性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

陸王を履いて師よりも圧倒的に早く走って泣かす。

師、走らせてますか?

前職では上司をこき使うことで有名だった僕ですが、環境が変われば人も変わるということで上司の要望に誠心誠意応えんと頑張り疲れ果てる日々が続いています、と書けるつもりだったのに「もう少し優しくしてくれ」と言われ始めてしまいましたどうしたら良いでしょうか。人間は簡単に変われないんだよ。悲しくなってきた。

自分が曲がる代わりに環境を捻じ曲げているので特定危険外来種としてポジションを確立しないか若干心配している。上司もこんなゴリラ雇ったっけ?と疑い始めているかも知れない。

しかし前職よりも10も20も年上の上司ばかりなのでこちらこそが姿勢を改めるべきなのは明確であり、労わる気持ちをもう少し持つべきではと思うものの、嫌なことは嫌なので仕方ない。「これを耐えれば年金」という気持ちで上司の皆さんには頑張って頂きたい。俺も出来る限り納税とか頑張るからさ。

 

そんな12月、当たり前だけれど寒い日も増えてきており仕事で外出するのも億劫である。外寒いのにね、デスクワーカーが外に出たらどうなると思います?確実に寒いって文句言うに決まってるじゃないですか。寒い、寒い、寒い、無理の繰り返しよ。

だから常に「寒い」と呟いているんだけれど、自分で蒔いた種がどうぶつの森も驚きの速度で実になってしまい、たまたま同行していたおじさんに「俺全然大丈夫だからマフラー貸してやるよ」と差し出されてしまい、それを全力で拒否してしまった次第である。

別に嫌悪感は微塵も抱いていないし、そのおじさんが不潔だとも思っていない。近い未来こうなるんだろうなと思ってさえいるんだけど、どうにも特別好きでもない人のマフラーを巻くというのは抵抗がある。まだコートの方が良い。完全に直に肌に触れているものだからかも知れないし、買ってからクリーニングしたことあります?という気持ちが感謝とかすっ飛ばして真っ先に湧いてきてしまい、それと折り合いがつかないのでどうしても断る一択となってしまう。僕だけだろうか。結構いるんじゃないだろうか。寂しいから是非いて欲しい。

大体マフラーの貸し出しを提案される程度の防寒対策をしていた自分が一番悪い。

反省により、丁度昼休みだったのでその足で商業施設に立ち寄りマフラーを衝動買いする。お値段は個人的に驚きの25000円である。自分的には驚きを隠せないのにどうして買ってしまったのか。間違いなくマフラー貸し出し拒否への罪悪感が関与している、と自分では睨んでいる。

外にも巻いていくとなれば着用時間が大幅に延びる→ならば複数本マフラーがあった方が休ませる時間が確保出来る→どうせマフラーを買うなら気に入ったものが欲しい→気に入ったものが25000円もするんだけど0が一個多くないだろうか→必要経費だから仕方ない。これの流れである。

言い訳としては最悪にガバガバであるものの、冷静さを欠いているのだから仕方がないし、冷静さを欠いて尚、せめて自分がこれが良いと思った品を妥協せず購入したことだけは褒めてあげたい。甘えてんじゃねえよと思われるかも知れないけど誰も甘やかしてくれないんだから仕方ないじゃないか。だったら盛大に甘やかしてくれ。おい、無視すんなよ。

何故か店員さんに25000円もするマフラーを小さなビニール袋にギチギチに詰められるというトラブルというか無性に納得いかない接客を受けたものの、購入したマフラーは既にお気に入りである。獲得した選手をさっそく四番で起用するプロ野球めいた采配をみせている。

あの店員さんは恐らく「お前にはこの程度で十分である」と知らせる為にフワッとした空気感がマストのマフラーを布団圧縮袋ばりにぺったんこにしたんだと思う。殴った奴だって心が痛いの理論で、そんなことをしながら店員さんも心の中で泣いていたんじゃないかな、本当はこんなことしたくないんだけどごめんな解ってくれ、ってさ。

まあ、そう思わないとマジやってれないだけなんですけど。

 

またー。

鋼の錬金術師〜それを見たら、終ワンダーランド〜

映画を久々に観たので雑感を書いていく。

以下、ネタバレの危険性があるので気を付けて頂きたい。

雑感を書き逃げるタイトルは

・IT〜"それ"が見えたら、終わり。〜

鋼の錬金術師

ムーミン谷とウィンターワンダーランド

の三本です。

 

【IT〜"それ"が見えたら、終わり。〜】

そもそも予定になかったのだけれど、久々の映画観賞予定が鋼の錬金術師ムーミン谷とウインターワンダーランドという打撃力はまだしも命中率に不安を抱えるタイトルだけだったので、ここはヒット作のひとつでも観て気持ちを奮い立たせようと選んだのがこの作品。

単純にホラーが貞子vs伽倻子ですら怖過ぎてギャグとか言ってた人たち全員びっくりドンキーのメニューで指挟んで大っきめの声出ちゃえばいいのにって思っているくらい苦手なんだけど、まあスティーヴン・キング原作なのでストーリーそのものも面白くて観れるだろという発想で観賞。

その発想が安易であったことは序盤で思い知らされた。バカ!怖いじゃんバカ!誰だよ大丈夫だよーってチケット予約した奴!俺だよ!バカ!!!

ITにもちゃんと名前があるんだけど、こう、見えて生還する人がいないから"それ"って呼ばれるのめっちゃカッコよくねえかと思っていたんだけど、後半になるに従いまあまあ生還するので主人公たちがワンターンキル喰らわない程度にレベルを上げているんだろうという気がした。これはあながち冗談ではなくて、友情とか恋とか、単純に自分の境遇の不幸さを自分で認めるという過程を経て恐怖に対する強度をあげて成長しているからだと思う。

"それ"にやられるより家に帰る方が怖いみたいなセリフがあってめっちゃ泣けた。

それはそうと、"それ"の登場の仕方が怖いターンとギャグかよというターンと二種類あって、そのギャグの後に直球で怖いのを配してきたりするので覚悟してても簡単に打ち取られてしまう。さながら技巧派投手のテンポよ。

BGMがとても良くて、冒頭のBGMを母親がピアノで弾いてるシーンなんかは凄く好きで、隣に座っていた女の子が「お前が弾いてるのかよ」と小声でツッコミを入れたのがツボにハマってしまい暫く苦しかったんだけど、そのピアノが聞こえなくなったのが恐怖の合図というように、BGMが急に不安な方へ音を外したりするのがドラマチックで心の準備をして衝撃に備えることが出来て良かった。それでも怖かったけどな。バカ!怖がらせんなよ!楽しいのかそれ!

隣の女の子が噴き出すくらいのリアクションを取ってしまったシーンがあって、もう二度と劇場でホラーなんて観ないぞと心に誓った。

怖がりでもお金払って他人に囲まれたらなんとか平静を装って観てられるんじゃないかと期待してたけど、全然無理ってことを我が身を持って知った。無理すんなって死ぬ訳じゃねえし、無理したら逆に心臓に負荷掛けて最悪死ぬしって感じだった。

不良が土地に渦巻く呪いめいた重たいものの蓄積というか、異常さの餌食となって最終的に死ぬみたいなの見てて辛かった。誰だって不安に怯えてるんだなと思って、どうか救われて欲しいと思ってたら呆気なく悪者のまま本筋と関係なく死んで(むしろ土地の穢れめいた話だとすれば本筋なんだけども)しまって寂しい気持ちになった。

あとは不良を筆頭に要所要所で暴力が解決策として最適みたいな選択を自然としている辺りにアメリカっぽさを感じる。スクールカーストの厳しさだったりシリアスさから暴力までの距離が不良に限らずナードだろうが滅茶苦茶近いのも笑ってしまったし、詩的に繋がっても最後は顔かよみたいな呆気ない失恋が妙にリアルで笑った。言葉じゃなくて顔と行動力だぞ、とオタクへ強烈なストレートを投げ込んでくるぞこいつ。Twitterでイキっててもひとり、みたいな。

何より主人公たちがみんな可愛く、キャラクターとしても魅力的で良かった。みんな好き。

ボンヤリとした知識でもって時間軸が二つあるハズではと思っていたのでラストにこれが第1章と明かされた際には「やっぱ終わってなかった!!」という気持ちになった。

第2章では、ホラーを暴力で解決出来ないってようやく気付いた主人公たちが現代(今作は80年代だった)を舞台に奮闘するんだろうか。それとも更なる火力でホラーをねじ伏せんとするのだろうか。だとしたらマーベルだよお前ら。その時はそっち側いけよな。応援してっから。

ついさっき二度と観ないと誓った癖に絶対に確認しに行くパターンだと思う。それくらい面白い映画だった。

 

鋼の錬金術師

来場者特典の0巻を等価交換で錬成する為に、というのもありつつ、世の中的に観たら負け的な風向きも単純に腹立ったので何か言うなら観てから言えの精神で観た。

どうせなら不満を先に全部述べてしまおうと思う。

山田さんが日本人屈指の綺麗さと少年性があることは間違いないし、ファンでもないけど綺麗な人じゃなと思いながら観ていたけれど、流石にエドは無理がないか。年齢的に。腋毛よ。アルフォンスの声がどう考えても低過ぎるのは年相応のキャスティングが出来なかった事への徹底的な帳尻合わせだと思う。

そんなに小さくないし幼く見えないので、チビとか子供とか言うのがいちいちキツい。これがミュージカルというか舞台としての作品ならすんなり受け入れられる事も映画となると意外と厳しい。舞台と違ってカメラは寄っていくからかも知れない。己の想像力の限界だろうか、とりあえず日本人にさせるのがかなり無理があった。

冒頭の幼少期エルリック兄弟の服の質感も凄まじく残念で、いやそんなしっかりしたTシャツ間違いなくイオンで買えるやつじゃんって気分になってしまった。傘がジャンプ傘でその金具が一瞬写り込んだのだけは本当に辛くなった。客ナメてんのか。冒頭からコレってどうなっちゃうの、と思った。

予告編で一番ねえなと思っていたのがエドがアルの胸板にオデコをコツンとやるaiko的アプローチだったんだけど、これの前後に本編ではちゃんと組手(というか殴り合いのケンカだけど)の下りがあって少しホッとした。

兄弟の絆を描くのに時間が足りなさ過ぎて、優しい接触みたいな解りやすい表現を選択せざるを得ないんだなと思った。

だってエルリック兄弟はそうじゃないじゃないですか。そうじゃないからこそ、こんなに多くの人がエルリック兄弟の兄弟愛にグッと来てるんだって僕は信じている。

全体的に貧相でガバガバでホムンクルスとの対峙も浅いしロイはどう見てもディーンフジオカだし俺の大好きなヒューズはただの佐藤だったしホークアイに至っては合コンで何度かお目にかかりましたよねって感じだった。大体相手にされなかったな、僕。辛い過去だな。

でも、あんまり触れられてないけどエンヴィーがビジュアル的にも今作の役回り的にも一番報われないと思った。もっともっともっと魅力的なキャラクターだよ、俺はちゃんと知ってるからねって3時間くらい励ましてあげたい気持ちになった。エンヴィーこんなに好きだったんだと思った。

全然ポジティブな言葉が出てこないんだけど、酷評したいって気持ちはなくて、むしろあの予告編とポスター作った奴誰だよ、予告編とポスターに比べりゃ全然良い作品じゃねえかという気持ちが大きい。

ハッキリ言って予告編に比べれば70点は差し上げたい挽回具合だったと思う。

戦闘中のコミカルパートで上体が後ろに下がった走り方をするエドの感じとか、アルフォンスの記憶を巡る兄弟喧嘩で左手で殴り続けるシーンとか良かったと思うし、本田翼が本田史において近年稀に見る短さのスカートで登場するところとか、本田翼のクシャっとした笑顔の可愛さとか良かったと思う。本田翼が本田翼過ぎてウィンリィもそこそこ損してる気もするけど、ウィンリィより本田翼の方が好きだから上手くフォロー出来ない。

長々述べてしまったけど、「鋼の錬金術師という原作無しのオリジナル作品であれば普通に楽しめる映画だったなー」という感想に全てが集約される作品でした。観ないで文句言ってる人は自分の聖域を守りたいなら観ない方が良いとは思う。以上。

 

ムーミン谷とウィンターワンダーランド

ムーミンムーミンたるソリッドさを源泉掛け流しで端数処理せず見る側にドンと投げてくる作品だった。

ムーミンファンでなきゃ恐らく耐えられない。ゴボウそのまま渡されて齧って「自然本来の味が最高」って言えるレベルでムーミンの世界観自体を愛せてる人には最高の作品だと思う。

例えば「ムーミン 南の海で楽しいバカンス」というアニメーションの劇場作品があるんだけど、こっちは本来のファンでない人にもムーミンの良さを上手く味わって貰おうとしっかりまとめた感があって、誰が観ても面白い作品に仕上がっている。一方、本作はそうじゃなくて解ってくれる人が解ってくれたらいいみたいな感じが凄いする。頑固オヤジの隠れ家居酒屋みたいになってる。ぱっと見めっちゃ入りやすそうなカフェなのに。

ハイライトとしては、僕の好きなおしゃまさんというキャラクターが原作の彼女が持つ面倒見の良さだけでない強烈なパンチ力を本作では遺憾なく発揮していてマジ最高。攻撃力だけで言うならショムニ江角マキコ級の圧を放っておりたまんなかったんだけど、何にも知らない人が観たらキツイ女の一言で片付けられてしまいそうなソレだった。そこがいい。

ムーミンのキャラクターは現代社会に人間として存在したら大体病名がついてしまう程に尖っていて、だけど皆が結局上手いこと大らかに生きて幸せそうにしているのが愛おしいので、そういうニュアンスが伝わる作品としては本当に優れているんじゃないかと思いながら観ていた。

後は、絶妙なパペット感?フェルト感?とナレーションの美しい言葉選びが素敵なのが良かったと思う。個人的にはナレーションの言葉選びがこの映画における最大の演出だった気がしている。凄く良かったと思う。

CGだの高画質だので描けない色彩なのも心洗われるというか新鮮に感じて良かった。

もう一度観たいかと言われると、10年後にもう一度観たいという感じ。10年後に観てめっちゃ泣いてそう。セラピー的な意味で。そんな作品だった。

 

めっちゃ長くなって何かごめんな。

色々書いてるけど、間違いなく映画は良いものだなと三本立て続けに観て思った。

もっと色々観に行きたいと本当に感じている。

 

またー。

おいでよ内股の森。

陸王というドラマが最高に面白いので毎週録画して観ている。

老舗の中小企業が外資の巨大企業に挑むという展開は、不景気さに対しても高齢化に対しても日本のここが凄い系の流行りにも上手い事対応していて感心する。

あと単純に面白い。ワンピース的な熱さを日本で、実写でやろうと思うと最適な形は陸王なのではないかと思いながら観ている。大体泣き所で涙をこらえながら観ている。

マラソンシーンがリアルなのかどうか判断がつかないんだけれど、陸王を見ていると良いシューズが欲しくなる。イケメンの太ももという普段お目にかかれない部位をガンガンに見れるのも大きい気がしている。しかも運動しているので当然躍動している筋肉。口に入れたら蕩けて消えてしまう超高級和牛のステーキ(ミディアムレア)が向こうから口に飛び込んでくるレベルでご褒美である。スッゲーなイケメンの筋肉は。スポンサーの提供のお陰でタダで拝めるんだなと思うと様つけて呼んだ方が良いのかなという気持ちにもなる。よっ!スポンサー様!提供ありがとさん!財を成して株買っちゃいたい!よっ!もっと真面目な話がしたかったんだけど、もう取り繕うの無理なので諦めることとする。

こんな人間でごめんな。

 

どうぶつの森を黙々とプレイしている。

キャンパーレベルが20を超えている自分がこう言うのも説得力に欠けるかも知れないが、今のところ全然面白くない。

ただ、どうぶつの森の凄い所はプレイしていると平気で30分から1時間が過ぎている所である。ここまで「時間を溶かす」という表現がしっくりくるゲームは初めてである。めっちゃやったな!という意識がなく1時間が経過している。面白くないのに。

これは何かに似ていると思うんだけど、まあアレだ。仕事に似ている。え?もう定時?みたいなアレ。

取引先の要望に応えて対価を貰う為にせっせと商品を提供したり家具を発注したりする。完全に仕事であるんだけど、どうぶつの森の一番恐ろしいところはそれが優しい世界で完結している所である。

達成出来なくともクレームは無いし、その後に悪影響もない。選り好みしても次々取引先は現れる。どれだけフル稼働させても発注先は涼しい顔で仕事をしてくれる。同業他社の成果は常に確認出来て競争心を煽ってくるのにやっぱりそれを無視したとしても悪影響はない。誰も怒らないし、どうぶつたちは皆自信に満ちていて大らかである。お客様は神様だったわ。

僕なら肉と野菜を一切提供されなかったり宅配ピザって名前なのに届くのに7時間掛かったらキレる。あと自分の為に配された家具がこちらが喜んだ瞬間に片付けられたらキレる。結婚式場かここは。二時間後には別のカップルが愛誓い合ってんのか。

ともかく、そんな感じなので、ノーストレスでお客様満足の先にある対価を目指すことが出来る。

こんな社会になって欲しいけど、もう逆にここまでに完璧な社会で生き辛さ感じたら死ぬしかなくね?という気持ちにもなり実に恐ろしい。

でも何となくやっちゃう。大体そのまま寝落ちする。生活リズムが地味に危険だけどWi-Fiの加護がないとやるのが怖いから外でやり過ぎる危険も個人的にはない。

こうまでやってしまうポイントは、1回のプレイ時間に収まらない作成時間の家具が多いってところと、一つ一つのやりとりが緩慢かつ緩慢と感じる寸前に終わる所かなーと思いつつ、いつか心の底から好みの動物が登場する日を心待ちにしながらルーチンワークをこなしている。暫くはやり続けるだろう。

まぁ、課金しない程度に幸せな社畜ライフを追い求めたい。

 

またー。

2017.11.25 大森靖子さんを観てきました。(@別府 ホテルニューツルタ)

朝、大阪から別府へ。

体調が悪く、昼過ぎに別府に到着しても全然お腹が減らない。道中水すら飲まないくらいお腹が減らない。しかし1泊2日となれば食事の機会は限られる。何らかを食べ逃すのも悔しいので比較的胃に優しそうなだんご汁を駅で食べる。

身体的には大歓迎といった感じではなかったものの、白味噌と溶けてしまいそうな程柔らかい里芋の組み合わせが美味しくて完食出来た。食欲がなくても美味しいものは美味しいから美味しい。今、俺の日本語が危ない。

調子に乗って喫茶店のショーケースに鎮座していて気になったモカパフェも食べる。

子供の頃、熱や風邪でダウンしていてもアイスはスルスルと食べられた感覚を思い出す。その延長で小学4年生の夏休みに毎日2個アイスを食べていたら激太りしてしまったことも思い出してしまいゲンナリする。スイカバーとシュガーコーンで太った。運動しないで食べ過ぎるのは宜しくないと当たり前のことを再認識する。

喫茶店で何を話していたかは忘れた。気怠い。

その後、ホテルの温泉に浸かり、有名らしいジェラード屋さんへ行ってラムレーズンとアーモンドのジェラードを食べる。

温かいだんご汁を食べて冷たいモカパフェを食べて温泉で身体を暖めた挙げ句にジェラードで冷やす。地獄の刑か鍛治の様な工程だなと思いつつ横になり、その後もう一度温泉に浸かってボンヤリする。製鉄繋がりでもののけ姫のタタラ場を思い出したりした。あそこで自分は上手く生きていけるんだろうか、などなど。

朝に比べると随分と復調しており、温泉のパワーを感じた。

その後、ライブ。

 

2017.11.25 大森靖子 @別府 ホテルニューツルタ

宿泊しているホテルニューツルタの宴会場がライブ会場なので浴衣のままライブを観ることが出来た。宴会場の真ん中にマイクスタンドを二台置いて、その周りを360度お客さんが囲む様な配置だった。畳に座ってライブを観るのでどこからでもよく見えるし、単純に配置自体もカッコイイのでとてもワクワクする。いつ大森さんがこちらを向いて歌うか、みたいなのは自分のその曲に対する好きの度合いと絡んで己の引きの力が試されるというか、謎の楽しみがあるなと思いながら開演を待った。あと大森さんが分身してツインボーカルにならねえかなとか考えたりした。アイデアの墓場へようこそ。

基本的に遠征もホームも関係なく知り合いが少ない自分でも多いなと思う程に知ってる人ばかりだった。別府は特別なのかも知れない。

ライブはオケによるミッドナイト清純異性交遊でスタートした。過去にもある初手交遊だけれど、宴会場でかまされると宴会感があって非常に新鮮で、自分もまた浴衣を着ているせいか妙な高揚感があった。慰安旅行っぽい。

TOKYO BLACK HOLE、音楽を捨てよ、そして音楽へ、マジックミラー、PINKと畳み掛ける様に射程の長いキラーチューンが続いて圧倒される。

金沢の貯めたエネルギーを終盤に還元する映画の様な展開とまるで違う見せ方で、同じアーティストなのかと思ってしまうほどビックリした。もちろん同じアーティストなんだけど。

そこからキラキラ、I love youなどの寄り添ってくれる楽曲へシフトしていくのがホロっと来てしまった。個人的にはI love youが特にこのライブで印象に残った。

嵐の様な厳しい現実の中で穏やかで、優しい逃避行の歌。辛いことも苦しいことも無かったことに出来るならもっと楽に生きられるし、そもそもこんな遠くまで音楽を聴きにきたりしない。大森さんの歌は僕にとってこの曲の様な存在なのかも知れないなと思ったらちょっと泣けた。

温かい選曲が多いポカポカしたセットリストが続く中で「わたしみ」と「背中のジッパー」で内からも外からもバレちゃった感があって、ちょっと恥ずかしくなってしまった。「わたしみ」の歌詞は今年聴いたどの曲よりもバレちゃってる感とやらが突き抜けていて聴くのを遠ざけていたレベルなのだけれど、生で歌われてしまうと経験値がない分だけ衝撃的だった。奥歯ガタガタ言わされたというか。

アンコールの、笑いを撒き散らす宴会芸としてのアカペラ「呪いは水色」の最後、スッと本来持っている胸を締め付ける様な切なさに引き戻して歌い終えた瞬間に、超歌手に超歌手っぷりを手渡された。

 

そう言えば弦が引きちぎれるんじゃないかというくらいギリギリとした、攻撃的な弾き方の大森さんを随分観てないなと何故だか急に思った。あの大森さんも好きだったけどこの大森さんも好きだから、だったら楽しそうな大森さんが1秒でも多く見れたらラッキーだなと結論付けてぬるくなって炭酸も抜け気味のコーラを飲んで気持ちを落ち着けた。脳内で刃牙の炭酸抜きコーラの件が再生された。

 勝手に自分なりのセットリストの意味を見出すとすれば、僕にとっては序盤で社会生活をガツンと鼓舞されて生活の垢を指でなぞられつつその地道な愛おしさを説かれるというアレだった。

自分が頑張っていることは自分が一番よく知っていて、結局誰も自分より認めてはくれないので後回しになってそのまま疲れていくみたいなのが多いんだけど、こうして歌ってくれる(そう感じさせてくれる)人がいると「あ、忘れてたけどめっちゃ頑張ってんじゃん自分」という気持ちになれる。僕はスゲー頑張ってる。

次のセーブポイントまで忘れずにいられたらいいのに。良いライブだった。

 

夜は飲み会。

仲の良い人たちと久々にゆっくり話せたり、初めましての人が多かったり、自分のどうぶつの森が局地的にウケていたことを知ったり、自分のブログをたまたま読んでいた人とお目にかかったり出来たりした。最後のはもう、なんていうか書いてみるもんだなって素直に思ったしとても嬉しくて光栄ってこういう事を言うんだなという気持ちになった。

二次会でも変わらず沢山話して、部屋に戻っても遊びに来ていた人と結局朝の4時過ぎまで話していた気がする。

頭がパンパンの状態で寝落ちし、日の出のために懸命に早起きするも見事なまでに曇っており拝めず、頑張って起きただけの人となってしまう。

朝食のバイキングで子供用のスティッチのお茶碗が可愛くてこっそりそれを使った。わたしのお茶碗ちっこいわ。

最後の温泉に浸かり、ギリギリまでウトウトしてチェックアウト。頭がボンヤリする。

たまたま合流した友人の発案で人気店に天丼を食べに行く。安いし美味しかった。

お土産を少しだけ購入して帰る。

 

恐らく今年最後の遠征で、今年最後の旅行だった。別府好きだな。また行きたい。

 

日を跨ぐと皆が大森靖子を襲名しており、大森靖子が大増殖していた。

大森靖子エヴァまどマギメイドインアビスだと思った。

僕はエヴァよりもまどマギの方がより大森さんっぽい気がしていて、でも大森さんの突き進み方と周囲が鼓舞され追い求める姿はメイドインアビスが一番しっくり来ている。まとまったら文章にしたい気がする。

大森さんはビックリすることをどんどんやってくれて、凄い凄いと思い続けて息つく暇もない。酸欠で他界してしまわないように、もっと自分の好きを解放してフィジカルを鍛えたい。

 

またー。

///20171121-20171125///

///チョコレートで出来た船が溶けて沈む音を聞きながら寝落ちする午前1時、アリバイならあります、わたしずっとどうぶつの森にいました///

 

///いくら回しても見知った感情/全3種のラインナップ/ダブり続けるガチャガチャを回し続ける/不平不満をごちゃごちゃ並べ続ける/シークレットの存在を信じてやまない/散財を信じてやめない/やめない///

 

///見渡す限り/怒りの色は青ばかり/冷静さに囚われ我を失ったフレンズのみなさーん///

 

///借りて来た猫は眠り続ける/借りて来た本は積んではならない/借りて来た愛着は返さなきゃいけない/延滞料金は払わなきゃいけない/無機質な申請書類/無意識な秩序/無防備な昨日からどうやって今日へ繋げばいいの///

 

///出典は不明/誰の言葉を引きずって/誰の顔を傷つけているのか/気付けないことが強さの尺度で/随分とまあ楽することに必死/想像力って知ってる?/コンビニで買える忖度でも食べて/明日くらいマシになれよ/メリークリスマス/もういい///

 

またー。

黙々淡々日記

バタバタした結果、週7日のうち4日が飲み会という計画性の無さを感じさせるスケジュールをこなしてしまう。

初日と最終日はそれぞれ大好きな人に会えて癒された。初日は大好きな絵を描く人と焼肉を食べ、最終日は全員が今年同じ会社を辞めた人たちと互いの生存を喜び合うという会だった。好きな人たちが悩みもあるけれどちゃんと幸せそうで良かった。帰り道安堵の溜息をついたら空っぽになってしまって酸欠でクラクラした。

 

日曜日はよくわからない工作の会。

朝から工作系の玩具を購入し、作業に没頭する。三者三様、全く別ジャンルの作品を完成させる。没頭するというのは良いことだなというのと、不器用だからと遠ざけていた工作が案外楽しかったのがとても嬉しかった。

 

振替休日を利用して鋼の錬金術師展に行く。

音声ガイドが素晴らしい上に大ボリュームで堪能に堪能を重ねた。原作についてをアニメの声優さんが振り返ってくれ、アニメにも漫画にも載っていない言葉で語りかけることで原作とアニメを強固に繋ぐという贅沢なガイドでたまらなかった。

たまにアニメ版の劇場作品「シャンバラを征く者」にアニメ本編の完結編としての重要さ、全く別物であるが故にあそこまで重厚かつ難解であの終わり方をしなければ原作に太刀打ち出来なかったのではないかという邪推をはべらすのだけど、それをやっぱり考えながら原作のとんでもなさを再認識する。これを一人の人間が思いついて描いてきたのかと思うと吐きそうになる。残酷故にあまりに真摯というか。

その後、嵐山へ行き、ボンヤリして過ごして夜は飲み会。肉をたくさん食べた。

 

デパ地下でオムレットの販売待機列に並んでみたところ、その列が待機列なのか前にいた男性に尋ねる際に「これってオムレットの購入待機列ですか?」と聞きたかったのに「これってオムレット食べられる列ですか?」と聞いておりお兄さんを困惑されてしまう。

何とか購入したその直後、別のシンプルで高くて綺麗なブランドのコートを眺めていたら試着を勧められたので物は試し、お言葉に甘えてと思って着ていたコートを脱ぎかけた時、自分がそのブランドの着こなしを真似てユニクロで揃えたカットソーとカーディガンを着ているのに気付き、咄嗟に「すいません、今日ここの偽物みたいな服着てて…」とよく分からない言い訳を述べてしまい店員さんを困らせてしまう。オフに関しては言わなきゃいいのに自身で余計な一言がコントロール出来ない。

店員さんは素敵な方で「雰囲気伝わりますよ」と褒めてくれたのだけれど、恥ずかしくて申し訳なかった。

 

もう色んな角度でグッタリと項垂れているんだけれど別府へ向かう。

温泉で全て茹ってしまえばいいのに。

 

またー。

///20171112-20171120///

///疲れ果てて世界の果て/充電が切れた終電は何処にも行けない/未読も既読も全部無視/ユニセックスワンサイズ展開の幸福/ビッグシルエットでも似合わなきゃ意味ない/裾引き摺るくらいなら切りたいな縁もろとも/古い鋏の肢の色は理想の色/まるで夢を描いたあの絵の色/忘れない様に不向きを塗り潰し/深追いしているうちに寝落ち/終わらないままの今日と生まれたばかりの明日が刻一刻と重なり/あまりにあんまりだ/疲れ果てて世界の果て/充電が切れた終電/家はまだ遠く///

 

///骨が折れる毎日でも実際折れるのは気持ちばかりで/折れたといっても丈夫に治ったりしないんだよな///

 

///透明性を求められた結果なのに炎上/見えない家で見えない生活/有志による着色にて着火/焼け跡にすら腹が立つ/知らない誰かの旗が立つ/善意で根刮ぎ/善意は根刮ぎ///

 

またー。