性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

補助付き倒立で新世界を見よう!

友人から半月くらい暇なので飲みに行こうという誘いがあり、もしやと思い尋ねるとやはり転職したらしく、それに伴う有休消化期間に突入しているという事であった。

有休消化期間に入ったものは自動的に有休消化機関に属する訳であるが、この機関の名を免罪符に惰眠、暴食、散財を欲しいままにする為、大変恐れられている。どこまで堕ちても「この休みが終わればまた働く」という意思を免罪符に堂々掲げて先に挙げた犯行に及ぶので強く言うことも出来ず、非常に厄介である。

僕も待ち合わせの居酒屋に到着した際、既に彼がビールをグイグイやっており、料理のオーダーも大量に済ませてあるという拷問にも等しい仕打ちを受けた訳であるが、これまでの消耗を労うという意味でも多少のことは大目にみてやらねばならぬという気になり許してしまう。兵士は兵士の気持ちが解るからこそ良き理解者となれる訳であるが、この様な場合においてはただ面倒な絆と成り下がる。

有休消化機関は、より高みを目指し転戦して行く為に籍を置く者と負傷兵となり戦線を離脱して担ぎ込まれた者がいる。後者は特に傷の深さが人それぞれなんであるが、彼もまた後者とのことで慈悲深い気待ちで接してやらねばならぬという気持ちになった。

とは言え、太った男優が本番の真っ最中に他の男優2人の補助を受け壁面倒立を試みるAVを観たという報告と、僕が教えたお洒落な店に彼氏持ちの女の子と飲みに行きなんか面倒なことになったという話はクソどうでもよくて腹が立ったので足を踏みつけておいた。

心の底から不要な情報というのは機密漏洩と同じくらい人の怒りを買うのである。恥を知れ。 

これまでの職場の話、これからの職場の話、生活の話などを聞くなどした。

「実家に帰るんだ、だからお前と飲みたかった」と沈痛な面持ちで告げ語る彼の言葉に素直に感激しかかったけれど、よくよく考えれば彼の実家はこの店から電車で40分の所にある為、全然今後も飲める訳である。機関に属する人間は過剰にドラマチックになる向きがある為テンションを全て鵜呑みにせぬ様、注意が必要である。お前のドラマ、脚本ガバガバだしカメラめっちゃブレてんぞ。何にしてもお疲れ様でした。次また頑張ってまた酒飲みにいこーぜって感じである。

以上、報告終わり。

 

日曜は誕生日であった。

目が覚め、毎週の楽しみであるポプテピピックの最新話をアマゾンプライムビデオで鑑賞し、その流れで何となくアニメも原作も大好きなフルーツバスケットを久々に観始めるとズルズルと8話も消化してしまい、あとはダラダラと昼寝などしている内に夕方になってしまった。

有難いことにメールなどでお祝いのメッセージを頂いていた訳であるが、夕方まで読みもせずに堕落しきっていたので身体が重く、仕方ないのでジョギングに出掛けて8キロ走った。

週2をギリギリキープし、ギリギリ習慣と呼べるまでに続いた運動の成果か、体調や時間帯によってはこれだけ走り続けても大して疲れないし息もあがらなくなって来て地味ながら成長を実感している。

こんな体力つけてどうすんのと思うけれど、例年に比べて大きく体調を崩すことも無くなった気がするので悪いことではないと思う。ただ目標もなく何となしにやっている所もあり悪くはないがそう褒められたものでもないので来年辺りまで続けば格闘技を習ったり競技を始めても良いかも知れない。そこまで行けば成果として分かりやすいし、人に褒められても胸を張りやすいんではなかろうか。そんなことを考える。

人の誕生日は好きだけど、自分の誕生日というのが全然好きではない(祝って貰えるのは大変嬉しいんだけど)ので毎年戸惑う。

自分が積み上げてきた時間が周りからどう見えているのかは知らないけれど、自分の目からはまるで見えない。

フルーツバスケット本田透が「自分はおにぎりで、背中にちゃんと梅干しがついているのに自分では見えなくて、人の梅干しばかり見えるから不安になってしまう、ちゃんと背中に梅干しがついているのに」という内容のセリフを述べるシーンがあり、それがとても好きなんだけど「だといいなー」で足踏みしてしまう。

幼少期からしっかりしてる、優しい、穏やかと言われ続け、まあ狙ってやってる訳でもないからお陰様で実際そういう風に育ったんだろうけど、じゃあ優しくないとされる人はこんな時どうリアクションするんだろうか、そっちの方が楽だったり有益だったりするんだろうかなど悶々と考えてしまうクセが小学生の頃からあり、未だに抜けないでいる。

そう言うことを歳をとったという事実が思い返させるという意味で自分の誕生日はあまり得意ではない。

人の誕生日はバカみたいなテンションで率直に申し上げてめでたいとなるのに不思議なものだなーと思う。

でもメッセージくれた人たちには本当に混じり気なく、どストレートに感謝している。また1年、そういう人たちに恥じない程度には頑張れたらいいなー。

 

またー。