性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

鳥貴族のチャントが響く夜に。

鳥貴族に行くと釜飯を頼んで、釜飯が出来上がる頃合いを見計らい山芋の鉄板焼きも追加する。半分はそれぞれで楽しんで、半分は釜飯の上に山芋を乗せて食べている。

決して上品とは言えないが下品とも言い切れない(と信じている)魔改造で俺だけの最強キメラ@鳥貴族を突き進んでいるが、それを披露する相手は最低限選んでいるつもりなので鳥貴族警察の方には見逃して欲しい。警察っていうか過激派なのでフーリガンみたいなものだろうか。貴族焼きを両手に掲げ、Oh うぬぼれ中、行こうぜ 俺たちの鳥貴族、Oh うぬぼれ中、今世の中を明るくしている最中〜、チャント高らかに行進してそうである。あんだけ長い串だと美味しく焼けた鶏肉が刺さっていても何らかの武器所持に該当してしまうんだろうか。だとしたら難しい世の中である。

 


最近は何故か会社の飲み会が続いて、そろそろ疲れてきてのでゴールデンウィークにヘッドスライディングでも良いので無事に滑り込んで惰眠を貪り尽くしたい。

その中で自分を励ましてくれたのはAmazonプライムビデオで観た「初恋の悪魔」だった。

各キャラクターの言動がメフィスト賞狙ってます?くらいのあの頃のラノベ感もありつつ、非常に愛嬌があって、しかも選ばれなかった僕らでも明日を待ってる系の根暗に突き刺さる名言と鼓舞に満ちた物語で毎日一話ずつ観てエネルギーチャージをさせて貰った。

二日酔いの際には鈍くなってしまった頭で何かを見逃してしまう事が惜しくて泣く泣く視聴を先延ばしにするなどしつつ、大切に鑑賞させて頂いた。

7580、7580(本編を観ている方には解ってもらえる数字)と唱えながら終電に揺られながら帰った日もあり、短いながらも濃い付き合いが出来たと思っている。

劇中、欲望に勝てないある犯人の表現として二つの欲求を同時に満たそうとする姿が描かれており、かなりゾッとした。

計画性の高い犯人や一つの衝動に特化した犯人を映画や小説で観てきたものの、欲が次の欲のスイッチを入れるという描写が、あまり重要な点でないかの様にサラッと描かれていたのにはかなり驚かされた。

他には「蜘蛛の巣を払う女」もAmazonプライムビデオで観た。

これは「ドラゴンタトゥーの女」の続編で、元々3部作のリメイクらしいんだけど、主演が変わってる・・・?となった。個人的には前作の方が好きなパンク感だったんだけど、物語はかなり愛憎が重々しくて良かった。

派手でありつつも大事なところは肉弾戦で、仄暗い街や真っ白な雪原など北欧の荘厳さと対照的なガツガツした感じが面白かったしオシャレだった。

バイクのシーンがとても格好良く、劇場版コナンの平次を思い出した。

それと「アルプススタンドのはしの方」も観た。社会の端の方にいる人たちの物語なのかと思いきや、それぞれの界隈においてそこそこ真ん中にいるのに一番欲しいものが手に入らなかった人たちが「端っこ」を自称している感じで、真ん中にいる辛さを知らずに食らった挫折で捻くれてしまっている様な印象もあって、高校生だから爽やかになる物語だった。

完全な端っこじゃないからこそより共感出来るところは沢山あって、すごく演劇みたいな映画だなと思っていたら舞台の映画化との事だった。

何かを辞めたり、順位を明渡してしまったことを経験として認識できている人にはそれを振り返って重ねてしまいそう(自分はそうだった)で、こんなに爽やかだったらまだ救われたかなと過去をお焚き上げしている感覚になりつつ観た。

そんな感じで色々観ている。

 


コナンの映画も早く観たいなぁ。

 


またー。