性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

親と子の不毛な胃のキャパの読み合いと謎の読書録(2023年ゴールデンウィークの記録②)

映画「DUNE〜砂の惑星〜」の続編の予告を観ながら、前作がどんな内容かを思い出そうとしたものの、シャラメ氏の美しい顔面のアップがやたら多くて「え?予算薄い邦画みたいな撮り方?いやでも美の威力の最大化だとすれば有難うございますだけど?」と戸惑った記憶が内容を置いてけぼりにして真っ先に出て来たのが悔しい。

何とか内容とどんな状態で次回に繋がるかまでを思い出せたので良しとしたい所。

 

5月1日(月)
朝から仕事。
出て来たからにはせめてどんどん終わらせたいと張り切るも、協力業者さんもお休み(こっちが正解だと思う)がチラホラいらっしゃって、そうだよねぇと思う。
ランチを跨いで遠出のアポの筈が土壇場にお昼休み終わりで出発に変更してしまい、普段は自作のおにぎりで済ませていて、同行者が適当に選んでくれるお店をアテにしていたので急に自分で食べるものを考えなければならなくなり、難民気分になってしまう。
食い意地は抜群なのに仕事の昼休みに出歩く煩わしさがそれを上回る矛盾した性格に我ながら振り回されている。
お店は沢山あれど、沢山あり過ぎて選べず、第一村人発見的に最初に視認したお弁当屋さんでテイクアウトした。
普段の昼食がおにぎりなのでしっかりした濃いめのお店の味に「こいつぁ、たまんねぇぜ…シャバの連中はいつもこんな美味えモンを食べてやがるのか…」と衝撃を受けるも、夜はコンスタントに外食やら惣菜やら飲み会なのでそんな人間が何を言ってるんだろうな、と本気で呆れてしまった。
前述した様に外に出たくないというインドア思考を職場で拗らせているだけなので因果応報というか、自作自演の域を出られない。
見始めたアニメ「進撃の巨人」でも塀の外へ行きたいってエレンもアルミンも言ってたけど、塀の内側に固執する自分が手に汗握って原作履修済みなのに頑張れ!って観てるのもよく解らん図式だな、と考えている間に昼休みは終わった。
アポ先に犬種の見当がつかないけど滅茶苦茶可愛い小型犬がいらして、打ち合わせ中に何度も様子を見に来てくれて撫でさせてくれるので「はい、頑張りますので」とか「大丈夫です。サボらずちゃんとやっておりますよ」とか話しかけてたら同行者に「私が休めそうなタイミングでアポを入れたが為にヤケになったのかと思って本当に怖かったです」と言われる。何でや。微笑ましい光景認定してくれてもいいでしょうが。
夜は飲みに誘われて行った。
フワちゃんのオールナイトニッポン指原莉乃さんがゲストの回が好き過ぎて何回も聴いていると言ったのに指原莉乃さんより渡辺麻友さんの方がスキャンダルに対する好感が持てるという、「そんな話してませんけども?」的な鞘当てを喰らい一触即発のムードになった。
どっちのスキャンダルもそもそも知らないし、そんな話してないし、どこから渡辺麻友さんを連れて来たんだ、勝手にフワちゃん帰らすなよ、と色々言葉を飲み込んで「酔っ払いは勝手に盛り上がるなぁ」に落ち着いた。
有給休暇を取得出来なかった人間はこうも荒んだ出勤日を送るのか、と思いながらも人の恋バナを延々聴かされて「ほな恋するフォーチュンクッキーやないかい」と、この場においてのみ効果は抜群だ!な即席チクチク言葉を捩じ込んでカウンター浴びせつつ、ヒット&アウェイ、ヒット&アウェイで和やかに会を楽しんだ。
帰宅後、歯磨き、洗顔、即寝。
お風呂に入るエネルギーが湧かなかったので、効果は抜群で足ガタガタ言わしてたのは僕の方だったのかも知れない。


5月2日(火)
今日も涼しい顔して出勤。
翌日に実家への帰省(電車で200円ちょっと)に備え、宅配ピザの予約を代行すると共に、姪っ子の入学祝いをATMにおろしに行くなど実に甲斐甲斐しい昼休みを過ごす。どうも、甲斐キャノンとは僕の方ですわ。
実家の最寄りに程良いキャパとメニューの飲食店が無かったので宅配ピザに妥協した。姪っ子がいないならお寿司も良いなと考えていたけれど、子供は揚げ物で懐柔せよとは先祖代々受け継がれてきた知恵である。文化を継承した姿を親に見せるのもまた親孝行というものである。
そういう経緯(と言う名の思い込み)でピザにしたけれど、親がどれくらい食べるか予想が付かず、かなり悩みながらのオーダーになってしまった。
親がこちらの胃の許容量を測れず、自分たちが養っていた頃の記憶を頼りに育ち盛り期の量を用意してしまうように、こちらも親がどれくらい食べるのか解らず、足らずか余るを繰り返してしまう。人間とは愚かな生き物だと神視点だと呆れるのだろうか。
何にしても同席する妹、姪っ子一家の食欲まで多角的に考えて最強デッキ(予定)を組んでオーダー。お会計9000円の大盤振る舞いでターンエンド!
仕事より達成感があるなと思いながら午後もパパッと業務をこなしてさっさと帰った。
帰りの電車はこれから帰省するのか、旅行に行くのか、はたまた大阪が目的地なのかスーツケースを携えた人が多くて賑やかで、こちらの気分も少し高揚しつつも混み合いっぷりには疲れてしまった。
夜は筋トレしながら進撃の巨人、水星の魔女、地獄楽を1話ずつ観て、最終章が手付かずだった「税金の世界史」を読み終えた。
何百年も前から自分と変わらない事で人類が振り回されていて、複雑になりつつも根本が変わった気はやっぱり全然しないという点において「周りの人たちの方が自分よりちゃんとしてそうに見えるけど、大体の人は自分と似たり寄ったりなんだな」という謎の感想を得る。
他にも色々思うところもあるけれど、野球と政治と税金の話は迂闊にしない方が良い。
この本に記された「(ブログ、動画配信などで世の中の租税回避を暴かんと叩くことに躍起になる人たちは)きわめて強力な動機に突き動かされているからだろう。その動機とは、不正撲滅のために力を尽くしているという意識であり、善と悪の闘いにおいて、道徳的に優位に立っているという意識である。」という一節は、SNS時代における炎上特定の動きにも当てはまって中々キツいものがあるなぁ、と思いながら寝た。


5月3日(水)
恐らくサッカーだと思うのだけれど、「サイドを上がれ!!!」ともの凄い檄を飛ばされて慌てて走るという夢をみた。
結末も覚えていないけれど、気分が良いものではない。
YouTubeをダラダラ観ていたらアメフトチームのvlogウェイトトレーニングを行う理由が語られており、ウェイト大好きなんだろうなと思っていた筋骨隆々の選手たちが全員口を揃えて「やらないで良いならやりたくない」と答えていたのが印象的だった。
怪我をしないため、プレーに活かす為に必要だからやっている、という話を見て、次元が違いすぎるのは百も承知ではあるが「服のサイズ変えたくないという理由が生じて渋々筋トレしてる僕も別に間違っている訳ではなかった」と変な共感を覚えて励まされたような気持ちになった。
良い天気だしいっちょ贅沢してやろうとスタバを経由して実家へ向かう。
ピザを食べて、姪っ子に入学祝いを現金で渡し、母である妹にもお祝いを現金で渡した。物入りだったろうから足しにしてくれたら、と思ってどう遣うかは任せた。親にもお祝いがあっても良い、と「全部くれたらいいのに…」と顔に書いてある姪っ子には言っても解らないだろうから既読スルーし、UNOやトランプなどで遊ぶなどした。
全額親に渡されずにお小遣いの聖域を守った僕にいつか感謝する日が来るぜ、くらいの気持ちで挑んだけどまあまあ普通に負けまくって悔しかった。手加減してないのに「あんなに包むんじゃなかった」と思うくらい負けた。
慣れない事をすると疲れるのか、帰宅後は延々とダラダラしてしまった。
Aマッソの加納愛子さんの小説「これはちゃうか」を読み、心地良い関西弁に憧れ、クスクス笑いながらも早寝。


またー。