性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

平成の夏の思い出が掘り起こされる花火大会(未参加)。

世は(夜は)大花火大会時代。
僕の住んでいる大阪でもこれを書いている今日、大阪最大の花火大会である淀川花火大会の当日を迎え、何故だかそんな日に限って休日出勤で尚且つアポ先が会場の最寄として名高い2つの駅を両方ハシゴするという運が悪いで済ませられない何者かの悪意すら感じるルートで炎天下を行ったり来たりさせられている。
バックにいる巨大で悪い組織の手引きを感じるものの僕の様な庶民を踊らせる必要性も掌も巨悪は持ち合わせていないと思うので主人公性が低いともう何もかも運の無さで片付けざるを得ないから困ったものだなと同行した同僚と2人、パピコを分かち合って擬似青春の1ページ、何とか混雑が極まる前にこの開催地エリアから脱したいといつになく真剣に働いた。普段から真剣さには定評があると思っているが、その3倍はやった感があるので「これがゾーンですかね」と言ったら室内にも関わらず頑張った達成感から頬が赤かったようで熱中症を疑われてスポーツドリンクをご馳走になった。
同僚は人混みを抜け切った後に「男が湘南乃風みたいな人が多過ぎてそうじゃない人を探す方が難しかった」という感想を残しており、何というかそういう趣向の人たちに特に愛される風物詩なのだと感じた。
花火大会だの地域のお祭りみたいなものにそこまでの興味が持てない寂しい大人なのでさっさと帰って電子書籍で漫画を買って読みたい。
ちなみに淀川の出店が出るエリアの河川敷は、翌朝たくさん小銭が落ちているそうで地域の人たちから「ゴールドラッシュ」と呼ばれて花火大会と同じくらい、いやそれ以上に待ち望まれているらしい。
子供が数千円分の小銭を拾ったという逸話を何度か聞いてきたし、最高額は3550円。もうそれバイトじゃん。
皆さんも夏の思い出をそれぞれのスタイルで作られてはいかがでしょうか。
ちなみに僕は昨年もこの花火大会の日に休日出勤の悲運から、夏の思い出が休日出勤になりつつありマジで夏の才能が無いという感じである。


最近、やたらと色んな人のラジオやポッドキャストを聴いていて、前にも書いたけど「こじらせ平成夜話」という平成のオススメコンテンツをプレゼンし合うポッドキャストを聴いており、その繋がりで平成の記憶が1つ思い出されたので記しておきたい。
因みに「こじらせ平成夜話」のオススメは仮面ライダー555の回で、観た事のない作品でも興味が湧く語り方で2回聴いた。
蘇った思い出というのが、夏期講習の出来事で、何なら休日出勤が君臨しかけている夏の思い出の頂にこのエピソードを据えたいくらいであるが、どっちもどっちなので決めかねている。
通っていた塾には、受験生は夏期講習の期間は数支店ある教室の中で一番大きな本校に集められて授業を受けるシステムがあり、中学3年生の頃にそれを体験したんだけど、それまでにも本校はテスト期間中に早くから開けてくれている利点があり度々利用しており顔見知りや話し相手くらいになる他校の生徒はたくさんいた。
その中で特に仲の良かった女の子に解らなかった部分を丁寧に教わってもらい、それがテストで解けた事があって、夏期講習で顔を合わせたらお礼をしようと思って授業を受けていた。
休み時間に鉢合わせた時に、お礼を述べ、その場の流れでお昼休みに差し入れでジュースを買ってくるわ、という事になった。
何でも良いとの事だったので自販機で売られていた紙パックのいちごオレを買って差し入れたのだけれど、その子が微妙な表情をして、その子の友達は何だか盛り上がっていた。
聞くに、その子の学校の購買でもいちごオレが売られており、それを異性にあげるのは好意の表れ、という謎の風習があるらしく、要するに「僕が彼女に告白した」という感じに受け取られてしまった様で、他校の中学生と思えない文化を知るわけもなく、弁明したものの受け入れられず、釈然とした気持ちでその日は終えた。
翌日、「ごめんね」という意思を込めて同名の微炭酸飲料をお返しでプレゼントされるという、何故か演出めいたお気持ちを具現化した贈り物で一方的に告白したことにされてフラれる、という出来事があった。
海外には日本で当たり前のことをが失礼だったり、誤解を引き起こす仕草や言葉があったりするけど、まあそれが校区が違うだけで存在した、ネットがまだまだ浸透していない頃ならではの話なのかな、と今なら思う。
でも告白してもないのに黒星を喫しているのは何とも虚しいものがある。
もう少しマシな夏の思い出を発掘しないと本気で夏が嫌になりそうなので、今年のお盆はあの頃聴いていた音楽なんかを聴き返してみようかなと思っている。
お盆休みが暇なのもあるけども。


またー。