたらいいのに…と多少思っていた。
そんな感じで腑に落ちていなかったのか、バリ島で観られるであろう本場のケチャに対して母が大道芸でレスを返す異文化交流を企んでいる打ち明けられる独特なグルーヴの夢をみた。実際文化交流イベントなんかではあり得そうだなという思い込みが拍車をかけている。
三日後、母と友人たちがバリ島のプールサイドで優雅にポーズを決めた写真が送られてきて無事を知った。満喫してて良かったけどもうちょっと子供に送りやすい写真は無かったんだろうか。
解放感とテンションでもって完全にウケを狙える一枚を選んできている。水を差すのも悪いし、とは言え突っ込んでも負けた気がするので無難に「楽しんでいるようで何よりです」と返した。
その無難さにバチが当たったのか、2日後、母名義の生命保険の書類が家に届いて旅先で何かあったのかとギョッとするという出来事が起こる。
たまたま受取人を子供に設定しましたよという書類が送られてきただけなのだか、無事に帰国したという連絡がない状態だったので、正直偶然や冗談にしてもキツかった。
何にしても親が元気にやりたい事をやっているというのは有難い話である。
未だお互いバタバタしており、土産話も聞けていないので楽しみではあるし、今更ではあるが母が旅行していた間、父は何をしていたんだろうと思い至り、母の旅行よりもむしろそっちの方が気になってきている。冒険ものより日常系が好き、みたいなのが多少あるので。
あずまきよひこ先生の存在が大きいのだと思う。


またー。