性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

思いついた事を思いついた順に書く。

人生を楽しむコツは過度に世界に期待しない事、と言うライトノベル風の極意を教わってからと言うもの、どうにもJ-POPの恋人から始まって挙句自然現象にまで過度な期待をしてその期待感でもってご都合主義を誤魔化している曲があまり聴けなくなってしまった。
そこを行くと絶妙なのが星野源ですよ奥さん。
先日、カラオケで1時間歌い続ける機会があって(機会があって、とか言ってるけど一人カラオケに自主的に行っただけ)、2曲歌って「あれ?」と思って次々歌ったんだけど、どの曲も全然期待してない。この人の歌は。
世界にどころか相手と自分にも過度に期待して無くて良いなって思った。
そこに実際持って立ってる自分と、手の届く範囲での喜怒哀楽と郵便貯金の利息~1等30万円のスクラッチくじ当たらないかなぁレベルの穏やかな夢。射程外の大それた美談は無視な所が楽で良いなと思った。
そもそも顔が好きで聴き始めたんだけど、こんなに素敵な人なのだと最近よりどんどん好きになっていてOL感が溢れている。
多分世の星野源OLも同じような魅力を彼に感じているんじゃないかと思うんだけど友達いなさそうだし婚期逃してそうだしもたいまさこが出てる映画ばっか観てそうだし高感度上がっています。
御一報ください。一緒に河川敷で燻製作ろう?


期待と言えば、好きなものと好きなものを混ぜた商品に期待し過ぎてガッカリした経験はないだろうか。
僕はミルクティーとチョコレートがとても好きなのだけれど、最近それを混ぜたショコラ味のロイヤルミルクティーなる商品を買ってその味にガッカリした。
どちらも好きなのに、同時に主張されるとどうしても美味しくなくて結果ガッカリする。
諺辞典の「二兎を追う者は一兎をも得ず」の例に挙げて欲しい気持ちになる。
「イチゴポッキーは特別なんだよ」みたいな事を言う女性をリアルでも二次元でも度々目にして来たのだけれど、イチゴもチョコレートも大好きな僕からすればこれも足の引っ張り合いの域を出ないガッカリ部門の組み合わせだ。
ナナオレに関しても同じことが言える。ミックスジュースの様にバナナとミルクの繋ぎに酸味が加わって初めて完璧に仕上がる美味しさだと思うのでそこを省くなよと思ってしまう。
これまで挙げたすべてに対して言えるのが「じゃあ選ぶなよ」なのだけれど、自分でも解っているのに万が一の可能性に賭けて買ってしまう。何故か。両方好きだから。
こういうのどうにかしたいんだけど、どうしたらいいのかなって同僚に聞いたら「大人になれや」と言われた。
成程ね、大人って凄いなー来年30なんですけど間に合いますかね?


来年30になるんだけど、同い年の人と男女関わらず好きなタイプの話をしていて「川本真琴の1stみたいな、可愛い癖に無茶苦茶な演奏を要求してくる様な人がいい」みたいな結論に落ち着いて、相手の話を聞くにつれて彼が地雷ばかり進んで踏んできたことが明確になっており、僕は違う僕はこれとは違う同音異語だこれは同音異語だと言い聞かせる程度には精神的に不安定になった。
地雷を踏んだらさようならどころか踏んでも踏んでも平然と突き進む彼のストーリーに引きつった笑顔のまま固まる自分をもってして「同じような事を言っていても人それぞれ全然違うものなのだな」と思い知った。相互理解なんてものは早々深まらない。石橋はバキバキになるまで叩いて別の手段で渡った方が良いかも知れないし、崩れる前に渡り切るダイハード的な発想でいるのが良いのかも知れないと思った。
これに倣ってしまうのもおかしいのだけれど、あるギタリストが好きだと意見が一致した場合にも、音が好きなのか人が好きなのか音が好きで人も好きなのかみたいな差があると思う訳で、同じ対象を好きと言いながら好きな者同士でいちいち叩き合っている元気な人たちを少し理解出来た気がする。


一方、理解出来る気がしない相手も世の中いくらでもいるもので、仕事で無茶振りや理不尽な事言われた時に「相手が美女だと思ってやり過ごす」みたいなのがあると思うんだけど、うちの奥さんは「相手が童貞だと思って哀れんでやる」という方法を採用しているらしい。自分の奥さんながら中々パンチの効いた誤魔化し方をしているものだな、と若干自分が何かしでかす度に「ったくしょうがねえな!この童貞野郎は」とか思われていたらどうしようという不安はあるものの、生きる知恵は人それぞれだな、と感心した。それにしても処女膜再生は有り難がられる風潮があるのに再童貞化というのは流行らないしそういった、取り戻したいとか重宝されるという風潮がないのが謎。まあこの話はどうでもいいけど。僕の場合は大体そういった要求に対して「このボスを倒して得たアビリティポイントで連続魔法を覚えるぞ」というFF5脳でやり過ごしている。皆様いかがだろうか。いつか根暗な奴4人くらいでそんな妄想逃避シリーズを共有する事で盛り上がるタイプのがっかりオフ会をしたい。我こそはという根暗は自薦(他薦は却下)をお待ちしております。


またー。