性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

お笑いとホラーには共通点があるとか言われても無理。

ドキュメンタルのseason6を毎週楽しみに観ていた。

過去5シーズンと異なり、女性芸人が多く登場していて笑いの質がこれまでと全然違った。

勝敗や内容はネタバレになるので触れないけれど、ドキュメンタルの場合、「結局最後にモノを言うのは下ネタ」という小学生男子的な原始の笑いが根強かったと感じていて、これはやっぱり男女比がそうさせるのだなという結論に至った。

日頃から鍛えてきた筋力が違うのでここ一番で頼れる笑い取り方がこうも違うのかと感心した。ゆりやんレトリィバアと友近の2人でギアナ高地に3年間篭ってハイレベルな組手を延々やって来ました感のあるやり取りは本当に素晴らしかった。

一方で相手あってのドキュメンタルではあるので、普段のネタに下ネタが少ない芸人(男女関係なく)がその土俵に乗っていく為の対策を考えて動く様子も異種格闘技っぽさがあってドキドキするものがあった。力技を得意とする巨体相手に細身で小柄な選手がどう立ち回るのかに似ていた。

個人的には一番面白いシーズンだったと思う。

次も楽しみ。

 

映画「ヘレディタリー〜継承〜」をレイトショーにて鑑賞。

ホラーの類が苦手で、ギャグ映画の金字塔扱いされている「貞子VS伽倻子」ですら普通に怖くてふざけんな誰だよ観ようとしたの僕だったわ状態だったんだけど「IT/それが見えたら終わり」が全然いけた(それでも怖かったけど)のでパスポートないと行けない土地が舞台ならいけるんじゃなかろうかと思って観ることにした。パスポート切れてるし行き様がないし、海外が向こうからやって来る訳もない。万が一やって来ても何に数ミリから数センチである。そんなちんたら来られても触れられる距離に迫る頃にはこちとらとっくに死んでいるので関係ない。

生活習慣やそもそもビジュアルに親近感が無いというのはフィクション性を加速させ、「滅茶苦茶怖いんだけど自分とは関係ないもの」として処理しやすいんだと思う。

加えて自己分析の結果「スプラッタよりもメンタル系ホラーの方が得意」という勝算(?)がある様に思えての決断だった。

そんな感じで観たんですけども。

「あ、いらない決断って世の中あるんだなー」って凄い後悔した。何なら最初の30分くらいで痛感した。皆知らないと酷い目にあうから敢えて言っとくけど、怖がりはホラーを観るべきではないよ本当。ホラーってのは人を怖がらせる為に撮られた映画だからね。覚えておいて。

それにしても最近の映画館って凄くて、物音が背後から迫って来ては遠のいたりするんだけど、故に最初は誰かのポップコーンの咀嚼音かなキャラメルかかってる硬さだなコレと思ってたのが恐怖の導入音だったりするなんて事もあって、その中で恐怖のあまり何回か「ハッ!!!」って勢いよく息を呑み過ぎて気弱な和田アキ子みたいなニュアンスである種の舞台装置として隣のカップルを効果的にビビらせてしまった。余計なエフェクト追加して本当ごめんな。iTunesに突然追加されたU2みたいだったよな。でもU2は良いから聴いてくれよな。マジで怖かったんだ。ごめんな。

ただ、内容として当初の予想通り、海外の宗教観や生活様式に馴染みがない分だけ「ただ超怖い映画を観た」という感覚で済んだ。いやこれを書きながらまだ動悸がしてるんだけど、それを夢眠ねむさんのアルバムを聴くことで紛らわせているんだけど、これが日本を舞台に親近感あるアプローチじゃなくて本当に良かったと思った。

二度と観ない。

二度と観ないけれど、この映画の恐怖の起源については信仰なんかがバリバリ関わっているので調べて把握したいという興味がある。激辛料理愛好家の「辛味の中に甘さがある」みたいなよくわからない感覚と同じだと思う。解せないけど興味深い。

あとレイトショーオブレイトショーだったせいで危うく終電逃すところだったのも実に怖かった。

 

またー。