性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

狸と猫が見つめ合うのを見守る夜のお仕事。

残業代が時給2500円なのを「夜のお仕事」と称してゲラゲラ笑っていたけどネオン街で蝶にならずとも残業なぞ大抵夜のお仕事なのであったし、席を外していると思っていた上司にしっかり聞かれており若干の教育的指導を受ける。押忍。

2500円が世の中的に高いのか安いのか解らないしどうでも良いのだけれど、今まで給与に元より見込みで幾らか上乗せされていたので毎月ちゃんと働いた時間分振り込まれていてドキドキする。恋かな。

1時間残業するとライブに一度行ける計算になるのだけれど、相変わらずライブハウスから足が遠のいている。折角なのになーとか思うけど、折角なのになんて思ってる時点でノリが悪いのが透けて見える。今必要だと思ってないだけだと思い知れと自戒。

 

先日、梅田をボンヤリ歩いていると、あ、梅田って言うのは大阪の中で屈指の都会で、東京で言うと新宿みたいな街なんですけれども、これは別に新宿ほど発展している大きな街という意味ではありませんで、要するに東京をスケールダウンしていって大阪に当てはめた場合は新宿みたいなイメージなんですよ。まあぶっちゃけ新宿よりも買い物や混雑っぷりという意味では全然便利なんですけども。(謎かつ突然の東京dis)

そんな感じの梅田をそんな感じで歩いていたら、目の前を歩いていた5歳くらいの男の子が突然一緒に歩いていた父親と思しき男性に向かって「僕、右にも肺がある!!!」と言い放つ現場に出くわして感動してしまった。

彼の中では左胸にしか無いと思われていた肺が右胸にもあるという発見を教えられるでも無く自分自身で急に果たした訳で、これが滅茶苦茶嬉しそうでたまんなくなった。

父親の返答がまた「そうだね、肺あったね!」だったのも良かった。何を言ってるんだとか、当たり前だとか、そういう無粋な返答でなく気付いたことを認めてあげるニュアンスで素晴らしく可愛い親子だなと盗み聞きの分際でグッときていた。

自分で何かに気付く、答えを導き出す事に対する喜びというものが随分と鈍ってきた様に思った。僕なぞが願わずとも健やかに育ちそうな彼ではあるものの、どうかスクスク素敵な男の子に成長して欲しい。どうかどうか。なむなむ。

 

さてさて、有頂天家族である。

不覚にも有頂天家族2にハマってしまい、僕は気合い十分、聖地巡礼すべく平日の京都に乗り込んだ訳であるが、六道珍皇寺再訪による地獄巡りから始まり、喫茶マドラグを予約した後に六角堂へ足を運び、見知らぬ留学生のアニオタ女子の専属カメラマンとして何十枚も写真を撮って差し上げ、願い事を書いた紙を尻に突っ込んで封をして飾ると叶うという文字にするとなかなかになかなかな小鳥の置物を買い、舞い戻ったマドラグで玉子サンドを頬張り、下鴨神社に行こうかと思いつつ推し猫カフェが空いているとの報をTwitterで見かけて突入を図り、推しの猫(話しかけるとスゲー嫌そうな顔をするんだけど、それでもずっと一緒にいてくれる)と見つめ合って微笑み、それでも一切心が通じている気がしない所がまた良し、他の猫にも非常にしっっっっかりとうつつを抜かし、労働を終えた皆様と電車に揺られて大阪まで舞い戻り、友人を呼び出して飲みに行ったのに30分で体調不良に陥り解散という華麗な流れで一日を過ごした。

せっかく身支度をして梅田まで出て来たのに体調不良でぶっちぎられてしまった友人だけは不憫であるが、まぁ世の中そんなもんである。

未来なんて見えないし、将来なんていらないし、明日なんて解んないので、30分先なんて知らないのである。

とは言え、申し訳無さだけはしっかり持ちたい。ソファにダイブ後に一体化しそうな程にゴロンとしつつ回復に努めている。

 

あと2日しっかり働けば土日。

やり切りたい。

 

またー。

プロ餃子ペナントレース初観戦日記。

人生初のプロ野球観戦に甲子園まで行った。

野球部だったにも関わらず、プロ野球中継でアニメを筆頭とするテレビ番組が延期・遅延するのが許せず(攻守交代の際など自分は常に全力疾走を求められるのに金貰っている上にテレビ番組阻害している癖に走らないプロ野球選手が許せなかったという意味)、プロ野球が好きではなかった。

それでも縁あって観に行く事になったので拒否するのも変な話だなと、野球を全く知らない同行者もいるとの事で解説役くらいになれたらラッキーという気で行った。

大抵の人が中止を予想していた中、急激に天候が回復したので無事に開催されたゲームの対戦カードは阪神対ヤクルト。

ホーム側の一塁席でダラダラとビールを飲みながら眺めて、というつもりがプロ野球選手のガタイの良さだったり球のスピードだったりファンの応援だったりにテンションが上がってしまい、特に7回のジェット風船を飛ばしてからというもの、阪神の攻撃中は声出しっぱなしで終わってみれば喉はガラガラであった。

阪神は最後の最後まで粘ったものの負けてしまったのだけれど、それでも生で観る分には楽しかった。(単純にテレビを観なくなったせいで好感度が持ち直して来ていたのかも知れない)

負けた試合で楽しかったのだから、勝った日にはどんだけテンションがアガるんだろうと新たな興味が湧いた。

ただ、惜しい負け方をしたお陰か想像上のTHE阪神ファンな強烈な野次が飛び交う空気感を味わえたのも収穫と言えば収穫であった。

その後、おかしな興奮により時間の感覚を失った一同は焼肉を食べて感想を述べているうちに終電を逃し、カラオケで朝を待つ展開となってしまった。控えめにいってもバカ。瀕死の状態で始まった土曜日は散々な出来であった。

そんな中で観た有頂天家族2の最終話は、親近感と縁遠さを同時に成してしまう京都の雑多さに少し嫉妬してしまったのと、1を観ていないのせいか最後まで主人公に感情移入出来なかった。

それでも12話を毎週楽しみに観れたのは単純に面白かったから。地獄の話などとても好きだったので、改めて六道珍皇寺に行って地獄の勉強をし堕ちる日のために心構えをすると共に下鴨神社などブラブラと聖地巡礼をしたいなと思った。

  

そう言えば、餃子の王将で聴くAqua Timezの「決意の朝に」のBGMがマジでノスタルジックJPOPである、という話なんだけど。

スーパーやファミレスや餃子の王将で流れるJPOPのよく分からない電子音アレンジのBGMは好きな曲よりも割と思い入れのない曲の方が琴線に触れる気がするのは僕だけなのだろうか。

僕にとってのキラーチューンが何故かAqua Timezの「決意の朝に」であり、そのカードの効力が最大限に発揮されるフィールドが何故か何故か餃子の王将なのである。

ファンだった訳でも世代だった訳でもなく、バイトの都合で主題歌となっていた映画ブレイブストーリーのDVD販促映像を一時期延々と観ていた期間があっただけの曲なのだけれど、この原曲から良くも悪くも主張を削ぎ落としまくったBGM版が何故だか毎度ガツンと後頭部をぶん殴ってくる。切ない気持ちになる。

餃子の王将に行くと結構な頻度で聴こえてくるので、数多あるであろう曲の中ではかなり相性は良いのかも知れない。

切なくなるものの、肝心の切なさの中身がまるで空っぽなのでどんな顔をして聴けば良いのかまるで解らず困惑してしまう。

思い出したくない強烈な出来事を記憶の奥底に沈めて封印している可能性もあるにはあるけれど、嫌な事は大体3歳から今に至るまで残念ながら願えども忘れられなかった性格と精神構造に難のある人間である。その様なドラマチックな展開は期待できそうにない。

今後もこのBGMに鉢合わせる度に、苦笑いしながら出自不明な切なさにぎこちなく挨拶をする事になるのだろう。

ちなみに僕にとっての餃子の王将は「京都王将」なので「大阪王将」がホームグラウンドな皆様におかれましては勝手が異なるかも知れない。

僕が餃子の王将と認める大阪王将は石切の駅前にある大阪王将だけである。大学時代、卒業制作に関して協力して下さったとある施設の近くにその店舗があり、ロリコンでDir en grayが好きだった井口くんと一時期通った思い出があるだけという理由及び承認判定のガバガバさよ。

それはそうと、メニューに炒飯と書いてあるのに復唱で焼飯とコールする店員さんがいるんだけど、あれ公式メニュー表記と店員さんとのプライドがぶつかり合う音が聴こえてきそうで好きなんですよね。ふふふ。中華一番!

 

またー。

住民税にローライズ割引適用。

転職した最後の一手間として住民税の支払い切り替えが生じ、家に払込書が届いたのを期限ギリギリまでどのスタイルで納めるか迷った。

四半期に一度全て自分で支払うか、四半期の1回目のみ自分で支払い残りを会社に引き継いで貰い給与から差し引く処理をして貰うか、いっそ1年分まとめて自分で払ってしまうかである。

ここで既に頭が丈夫でない僕の様な人は訳が分からなくなっている可能性があるけれど、僕も最後までよく解っていなかったので少なくとも仲間がいるという希望だけは捨てないで欲しい。ただ、もし僕以外の全人類がこれをスムーズに理解出来るのだとしたら僕は希望を捨てて絶望を抱かねばならないので、その点についてはわざわざ理解出来たという報告は寄せないで頂きたい。くれぐれも、である。

そんな感じで考えた結果、1年分を一括で支払った。

滅茶苦茶高い。細かく書いてしまうと昨年の所得が賢い皆さんに察されてしまうので金額は伏せるが、強いて表現するなら大学の同級生の細谷くんが住んでいた天満のワンルームマンションの家賃で言うと3ヶ月分である。

因みにその界隈はタクシードライバーのおじさん曰く、一見落ち着いた地域に見えるが頭のおかしい人が異常に出没する地域で独り暮らしはマジでオススメしないという地域である。その割に別に安くない小綺麗なワンルームであった。僕はその部屋で生まれて初めて当時ネットを騒がせていたXboxの起動音の凄まじさを目の当たりにした。今となっては良い思い出であるが話が思いっ切り逸れているのでこの辺で方向修正したい。

で、そのクソ高い1年分の住民税をコンビニで払い込んだんだけど、コンビニで高額を払うのが生まれて初めてだったせいかキチンと払込み出来ているのか凄く疑ってしまった。

提示金額も領収書も何も誤りがないというのに、徹底的に僕らの便利の為に特化しまくってくれたコンビニ様を疑うなんて最早発想としてバリバリの昭和生まれな気もするが、疑ってしまうのだから仕方がない。

もう少し便利な世の中をスマートに使いこなし闊歩したいものだなとボンヤリと思った。

ちなみにウチの同僚は1つ年上かつ異性にも関わらずネットショッピングもネットバンクも信用ならず使った事がないらしい。何について逆なのかは定かではないがついつい「逆にスゲー」と言ってしまう事案ではなかろうか。上には上がいるので、この先に現代っ子の仲間入りをすべくコンビニとの距離をグンと縮めたい所存である。

 

先日、クールビズの一環としてスーツの夏用パンツを買い求めたらどちらも冬用に比べてローライズ気味のデザインであり激しく動揺した。

デザイン的にはシャツのボタン1つ分、股上が浅いのである。今回の人生で股上という単語を使う日が来るとは想定していなかったので言い慣れない、読み慣れない、打ち慣れないの三冠王である。動揺が見て取れる表現ではなかろうか。

服飾的な腰の位置がボタン1つ分下げられた為、視覚的に胴長に感じられる。こんな微々たる丈に振り回される様では胴長を大声でアピールして歩いているのと同意であるけれど、まあ事実なので致し方ない。

そもそも何故股上を浅くする必要があるのだろうか。この方が涼しいのだろうか。お腹が冷えないか、ちょっとした拍子にヘソが出てしまわないかハラハラする。

マンチカンの可愛い短足っぷりにコンマ1ミリ近付く事が出来るという点以外に僕の目ではメリットを見いだす事が出来ない。もしかして節穴なのだろうか。なんとなくそんな気はしているので大したショックも受けないで済みそうで、それはそれで切ないものだなとしんみりした気持ちになってくる。忙しいなぁ。

ともかく、コンマ1ミリ近付いた所でマンチカンの様に多くの人々から愛でられるには距離にして100億光年くらい手前の領域なので、ローライズであることにメリットはほぼないと考えている。ネットで調べれば解るのかも知れないけれど、こんだけ文字を打つ癖にその手間が面倒なのとそのメリットに納得いかなかったら折角購入したのに着なくなってしまいそうなので調べない事にしたい。

着ないのは流石に勿体無いので、調べない事が自分の中で最善の策となっている。

クールビズが終わるまで、ほんの少しマンチカンに近付いた僕に会える職場の人たちはほんの少し得した気分になって欲しい。いや、得した気分になれ。お願いだから。

 

またー。

ウェイウェイバーベキュー閉店。

会社のバーベキュー大会に参加した。

200人規模の催しとなり、4月に入社した上にSPECで言うと警視庁公安部公安第5課未詳事件特別対策係、ショムニで言うと庶務2課の様な会社の中でも目立たない上に少数(精鋭かはさて置き)の特異な集団であり、その部署の同僚も何故か半分が来ないという過酷な環境に置かれ、ウェイウェイした部署や大所帯の部署の隙間を縫って肉を食べるなどして過ごしていた。

高速道路に生身で放り出された気分というか、大型トラックがビュンビュン行き交う長いトンネルをママチャリで抜けようと試みる様な気分であった。

話し掛けられるともう「お、オイラが視えるのかい!?」という気分で、まーこれも社会経験という名のアトラクションみたいなものかと半ば諦めて対応した。待ち時間0分のディストピアUSJ、人生は百味ビーンズだよね、今日は例えるなら犬のヨダレ味かな!とんだホグワーツ、超グリフィンドール、見渡す限り全員マルフォイもしくはダンブルドアただし双方共に上裸。

ウェイは決して悪い人種ではないと元々解っていたし、その認識自体も新たにしたのだけれど、マジで笑いのツボがロンドンハーツみたいなソレかつテラスハウスだったりするので、夜な夜なyoutubeでチョコレートプラネットやインパルスのコントを漁って低い声で笑っている僕のような人間とは住む世界が違うとも思った。おはようからおやすみまで脳内にEDMが流れ、飲んだ水をウォッカをレッドブル割ったやばいTシャツ屋さん飲料に自動変換出来るのではないかと疑ってしまうテンションであった。

最終的には半ばヤケ気味になったのかそこそこ楽しい時間を過ごすことに成功したのだけれど、この催しが今後3年連続雨天中止で自然消滅することをほんのり願っている自分がいることも事実である。疲れて寝て悪夢をみた。

仕事や飲み会では是非とも仲良くしたいけれど休日は御免被る。これが根暗の根暗たる由縁である。

 

よく利用する店が結構な確率で閉店するんだけど、要するに人があまり来ない店が落ち着くという発想で選んでいる為に、周囲の客もそんな少数派であり、店の採算ラインにあまり貢献出来ずに閉店してしまうのだと思う。

閉店してしまうと賑やかなお店に行くか、また人があまり来ない店舗を探すかしないといけなくなるのだけれど、結局後者を選ぶのでまた暫くするとその店も閉店するという悪循環に陥る。

それでも、最後の1店舗が閉店してしまうその日まで、僕は人があまり来ない店舗を愛用したい。はてなブログをわざわざ読んでる人には割と理解して貰えそうな期待感の薄い延命措置ではないかと思う。

 

欅坂46 『二人セゾン』 - YouTube

正直、ここ一年で一番良い曲だと思っている。

何の思い入れもないし感情移入も出来ないのにあまりに思い出すので単純に凄く良い曲なんだと思う。

以前ヒトカラに入った際、ふと思い付きでこの曲のカラオケの公開参考動画的なもの(客がカラオケで歌っているのを撮影して誰でも観れる様に登録出来るサービス)を観てみたら、声高めの男性客が席に座ったまま真顔で歌っている映像が多くて衝撃を受けた。なんて静かな愛と承認欲求のぶつかり合いだろう。単純に羨ましい気持ちになり、延々と色んな声高めの男性客が席に座ったまま真顔で歌う映像を見た。

2時間コースのうち30分はコレに費やした挙句、結局自分では二人セゾンを歌わなかった。僕は立って歌う派だったからである。

この30分はどう言い訳しようにもカラオケ的には無駄な30分であったとしか評価出来ないものの、今後も色んな曲で公開参考動画をウォッチしていこうと心に決めたのであった。だって皆、どこか誇らしげなんだもの。気持ちが上向く。

 

またー。

霊魂が差し出したベーコンが気持ち浮腫んでいる。

会社の会議の待ち時間にボンヤリしていると周囲が頻りに「ベーコン」と口にするので加工肉大好きクラブ名誉会員(ただし赤いウインナーには厳しい)として参戦せずにはいられず、「僕大好きなんですよ!アスパラベーコンかハニーマスタードが特に」と華麗に飛び込んだらまさかの聞き間違いで「ベーコン」ではなく「霊魂」の話をしていたという大変恥ずかしい体験をしたのでせめてもの発散としてここに記しておきたい。

霊魂の話をしてたとしても急に「僕大好きなんですよ!」って墓場生まれか水木さん(水木しげる先生の一人称)育ちのどっちかしかねえオカルトアラサー野郎が登場したら普通に引くわ。まあ僕は後者ですけどね。幼少期、局地的に流行ったメンコブームで祖父の家から発掘した古びた鬼太郎のめんこで周囲を圧倒して「過去から来た凄いやつ」みたいな扱いになっていたくらいに本格的に水木さん育ち。あまりの無双っぷりに腹を立てたガキ大将がメンコでなく石を投げてきて流血するという騒ぎに発展した。オイオイ坊や、ママのお腹の中で習わなかったのかい?「ルールを守って楽しくデュエル」ってな、などと言う余裕もなく病院のお世話になったというオチがつくくらいの水木さん育ちなのである。心なしか水木さんどんどん関係なくなってるけど。

ただ、事実がそうであれ社会生活においてキャラが確立出来ていない新しい環境であることを考慮すると完全に不要な一撃であるし、何より霊魂をベーコンと聞き違えて好きなベーコンを用いたメニューを発表までしてしまっている。

自ずと話の流れは霊魂からベーコンへ移行する訳だけど、本当にその優しさが心に痛い。恥ずかしさを助長する。いっそ流してそのまま霊魂の話をしてくれた方がいくらかマシである。でも優しい人程そんな事は出来ない訳で、有難いんだけど辛いという状況を味わい変な汗をかいた。

ていうか霊魂って言い方する?霊じゃね?そこは霊じゃね?という八つ当たりから、夏になるとどうして怪談話が持て囃されるんだろう涼しくなった事などないというのにという回りくどい八つ当たり、挙句単純に怖い話無理という直球な八つ当たりまで(とか言いながら怖い話スレを滅茶苦茶読む。怖さの予防である)、とにかく八つ当たりを網羅する展開となってしまい我ながら器が小さくて大変ダサいなと悲しくなるに至った。

せめてアスパラベーコンをお腹いっぱい食べたい。

 

最近、何故か非常に身体がむくんでしまい手も顔も当社比で丸々として見える。

このままでは丸くなり過ぎてゆるキャラとして生計を立てねばならない日がくるのではないかと考えている。

キャラ設定やらポージングやら、強者揃いの業界でスポットライトを浴びる活躍が果たして自分に出来るのか、不安は募る。

流派としてはゆるキャラではないがヤクルトスワローズつば九郎の様にフリップコメント芸人枠を狙うのが一番可能性があるのではないかと踏んでいる。

土屋太鳳さんの様に毎日長文のブログを更新し、上手くいけば名作選という体で異常に爽やかなどっかの出版社の編集さんがまとめてくれて書籍化、著名人との対談、日めくりカレンダーなどで一山当て、不労所得で毎日猫カフェに行く生活が出来るかも知れない。ただ働いていない僕に懐いてくれる猫様などこの世にいるのかという新たな不安が生じる。

猫に嫌われるくらいなら働くし、ゆるキャラになんてならなくて良いし、ていうかまずこのむくみと一生付き合っていくのマジ無理だし、身体の異変で一儲けすることについての虚しさはムーミンコミックス「黄金のしっぽ」で痛い程学んだハズである。

それを忘れてこんな事を書いてしまい本当にお恥ずかしい限りでミン。

ムーミンコミックスは面白いので全員買って読むように。むくみの妖精ムクミンとの約束だミン。

 

それはそうと自分はちゃんと頑張れているんだろうかみたいな事をひたすら考えてしまい、やれ甘えているのではないか、やれ自己愛以外が実際のところ理解出来ていないのではないかなど堂々巡りを脳内で繰り返し、最終的に慢性的な頭痛に悩まされている。

同世代の同性が何を考えて生きているのかなどが無性に気になり、友人とご飯に食べに行ってあれこれ聞いたりして(そんな小難しい話はしてないけど)少し楽になったり、単純にこれまで以上にその人の事が好きになって花*花の「あ〜よかった」が帰り道エンドレスリピートされるなどしてその根深い何かと上手い事付き合っていこうとしている。

自分が頑張り過ぎていること、その逆で甘えきっていること、それは抑えた方がいいのか、もっと素直に出すべきなのかなど、全然判断がつかない。

インターネットにはヒント(実際にはヒントのフリしたドヤ顔であることが多い)は沢山溢れているが、答えらしい答えは全然転がっていない。

自分から突き放してどうするんだと思わなくもないけれど、まー自分なりに「こうしなきゃいつか死ぬ」「こうしたら結構スッキリする」などなど、色んな部分で自分がどうしたいかを考えなくてはいけない気がしている。もしくは全部ポーンと諦めてしまうかである。

そう、あらゆる場面で「ついで要員」としてかなり優秀な成績を修めてきた自負はあるんだけど、結局未だに諦めがつかないんだなーと思った。ララランドを観た時にそれを認識した。世間が言う程に素晴らしい映画だとは思わないけど、たまたまタイミングが合致したというか。

これ以上意味不明な主張を書いても意味ないのでそのうちまとまったら書くかも知れない。

 

またー。

カラオケMVの登場人物の幸せを願う会。

カラオケのMVというかイメージビデオって結構同じ素材を使いまわしたりしてると思うんだけど、そうなってくると曲や歌詞の世界観で同じ俳優さんの同じ映像が色んな曲に登場する訳で、カラオケで同じ機種を使い続けると、毎朝決まった時間の決まった車両に乗って通勤すると生まれる名前も知らず会話もしない顔見知りという関係に似た存在になってくる。

僕は普段DAMという機種しか置いていないカラオケ店を居心地一択で利用しており、毎回同じ曲を歌う事に一切の抵抗が無く(しかも一切の上達を見せないというオマケ付き)、先述の顔見知り感覚を非常に強く覚えるに至っている。

流石にカラオケのイメージビデオも立派に権利の世界であるので写真掲載は控えるけれど、例えば茶色に白いラインの入ったペラペラのvansのパチモンみたいな靴を履いて宗教勧誘感すら漂う朗らかな表情で無闇矢鱈と街を駆け回ったりベンチに座ったりしている黒短髪塩顔の男性だったり、ちょっと目を離すとすぐにKEEP OUTのテープの向こう側でキメ顔しながら手をぬ〜べ〜みたいに掲げる峰倉かずやも真っ青なカップルだったり、晴れの日に水玉のレインコートを着てポリゴンショックみたいな部屋に住んでいる女性などが僕にとっての「顔見知り感ある対象」として挙げられる。

かなり際どい、親兄弟なら心配のあまり泣きながら止めたくなる様な振る舞いを毎度毎度繰り返し見せて頂いており、余りにパーソナルな部分に触れてしまっている気がして申し訳なくなってくる。

感情移入の方法が間違っているという自覚はあるが、実際そうなのだから仕方がない。カラオケのイメージビデオというのはどうしても低予算でダサく、素人感が拭えないキャストでドラマもザルではあるが、それが本当に日常に、自分の生活圏に全員居ても不思議じゃないという親近感を与える。

トルコの塩を振るシェフは身近にいないけど、吉野家の店員さんは生活圏に沢山いて身近な存在であるのと同じである。前者は物珍しさも伴いイイネ押せるけど後者は当たり前に居てくれるのでスルーしがち、というか。うん、かなり無理がある上に繋がりが弱めな例えだって解ってる。大丈夫、自分でも解ってるから。友達ってだけで全然ジャンル違いのブログを相互リンクしてるくらいの弱々しさである。あああ無理だ、どんどん無理の上塗りが成されていく。我ながらどうか落ち着いて欲しい。

そんな魅惑のイメージビデオ界隈であるが、僕が好んで歌う曲に出演する役者さんの中でも一番強烈で、カラオケに行ったら絶対この人だけは拝んで帰らねばならないとついつい意気込んでしまう俳優さんがいるので彼についても書いておきたい。

彼はGRAPEVINEの「想うということ」やTHE NOVEMBERS「最近あなたの暮らしはどう」、Syrup16gの何らかの楽曲で登場する事のある(意外と複数パターンあり切り替わる気もするので若干濁している)ハイキングウォーキング鈴木Q太郎さんに似たロングヘアーの男性である。

この男性、結構派手なダサいシャツに結構ボロボロの和室タイプのアパートに住み、結構昭和感漂う女性と結構貧乏ながら幸せにお付き合いしていたハズが結構ガッツリと失恋してしまい、結構その喪失感が足腰にきてしまい、結構ヤバい感じで草むらにへたり込んでしまったりしてる。結構、結構、結構。

それを観て毎回「頑張れ!しっかり!俺がついてるぞ!」みたいな気持ちになり、ついつい応援上映状態に陥ってしまうのである。

劇中で公園デート(お洒落な公園ではなく児童公園なのもポイントが高い)の際に逆上がりを彼女に教えるという演出があり、そこで派手なシャツから覗く肌の質感がどうにも圧倒的におっさんで物語以上に何らかの精神的ダメージをこちらに強いてくる。何度観ても受け止めきれない。

そして勿論展開はいくら応援しようがバッドエンド一択。

これまで述べた通り、喪失感という重々しいテーマが全編に渡り横たわる映像作品なのであるが、どうしてもダサいし取り敢えず髪の毛切れよ、ていうかさだまさしもタオル投げるくらいベタな昭和デートっぷり誰に習ったんだよソレ、という気持ちが湯水の様に湧いて来て変な親近感を煽る。結果、段々身近に感じてきてしまい応援したくなるのでカラオケに行くと気分でもないのに彼が出て来そうな楽曲を歌ってしまうのである。

 

さて、ここまで勢いで書いてきたものの、どうこの話を締めたら良いのか全く解らない。まとまってる気も微塵もしないので読み返すことすら苦痛で放棄しようとしている。

この親近感の抱き方は人に薦められるものではないだろうし、そもそもそれを目当てにカラオケに行くという構図もおかしな話。

あるあるネタとしてまとめるにも残念ながら肝心のあるある度が低い気がする。違う機種を利用する人にすら通じないのだから話題としての強度が元から低すぎたのである。

まーそんな感じで困ってしまうのだけれど、今これを読み進めている人はきっともっと困っているだろう。本当に申し訳ない。

なので、カラオケは大きな声を出せるだけではなく、そういった楽しみが見つかるかも知れない素敵な遊びであるという辺りに不時着させたい。あとは各々上手く処理して欲しい。ここまで読んでしまったあなたには、きっと、その力があるハズだから。

 

またー。

ハッシュポテトが名物の焼肉屋から届いた喪中ハガキ。

僕の考える完璧な朝マックにはハッシュポテトが2つ必要なのでセットに単品のハッシュポテトを追加する。ハッシュポテトが好きで1つでは心許なく不安に駆られてしまうのである。

提示されたセットの中で如何に満足度の高い朝マックを組み立てるか。確かにそれは気高く、美しさすら感じさせる姿勢であるけれど、たまに訪れるマクドナルドで好きなものを好きなだけ食べられない人生は僕にとっては絶望である。僕は一体何の為に再就職したのだ。食べていく為である。マクドナルドとて例外ではない。食べ物はジャンキーであろうと尊い。カロリーはいつだって僕らを救ってくれる。カロリーは決して人間を裏切らない。カロリーは力だ。カロリーに振り回されている心の弱い人間どもがカロリーの地位を貶める。僕は決してそんな奴らを許さない。絶対に、だ。

まーそんな感じで最初に欲望のままにハッシュポテトを1つ食べる事で衝動を満たす。これにより朝マックを円滑に進行する事が可能となる。感覚的には地鎮祭の様なものだ。

老若男女が思い思いに過ごす住宅街の朝のマクドナルドが好きだ。昼以降は僕の居場所ではないので寄り付かない。休みの日まで不向きなことはしたくないのである。

 

健康の為、という訳でもないのだけれど時間があったので公園を散歩などしてカラオケに行った。

My hair is badを歌い、この流れは僕の中ではクリープハイプ発進では無いのではないかという疑念からデンモクをアレコレ眺めていて気付いた。Northern19である。圧倒的新潟感。

My Hair is Bad - ドラマみたいだ Music Video - YouTube

Northern19 - Stay Youth Forever (live) - YouTube

「STAY YOUTH FOREVER」というサビが雄叫びの為に一切画面に歌詞として表示されない曲が大好きで久々に歌ったら気持ち良かったけどあまりにスカッとした内容でゲラゲラ笑ってしまった。

他にはCoccoの「焼け野が原」を歌おうと歌詞を表示しようとしたらデンモクがバグってしまい流石だぜCoccoという気持ちになったり、ユーリ!!!on ICEの主題歌であるディーン・フジオカの曲が意外と歌えそうなのでいつかユリオにノーミスで捧げられる様になりたいと心に決めたり、Suchmosの歌詞がビックリする程ダサくてマジで曲ってスゲーなと感動した。曲が無かったらメンズナックルの天才的コピーみたいなモンだろコレ、超クールな奴らはひと味もふた味も違うぜと思うなどして過ごした。

最後はふと思い出したhideの曲を歌った。人はどんだけ素晴らしいのものや感情を遺しても呆気なく死ぬ。切ないし悲しいけど、そうじゃなきゃ困る。

夜は焼肉。セットすらないガチ路線過ぎる焼肉屋さんに入ったら笑っちゃうくらい美味しかった。本当に満足度の高い焼肉を食べるとデザートもコーヒーも必要ないことを知った。

食べ過ぎたのでもう一度カラオケに行って発散したくなったけど大人しく帰宅した。

 

そう言えば先日、大好きなキャラクターを描く人に喪中ハガキを描いて貰う機会があった。

僕が死んだらこの人に描いて貰ったライブのフライヤーを棺桶に入れて欲しいし、この喪中ハガキを親戚にばら撒いて欲しいと思いつつ、初対面までえらく時間が掛かったことや、共通項であるTHE NOVEMBERSGRAPEVINEのことを考えた。美学のあるバンドである。僕らもそれに倣い、何かしら一貫していたいという気持ちからか会う時は大体焼肉か焼き鳥を食べる。

お腹が空いて中崎町のカフェに入ったら、チョコレートケーキにほんのりシナモンが入っていて素朴に見えて華やかな味だった。メガネで地味なあの子が実は超美少女といういちご100%みたいはケーキだった。いちごは入っていなかったし、いちご100%が異常に好きでそのままシスタープリンセス沼に沈んでしまった友人のことを思った。あの日あの時あの場所でG'sマガジンを買おうとする彼を止めていたらあんな事にはならなかったのに…いや、しかし人の未来を変えてしまう事への責任はあまりにも重い。これで良かったんだ、これで…。

 

好きで困る事になるぞ、と観るのを避けていたドラマ「SPEC」を観てしまった。

堤幸彦のテンポに坊主頭の加瀬亮と人格に難のある神木隆之介が出ており案の定好きで困るという事態。骨格の覇者加瀬亮と可愛さの王神木隆之介が何だかんだしているので楽しかった。

連ドラ版しかまだ観ていないのだけれど、その終わり方たるや酷過ぎて笑う。リアルタイムで観てたらブチ切れていたと思う。

何故かmudy on the昨晩という素晴らしいインストバンドの夢をSPECを観た2日間、連続でみた。彼らの魅力はギターを3本駆使する事により歌以上に歌心のあるフレーズを生み出す所にあると僕は思っていて、その核となるJ-Popにおけるボーカルラインのギターを弾くメンバーがコロコロ変わるという中でも一貫して魅力を失わなかった彼らが大好きだ。未だにバリバリ聴き続けている。

僕にとっては彼らもまたSPEC(特殊能力的な意)の持ち主なのかも知れない。テレキャスで一番ギターらしいフレーズを刻んでいたフルサワさんというメンバーがもち肌で霧のような汗を散らせるのが可愛くて飛び跳ねる様をフルサワステップと称して真似していたのをよく覚えている。

日常のふとした瞬間に好んで聴いてきた音楽が顔を出す時、どうしたって自分の「好き」の思い出をなぞってしまうなー。

 

またー。