己の体積を把握していない猫が小さなダンボールに入って誇らしげな顔をしている画像などを見ると3回くらい保存するのに、己の体積とスペースの兼ね合いを度外視する大人には嫌悪感を感じる。
この差はどこにあるんだろうか、と小さなスペースに大きな体を捻じ込んでまで座ってる人たちを見るたびに思う。
っていうか立ってる方が楽じゃない？みたいな姿勢を通り越して体位、最早技として登録名を付けて難易度ごとに点数を設定して選手権でもやればいいのにと思い至り、曖昧ではあるもののそれを脳内で設定する事でようやく楽しめる様になった。
おーこれは見事にケツドリル3回捻りからの高速ショルダーチャージによるスペース奪取だな、元の狭さと選手の横幅から見るにこれはC難度、みたいな。
そうやって押しのけられる経験があまりに豊富で人生観まで浸食されそうな気がしてあまり座らなくなった。その遠慮が生じている時点で勝負には負けているし人生観にもしっかり多大な影響が出ている気もしないではないが、そこをヤーヤー言うお前が座っている席は僕の様な誰かが立っていたから生じたモノかも知れませんよ。感謝しろ、食物連鎖に。
そんなこんなで電車ではもっぱら立ったままでこのブログだったり絵を描いたりしている。
そう芸術の秋なので指で絵が描けるアプリをインストールしたんですよ。そうiPhoneならね。
そしたら荒削り過ぎる処女作が人目に触れるステージに引っ張り出されて挙句ヤフオクにまで登場したという衝撃のデビューを飾った訳で。
別に僕の絵に値がついた訳では無いと解っていてもドン引き。
挙句その後描いた作品に対して「初期の輝きが失われた」と言われる始末。うるせーweezerのブルーアルバムしか認めない派と一緒にピンクトライアングルに巻き込まれてフラれろ！！
しかも天下のダイソーで買ったタッチペンでは僕のiPhoneのATフィールド(保護フィルム)を貫通出来ない事が発覚。分厚い処女膜、SF少女ファンを愕然とさせる鉄のスカート仕様、日本のアニメは死んでしまうのか！？負けるな、京アニ！
まーこれが指だと簡単な絵しか描けないのだけれど結構な暇潰しになるのでしばらく続けたいですね。芸術の秋ですから。
これらの事柄からも伝わる様に、仄暗い性格をしている。そんな性格にて生活を営んでいると何となく出来る物真似があっても人に披露する場も無く、段々錆びついていく。その技術を文化と勘違いしたプライドとやらがそれを許さず、人知れずYOUTUBEなどで本人動画を確認して試合勘を補おうとしてしまう。
僕の場合はクレイアニメの金字塔（かどうかは知らないけれど、妹が粘土でつくる玩具を持っていたくらい我が家では王道だった）ピングーの物真似がソレに当たる。
元よりさして似ている訳でも無いのだろうけど、時間が経つ程実物と己の物真似とのクオリティーに差が出来てくる。
誰にも披露する予定もなければ披露するつもりだって微塵も無いのに、我ながら何をやっているんだと割と本気で思うのだけれど、やめられない。
関係無いけど「穏やかな街並み」ってめっちゃ良い言葉だと思う。無数の平和な温かい家庭が集合しないと形成されない奇跡的に美しい言葉だな、と思う。
SOPHIAの「街」と言う曲はそんな世界が奇跡的であることと憧れを歌った素敵な曲なのだけれど、どこぞのカラオケで歌うとトイレを我慢して探し回る男が紆余曲折経て最終的に女性にビンタ喰らった衝撃で漏らすという5分越えの下ネタMVが添えられていて若干凹む。
同胞の皆々様におかれましては、SOPHIAの妙なシニカルさを揶揄したものであると百歩譲ることで気持ちを落ち着けて欲しい。本家MVの松岡さんが商店街でメロン喰ってる所が好きです。
またー。
